クレジットカードの国際ブランドはどれがおすすめ?特徴や国内国外での使いやすさから選ぶおすすめカード

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クレジットカードの国際ブランドってなに?

初めてクレジットカードを発行する場合など、あまりピンとこないですよね。

7大国際ブランドは次のとおりです。

  1. VISA(ビザ)
  2. Mastercard(マスターカード)
  3. JCB(ジェーシービー)
  4. American Express
  5. Diners Club(ダイナースクラブ)
  6. 中国銀聯(ユニオンペイ)
  7. Discover(ディスカバー)

今一つ違いが分からずにこんな経験をしたことがある人も多いです。

  • VISA、MasterCard…聞いたことはあるけど、何?と聞かれたら答えられない
  • 国際ブランドをよくわからないまま選んで利用している
  • とりあえずVISAを選んでいたら、手持ちのカードが全てVISAになった

ただ、国際ブランドにはそれぞれ特徴があり、使い分けることでクレカの有用性がアップすることは確か。

今回は、そんな国際ブランドの全貌について詳しくご紹介していきます。

これからクレジットカードを発行する方や、国際ブランドについて知っておきたいという方は是非参考にしてみてください!

クレジットカードの国際ブランドの基礎知識

国際ブランドごとの特徴を紹介する前に、まずは概要を解説します。

国際ブランドとは?

国際ブランドとは、決済システムを提供している会社のこと

これのおかげで国内のみならず世界中でクレジットカードを使えるんですね。

「VISA」「Mastercard」の他にも、「JCB」や「アメックス」、「ダイナース」、「銀聯」など様々な国際ブランドがあります。

お店は国際ブランドと提携している

カード決済ができるお店では、加盟店手数料を支払って国際ブランドと提携しています。

どの国際ブランドと契約するかはお店側の自由。

そのため「VISAしか使えないお店」や「VISA・Mastercard・ JCB・AMEXを使えるお店」など、店によって使えるクレジットカードが変わってくるんですね。

国内ブランドもある
わざわざ“国際”ブランドというくらいなので、“国内”ブランドもあります。

基本的に国内のカード会社のことを指します。「セディナ」「エポス」「三井住友」「楽天」なんかのことですね。

ただ、国内ブランドのカードはほとんどすべてに国際ブランドのいずれかのロゴが入っているので、とくに意識する必要はありません。

国際ブランド一覧

現時点で国際ブランドは全部で7種類。

Visaのロゴ
VISA
世界シェア・日本シェア共にNo.1の国際ブランド。日本で現行のほとんどのクレジットカードで選択でき、ダントツの利便性なので、初めての人はまずはVISAから。
Mastercardのロゴ
Mastercard
決済額では銀聯に抜かされ世界第3位に転落したものの、加盟店数はVISAに並びNo.1に。世界中で使いやすく、優待サービスや海外決済時のレートが良いので、一枚は持っておきたい
JCBのロゴ
JCB
唯一日本初の国際ブランド。加盟店数は少なめで、海外旅行には不向きだが、日本国内での使い勝手は抜群。JCBが直接手がけるカード、「JCB ORIGINAL CIRIES」は高いステータス性・サービスの質で根強い人気を誇る。
American Expressのロゴ
アメリカン・エキスプレス
大都市や先進国に加盟店が集中しており、決済可能範囲はやはりVISAやMastercardには劣る。アメックスゴールドなど、プロパーカードは高いステータス性を誇り、非日常でラグジュアリーな体験を提供してくれる。
ダイナースクラブのロゴ
ダイナースクラブ
アメックス同様加盟店数は少なめだが、世界初のクレジットカード会社と、そのステータス性は抜群。ダイナースクラブカードは27際以上という制限があるが、その分飲食の特典やエンタメなどサービス面が充実している。
ユニオンペイのロゴ
中国銀聯(Union Pay)
中国初の国際ブランドで、中国を中心に急成長をとげ、Mastercardを抜いて世界シェア2位に。日本国内ではまだまだ使えるところが少ないが、「三井住友」や「三菱UFJニコス」からは銀聯ブランドのカードが出ている。
Discoverのロゴ
Discover
北米を中心に広まり、2015年に国際ブランド入りを果たした。加盟店数はかなり少なく、国内では発行できないので、アメリカに長期滞在する人意外はとくに意識しなくて良いだろう。

ここでは概要を説明しただけなので、もう少し詳しく知りたい場合は、読み進めてみてください。

国際ブランドの世界シェアランキング

国際ブランドのシェア(決済回数)をグラフにまとめてみました。

国際ブランドのシェアランキングのグラフ
データ:THE NILSON REPORT2019

上記を見るとやはりVISAが44.1%とダントツの1位

2017年次では3位だった銀聯がMastercardを抜いて、2位になっています。(中国の経済成長が顕著に表れていますね。)

日本国内の国際ブランドシェア
国際ブランドのシェアは日本国内だと少し違ってきます。

  • 1位:VISA
  • 2位:JCB
  • 3位:Mastercard
  • 4位:American Express
  • 5位:Diners Club

中国ではUnionPay(銀聯カード)が圧倒的なシェアを誇るように、日本では日本発の国際ブランド「JCB」がMasterCardを越えます

国内やハワイ、グアムではJCBは使いやすいですが、世界的に見ればやはりどこでも使いやすい国際ブランドはVISAかMasterCardの二強と言えるでしょう。

クレジットカードを発行している国際ブランドもある

国際ブランドの中でも、JCBとアメックス、ダイナースは自社でカードの発行もしています。

いわゆるプロパーカードです。

  • JCB:JCB ORIGINAL SIRIES
  • アメックス:アメリカンエキスプレスカード
  • ダイナース:ダイナースクラブカード

プロパーカードは、提携カードよりも審査難易度が高く、ステータス性が高いと言われています。

7大国際ブランドの特徴まとめ

7大国際ブランドの特徴についてもっと詳しく見ていきましょう。

  1. VISA:初めてのブランドに最適
  2. Mastercard:VISAを持っているならコレ
  3. JCB:日本初のブランドで、国内での使い勝手◎
  4. アメリカン・エキスプレス:使える場所は少ないが、日本では問題ない
  5. ダイナースクラブ:使える場所は少ないが、日本では問題ない
  6. 中国銀聯(ユニオンペイ):中国で最もメジャーなブランド
  7. ディスカバー:北米中心で、日本では発行不可

1.VISA

シェア・加盟店数NO.1で、もはや知らない人がいない国際ブランド、それが「VISA」です。

Visaのロゴ

  • 世界シェア・日本シェア共にNo.1
  • Mastercardに並び加盟店数世界NO.1
  • 日本で現行のほとんどのクレジットカードで選択できる
  • 国際ブランドの中でダントツの利便性

初めてのブランドに最適

日本で現行のほとんどのクレジットカードでは、国際ブランドをVISAに指定可能

楽天カードや三井住友カードなど王道はもちろん、エポスカードやイオンカードなど、人気どころならだいたいはOKです。

VISA Mastercard JCB
card
楽天カード
card
PayPayカード
card
イオンカードセレクト
card
JCBカード
× ×
card
イオンゴールドカード
card
セゾンカードインターナショナル
card
JALカード
card
三井住友カード
×
card
エポスカード
× ×

世界シェアも60%以上と、国内のみならず世界中のあらゆるところで使い勝手がいいので、初めてクレジットカードを持つ人にイチオシですよ!

2.Mastercard

VISAに次いで世界第2位のシェア数、加盟店数はNo.1の国際ブランドがMastercard

Mastercardのロゴ

  • 世界シェア・日本シェア共にNo.3
  • VISAに並び加盟店数世界NO.1
  • 有力な券種が幅広く揃っている
  • 海外利用時のレートがいい
  • 会員ランクごとに優待サービスあり
  • Mastercardコンタクトレスが便利

VISAを持っているならコレ

2018年、MasterCardの加盟店数はVISAに並び世界第1位に。

mastercardのメリットを紹介している画像

海外利用時の手数料が安く、Apple Payに登録すれば電子マネーのようにカードをピッと決済端末にかざすだけでカード払いできる(Mastercardコンタクトレス)など、海外には是非とも持っていきたいブランド

日本で発行されている多くのクレジットカードで選択できるので、VISAをすでに持っている人はMastercardブランドのカードを発行するといいでしょう。

3.JCB

日本初の唯一の国際ブランド、それがJCBです。

JCBのロゴ

  • 日本初の国際ブランドで国内での使い勝手◎
  • 国内では会員数、加盟店数トップクラス
  • 海外では加盟店数が少なく使いづらい
  • 台湾・ハワイ・韓国などは加盟店が多い
  • JCBプラザなどのトラベルサービスが充実
  • プロパーカード(JCB ORIGINAL SIRIES)を発行している

日本初のブランドで、国内での使い勝手◎

日本企業ということもあり、国内での使い勝手はVISAやMastercardに勝るとも劣らず

一方、海外には加盟店数が少なく旅行や出張にJCB1枚で乗り込むのは心細いです。(台湾やハワイ・韓国では使い勝手◎)

ただ、トラベルデスクが充実しており、緊急時だけでなく飲食店やホテルなどの案内までも請け負ってくれるので、1枚は持っておきたいところです。

発行会社でもある
JCBは発行会社の側面も持ち合わせており、「JCB ORIGINAL CIRIES」というラインナップのクレジットカードを発行しています。

4.アメリカン・エキスプレス

加盟店数では先述のVISAやMastercardには劣るものの、高いステータス性で人気を誇るのがアメリカン・エキスプレス

American Expressのロゴ

  • 加盟店数、シェアは少なめで決済できないところが多い
  • JCBと提携しており、国内での利便性はかなり良い
  • 独自の優待特典やキャンペーンがある(アメリカン・エキスプレス・コネクト)
  • プロパーカードはステータス性が高く、サービスも充実で人気

使える場所は少ないが、日本では問題ない

VISAやMastercardと比較すると加盟店数は圧倒的に少なく、アメックス一枚で海外に行くには不安が残ります。

ただJCBと提携しており、JCB加盟店で使うことができるので、日本国内ではさほど不便に感じることはないでしょう。

セゾンや航空会社、金融系統の会社などとの提携カードも豊富で、他のブランドよりも特典や保険が充実する傾向がありますよ。

発行会社でもある
アメックスもJCB同様、クレジットカードの発行を行なっています。

いわゆる“アメックスプロパー”と言われるクレジットカードで、高いステータス性、ラグジュアリーなサービスに定評がありますよ。

自分の身分や社会的地位、経済力などを示す時に活躍するでしょう。

5.ダイナースクラブ

世界初のクレジットカード会社として、アメックスに並び高いステータス性を誇る国際ブランド、それが「ダイナースクラブ」

ダイナースクラブのロゴ

  • シェア・加盟店数は少なく、決済できないところが多い
  • JCBと提携しているので、日本国内での利便性は問題ない
  • アメックスに並びステータス性の高い国際ブランド
  • グルメや旅行、エンタメの優待サービスが充実
  • 27歳以上でないと申し込めない

使える場所は少ないがサービスが充実

VISAやMastercardと比較すると加盟店数は圧倒的に少なく、ダイナースクラブのカード一枚で海外に行くには不安が残ります。

ただJCBと提携しており、JCB加盟店で使うことができるので、日本国内ではさほど不便に感じることはないでしょう。(アメックスとよく似ていますね。)

ダイナースのカードは、「27歳以上しか申し込みできない」など制限がありますが、その分ステータス性に重きを置いており、飲食の特典の他に旅行やエンタメなどさまざまなシーンで役立つ特典が付帯していますよ。

6.中国銀聯(ユニオンペイ)

近年中国を中心に急速に加盟店を拡大している国際ブランド、それが「銀聯(ユニオンペイ)」です。

ユニオンペイのロゴ

  • 中国で普及し、急成長を遂げている
  • 2018年度にMastercardを抜き世界シェアNo.2に
  • ただし、中国での利用が伸びているだけで、世界的にはまだまだ使いづらい
  • 日本では大手コンビニくらいしか使えるところがない
  • 日本では「三井住友」や「三菱UFJニコス」が銀聯ブランドのカードを発行している

中国で最もメジャーなブランド

中国国内では他の国際ブランドがあまり利用できませんが、その分中国銀聯が普及しており国民のほとんどが持っていると言われています。

貧困層が多かった中国では、与信審査がない銀聯のデビットカードが好まれたみたいですね。

「三井住友」や「三菱UFJニコス」からも、銀聯ブランドのカードが発行されていますが、日本ではローソンやセブンイレブンなど一部の店舗でしか使えません。

旅行や仕事で中国に滞在する人は銀聯カードが必需品ですが、それ以外の人はとくに必要ないでしょう。

7.ディスカバー

北米を中心に広まり、今ではヨーロッパや中央アジアにも普及している国際ブランド、それが「ディスカバー」です。

Discoverのロゴ

  • 北米を中心に普及し始めている国際ブランド
  • JCBと提携しているため日本でも利用が可能
  • 国内ではDiscoverのクレジットカードを発行している会社はない

北米中心で、日本では発行不可

ディスカバーカードはアメリカを中心普及し、国際ブランドの仲間入りを果たしたのも2015年とわりと最近です。

そのため、日本ではほとんど普及しておらず、現状国内でディスカバーブランドのクレジットカードを発行することはできません。

ただ、「年会費が安い」「還元率が高い」という傾向があるので、アメリカで一定期間生活するのであれば、試しに利用してみるのもいいかもしれません。

おすすめの国際ブランドはどれ?

パターン分けをしておすすめの国際ブランドを紹介します。

  • 初めてのクレジットカード→VISAかMastercard
  • Apple Payを使う→MastercardかJCBがおすすめ
  • ステータス重視→アメックスかダイナース
  • 海外旅行・出張が多い→VISAかMastercard
  • 日本国内だけ→JCBやアメックスもOK
  • コストコユーザー→Mastercard(AMEXは不可に)

国際ブランドの選び方

国際ブランド選びで最も重要なのは“決済力”です。

まずは、何枚目のクレジットカードかで、国際ブランドを決めると良いでしょう。

  • 初めて→VISA・Mastercard
  • 2枚目以降→持っていないブランド

そのほかにも、ステータス性やApple Payでの利便性なども考慮すると、自分にぴったりの国際ブランドがどれかわかりますよ。

初めてのクレジットカード→VISAかMastercard

クレジットカードを1枚も持っていない人は、まずは世界中どこでも使える“VISA”か“Mastercard”を選べばいいと思います。

VISA・MasterCard 国内外どんなところでも利用できる
JCB・アメックス・ダイナース 日本では問題ないが、海外では使えるところが少ない
銀聯 日本ではほぼほぼ使えないが、中国では使い勝手◎
ディスカバー 日本ではほぼほぼ使えないが、アメリカでは使い勝手◎

国際ブランド選びの最重要事項は、“使える場所が多いかどうか”。これに限ります。

2枚目以降のクレジットカードなら

すでにクレジットカードを持っており、2枚目以降のカードを検討している。

そんな人は、持っていない国際ブランドを選べばいいでしょう。

  • VISA→Mastercard
  • Mastercard→VISA
  • VISA・Mastercard→JCB・アメックス・ダイナース
  • JCB・アメックス→VISA・Mastercard

例えばすでにVISAやMastercardを持っている人は、JCBやアメックスでもOKです。

異なる国際ブランドを補うように所有すれば、カード決済の守備範囲が広がりますよ。

Apple Payを使う→MastercardかJCBがおすすめ

Apple Payの使い勝手は、国際ブランドによってかなり違ってきます。

VISA iDやQUICPayとしてのみ
Mastercard フル機能+Mastercardコンタクトレス
JCB フル機能
アメックス フル機能(一部のカードでは使えない)
ダイナース 非対応
銀聯 日本発行のものは非対応
ディスカバー 対応

とくに優れているのが、MastercardとJCB。Apple Payの機能をフルで使えます。

  • iDやQUICPayとして実店舗での決済
  • Suicaチャージ
  • ネットショップでの支払い

VISAやアメックスは△

アメックスブランドのクレジットカードでも基本的にフル機能でApple Payを使えますが、楽天カード(アメックス)など一部のカードでは非対応。

QUICPayやiDだけ使えればいいならVISAでもいいですが、敢えて選ぶことはないと思います。

ステータス重視→アメックスかダイナース

ステータスを重視するなら、やはりアメックスかダイナース。

ただし、注意したいのがステータス性があるのはアメックス・ダイナースのプロパーカードだけ

例えばセゾンとの提携カード、セゾンアメックスカードなんかは、確かにアメックスブランドですが、ステータス性はそこまでです。

海外旅行・出張が多い→VISAかMastercard

海外旅行や出張が多い人は、やはり加盟店数が多いVISAかMastercardがいいでしょう。

この二つを海外決済手数料の観点で比較すると、統計的にみてMastercardの方が高レート。(国際ブランドの中で一番)

VISAよりも、Mastercardの方が海外決済手数料が少なくすみお得です。(海外キャッシングも同様)

台湾・韓国・ハワイによく行くならJCBがおすすめ

一般的に、海外での使い勝手が悪いと言われるJCBですが、台湾・韓国・ハワイに限っていえば別です。

この3ヶ国は、日本人観光客が多く、それに比例してJCBの加盟店も多いんですね。

さらに、ハワイではJCBカードを提示するだけで、「ワイキキ・トローリー」に無料で乗り放題なので、JCBブランドのカードを持っておくと便利ですよ。

MEMO
中国旅行・出張が多い→銀聯
アメリカ旅行・出張が多い→ディスカバーカード

日本国内だけ→JCBやアメックスもOK

確かに海外では使い勝手が決して良くないJCBですが、国内での利便性は抜群

日本発の国際ブランドということもあり、ほとんどのカード決済可能店舗でJCBカードを利用できます。(15〜20年前まではJCBしか使えない店も多かったみたいです。)

そして、JCBとアメックス・ダイナースは加盟店を相互開放しているので、アメックスやダイナースでも日本国内では不自由なく使えるでしょう。

  • JCB加盟店→JCB・アメックス・ダイナースで決済可能
  • アメックス加盟店→アメックス・JCBで決済可能
  • ダイナース加盟店→ダイナース・JCBで決済可能

コストコユーザー→Mastercard(AMEXは不可に)

巨大な倉庫スタイルの店舗で、格安で高品質の商品を購入できるコストコ。

そのコストコで使える国際ブランドはMastercardのみです。(以前はアメックスブランドのみだったが、2018年2月1日を機に変更)

コストコユーザーならMastercard一択です。

国際ブランドの違いを比較

国際ブランドの違いをざっくりと比較表にまとめました。

決済額のシェア 日本での利便性 海外での利便性 Apple Pay
VISA 44.8%
Mastercard 24.5%
JCB 1.1%
アメックス 2.3%
ダイナース 0.8%
(Discoverと併せて)
×
銀聯 26.7%
(中国◎)
×
ディスカバー 0.8%
(Dinersと併せて)
×
(北米◎)

これらの中でも、とくによく比較される2種類をピックアップしてみました。

VISAとMastercardの比較

VISAとMastercardをさまざまな項目で比較してみましょう。

VISA Mastercard
決済額のシェア 56.1% 25.6%
加盟店数 4,720万 4,720万
コストコ ×
海外キャッシング(ATM数) 260万台 200万台
海外決済事務手数料
対応カード
Apple Pay
コンタクトレス決済
現状
将来性

表からわかることはざっとこんな感じでしょうか。

  • 決済額のシェアはVISAがNO.1
  • 加盟店数は2018年にMastercardがVISAを抜き1位に
  • 海外キャッシングできるATMはVISAが多い
  • 海外決済手数料(為替レート)はMastercardが安い
  • Apple Payで便利なのはMastercard

ファイナンシャルプラス編集部の見解ではMastercardが優勢

現状のみならず、将来性も見越して判断するならMastercardが優勢でしょう。

加盟店数でVISAを抜き世界一になった今、「初めてのクレジットカードなら、とりあえずVISA」というのは、少し古臭い考え方なのかな、と思います。

ファイナンシャルプラス編集部の中でも、“Mastercardブランドのカードは持っておきたい”、という共通認識がありますよ。

“VISAとMastercardを両方持つ”のがベストな選択ですね。相互補完関係を作り、決済守備範囲を広げましょう。

国際ブランドに関するよくある質問

クレジットカードの国際ブランドに関するよくある質問をQ&A形式で回答していきます。

Q.ブランド変更は途中でできるの?

カード会社によってかなり異なりますが、基本的にだいたいのクレジットカードはブランド変更が可能

ただし、番号や有効期限もまるっきり変更されてしまうので、支払いの登録情報を全て変更する必要が。

さらに、再度審査が行われるので、場合によっては発行できないというリスクすらもあります。

ブランド変更できないカードも

中にはブランド変更ができないカードも。

例えば、楽天カード(JCB)→楽天カード(VISA)に変更したい場合は、一度解約してから、再度申し込みをする必要があります。

  • 解約→再申し込み→郵送、とクレジットカードを使えない期間がある
  • 家族カードやETCカードも解約と再度申し込みが必要
  • 楽天Edyの残高は引き継がれない

面倒くさいことが多いので、初めの国際ブランド選びは慎重に行いたいところです。

結論:複数の国際ブランドを持とう

このページでは国際ブランド全7種類を紹介し、シーン別におすすめを解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 国際ブランドは決済システムを提供している会社のことで全部で7種類
  • VISA:初めてのブランドに最適
  • Mastercard:VISAを持っているならコレ
  • JCB:日本初のブランドで、国内での使い勝手◎
  • アメリカン・エキスプレス:使える場所は少ないが、日本では問題ない
  • ダイナースクラブ:使える場所は少ないが、日本では問題ない
  • 中国銀聯(ユニオンペイ):中国で最もメジャーなブランド
  • ディスカバー:北米中心で、日本では発行不可

例えば普段づかいはアメックスでも、海外旅行や出張にはVISAやMastercardを持っていく。

中国によくいく場合なんかは銀聯のカードを作る、など特徴を理解していれば、選ぶべきブランドがおのずとわかりそうですね。

国際ブランドごとに、使える場所や、サービス、ステータス性などは大きく異なるので、複数のブランドを持ってうまく使い分けていくことが重要です。

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