「学生でもクレジットカードの審査に通るのかな...」
いざ申し込もうと思っても、審査に落ちるか心配ですよね。
ただ結論から言うと、学生でもゲットできるおすすめクレジットカードはたくさんあります。
この記事では学生の方の審査についてまとめたので、申込前に確認してみてください!
学生はクレジットカードの審査に通りやすい
大学生に限らず、以下のような一般的に“学生”と称される身分なら、申し込みできます。
- 大学生
- 専門学校生
- 短大生
- 大学院生
後盾に親がいる学生は返済能力が高いとみなされ、かなりクレジットカードの審査に通りやすいです。
学生でも申し込めるカードなら問題なく発行できるでしょう。
学生申し込みOKなカードはたくさん
学生がもつクレジットカードは、いわゆる「学生カード」のイメージが強いかもしれません。
しかし、実はそれ以外にもたくさんあります。
申込条件 | カードの種類 | |
---|---|---|
楽天カード |
18歳以上 | 一般カード |
ライフカード(学生専用) |
18歳以上25歳以下 | 学生カード |
エポスカード |
18歳以上 | 一般カード |
リクルートカード |
18歳以上 | 一般カード |
JCB CARD W |
18歳以上39歳以下 ※40歳以上でも「家族カード」を作ることで、サービスを受けられる可能性もある。 |
一般カード |
Orico Card THE POINT |
18歳以上 | 一般カード |
「学生不可」の表記がなければOK
基本的には「学生不可」の表記がなければ、申し込み自体はOK。
- 学生専用のクレジットカード
- 若者向けのクレジットカード(25歳以下対象など)
- 一般カード(楽天カードなど)
例えば楽天カードのような人気カードも、18歳以上であれば申し込みOKで、もちろん学生でも発行できます。
高校生に発行してくれるカード会社はありません。
高校卒業翌月の4月1日まで待ちましょう。(実際には卒業式後くらいには申し込める)
学生のカード審査は甘い
将来の優良顧客となり得るので、カード会社としても、学生の層は確保しておきたいところ。
そのため、フリーランスやフリーターよりよっぽど審査に通りやすいです。(むしろ落ちるケースの方がめずらしい)
※あくまでイメージですが、審査通過の見込みは以下の通りです。
- 起業する
- ギャップイヤーを取る
- 企業やNPOでインターンする
- フリーランスになる
生き方として世間から認知されてきているものの、クレジットカードの取得は正社員の方よりやはり難しい傾向に。
人生の選択肢の幅を広げる意味でも学生のうちに利用実績を積んでおきたいものです。
自営業、楽天カードの審査落ちるケース結構見かけるからほんと学生のうちにクレジットカード作っといた方が良いよ
— なるがみ (@nalgami) June 22, 2019
バイトしてない・本人年収0でもOK
「学生」であれば、例えアルバイトをしていなくても全く問題なし。
親が後ろ盾にいる学生は、返済能力が高いと判断されるので、年収の有無は審査に関係ないです。
申し込みフォームでも以下のように堂々と記載してOKです。
- 職業欄:学生
- 年収:0円
例えば楽天カードがそうです。年収0でもOKな確固たる証拠です。
画像
クレカ、学生の方は年収0とお書きくださいとか書いてあるクレカもあるんで多分通ると思いますよ
— たっちー (@tacchi_imas) March 19, 2019
ゴールドカードは難しいかも...
ゴールドカードなど、敷居が高いカードでは、学生不可なことが多いです。
しかし収入がある人は、職業を「アルバイト(個人事業主など)」で申し込めば取得できるチャンスがあります。
「学生」という職業が、機械審査で自動的に弾かれているだけだからですね。
- 収入なし→取得不可
- 収入あり→「アルバイト」や「個人事業主」なら取得可能
未成年は親の同意が必要(18歳以上は不要)
未成年でなければ、学生でも自分で勝手に申し込んでカードを取得可能ですが、未成年の場合は、親権者の同意が必要になります。
なお、2022年4月1日の民法の改正により、成年年齢が20歳から18歳に引き下がったため、2022年4月1日より、成人年齢の引き下げによって、18歳から親権者の同意なしで、クレジットカードの申し込みが可能になりました。
カード会社から「親がカードの発行に同意しているか」の確認が入ります。
同意確認の方法はカード会社によって異なる
同意確認は書類or電話の2通り。
- 書類:申し込み後に別途「同意確認の書類」が届き(公式サイトからPDFでダウンロードできることも)、親にサイン・印鑑を貰ってから返送する
- 電話:申し込み後に同意確認の電話がかかってくるので親でてもらえばOK
以前は書類での手続きが主流のスタイルでしたが、最近では電話だけで同意確認が済むカード会社も増えてきているので意外とアッサリ終わりますよ。(例えば楽天カードなど)
書類か電話かはカード会社によって異なるので、申し込み前にチェックしておきましょう。
ただそれでは利用代金の踏み倒しがあった時、カード会社だけが不利益を被ることになってしまいますよね。
契約破棄をされないために親の同意確認を行なっているわけです。
学生のクレジットカード審査に関するよくある質問
学生の方からよくいただく、クレジットカードの審査に関する質問をQ&A形式でまとめました。
- 学生でクレジットカードの審査に落ちた理由は?
- アルバイト先に在籍確認の電話はかかってくるの?
- 学校名や学歴は審査に影響するの?
- 審査なしでも作れるカードはあるの?
- クレジットカードの選び方は?
Q.学生でクレジットカードの審査に落ちた理由は?
審査落ちの原因には、年収や職種が関係しているケースもありますが、学生の場合無関係。
ほとんどの場合クレヒス(クレジットカードやローンの申し込み・取引履歴)が原因にあるでしょう。
携帯電話の分割代金の延滞には注意!特に学生の方が見落としがちなのが携帯料金の延滞。
ただし基本料金ではなく、本体の分割代金のこと。
携帯電話の分割払い購入も、立派な割賦払い(ローン)なので、個人信用情報機関に情報が登録されます。
docomo | CIC・JICC |
---|---|
au | CIC |
ソフトバンク | CIC・JICC |
“気づかぬうちにブラックリスト入り”なんて話をよく耳にするので、十分気をつけてくださいね!
携帯電話料金の滞納で「ブラックリスト」に登録され、クレジットカードやローンを利用できなくなる恐れのある人が急増している。登録数は昨年末で約275万件に達し、3年間で3倍に膨らんだ。
2014年時点でこれです。
高額なiPhoneが人気の現在は、さらに多くなっていることは安易に想像がつきますね。
親御さんが支払いを忘れて知らず知らずのうちにブラック入り、なんてケースも多いみたいなので、気をつけたいところです。
Q.親がブラックだと審査に通りづらい?
「親がブラックリストだと落ちる!」という噂は完全に虚偽。
カード会社がチェックできるのは、申込者本人の信用情報のみ。親・兄弟の信用情報を覗き見ることは、法律で禁止されているからです。
ただし、親が同カード会社内で問題を起こしていた場合は、審査に影響する可能性があります。(自社の顧客情報をチェックするのは違法じゃないので)
Q.奨学金の借り入れは審査に影響する?
奨学金を“借りること”自体は、クレジットカードの審査に全く影響ありません。
ただし卒業後の返済延滞だけは要注意です。
日本学生支援機構の奨学金は延滞してはダメ
というのも日本学生支援機構(JASSO)から借りている場合は、クレヒスに登録されます。(それ以外の奨学金は問題ない)
3ヶ月以上延滞すると、金融事故情報扱いになります。
奨学金も立派な「借金」。油断せずきちんと返済期限を守りブラックリスト入りしないようにしましょう。
Q.アルバイト先に在籍確認の電話はかかってくるの?
クレジットカードの審査時に、かかってくる可能性のある電話は以下の2種類。
- 本人確認電話:申込者本人にかかってくる
- 在籍確認電話:勤務先にかかってくる
どちらの電話も基本的にはなし。アルバイト先にかかってくる心配はほとんどないです。
万が一に備えると...
電話があるのは、書類に不備が見つかった時や、虚偽の申告とみなされた場合くらいです。
発行期間を遅らせる原因にもなるので、申し込みフォームの入力はくれぐれも正確に。
在籍確認は自分で出る必要がないので、「確認電話があるかもしれない」と上司や同僚に伝えておけば、スムーズに審査が完了するでしょう。
Q.学校名や学歴は審査に影響するの?
学校名や学歴が審査に影響することは、まずないです。(いろいろ問題になってしまいます...)
ただし、高学歴な人の家庭は相対的に裕福な傾向があるので、間接的に影響している可能性はあります。
とはいえ“学生”という職業自体が評価されるので、学歴に自信がなくても審査自体は全く問題ないでしょう。
Q.審査なしでも作れるカードはあるの?
どんなクレジットカードでも、審査自体は絶対にあります。
しかし、以下のようなカードなら、学生でも審査なしで作成可能です。
- 家族カード
- 本カードの追加カードとして親子、配偶者間で発行できる。本カード並みのサービスや保険を安価な年会費で享受可能。引き落とし口座が一つであるため、家計の管理が楽になる。
- プリペイドカード
- 利用者が事前に前払い(チャージ)することで残高がゼロになるまで支払いに使用できるカード。15歳以上から作れるものが多く、審査もないため所有できる人の幅は広め。国際ブランド付きのカードではクレジットカードと同様に決済できる。
- デビットカード
- 銀行が発行をしており、決済をするたびに銀行口座から自動的に引き落とされるカード。15歳以上から作れるものが多く、審査もないため所有できる人の幅は広め。国際ブランド付きのデビットカードではクレジットカードと同様に決済できる
バンドルカードがおすすめ
特におすすめなのが、アプリをインストールして登録するだけ、スマホ上でバーチャルカードを発行できるバンドルカード。
審査もなく、年齢制限もないので、クレジットカードを発行できない高校生からの支持が熱いです。
※ ポチっとチャージは、満18歳以上の方が利用規定に同意のうえご利用いただけます(年齢確認あり)
※ ポチっとチャージは、株式会社セブン銀行が提供しているサービスです(手数料・審査あり)
※ 未成年の利用は保護者の同意が必要です
Q.クレジットカードの選び方は?
まずはポイントが貯まりやすいクレジットカードをメインで使っていくのがよいかと。
カード決済に慣れてきたら、海外旅行保険付帯・よく使う店舗での割引などなど特定のシーンで活躍するサブカードを発行して複数のクレジットカードを使い分ければ良いです。
- 1枚目:ポイントが貯まりやすいカード
- 2枚目以降:自分のライフスタイルに合ったカード
また、1ヶ月以内に3枚以上申し込むとカードの審査に通りづらくなる(申し込みブラック)ので、何枚か欲しいカードがあっても、少し期間を空けてから申し込みましょう。
VISA?MasterCard?国際ブランドはこう選ぶ!
カード選びの際に立ちはだかる障壁が「国際ブランド」。VISAやMasterCardなど、何を選択すればいいのかサッパリですね。
ただ特徴を理解していれば意外とカンタン。
VISA・MasterCard | 国内外どんなところでも利用できる |
---|---|
JCB・AMEX | 日本では問題ないが、海外では使えるところが少ない |
まずはVISAかMasterCardを持っていれば国内のみならず、留学先や海外旅行でも大丈夫です。
すでに持っている!という人はJCBやアメックスなど異なる国際ブランドを補うように所有すれば、カード決済の守備範囲が広がりますよ。
- 初めてクレジットカードを作る→VISA・MasterCard
- 2枚目以降→持っていない国際ブランド
まとめ
このページでは学生のクレジットカードの審査について、くわしく解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 学生申し込みOKなカードはたくさん
- 学生のカード審査は甘い
- バイトしてない・本人年収0でもOK
- 未成年は親の同意が必要(20歳以上は不要)
- 審査落ちの原因は大体クレヒス
- アルバイト先への電話は基本的にない
- 学歴や学校名は無関係
- バンドルカードは審査なしで作れる
後盾に親がいる学生は返済能力が高いとみなされ、かなりクレジットカードの審査に通りやすいです。
学生でも申し込みOKなら、問題なく発行できるはずなので、積極的にカードを発行しましょう!