「銀行系クレジットカードって審査がきびしそう」
「銀行系クレジットカードを持つメリットってなんだろう?」と思う人もいるかもしれません。
クレジットカードはその特性上、おおまかに4系統あり銀行系クレジットカードは学生でも作れるおすすめのカードです。
銀行が発行しているということから、信頼感やセキュリティ面でも安全性が高いといえるでしょう。
今回の記事では、銀行系クレジットカードの概要やメリット・デメリット、おすすめのカードをご紹介します。
クレジットカードを作ろうとしている人は参考にしてください。
目次
銀行系クレジットカードは銀行が発行するクレジットカード
銀行系クレジットカードは銀行またはその系列の会社が発行するクレジットカードです。
代表的なものに三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行から発行されるクレジットカードがある他、地方銀行からも提供されています。
提携金融機関を利用すると、各種手数料が優遇されるなどお得な特典が付いたカードです。
銀行系クレジットカードは発行元が銀行ですので安心と信頼が1番の特徴でしょう。
セキュリティ面でも高い評価を受けており、所持者のステータス向上にも寄与します。
ただし、他のクレジットカードと比較すると審査は厳格で、一部の人は審査に通らないこともあります。しかし審査を通過すれば長く使えるおすすめのクレジットカードと言えます。
クレジットカードの系統
日本国内には1,000種類以上ものクレジットカードがあり、それぞれ他社と差別化した特典やサービスを提供しています。
これらのカードは銀行系、流通系、信販系、交通系の4つの大きな系統に分類できます。
この系列には厳密な分類基準は存在しないため、企業の統合などにより系統の境界が曖昧になることもありますが、各系統には独自のメリットやデメリットがあります。
クレジットカードを選ぶ際には各系列の特徴をしっかり理解することが重要です。
ここでは銀行系クレジットカードを含む4つの系統について、それぞれの特徴を紹介します。
クレジットカードの選択肢を広げるために各系統のクレジットカードの特長を理解しましょう。
銀行系クレジットカード
- 銀行が運営しているので信頼性が高く、セキュリティ面で安心
- 提携の銀行口座を紐付けると手数料優遇などの特典がある
銀行系クレジットカードは、銀行やそのグループ会社が提供しており発行元の信頼性が高いのが特徴です。
クレジットカードを利用する際に安心感や安全性を求める人に向いていますね。
代表的なものを挙げると三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行などがあり、地方銀行でも発行されています。
銀行系クレジットカードは、セキュリティ対策が充実していることも強みです。
さらに、提携の銀行口座を支払いに利用するとATM手数料が優遇される特典もあります。
ポイント還元率は他の系統に比べて低いこともありますが、安心・安全に使えることが最大のメリット、また、ゴールドカードやプラチナカードなど、特典が豊富なバリエーションも用意されています。
信販系クレジットカード
- クレジットカードの取り扱い実績が長く、老舗としての安心感がある
- カードラインナップが豊富で特典・サービスが幅広い
信販系クレジットカードは、信販会社が発行元です。
信販会社とは分割払いやリースを扱う会社で、古くからクレジットカード事業を手掛けてきたことからその信頼性はクレジットカード業界でも高く評価されています。
信販系クレジットカードは幅広い店舗で利用できるのが強みです。
レストランでの優待やショッピングのポイントプログラム、商品の破損保証、海外旅行のケガの補償など、高水準の特典が用意されています。
信販会社はクレジットカード業界において長い歴史を持ち、多様なニーズに応える幅広いカードラインナップを提供しています。
特典や付帯サービスも多岐にわたり、個々のライフスタイルに合ったカードを選ぶことができますよ。
流通系クレジットカード
- 提携する店舗を利用をすると、ポイント還元などさまざまな特典がある
- 年会費無料が多く、比較的作りやすい
代表的なカード:イオンカード、セブンカード・プラス
流通系クレジットカードは、小売業者や関連企業が提供するカードで、生活に密着した特典が魅力です。
発行元である会社が運営するスーパーやデパートのクレジットカードでは割引やポイント還元があります。
また、年会費無料のカードが多いのが特徴です。
流通系クレジットカードはお店の顧客満足度向上やリピーターを増やすために提供されているため、他のクレジットカードとは異なるサービスや審査基準を設けています。
交通系クレジットカード
- ICカード乗車券など交通に特化したサービスが利用できる
- 行損害保険が付帯されていたり、旅行に特化した特典がある
交通系クレジットカードは、鉄道や航空会社が提供するカードです。
電車や飛行機をよく利用する人にはさまざまなメリットがあります。
例えばICカードの利用時、自動的にクレジットカードからチャージされるオートチャージ機能は便利で、チャージ残高が足りなくて改札を通れないという心配がなくなります。
また、航空会社のカードではショッピングでマイルを貯められる他に、旅行傷害保険も付帯していることが多いため、飛行機をよく利用する人におすすめです。
銀行系クレジットカードのメリットとは?
いろいろな系列のなかから、銀行系クレジットカードに絞ってメリットをご紹介します。
ATM利用時の手数料無料などの特典がある
銀行系クレジットカードのメリットは、系列銀行の口座に支払いを設定すると手数料がお得になることです。
ATMを利用する際の手数料や時間外手数料は、金額が小さくても支出がかさみますよね。
具体的な特典や条件は銀行によって異なりますが、クレジットカードの支払い口座を発行元銀行の口座に設定するとATM利用手数料が割引や無料になることがあります。
特に、忙しい日中にATMに行けない方にとっては時間外手数料が無料という特典は嬉しいですね。
また、一部のコンビニATMでも手数料が割引されることがあるため、ぜひ活用したいところです。
信頼性やステータスの評価が高い
銀行系クレジットカードは、ステータスや信頼性が高いことがメリットの1つです。
クレジットカードは銀行系、信販系、流通系、交通系の4つの系統に分かれますが、その中でも銀行系クレジットカードは入会時に厳しい審査基準を設けている信頼性の高いカードです。
さらに、ゴールドやプラチナなどの上位カードを所有することで信頼性が一段とアップし、多くの特典や優待を受ける事も可能です。
将来的にハイクラスなクレジットカードを持ちたい方にとって、銀行系クレジットカードは最適な選択肢といえるでしょう。
キャッシュカードと一体型のタイプも選べる
銀行系のクレジットカードの中にはキャッシュカードと組み合わせた一体型カードが存在します。
これによって2つのカードの機能を1枚のカードで兼ねることができます。
2枚分のカードが1枚に集約されるので、なるべく持ち歩くものを少なくしたい人には嬉しいポイントです。
学生が持てるクレジットカードもある
銀行系クレジットカードは学生でも持つことができる場合があります。
利用限度額が低くされてる場合やキャッシング機能が制限されている場合が多く、使いすぎが防止できます。
親にとってはありがたいサービスですね。
また、将来的にハイステータスなクレジットカードを持つためには良いクレヒスを積み上げることが重要です。
クレヒスとは過去のカードやキャッシング、カードローンの利用履歴をまとめたものですが、支払いの滞納や遅延がないように注意し良い履歴を学生時代から築いておくことで、後々カードのランクアップ審査をスムーズに進められる可能性が高まります。
銀行系クレジットカードのデメリット
ここからは銀行系クレジットカードのデメリットをご紹介します。
ポイントの還元率が低めであることが多い
銀行系クレジットカードは他のカードに比べてポイント還元率が低いというデメリットがあります。
通常のポイント還元率は0.5%前後ですが、人気の楽天カードや信販系カードは1%のポイント還元率を提供しているので、ポイントを積極的に貯めたい人にとっては少し魅力が薄まります。
ただし、提携店舗の利用やキャンペーンの活用、特定のショッピングサイトでの利用など、使い方を工夫することで銀行系クレジットカードでもポイント還元率は上げることができます。
銀行系クレジットカードを選ぶ際にはご自身の生活スタイルを確認しクレジットカードの使い方を見直すことが重要です。
年会費のかかるクレジットカードが多い
銀行系クレジットカードは年会費有料のものが多い傾向にあります。
年会費無料の選択肢も多いので、負担を増やしたくない方にとってはデメリットですね。
ただし、条件次第では年会費を無料にすることも可能なほか、年会費以上のサービスや補償が付いていることが多いため、必ずしも損をするわけではありません。
クレジットカードを選ぶ際には年会費の有無だけでなく、提供されるサービスや補償内容もしっかり確認しておく事が重要です。
銀行系クレジットカードのおすすめ3選
ここまでの内容を踏まえ、銀行系クレジットカードの中でも特におすすめ3選を紹介させていただきます!
これらは全て年会費が無料、さまざまな特典が付いているのでお得に利用する事が出来ますよ。
三井住友カード (NL)
こちらはメガバンクの三井住友系列のクレジットカードです。
年会費永年無料で利用できる、お得なカードとなっています。
三井住友カードの新しい、券面に番号の記載が無いクレジットカード。
■ポイント還元率最大7%に関してのご注意
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です
※スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます
※通常のポイントを含みます
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります
初年度年会費 | 2年目~年会費 | ポイント還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 0.5~7%(※) |
三菱UFJカード VIASOカード
こちらは三菱UFJ系列のクレジットカードです。
貯まったポイントは自動的にキャッシュバックされるという特徴を持っています。
年会費無料。貯まったポイントは手続き不要で自動的にオートキャッシュバック。デザイン多数。
- 高コスパ◎
- スピード発行◎
- 海外
- 電子マネー
- 買い物
- 初めて◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
0円 | 0円 | 0.50~1.00% |
イオンカードセレクト
最後はイオンカードセレクト。
イオンカードは流通系にも当てはまりますが、イオンカードセレクトはイオン銀行のキャッシュカードと一体型のカードとなっています。
銀行キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONが一枚に。あらゆるシーンでオトクなカード。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 0.5~1% |
銀行系クレジットカードに関するよくある質問
銀行系クレジットカードに対して、よくある質問に回答していきます。
クレジットカードと銀行キャッシュカードの違いは?
クレジットカードと銀行のキャッシュカードの違いは以下の3つです。
項目 | クレジットカード | キャッシュカード |
使用方法 | 支払い時に使用 | 口座入出金時に使用 |
発行元 | カード会社 | 銀行 |
年齢制限と審査 | あり | なし |
このように、クレジットカードとキャッシュカードは使用する場面が違います。
銀行系クレジットカードも発行はカード会社で、銀行ではありません。
クレジットカードとデビットカードはどちらがおすすめ?
デビットカードは銀行が発行するカードで、利用するたびに登録口座からお金が引き落とされます。
クレジットカードとは異なり締め日や指定の支払い日がないため、口座にお金があれば利用可能です。
使いすぎてしまう心配はありませんが、ポイントや特典などのサービスはクレジットカードの方が豊富です。
サービスを重要視する場合は、クレジットカードがおすすめです。
銀行系クレジットカードを作った際に気を付けるべきことは?
カードをなくした場合のリスクが大きくなる可能性があります。
特に銀行のキャッシュカードと一体型の場合、紛失や盗難の際には銀行口座のお金にも被害が出るかもしれません。
クレジットカードの不正利用と合わせて慎重な管理が必要です。
まとめ
銀行系クレジットカードは主要な銀行やその系列会社によって発行されており、社会的な信頼性が高く魅力的です。
銀行系クレジットカードの魅力の一つは、キャッシュカードとクレジットカードが一体化できる点です。
銀行口座との連携がスムーズになり、カードの管理をきちんとできる人はぜひ利用してみてください。
また、ATM手数料無料やローン金利が他のカードに比べて優遇されるなど、銀行の顧客としての特典を受けられる場合があります。
銀行との関係を良くするためにもメインバンクとして利用している銀行のクレジットカードは持っておくと便利です。
ただし年会費が発生する場合もあるので注意が必要です。
クレジットカードを選ぶときは、特徴やメリット、デメリットなどを把握して、自身のニーズやライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。