公共料金の支払いといえば口座振替、という人は多いのではないでしょうか?
しかし、公共料金もクレジットカードで支払うことができるのをご存知ですか?
公共料金は毎月支払いが発生するため、トータルにすると大きな金額になるので、クレジットカードで支払いすればポイントがお得に貯められるメリットがあります。
しかし、「クレジットカード払いのデメリットは?」「変更の手続きは?」などの疑問がある人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は公共料金の支払いにおすすめのクレジットカードや、口座振替や請求書払いと比較したメリット・デメリットもご紹介します。
本記事を読んで、お得に公共料金の支払いをしましょう。
目次
クレジットカードで支払える公共料金の種類
公共料金とは電気やガスなどの日常生活に欠かせないサービス料金の総称です。
これらの公共料金は国会、中央政府、地方公共団体などの公的機関によって設定や改定が行われており、ほとんどの人が支払っています。
公共料金は口座引き落としで支払う方法が一般的ですが、現代ではクレジットカードを利用して支払うことも可能で、主な公共料金には以下の4つがあります。
- 電気料金
- ガス料金
- 水道料金
- 固定電話通信料金
ただし、一部の地域では水道料金のクレジットカード支払いができないことがあるので、利用前にサービス提供会社に確認してください。
また、公共料金以外にも納税手続きをスムーズにするためにクレジットカード納付が導入されています。
以下は、クレジットカードで納付できる主な税金や保険料の例です。
- 所得税
- 法人税
- 自動車税
- 社会保険料(国民健康保険や国民年金)
- 保険料(生命保険料や損害保険料、自動車保険料)
クレジットカードを利用できる場面が広がっていますが、手数料や領収証の発行などについてはサービス提供会社によって異なることがありますので、事前に確認して利用することをおすすめします。
クレジットカードで公共料金を支払うメリット
公共料金をクレジットカードで支払うとさまざまなメリットがあります。
詳しくみていきましょう。
1.公共料金の支払いでポイントがもらえる
公共料金をクレジットカードで支払うことの主なメリットはクレジットカードのポイントが獲得できることです。日常の公共料金支払いが節約のチャンスとなります。
通常、公共料金を口座振替等で支払っても特典やポイントは獲得できませんが、クレジットカードを使ってこれらの料金を支払うと、金額に応じてクレジットカードのポイントが付与されます。
一つ一つの支払額は小さいかもしれませんが、毎月固定で発生する支払いなので、年間を通じて積み重なるとかなりの金額になりますよね。
公共料金支払いによるポイント獲得は節約志向の高い人々にとっては非常に魅力的です。
2.公共料金を忘れずに支払える
公共料金をクレジットカードで支払う2つ目のメリットは払い忘れを防げることです。
請求書やスマホ決済では毎月店舗で支払いをしなければならないため、支払いを忘れる可能性があるうえに、支払うたびにコンビニや銀行に行かなければならないので、忙しい人にとっては手間と感じるでしょう。
口座振替も残高不足で支払いが出来ない、という事も発生しかねません。
しかし、クレジットカード払いは一旦クレジットカード会社が建て替える形になるので、手間なく確実に支払えます。
忙しい人や面倒くさがりの人にとって、クレジットカード払いはおすすめです。
3.支払日を集約できる
クレジットカードで公共料金を支払う3つ目のメリットは支払い日を統一できることです。
各公共料金の支払い日がバラバラだと支払いスケジュールを毎回確認する必要がありますが、クレジットカードを使えば、公共料金だけでなく、その他の支出も一括でまとめて、カードの支払日に統一できます。
それぞれの公共料金の支払期限までに銀行振り込みやコンビニに行く手間がなくなり、クレジットカードの明細には電気代やガス代などが全て記載されるため、家計管理も楽になりますよ。
クレジットカードで公共料金を支払うデメリット
各種公共料金をクレジットカード払いにすることで多くのメリットを得られますが、デメリットもあります。
賢く利用するために、これらのデメリットも把握しておきましょう。
1.カードの限度額が減ってしまう
1つ目のデメリットはクレジットカードの限度額を消費してしまうことです。
限度額が少なかったり、通常のショッピングで限度額ギリギリまで使ってしまう人にとっては注意が必要ですね。
このような事が起きないように、公共料金の支払い専用のクレジットカードを作るのもおすすめの方法です。
2.口座振替割引のほうがお得な場合もある
2つ目のデメリットは口座振替による割引を受けられないことです。
電気やガス会社などの中には、口座振替を選んだ場合に毎月55円程度の割引を提供しているところもあります。
毎月の公共料金が少額の場合は口座振替割引の方がお得です。
たとえば、1%の還元率を持つクレジットカードを使う場合、55円分のポイントを得るには5,500円以上支払う必要がありますが、支払額がそれ以下であれば口座振替割引の方がお得です。
一方、1回あたりの支払いが5,500円以上の場合はクレジットカードを使う方がお得なので、使用するクレジットカードの還元率が高く、かつ毎月の支払額が多い人ほどクレジットカード払いがおすすめです。
公共料金をクレジットカードで支払うための手続き方法
公共料金の支払いを口座振替からクレジットカード払いに切り替える方法は簡単です。
以下の2つの方法があります。
- カード会社のホームページから申し込む
- 公共料金の窓口で変更を申し込む
多くの場合、公共料金の支払い方法を変更するには、カード会社の公式サイトから申し込むことができます。
電力会社、ガス会社、水道局などの支払い方法を変更するためには、関連する窓口に直接申し込むこともできますし、一部の公共料金はオンラインで手続きを完了できる場合もあります。
ただし、変更手続きは支払い先ごとに行う必要があります。
ほとんどの場合、ネット上で手続きが可能で書類提出は不要です。
ただし、変更が反映されるまでに約1か月かかることがあるためタイミングに注意しましょう。
手続きしたタイミングですぐに変更完了ではなく、次の月から適用されることがもある点を覚えておいてください。
反映されるタイミングは各サービスの公式サイトで詳細を確認できます。
公共料金を支払っているクレジットカードを変更したい場合
電気・ガス・水道などの公共料金を既に支払っているクレジットカードを変更したい場合、それぞれの支払方法を新しいクレジットカード情報に変更する必要があります。
もし、公共料金を支払っているクレジットカードを解約して情報を変更しないでおくと、決済ができずに支払い延滞扱いとなり、最悪の場合電気やガスを止められる可能性もあります。
カードを解約する前に、まず決済情報を新カードへ更新する事を覚えておきましょう。
変更の手続きはサービス提供会社の公式サイトで確認できます。
ネット上で変更できる場合もありますが、郵送で必要書類を取り寄せて、新しいクレジットカードの情報を記入して返送する方法もあります。
公共料金の支払いにおすすめのクレジットカード
公共料金の支払いにお得なカードを比較して調査しました。
一部のクレジットカードでは公共料金のポイント還元率が減少することもあるので、ポイント還元率がどれくらいなのかを確認することが大切です。
1位 エポスカード
年会費無料店舗受取なら最短即日発行OK。全国10,000以上の店舗で割引やポイントアップも。
- 節約◎
- 海外◎
- スピード発行
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 0.5%~1.25% |
2位 リクルートカード
1.2%の驚異的な還元率。電子マネーへのチャージも最強クラス。ホットペッパーなどを使う人も必携の一枚。
- 高コスパ◎
- スピード発行
- 海外
- 電子マネー
- 買い物◎
- 初めて
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
初年度年会費 円 | 通常年会費 円 | 1.20~3.20% | なし |
3位 JCB CARD W
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
4位 dカード
ローソンで5.0%を始め多数の特約店を持つオトクな年会費無料カード。docomoユーザーならさらに◎。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.00~5.00% |
5位 三井住友カード(NL)
三井住友カードの新しい、券面に番号の記載が無いクレジットカード。
■ポイント還元率最大7%に関してのご注意
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です
※スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます
※通常のポイントを含みます
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります
初年度年会費 | 2年目~年会費 | ポイント還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 0.5~7%(※) |
公共料金のクレジットカード払いに関するよくある質問
最後に、公共料金のクレジットカード払いに関するよくある質問について解説していきます。
コンビニでの請求書払いでもクレジットカード払いできる?
公共料金をコンビニで支払う場合、通常は現金のみで決済が可能です。
そのため、クレジットカードはもちろん、交通系ICカードや電子マネー、タッチ決済、スマホ決済は利用できません。
公共料金をコンビニで支払う場合は事前に現金を用意しておきましょう。
クレジットカードの更新時はどうなる?
クレジットカードの有効期限を変更する必要があります。
公共料金の支払いに使っているクレジットカードが更新された場合、有効期限を更新する手続きをしましょう。
通常はオンラインで変更できますが、一部の公共料金サービスでは書面での提出が必要になる場合があります。
有効期限が近づいてきたら、各公共料金サービスの公式サイトで手続き方法を確認してください。
まとめ
公共料金は毎月の固定費で、支払うと金額が意外に高くなってしまいますので、クレジットカードで支払いをして、毎月着実にポイントを貯めて節約しましょう。
塵も積もればで、1年間で考えるとかなりの違いが出てきますよ。
さまざまな支出をクレジットカードにまとめることで家計管理も楽になります。
多くの場合、クレジットカード払いに切り替える手続きはオンラインで済ませられますので、この機会にぜひ公共料金の支払いに合ったクレジットカードを取得し、ポイントを効率的に貯めてみません