クレジットカードでANAマイルを貯めたい!でも、どれを選ぶのがお得かサッパリですよね。
しかし実は、ANAマイルが貯まる仕組みを理解すれば意外とカンタンです。
ANAマイルを貯める方法は大きく分けて2つ。
- ANAのフライトで貯める
- ポイントをANAマイルに交換する
このうち1、2をクレジットカード一枚でできるのがANAカード。
2でおすすめなのが、アメックス発行の提携カードと年会費無料の高還元率クレジットカードです。
このページではANAマイルが貯まりやすいクレジットカードを、ANAカード・アメックス・年会費無料の3つに分類してランキング形式で紹介します。
目次
ANAマイル還元率一覧
ANA To Me CARD PASMO JCB (ソラチカカード) |
ANA ワイドゴールドカード(VISA・Master) | ANA ダイナース | Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム | ANA アメックス ゴールドカード | アメックススカイトラベラーカード | ANA アメリカン・エクスプレス・カード | アメックス・ゴールド・カード | オリコカードザポイント | JCBカードW | 楽天カード | |
マイル還元率 | 0.5〜1% | 1〜2% | 1〜1.2% | 1〜3% | 0.33〜1.5% | 0.33〜3% | 0.33〜1.5% | 0.33〜1% | 0.6% | 0.6% | 0.5% |
搭乗マイル(加算) | ×10% | ||||||||||
継続マイル | 1,000 | ||||||||||
年会費 | 初年度無料 2年目以降2,200円 |
15,400円 | 29,700円 | 49,500円 | 34,100円 | 11,000円 | 7,700円 | 31,900円 | 無料 | 無料 | 無料 |
サービス | 3種のポイントが貯められる | ||||||||||
新規入会キャンペーン | 最大19,000マイル相当プレゼント |
マイルが貯まる!ANAカードおすすめランキング
ひとくちにANAカードといっても、種類が多すぎて全てを紹介するのはなかなか難しいです。
そこで、特にANAマイルが貯まりやすいカードに絞って、おすすめ順に紹介します。
順位はあくまでファイナンシャルプラス編集部の独自の基準です。
1位:ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
ポイントサイトでのポイ活→ANAマイルを貯めるなら必携の一枚。PASMO一体型で通勤・通学にも。
- マイラー
- 電子マネー
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 2,200円 | 0.50~1.00% |
陸マイラーなら必携!とも言われるのがANA To Me CARD PASMO JCB。(通称ソラチカカード)
年会費も2,200円(税込)と安めなので、日々の生活でコツコツマイルを貯めたい人はこれで決まりです。
クレジットカードやポイントサイトなどを利用して、効率的にマイルを貯めています。
ANAマイル初心者におすすめ
ただふつうに使っても、国内の特典航空券にはわりと早く漕ぎ着けます。
ANAカード入門としては最適なカードで、無理せずコツコツマイルを貯めたい人におすすめです。
2位:ANAワイドゴールドカード(VISA・Master)
1.0~1.6%の基本マイル還元率を実現でき、フライトボーナスマイルも高め。SFCを目指す人にもおすすめ。
- マイラー
- 海外
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
15,400円 | 15,400円 | 1.00%~2.0% |
ANAマイルを貯められるクレジットカードの中でも、最強と名高いのがANAワイドゴールドカード。
“年会費とマイルの貯めやすさのバランス”がとにかく最強なんです。(1位でもいいが、年会費が高いので2位に)
とにかくマイルが貯まる
ANAワイドゴールドカードは、ショッピングでもANAのフライトでも、とにかくマイルが貯まります。
- ANAマイル還元率最大1.6%(口コミの情報なので怪しい。サイトによっては2.0%が最大となっているところも)
- カード継続で毎年2000マイル
- フライトマイルが25%アップ
- マイ・ペイすリボに登録
- ソラチカカードを保有
- 年間300万円以上使う
通常でもANAマイル還元率1.0%とお得なことには変わりないですが。
マイ・ペイすリボに登録でさらにお得
「マイ・ペイすリボ」と「Web明細」に登録すれば年会費を15,400円(税込)→10,450円(税込)に値下げが可能。
ただでさえANAゴールドカードの中で最も年会費が安いのに、これはお得です。
しかし「毎月の支払い額>利用額」になるように設定すれば、手数料を無料に。
うまく使いこなせるようになれば意外と怖くないです。少しの手間で大幅に年会費を削減できますよ。
スーパーフライヤーズカードを目指せる
ANAワイドゴールドで利用実績を積むと、「スーパーフライヤーズカード(SFC)」に切り替わります。
ビジネスクラスやファーストクラスのサービスを受けられるようになるんです。
裏を返せば、そこまでやる価値があるほどSFC会員はお得なんですね。
3位:ANAダイナース
ひとりひとりに合わせた限度額で、高額出費でもANAマイルがどんどん貯まる。これ1枚で至福のひとときを。
- 海外◎
- マイラー
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
29,700円 | 29,700円 | 1.00% | - |
年会費こそ高いものの、それ以上のベネフィットがあるので3位に。
由緒ただしきダイナースのブランド力、“選ばれた人しか持てない感”が人気の一枚です。
高額出費でもマイルを貯められる
ANAダイナースカードは一人ひとりの経済力に合わせて限度額を設定。
人によっては、海外旅行や結婚式、自動車などの高額出費もカード払いでき、マイルを貯められます。
細かいことを気にせずにガンガンマイルを貯めたい、そんなリッチな思考の人におすすめです。
ANAカードのメリット
本項では、ANAカードを使うことで得られるメリットとデメリットを紹介していきます。
ANAカードのメリット
ANAカードはANAを使って頻繁に旅をする人はもちろん、そうでない方にもいっぱいメリットが存在するカードです。
マイルやVポイントが貯まる
ANAカードを使う中で最も大きなメリットはこのポイント還元の部分といえます。
ANAの航空機に搭乗した際と、ANAカードの提携店で支払いを行った場合にはマイルが貯まります。その他の店舗での利用の際はVポイントが貯まるため、日常使いにも最適です。
加えて、ANAカードマイルプラス加盟店で利用すると、マイルとVポイントの両方取りをすることができます。
ANAを使うとボーナスマイルが貯まる
ANAの航空機を利用すると、通常のマイルに加えてボーナスマイルがもらえます。ANAの利用が多い人は、ぜひとも入会しておきましょう。
さらに、カード新規入会時や継続時には1000ボーナスマイルがもらえるのも、うれしいポイントです。
提携サイトやお土産店にておトクに商品が買える
ANAの機内販売や空港内お土産店「ANA FESTA」での支払いにANAカードを使うと、5~10%の割引を受けることができます。
他にも、ANAのショッピングサイト「ANAショッピング A-style」などのWebショッピングでも割引があります。
海外旅行保険が付帯している
ANAカードには海外旅行保険が自動付帯しているため、持っているだけで保険に入ることが可能です。
国内旅行は対応していませんが、海外旅行の際には心強いメリットだといえます。
ANAカードのデメリット
上記のようにメリットの多いANAカードですが、通常カードの年会費が無料なのは初年度のみという点には注意が必要です。
年会費無料でクレジットカードを持ちたい人は気をつけましょう。
ANAマイルへの交換がお得!アメックスカードランキング
ANAマイルが貯まりやすいアメックスカードをおすすめ順にランキング形式で紹介します。
「ANA×アメックス」のタイアップカード(ANAアメックスカード)も紹介しているので注目です。
1位:Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム
高級ホテルとアメックスが提携した、多彩な特典が光るステータスカード。JALマイラーにも◎。
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
49,500円 | 49,500円 | 1.00~3.00% | - |
アメックスカードの中で一番のおすすめがMarriott Bonvoy アメックス・プレミアムです。(正直なところANAアメックスゴールドと迷いましたが)
理由としては単純。ANAマイルを貯める上で重要な条件を全て満たしているからです。
ANAマイル還元率 | 常時1%(60,000ポイントまとめて移行すると1.25%) |
---|---|
ANAマイル移行手数料 | 無料 |
ANAマイル移行上限 | なし |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ここで唯一ネックになりそうなのが、49,500円(税込)の年会費ですね。
今まで無料のカードや、一般的なゴールドカード(1万円)を使っていたなら、相当高く感じますよね。
ただ、意外と元を取るのは簡単なんです。
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムは年会費をペイしやすい
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムは高級ホテルグループ(マリオット)との提携カード。
そのため、毎年カードを継続するたびに無料宿泊特典がもらえます。
しかも2名分なので、これだけで年会費をペイできちゃいます。
2位:ANAアメックスゴールドカード
強力なフライトボーナスマイル(25%)、常時1.0%のANAマイル還元率を誇るアメックス提携ゴールドカード。
- マイラー
- 海外
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
34,100円 | 34,100円 | 0.50~3.00% | - |
SPGアメックスと同様、適正条件を満たしているのがANAアメックスゴールドカード。
ANAマイル還元率 | 常時1% |
---|---|
ANAマイル移行手数料 | 無料 |
ANAマイル移行上限 | なし |
ポイント有効期限 | 無期限 |
万人受けするか?と言われると微妙なので惜しくも2位に。(名前通りANA便のヘビーユーザーにメリットのあるカードなので...)
ANA便フライトでとにかくマイルが貯まる
ANAアメックスゴールドカードの1番の魅力は、フライトボーナスマイル積算率の高さ(40%)です。
例えば、以下の条件でフライトしたとします。
- 東京→ニューヨーク間(区間基本マイル6,700)
- エコノミークラス(積算率100%)
これだけで9,380マイル貯まります。具体的に言うと、東京・大阪を往復できちゃうくらいのマイル数です。(言語化すると、恐ろしいくらいですね...)
ボーナスマイル=6,700マイル×100%×40%=2,680マイル
6,700+2,680=9,380マイル
ANAカード部門1位のANA ワイドゴールドカード(25%)よりも高い積算率ので、出張族などとにかく飛行機に乗る回数が多い人は(月1国際便くらいのペース)ANAアメックスゴールドがオススメです。
3位:アメックススカイトラベラーカード(※既存の所有者向け)
[get_Card card_id="16"]移行手数料が5,500円(税込)、移行上限もあるので、評価は少し低めの3位に。
ANAマイル還元率 | 常時1% |
---|---|
ANAマイル移行手数料 | 無料 |
ANAマイル移行上限 | なし |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ただ、人によってはSPGアメックスやANAアメックスゴールドよりもマイルを貯めやすいカードです。
しかし、当カードは2021年9月30日をもって、新規申し込みが終了しました。(プレミアムも含め)
カード自体は継続しているため、すでに利用されている人のみが参考にしてください。
28の航空会社でポイント3倍
というのもアメックススカイトラベラーではANAを含め、28の航空会社のチケット購入でポイントが3倍に。
「航空会社にこだわりはない!(ANAの飛行機じゃなくてもいい)」
そんな人には、好都合ですね。
また、貯めたポイントも15の航空会社のマイルに交換できるので、どのマイルを貯めるか決め兼ねている人にもおすすめです。
上位ランク:スカイトラベラープレミアム
毎年50万円ほど航空券を購入するなら、ワンランク上のプレミアムカードがおすすめ。
スカイトラベラー | スカイトラベラープレミアム | |
---|---|---|
年会費(税別) | 11,000円 | 38,500円 |
航空券購入時のマイル還元率 | 3.0% | 5.0% |
国内旅行保険 | 2,000万円 | 5,000万円 |
海外旅行保険 | 3,000万円 | 5,000万円 |
手荷物宅配サービス | 成田・中部・関西 | 羽田・成田・中部・関西 |
ショッピングプロテクション | 最高200万 | 最高500万 |
リターン・キャンセル・オーバーシーズ | × | ○ |
継続ボーナス | 1,000マイル相当 | 5,000マイル相当 |
海外旅行保険も充実しているので、これ1枚で安心です。
4位:ANAアメックスカード
年会費が安く、ANAマイラー入門に最適。
- マイラー
- 独自審査
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
7,700円 | 7,700円 | 1.00~1.50% | - |
ANAマイルを貯められるアメックスカードの中で、ダントツ年会費が安いのがANAアメックスカード。(2位のANAアメックスゴールドの下位カードです。)
以降手数料が6,600円(税込)かかるため、4位と少し低めにランク付けしました。
ANAマイル還元率 | 常時1% |
---|---|
ANAマイル移行手数料 | 6,600円(税込) |
ANAマイル移行上限 | 年間4万マイル |
ポイント有効期限 | 実質なし |
その他の点では結構優秀で、“年会費を抑えて国際線の特典航空券を獲得したい”人には1番おすすめです。
5位:アメックスゴールドカード
※ゴールド・カードは新規受付終了しました。以下は2024年2月19日以前の内容です
日本初のゴールドカードで、今も昔もステータスカードの代名詞と言える。手厚いサポートや豊富な特典も大きな魅力。
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
31,900円 | 31,900円 | 0.33~1.00% | - |
正直“ANAマイルを貯める”ことに関しては、あまり優れていないです。
ANAマイル還元率 | プラス3,300円(税込)の年会費で1% |
---|---|
ANAマイル移行手数料 | 5,500円(税込) |
ANAマイル移行上限 | 年間4万マイル |
ポイント有効期限 | 実質なし |
ただアメックスゴールドの魅力は、ANAマイルがどうこうじゃないです。
とにかくステータスが高い
クラシカルなステータス性は今も健在。(バブル期はお金持ちの象徴とも)
実際、ファイナンシャルプラスが独自に行ったアンケート調査では「かっこいいゴールドカードランキング」で第1位に。
「ANAマイルはついでくらいでいいや!」という人には、イチオシしたいカードです。
年会費無料カードのANAマイル還元率ランキング
年会費無料のクレジットカードでも、高レートでポイントをANAマイルに交換できるものは何枚かあります。
ANAマイル還元率をもとにランキング形式で紹介します。
1位:オリコカードザポイント(ANAマイル還元率:0.6%)
年会費無料でAmazonにも◎。サービスよりもポイント還元率に強みのある、iDとQUICPayをダブル搭載した稀有な一枚。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.50~2.50% |
オリコカードザポイントのANAマイル還元率は0.6%。
年会費無料クレジットカードの中では、JCBカードWと同率1位です。
オリコモール経由でAmazonなどで還元率がアップするので、ネットショッピングが多い人はさらにANAマイルが貯まりやすいですよ。
2位:JCBカードW(ANAマイル還元率:0.6%)
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
オリコカードザポイントと同じANAマイル還元率(0.6%)を誇るのがJCBカードW。
スターバックスやセブンイレブンなど、街中にある身近な店舗で還元率がアップするので、気づいたら大量のポイントが貯まっていますよ。
3位:楽天カード(ANAマイル還元率:0.5%)
年会費無料、買い物する度ポイントがどんどん貯まって使い道も無限大。 圧倒人気のオールマイティカード。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.00~3.00% |
ANAマイル還元率に限った話をすると先述の2枚よりも劣りますが、マイル利用時を想定すると一番のおすすめは楽天カードです。
これは「ANAマイル交換に必要な最低ポイント数」が、たったの50ポイントだからです。
ANAマイル交換に必要な最低マイル数 | |
---|---|
楽天カード | 50ポイント~ |
JCBカードW | 500ポイント〜 |
ヤフーカード | 500ポイント~ |
オリコカード | 1,000ポイント~ |
「特典航空券の交換まであと数マイル足りない...」
そんな時でも、楽天カードがあれば細かくマイル数を調整できちゃうんですね。
楽天ANAマイレージクラブカードもあるが...
楽天カードには、「楽天ANAマイレージクラブカード」というカードもあります。
楽天ANAカード- 通常の楽天カードの機能に、ANAマイレージクラブの機能が加わったカード。提携カードなのでフライトマイルは貯まらないが、買い物でマイルを貯められる。
いかにも「ANAマイルが貯まりやすそう...!」と思ってしまうカード名ですが、実際はそんなことはありません。
ANAマイル還元率は通常の楽天カードと同じ0.5%です。
とくに“マイルが貯まりやすい”わけではないので、通常の楽天カードでいいと思いますよ!
まとめ
いかがでしたか?今回はANAマイルが貯まりやすいクレジットカードを、ANAカード・アメックス・年会費無料の3つに分類してランキング形式で紹介しました。
出張や海外旅行が多い人は、ANAワイドゴールド、SPGアメックス、ANAアメックスあたりを使えばどんどんマイルが貯まるはずです。
年会費が高いからちょっとな...という人は、まずはソラチカカードや楽天カードあたりの維持コストが低いカードから、マイラー生活を初めてみてはいかがでしょうか?