JCBカードには全部で14種類あります。
- JCB一般カード
(一般カード) - JCBゴールド
(一般カードの上位) - JCBゴールド ザ・プレミア
(ゴールドカードの上位) - JCBプラチナ
(ザ・プレミアの上位) - JCB THE CLASS
(プラチナの上位/要インビテーション) - JCB CARD W/JCB CARD W plus L
(高還元率カード/39歳以下限定) - JCB CARD EXTAGE
(18~29歳向けの一般カード) - JCB GOLD EXTAGE
(18~29歳向けのゴールドカード) - JCB CARD R
(リボ払い専用カード) - JCBカード/プラスANAマイレージクラブ
(一般カード+ANAマイレージ) - JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ
(ゴールドカード+ANAマイレージ) - JCB法人カード
(一般カード+法人・個人事業主用カード) - JCBゴールド法人カード
(ゴールドカード+法人・個人事業主用カード) - JCBプラチナ法人カード
(プラチナカード+法人・個人事業主用カード)
このページでは、JCBプロパーカード14種類それぞれの特徴やデザインを比較・解説しました。
このページで紹介するのはJCB一般カードやJCB CARD WなどJCB発行の「プロパーカード」。
楽天カード(JCB)やイオンカードセレクト(JCB)など国際ブランドがJCBの「提携カード」が欲しい人はこちらのページをご覧ください。
目次
1分で分かる!JCBカード(プロパー)の種類一覧
JCBのプロパーカードにも、様々な種類があります。
まずは今回紹介する14種類のJCBカードの特徴を把握しておきましょう!
JCB一般カード- JCBカードの中でもっともスタンダード、かつ人気が高いカード。最近はハイスペックなJCB CARD Wに人気負け感はあるものの、世代を問わず通じる堅実なJCBプロパーカード。
JCBゴールド- 国内の主要空港ラウンジサービスが付帯し、旅行保険も超充実の自動付帯と標準的なゴールドカード。「JCBゴールドザプレミア」へのランクアップも魅力的。
JCBゴールド ザ・プレミア- JCBゴールドカード2年連続100万円以上の利用で取得できるカード。プライオリティ・パス付帯でクレカ好きの間ではコスパ最強カードと評される人気カード。
JCBプラチナ- プラチナカードにしてはめずしく直接申し込みOK。コンシェルジュなどのサービスも充実で、年会費は27,500円(税込)と現実的なので、ステータス重視の人におすすめな一枚。
JCB THE CLASS- インビテーション限定で発行できる、JCBプロパー最上位のカード。サービス面ではJCBプラチナとそれほど違いはないものの、ブラックカードのステータス性は極めて高い。
JCB CARD W/plus L- JCBの社運を賭けて2017年に登場した「年会費無料×高還元率カード」。39歳以下の全ての方、特にAmazonを使う人には絶対的な自信を持ってオススメしたい一枚。
JCB CARD EXTAGE- 18〜29歳限定の若者向け一般カード。年会費無料でランニングコストゼロ、最初の一枚としては申し分ないスペック。ただしポイント重視ならJCB CARD Wがおすすめ。
JCB GOLD EXTAGE- 20代限定の若者向けゴールドカード。年会費は3,300円(税込)と格安ながら、受けられるサービスはJCBゴールドとほぼ同水準。ランクアップの道筋も明確な一枚。
JCB CARD R- JCB発行のリボ払い専用カード。ポイント還元率が驚異の2%だが、リボ手数料を考慮すると実益性は低い。ただし審査に不安がある人は申し込んでみる価値アリ。
JCBカード/プラスANAマイレージクラブ- JCBカードにANAマイレージクラブカードの機能が搭載したカード。ただしANAマイルが“貯まりやすい”カードではないので、敢えて発行する必要はない。
JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ- JCBゴールドにANAマイレージクラブカードの機能が搭載したカード。ただしANAマイルが“貯まりやすい”カードではないので、敢えて発行する必要はない。
JCB法人カード- JCBの法人向けカードの中でも最もスタンダードなカード。法人向けサービスが付帯し、バックオフィス業務の負担が減るので個人事業主や法人経営者は持っておきたい。
JCBゴールド法人カード- JCBゴールドの特典に法人向けサービスが追加されたのがJCBゴールド法人カード。業績が伸びてきて、出張や接待が多くなってきた人にはおすすめしたい一枚。
JCBプラチナ法人カード- JCBプラチナカードに法人向けサービスが追加されたのがJCBプラチナ法人カード。接待や出張に便利なコンシェルジュサービスが付帯。
- グレードアップを目指す
→JCB一般カード - 39歳以下で還元率重視
→JCB CARD W - ゴールドカードが欲しい20代
→JCB GOLD EXTAGE - ステータス重視
→JCBゴールド
JCBプロパーカード全14種類
続いて、JCBカード一枚一枚のさらに詳しい内容をお伝えします。
カードごとに対象年齢や付帯サービスが異なるため、ご自身にあったカードを見つけてくださいね。
1.JCB一般カード
JCBの中でスタンダードな一枚。将来的にゴールド、プラチナとステップアップしたい方も、まずはここから。
- 海外◎
- スピード発行
- 電子マネー
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 1,375円(税込) | 0.5%~5.0% ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 |
JCBカードの中でもっともスタンダード、かつ人気が高いのが「JCB一般カード」。
カードの機能は必要最低限ですが、コツコツ使い続けるとゴールド→プレミアムゴールド→プラチナ→THE CLASSと最終的にはブラックカードのインビテーションがあります。
将来的に高ステータスなJCBカードの取得を目指したい人は、まずは審査基準が低めのJCB一般カードから始めると良いでしょう。
JCB一般カードはJCBスターメンバーズにも対応していて、年間の利用金額に応じて特典を受けられることも見逃せません。
利用金額30万円以上でもらえるポイントが10%アップ、50万円以上で20%、100万円以上で50%アップとなります。
またJCBが展開しているキャンペーンに応募する際も抽選口数が有利となり、利用金額30万以上で2倍、100万以上で4倍となります。
キャンペーンに当たりやすくなるので、JCB一般カードに入会したらどんどんJCBカードのキャンペーンにも応募しましょう。
ランキング4位の人気カード
ファイナンシャルプラスが独自に行ったアンケート調査ではJCB一般カードは「人気ランキング(総合)」で4位にランクイン。
質実剛健で信頼感のある印象どおり、50代や60代に所有者が比較的多い傾向がありました。
「最短翌日発行」の迅速な発行スピードも特徴的ですね。
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMO(もしくはnanacoポイント)に交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
2.JCBゴールド
国内主要空港ラウンジや、自動付帯の旅行保険なども充実したステータスカード。格式ある一枚。※最大還元率はJCB PREMO(もしくはnanacoポイント)に交換した場合
- ステータス
- スピード発行
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 11,000円(税込) | 0.5%~5% |
JCB一般カードのワンランク上に位置するのがJCBゴールド。
「人気ゴールドカードランキング」で5位にランクインした人気カードです。
JCBゴールドの年会費は11,000円と標準的な値で、ゴールドカードらしい保険やサービスが備わっています。
さらに上のランクである、JCBゴールド ザ・プレミアやJCBプラチナへのステップアップを狙って一旦JCBゴールドを持つ人も多いみたいですよ。
3.JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールドカード2年連続100万円以上の利用で取得できるカード、それがJCB ゴールドザ・プレミアです。
プライオリティ・パス(海外の高級空港ラウンジ使い放題)などJCBゴールドにはない上質なラグジュアリーサービスが追加。
年会費は通常のJCBゴールドより5,500円アップの16,500円ですが、利用額が年間100万円以上あれば免除されてJCBゴールドと同額の11,000円で保有可能です。
JCBゴールドザ・プレミアのプライオリティ・パスは「1回ごとの利用料はJCBが負担」というプレステージ会員と同等の条件で使えます。
プライオリティ・パスは、他のカードならプラチナカード以上に付帯することが一般的です。
年会費が実質11,000円となるJCBゴールドザ・プレミアはプライオリティ・パスが使える点だけでも非常にお得で、高い人気も頷けます!
JCBゴールドから取得を目指そう
JCBゴールドはカードフェイスの格好良さに定評があり、クレカ好きの間ではコスパ最強とも評される人気カードです。
JCBゴールドザプレミア届いた!かっこいい!! pic.twitter.com/UOlRy40ums
— ゆきち@住友林業-駅遠の民(´ω`) (@nyanco97) March 7, 2022
招待を受けなければ発行できない・直接の申し込みが不可のレアカードで、ステータス重視の方は取得したい一枚です。
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーション条件は「JCB ORIGINAL SERIES」のクレジットカードで2年連続100万円以上の利用をした方を対象としています。
JCBブランドでも提携カード(JAL JCBカード等)は対象外のため注意が必要です。
4.JCBプラチナ
- プライオリティパスに無料入会できる
- グルメ ベネフィットによる高級レストランでの優待
- JCBプラチナ会員限定のプラチナ・コンシェルジュサービスが24時間対応
- JCBプレミアムステイプランが提供する一流のホテルや旅館で会員限定サービスあり
- 最大限度額1億円の旅行傷害保険が付帯
JCBプラチナは、以前はインビテーション限定で取得難易度が高めでした。
しかし2017年よりJCBプラチナは直接申し込みOKになり、やや発行のハードルが下がりました。
JCBプラチナでは専用コンシェルジュはもちろん日常の細かなことに関しても利用できるため、生活のパートナーになり得るポテンシャルがあります。
JCBプラチナ会員向けの特典としてはプラチナ・コンシェルジュデスクの存在が魅力的で、旅行の手配や予約など様々な相談が24時間・365日いつでも可能です。
自分でネットなどを使って調べても見つからないようなお得情報や特別なサービスなどを受けられる可能性もあるので、JCBプラチナに入会したらどんどんプラチナ・コンシェルジュデスクを活用してみてください。
コンシェルジュ使いこなすこと前提ならJCBプラチナ申し込むはアリだよね。
しかも年会費25000円とかリーズナブル。— なまにぃ (@NamaKnee) June 1, 2019
JCBプラチナの年会費は27,500円と、プラチナカードとしては標準レベルです。
JCBプラチナの入会審査は様々な情報を踏まえつつ総合的に入会可否を判断されますが、年収は500万円以上が目安です。
サービス充実・高コスパのハイクラスカードが欲しい方は、JCBプラチナの申し込みをしてみましょう!
5.JCB THE CLASS
JCBカードの最高ステータスカード、それがブラックカードのJCB ザ・クラスです。
JCB ザ・クラスの年会費は55,000円とブラックカードにしては安く、年に1回豪華商品を獲得できるサービス「メンバーズセレクションサービス」を使えば年会費は実質半額にまで下げられます。
また、JCBザ・クラス専用特典としてプライオリティ・パスのラウンジで同伴者が1名まで無料になりますよ。
JCBプラチナとのその他の違いはとくにありませんが、JCB ザ・クラスはインビテーション限定のためステータス性が非常に高く、JCBユーザーの誰しもが憧れるカードです。
獲得するには「インビテーション=招待」が必要
JCB ザ・クラスは直接の申し込みが不可で、発行にはインビテーションを受ける必要があります。
JCBザ・クラスは、JCB ORIGINAL SERIES対象の「JCBプラチナ」「JCBゴールド ザ・プレミア」「JCBゴールド」をご愛用の皆様のなかで、一定の条件を満たした方をご招待いたします。
出典:JCBカード公式サイト
詳細なインビテーション条件は公式サイトで公表されていません。
JCBゴールドザ・プレミアやプラチナを100万円単位など高額利用していれば、JCB ザ・クラスにも招待されやすくなると言われています。
JCB THE CLASS受け取ったので、ざっくり流れ書きます。2年ちょっとだし、プラチナでもないけど、ゲットできました💮
— タクヤ@Simplist (@TaKuYa58_) December 23, 2018
2016/08 ゴールド取得
2018/02 プレミア取得
2018/11 インビテーション到着
2018/12 ザ・クラス取得
2016 スターα PLUS
2017 ロイヤルα PLUS
2018 ロイヤルα PLUS(かもしれない) pic.twitter.com/Q1kykxavHv
JCB ザ・クラスはブラックカードの中でも年会費が一般の人でも払える常識的な範囲内なので、充実したサービスを受けたいなら目指してみる価値はあるでしょう。
6.JCB CARD W/JCB CARD W plus L
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMO(もしくはnanacoポイント)に交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
JCB CARD Wは年会費が無料な上に、他のJCBカードの2倍のポイントが貯まる、新進気鋭なカードです。(2019年8月当サイト申込数3位)
JCB CARD Wは申し込み対象が39歳以下限定ですが、その分審査のハードルは低く学生でも申し込みできます。
Amazonでの還元率が2.0%と高いなどJCB CARD Wの特典には目を引くものがあり、年会費無料でランニングコストがかからないためAmazon用のサブカードとして発行する人も多くいます。
JCB CARD Wはスタバやセブンイレブンをはじめとした実店舗でも優待が受けられるので、生活費の支払いにも適したカードですよ。
年会費無料・高還元のJCB CARD Wがあれば現金不要、カード1枚でお得な支払いができるので、キャッシュレス決済にどんどん活用してみてください。
JCB CARD Wに限ったことではありませんが、iPhoneやAndroidスマホに登録するなどして端末のタッチで手軽に支払いができるQUICPay決済をすることもできます。
またJCB CARD WなどのJCBカードはセキュリティ対策も万全、不正利用は24時間・265日いつでもチェックしてくれることも見逃せません。
サービス・機能・セキュリティ対策すべてがしっかり充実しているということで、初めてのクレジットカード・初めてのキャッシュレス決済手段に年会費無料のJCB CARD Wを選んでみてはいかがでしょうか。
JCB CARD W plus L(女性向けの特典付帯)もある
女性向けの「JCB CARD W plus L」というカードもラインナップされています。
“LINDAサービス”といって、美容やトラベルの優待や、女性向けの保険のオプションサービスに加入できるのが通常のJCB CARD Wとの大きな違いです。
- リンダリーグ:エステやコスメの割引や優待を受けられる女性向けのWebサービス
- お守リンダ:ストーカー被害の損害保証など“女性の安心”を追求したサービス
- 女性疾病保険:乳がん・子宮筋腫・妊娠時の合併症など女性特有疾患にかかる入院費や手術日を補償
その他のサービス面ではJCB CARD Wと特に違いはなく、年会費も無料で還元率も変わりません。
特典やデザインが気に入ったなら、JCB CARD W plus Lを選ぶとよいでしょう。
7.JCB CARD EXTAGE
学生や20代の方向けのカード。JCB一般カードよりポイント還元率も高く、初めての一枚としては十分な機能。
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 0.5%~2.5% |
18〜29歳限定の若者向けカード、それがJCB CARD EXTAGEです。
JCB CARD EXTAGEは年会費無料で、還元率は0.75%と通常の1.5倍の高さです。
JCB CARD EXTAGEは審査基準も優しめで学生もOKであるため、若者からの支持はJCB一般カードよりも大きいです。
しかし2017年に還元率常時1.0%超のJCB CARD Wが登場(学生もOK)したことで、還元率で選ぶならJCB CARD EXTAGEを選ぶメリットはやや薄いかもしれません。
8.JCB GOLD EXTAGE
29歳以下限定の若者向けJCBのゴールドカード。入会後3ヶ月間はポイントが3倍、4ヶ月目以降は1.5倍。
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 3,300円 | 0.5%~2.5% |
20代限定のゴールドカード、それがJCB GOLD EXTAGEです。
JCB GOLD EXTAGEは年会費が3,300円と格安ながら、受けられるサービス・保険はJCBゴールド(年会費1万円)に遜色ないほど充実しています。
JCBゴールド |
JCB GOLD EXTAGE |
|
---|---|---|
年会費(税込) | 11,000円 | 3,300円 |
海外旅行保険 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
空港ラウンジ | 国内主要空港 | 国内主要空港 |
さらに「入会から5年後に通常のJCBゴールドへ自動切替」とランクアップの道も明確なので、将来を見据えてカードを持ちたい20代におすすめですよ。
9.JCB CARD R(リボ払い専用)
JCBオリジナルシリーズのリボ払い専用カード。年会費無料&高還元率、WEB申し込み限定。
- 独自審査
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 2.0%~6.5% |
JCB CARD Rは年会費無料の「リボ払い専用クレジットカード」です。
いわゆる“リボ専”と呼称されるラインナップで、支払いが自動的に全てリボ払いになるクレジットカードです。(一括払いやその他の分割払いは不可)
ポイント還元率は他のJCBカードのなんと4倍(還元率2.0%)ですが、それ以上に利息がかかるので、決してお得なカードとは言えません。
審査に不安がある人は申し込む価値アリ
リボ払い専用カードは手数料が発生しやすく、カード会社からすれば収益性が高いカードです。
あくまで勝手な推測ですが、一枚発行あたりの収益率が高くなれば温情発行のハードルも低くなるのではないかと考えられますね。
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
出典:JCBカード公式サイト
実際に申し込み条件で学生などに言及していることからも、入会ハードルは低めと言えそうです。
審査に不安がない場合は、同じJCBならJCB CARD Wの方が良さそうです。(わざわざリボ専じゃなくていい)
10.JCBカード/プラスANAマイレージクラブ
JCBカード/プラスANAマイレージクラブは、JCBカードにANAマイレージクラブカードの機能が搭載したカードです。
JCBカード/プラスANAマイレージクラブの基本的なサービスや保険はJCB一般カードと変わりませんが、ANAマイレージクラブカードならではの特典が付帯されています。
- スキップサービス(空港で搭乗手続きがいらない)
- フライトでマイルが貯まる
- ANAマイレージクラブ提携パートナーでマイルが貯まる
マイルが貯まりやすいわけではない...
JCBカード/プラスANAマイレージクラブでは、ANA便の搭乗でフライトマイルが貯まります。
“複数のカードを一つにまとめられる”が売りで、支持者も一定層はいるんですが、個人的にはどっちつかずな印象が強いですね…。
AMCカードはスマホアプリで代用できますし、ANAマイルが“貯まりやすい”カードではないので、敢えてJCBカード/プラスANAマイレージクラブを発行する必要はないのかな、と思います。
11.JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ
JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブカードは、JCBゴールドカードにANAマイレージクラブカードの機能が搭載されたカードです。
基本的にはJCBカード/プラスANAマイレージクラブのゴールドカード版と捉えればOKで、こちらも発行するメリットはあまりないです。
12.JCB法人カード
あらゆるビジネスシーンをサポートする価値ある法人カード。日々の経費利用や出張でポイントが貯まる。
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 1,375円 | 0.5%~1.25% |
JCBの法人向けカードの中でも最もスタンダードなのが「JCB法人カード」です。
JCB一般カードに以下のような法人向けサービスがついたと考えればOK。
骨が折れる経費管理も楽になり、バックオフィス業務の負担が減るので個人事業主や法人経営者はJCB法人カードを持っておきたいですね。
13.JCBゴールド法人カード
JCBゴールドの特典に法人向けサービスが追加されたのがJCBゴールド法人カードです。
JCBゴールド法人カードは年会費が高くなる分、JCB法人カードにはない以下のサービスが追加されています。
- 国内空港ラウンジサービス
- JCBゴールドグルメ優待サービス
- ゴルフエントリーサービス
- 旅行保険
業績が伸びてきて、出張や接待が多くなってきた人にはおすすめしたい一枚ですね。
14.JCBプラチナ法人カード
JCBプラチナ法人カードは、JCBプラチナカードに法人向けサービスが追加された選択肢です。
JCBゴールド法人にさらにラグジュアリーなサービスが追加された一枚です。
- プラチナコンシェルジュデスク
- グルメ・ベネフィット
- プライオリティ・パス
- 旅行保険
会食や接待、出張の予約など面倒な業務は、専用のコンシェルジュサービスに丸投げすればかなり楽になりますよ。
JCBカードを持つ5つのメリット
JCBプロパーカードを所有するメリットには、以下の5つが挙げられます。
- ステータス性抜群で信頼度◎
- スタバやセブンイレブンで還元率アップ
- Amazonなどネットショッピングで還元率アップ
- サポート窓口「JCBプラザ」で海外でも安心
- OkiDokiポイントは交換先が豊富で使い勝手◎
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ステータス性抜群で信頼度◎
日本初の唯一の国際ブランドである「JCB」は、その歴史的な価値から世間からの信頼度は◎。
1961年にJCBの前身である日本クレジットビューロー(略称JCB)が国内2番目のクレジットカード会社として設立されました。
その後1981年に海外へ進出を果たし世界から認知されているため、JCBが直接手がける「JCB ORIGINAL SESRIES」はステータス性がかなり高いです。
特にJCB一般カードやJCBゴールドカードは、同ランクの他のクレジットカードと比較しても信頼度・ステータス共に群を抜いていますよ。
2.スタバやセブンイレブンで還元率アップ
「JCB ORIGINAL SERIES パートナー」でJCBカードを使ってショッピングをすると、ポイントが数倍貯まります。
対象店舗には実店舗が多く、スタバやセブンイレブンも含まれており、普段使いでもポイントが貯まりやすそうですね。
店舗 | 合計還元率 |
---|---|
セブンイレブン | 2.0% |
Amazon | 2.0% |
一休.com | 1.0% |
スターバックス* | 5.5% |
高島屋 | 1.5% |
ビックカメラ | 1.0% |
ワタミグループ店舗 | 2.0% |
ニッポンレンタカー | 1.0% |
*スタバはスターバックスカードのチャージがポイントアップ対象
上記はJCBで高還元となる特約店の一例です。
他にも飲食店やショッピングモールなど、2022年4月現在58ブランドが特約店として高還元の対象ですよ。
3.Amazonなどネットショッピングで還元率アップ
JCBカードでは会員専用のポイントモール「OkiDokiランド」を経由したネット通販で還元率が最大20倍アップします。
提携店舗数400以上、ポイント最大倍率は20倍です。
ショッピングのほかにもCM動画を視聴したり、アンケートの回答をしたりすることでもポイントがもらえるので、楽しみながらOki Dokiポイントを貯められます。
通販サイト | 合計還元率 |
---|---|
Amazon | 2.0% |
Yahoo!ショッピング | 1.0% |
ヤフオク | 1.0% |
ベルメゾンネット | 1.0% |
JTBトラベル | 1.0~1.5% |
エクスペディア | 1.5~2.0% |
伊勢丹オンライン 高島屋オンライン 阪急オンライン 小田急オンライン 成城石井.com 大丸松坂屋オンライン 近鉄百貨店ネットショップ |
1.0% |
イオンショップ | 3.0% |
なかでもAmazonでの還元率には目を引くものがあり、JCB CARD Wを使うと還元率は2.0%とAmazon公式クレカに遜色ないほどポイントが獲得できますよ。
4.サポート窓口「JCBプラザ」で海外でも安心
JCBの海外旅行サポート窓口、「JCB PLAZA」を使えます。(国際ブランドがJCBならもれなく使えます!)
JCBプラザでは現地で観光情報案内を受けたり、ホテル・レストランの予約、そしてカード紛失時の対応をしてもらえたりなど、あらゆるシチュエーションをサポートしてくれます。
さらに、一部主要都市(アメリカ・韓国・台湾・中国・シンガポール・タイ・フランス)には「JCB プラザ ラウンジ」が設置されており、空港ラウンジのようなサービスを受けられます。
5.OkiDokiポイントは交換先が豊富で使い勝手◎
JCBプロパーカードで貯まるポイントはJCBの「Oki Dokiポイント」です。
Oki Dokiポイントは、たくさんの提携ポイントと交換可能です。
必要な最小ポイント | 交換先の単位 | |
---|---|---|
楽天ポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
Tポイントへの交換 | 500ポイント | 2,000ポイント |
Pontaポイントへの交換 | 250ポイント | 1,000ポイント |
dポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
WAONポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
Walletポイントへの交換 | 200ポイント | 800ポイント |
nanacoポイントへの交換 | 200ポイント | 1,000ポイント |
ANAマイルへの交換 | 500ポイント | 1,500マイル |
JALマイルへの交換 | 500ポイント | 1,500マイル |
交換レートこそ揺らぎがありますが、交換先の豊富さは光るものがあります。
上記表はOki Dokiポイント→他社ポイントへの交換レートですが、もちろんこれはごく一部。
交換先はiTunesやGoogle Playのギフトコード、ディズニー系のオリジナルグッズなどなど多岐に渡るので使い道には困りませんね!
またAmazonでも、Oki Dokiポイント1ポイント=3.5円分としていつでも支払いに利用可能となっています。
JCBカードの2つのデメリット
JCBカードのデメリットは大きく分けて2つあります。
- 基本還元率がいまいち
- VISAやMastercardより加盟店数が少なく海外での使い勝手△
発行前に確認しておきましょう。
1.基本還元率がいまいち
JCBカードの還元率は0.5%と、楽天カード(還元率1.0%)などいわゆる“高還元率カード”と比較するとかなり低めです。
なかにはJCB CARD Wのように基本還元率が1%と高いカードもありますが、基本的には一般カードでもゴールドカードでも同じく0.5%。
しかし以下のように還元率アップのチャンスがたくさんあるので、実は思っている以上にポイントが貯まりやすいかもしれません。
- 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」でポイント倍〜
- 「OkiDokiランド」経由のネットショッピングでポイント倍〜
- 年間利用額に応じたボーナスポイントがある(JCB STAR MEMBERS)
年間利用額に応じたボーナスポイントがある(JCB STAR MEMBERS)
なかでも還元率アップに期待できるのが、年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる「JCB STAR MEMBERS」というサービス。
例えばJCBゴールドでは最大で0.8%とまずまずの高還元率に。
300万円以上使うのはなかなか難しいですが、100万円くらいなら現実的。還元率は0.75%になるので、ポイントが貯まりやすい部類になりますね。
しかしそれぞれのカード特典で還元率がアップするサービスが付帯しているので、気にしなくてOKです。
- JCB CARD EXTAGE→エクステージボーナス(還元率0.75%)
- JCB GOLD EXTAGE→エクステージボーナス(還元率0.75%)
- JCB CARD W/plus L→常時ポイント2倍(還元率1.0%)
- JCB CARD R→リボ手数料発生でポイント4倍(還元率2.0%)
2.VISAやMastercardより加盟店数が少なく海外での使い勝手△
当たり前の話ですが、JCBカードで選択できる国際ブランドはJCBのみ。
JCBはやはりVISAやMasterCardと比較すると、加盟店が圧倒的に少なく、海外だと決済できない地域も多いです。
海外旅行にJCBゴールド1枚で行く、というのはおすすめできません。
海外旅行の際はVISAやMastercardの、他のクレジットカードも用意してJCB非加盟店での支払いができるようにしておきましょう。
JCBカードは、国内での使い勝手は抜群
確かに海外では使い勝手が決して良くないJCBですが、国内での利便性は抜群。
日本発の国際ブランドということもあり、ほとんどのカード決済可能店舗でJCBカードを利用できます。
15〜20年前まではJCBしか使えない店も多かったみたいです。(主に地方都市)
逆に最近ではVISA・MasterCardしか使えない店も増えてきているみたいですが、カード決済の守備範囲を広げるという意味では、JCBのカードを1枚持っておいていいと思います。
つまり、アメックス・ディスカバーカードを使えるところなら、JCBでも決済できるわけです。
ディスカバーカードはアメリカで主要な国際ブランドなので、JCBカードでもアメリカくらいなら使いやすそうですね。
ハワイ・グアム・台湾などは加盟店が多く使いやすい
世界全地域で考えるとJCB加盟店は少ないですが、日本人がよく観光にいく、ハワイやグアム・台湾・韓国はJCB加盟店はかなり多いです。
“海外ならこのあたりしか行く予定ないなー”という感じならJCBゴールドでも不自由を感じることは少ないでしょう。
海外出張が多い、旅行大好き、という人はやはりVISAかMasterCardブランドのカードを持っておきたいところです。
結論:おすすめのJCBカードはどれ?
当然ですが人によってどのJCBカードがおすすめかは違ってきます。
ただ、大まかな基準としては以下のように選択肢を絞れます。
- グレードアップを目指す
→JCB一般カード - 39歳以下で還元率重視
→JCB CARD W - ゴールドカードが欲しい20代
→JCB GOLD EXTAGE - ステータス重視
→JCBゴールド
グレードアップを目指していくなら「JCB一般カード」
維持費をかけず、スタンダードなカードが欲しい人は「JCB」一般カードがおすすめです。
JCBの中でスタンダードな一枚。将来的にゴールド、プラチナとステップアップしたい方も、まずはここから。
- 海外◎
- スピード発行
- 電子マネー
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 1,375円(税込) | 0.5%~5.0% ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 |
JCBゴールドの審査に今はまだ自信がない人も、まずはJCB一般カードで利用実績を積むのが取得の近道なはずです。
39歳以下なら「JCB CARD W」
一般カードが欲しい人の中でも、39歳以下なら1%高還元となるJCB CARD W一択です。
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMO(もしくはnanacoポイント)に交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
JCB CARD Wにおけるポイントの貯まりやすさは数あるJCBプロパーの中でも群を抜いており、還元率は楽天カードに匹敵するほど。
一度取得さえしてしまえば40を過ぎても使い続けられるので、早め早めの申し込みを!
20代でゴールドカードが欲しいなら「JCB GOLD EXTAGE」
20代でゴールドカードが欲しい人は、JCB GOLD EXTAGEがおすすめです。
29歳以下限定の若者向けJCBのゴールドカード。入会後3ヶ月間はポイントが3倍、4ヶ月目以降は1.5倍。
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 3,300円 | 0.5%~2.5% |
条件的には20代でもJCBゴールドを申し込みできますが、やはり審査難易度は高いですし、年会費も1万円と高額です。
年会費が3,300円・初年度無料で負担が軽いゴールドカードの、JCB GOLD EXTAGEを選ぶのがおすすめですよ。
ステータス重視なら「JCBゴールド」
30を超えているなら、やはりJCBゴールドがおすすめです。
国内主要空港ラウンジや、自動付帯の旅行保険なども充実したステータスカード。格式ある一枚。※最大還元率はJCB PREMO(もしくはnanacoポイント)に交換した場合
- ステータス
- スピード発行
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 11,000円(税込) | 0.5%~5% |
正直なところ“お得さ重視”の人には、楽天プレミアムカードなど他におすすめできるカードがあります。
しかしJCBブランドという高い信頼性を求める人、また将来的にJCBのハイステータスカードを取得したい人にはJCBゴールドがピッタリでしょう。