“クレジットカードのステータス"って抽象的で、なんとも曖昧な概念ですよね。
なにをもってステータス性が高いかは、クレジットカードに関して相当の見識がないと、なかなかわからないものです。
ただ、マスターカードブランドのカードには1つの基準があります。
それは、「MasterCard」が独自に定めたランクです。
今回はこのランクを基準として、ステータスの高いマスターカードを紹介します。
マスターカードのステータスって?
MasterCardには、クレジットカード発行会社とは別に独自の会員ステータス制度が設けられており、それぞれ特典があります。
6段階のMasterCard会員ステータス
クレジットカードのランクは、一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードの4種類に分類するのが一般的です。
しかし、MasterCardでは独自の基準で6種類に分類しています。(カード発行会社に関係なく)
MasterCard独自のランク | 一般的なランク |
---|---|
スタンダード | 一般カード |
ゴールド | ゴールドカード |
チタン | |
プラチナ | プラチナカード |
ワールド | ブラックカード |
ワールドエリート |
ランクが上がるにつれて、MasterCard独自の特典やサービスが追加される仕組みです。
ステータスが高いのはワールド・ワールドエリート
ゴールドカードの審査難易度は今やかなり低く、実に多くの人が所有しています。
もはやステータスが高いとは言えない状況ですね。
真に高ステータスのカードは、ワールド・ワールドエリートに属するカードと言えるでしょう。(プラチナカードも含めていい気もしますが...)
そこでこの記事では、これらに該当するカードに絞って紹介します。
準最高ステータス「ワールド」のおすすめマスターカード
準最高ステータス「ワールド」に該当するのは以下の2種類のみ。
- TRUST CLUB ワールドカード
- ポルシェカード
受けられるサービスはブラックカード並みと言われており、ワールドエリートのクレジットカードには多少劣りますが、そのステータス性は折り紙付きです。
TRUST CLUB ワールドカード
世界中の空港ラウンジを使えるLounge Key付帯。高コスパのステータスカード。
- 高コスパ
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
13,200円 | 13,200円 | 0.75%~1.20% |
年会費13,200円(税込)と格安ながら、受けられるサービスはプラチナカード級。
- ショッピングにて100円につき3ポイント還元される
- 年間の利用額に応じてさらにボーナスポイントを最大6,000ポイントプレゼント
- Mastercardの「Taste of Premium」でホテルやレストランでVIP優遇
- 世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる「ラウンジ・キー」サービス※1回32USドルの利用料が発生
- 最高1億円の海外旅行保険が付帯
ファイナンシャルプラスが独自に行ったアンケート調査では、「券面がかっこいいゴールドカード」で第4位にランクインしました。
コストを抑えつつ、ステータスカードを取得したい人にオススメの1枚です。
ポルシェカード
- Mastercardのサービス「Taste of Premium」でホテルやレストランでVIP優遇
- プライオリティパスを無料で発行可能
- ポルシェ正規店での利用でポイント還元率2倍
- 最高1億円の海外旅行保険が付帯
- シートベルト傷害保険・被害事故補償
ポルシェオーナーだけが手に入れられる究極のブラックカード。
正規店で購入した人であれば所有でき、インビテーションなどは必要ありません。(「ポルシェ」を購入する金銭的余裕がある時点で、信用は実証済みなわけですね。)
エンブレムが印刷された券面は、一目でステータスを示すことができるでしょう。
最高ステータス「ワールドエリート」のおすすめマスターカード
日本で現行のクレジットカードで、最高ランクの「ワールドエリートMasterCard」に該当するのはラグジュアリーカードのみ。
同列のステータスが認められているカードは他にはありません。
ラインナップは以下の4種類。
- ラグジュアリーカードチタン
- ラグジュアリーカードブラック
- ラグジュアリーカードゴールド
- ラグジュアリーカードブラックダイヤモンド
全てカード本体が金属製で、そのステータス性を肌で感じることができます。
ラグジュアリーカードチタン
Mastercardが誇る最高ステータスカード。金属製の券面と豪華絢爛なサービスが特徴のプラチナカード。
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
55,000円 | 55,000円 | 0.50~1.00% | - |
審査通過には500万円~700万円程度の年収が必要と言われており、やはり取得難易度は高めです。
ただ、年会費が5万円とわりと安めなのでステータス重視の人にはおすすめです。
- 貯まったポイントを1%の還元率でキャッシュバックできる
- 交換手数料無料で1ポイントをJAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空の3マイルに交換できる
- コース料理のアップグレードや手土産のプレゼントなどが利用できる「ラグジュアリーアップグレード」
- 高級ホテルや会員制ラウンジなどが利用できる「ラグジュアリーカードラウンジ」
- プライオリティパスが無料で使える
- 映画館の鑑賞券を毎月最大1枚プレゼント
- 国立美術館の所蔵品を同伴者1名までいつでも無料で鑑賞できる
金属製のクレジットカードは非常に珍しいので、店員さんもきっと驚くはずでしょう。
「ステータスカード1枚でこんなに見られる目が変わるんだ...」と実感できるカードです。
ラグジュアリーカードブラック
チタン・ゴールドの中間に位置するのが、ラグジュアリーカードブラックです。
(個人的には、ゴールドカードよりも券面がかっこよく、ザ・ステータスカードだな、とも思いますが...。)
- 貯まったポイントを1.25%の還元率でキャッシュバックできる
- 交換手数料無料で1ポイントをJAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空の3マイルに交換できる
- コース料理のアップグレードや手土産のプレゼントなどが利用できる「ラグジュアリーアップグレード」
- 高級ホテルや会員制ラウンジなどが利用できる「ラグジュアリーカードラウンジ」
- プライオリティパスが無料で使える
- 映画館の鑑賞券を毎月最大2枚プレゼント
- 国立美術館の所蔵品を同伴者1名までいつでも無料で鑑賞できる
ラグジュアリーカードチタンよりもキャッシュバックの還元率がお得ですね。
年会費は10万円と、そのステータス性と比較したら妥当です。わりとコスパ良好なカードなのかな、という印象です。
ラグジュアリーカードゴールド
全3種の中で最高ランクに位置するのが、ラグジュアリーカードゴールドです。
つまり、マスターカードの頂点に君臨するのがこのカードです。
- 貯まったポイントを1.5%の還元率でキャッシュバックできる
- 交換手数料無料で1ポイントをJAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空の3マイルに交換できる
- ラグジュアリーカードコンシェルジュでライブチャット機能が利用できる
- 対象のレストランを予約すると、指定の場所と店舗を片道無料で送迎する「ラグジュアリーリムジン」
- 高級ホテルや会員制ラウンジなどが利用できる「ラグジュアリーカードラウンジ」
- プライオリティパスが無料で使える
- 映画館の鑑賞券を毎月最大3枚プレゼント
- 国立美術館の所蔵品を同伴者1名までいつでも無料で鑑賞できる
年会費は堂々の20万円。審査が心配な方は、まずチタン・ブラックで利用実績を積みましょう。
ラグジュアリーカードブラックダイヤモンド
ラグジュアリーカードブラックダイヤモンドは、ラグジュアリーカードゴールドのさらにワンランク上のクレジットカードです。
- ラグジュアリーカードゴールドからの完全招待制
- 入会金は110万円
- 年会費は66万円
- 券面上部に本物のダイヤモンドが埋め込まれている
ラグジュアリーカードブラックダイヤモンドを利用するには、まずラグジュアリーカードゴールドの利用実績を詰む必要があります。
完全招待制なので、誰でも気軽に申し込めるわけではありません。そもそも入会金110万円に年会費66万円というのはかなり高額ですよね。
詳しいサービス内容も一切公開されていません。しかし、ラグジュアリーカードゴールド以上の上質で贅沢なサービスが利用できるはずです。
まとめ
いかがでしたか?今回はステータスの高いマスターカードを厳選して紹介しました。
ステータスカードの威力は本当に恐ろしいです。周りの態度が急変します。
人生は一度きり。1回くらいは所有してみたいですね。