普段何かとよく使うコンビニ。
コンビニは少額だからクレジットカードで決済しづらい・・・。なんて思っている人も多いはず。
しかし、実はそんなことなく、コンビニでもクレジットカードや電子マネーを使うことでスムーズにそしてお得に決済することができます。
今回はコンビニの中でも全国ナンバーワンの売り上げをほこる「セブンイレブン」に焦点を当て、お得な支払い方法やおすすめカードのついて解説します。
セブンイレブンのクレジットカード払いの基礎知識
一口にセブンイレブンで「クレジットカードが使える」と言っても、支払い方法や使える国際ブランド、決済できる商品は限定されています。
そこでまずはセブンイレブンでのクレジットカード決済の基礎知識を解説していきます。
セブンイレブンではほとんどすべてのクレジットカード払いが可能
世界で主要5大国際ブランドと言われているのは下記のとおりです。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
小売店では上記のうちの2~3つしか対応していない店舗も多い中、セブンイレブンでは5大国際ブランドは勿論のこと、銀聯(ぎんれん)カードやディスカバーカードも使えます。(中国中心に普及しているのが銀聯カード、米国中心に普及しているのがディスカバーカード)
さらにUCやSAISONなどの国内ブランドもカバーしており、セブンイレブンではほとんどのクレジットカードを支払いに使えると言えるでしょう。
「このカードは使えません。」と断られて恥ずかしい思いをすることもありませんし、「現金を持たずにクレジットカード1枚だけ持ってきたのに払えない!」なんてこともなく安心です。
1万円以下がサインレスだから支払いはスムーズ
クレジットカードはサインや暗証番号の入力が面倒で敬遠する人も多いはずです・・・。
しかし、セブンイレブンでは1万円以下のクレジットカードでの支払いはすべてサインレスです。
1万円を超えると「クレジット売上票カード会社控(お店控)」にサインが必要ですが、コンビニでのお買い物はほとんどの場合1万円を超えることはないので、お会計時にサインを書いてもたもたすることもなく、現金で支払うよりもよっぽどスムーズにお会計がすみますよ。
一部利用できない商品に注意!
セブンイレブンではタバコを含むほとんどの商品をクレジットカードで購入することができます。
ただ、一部クレジットカードが使用できない商品があります。
- 公共料金
- マルチコピー機でのサービス(一部チケット除く)
- 切手・印紙・ハガキ・年賀状
- クオ・カード
- テレホンカード
上記に挙げたような、金券ショップで現金化できる類の「現金的要素が強いもの」はクレジットカードでの支払いができないと認識しておきましょう。
分割払いやリボ払いは不可
クレジットカードによってはさまざまな支払い方法が用意されていますが、セブンイレブンに限らずコンビニで利用できる支払い方法は「一括払い」のみです。
とは言ってもコンビニでは少額のお買い物がほとんどなのでそれほどデメリットにも感じないとは思います。
「どうしてもリボ払いなどにしたい!」という人は、クレジットカードにもよりますがWEBサイトで後からリボ払いに変更する方法や、毎回自動的にリボ払いになるようにしておく方法があるので、そちらで変更してください。
でもやはり、クレジットカード払いでせっかくポイントを貯めているのに、リボ払いにしたら手数料がかかりその分のお得が消え本末転倒になってしまうのでおすすめはしません!
nanacoへのクレジットカードチャージでポイントの二重取りも
電子マネーnanacoへはクレジットカードでチャージができちゃいます。
そうすることにより、クレジットカードの決済分でたまるポイントと、nanacoでの決済時にたまるポイントの二つでポイントがたまりとってもお得なんです!
ここではnanacoへのクレジットカードチャージについてご説明します。
セブンイレブンをよく利用する人は、是非nanacoをつくってみてくださいね!
nanacoカードとは?
nanacoはカードやスマホに予めお金をチャージして使う「プリペイド型の電子マネー」で、チャージしておけば現金なしでカードやスマホをかざすだけでお買い物ができます。
電子マネーnanacoで支払うことによって220円(税込)につき1nanacoポイントが貯まり、貯まったnanacoポイントは1ポイント=1円として、nanaco(電子マネー)に交換できます。
nanacoはどこで使えるの?
nanacoを使えるお店は以下の通りです。
これなら使用場面がなくて眠ったままに・・・なんてことにならずに済みますし、ポイントの貯まりも意外と早いですよ。
nanacoカードの発行手数料は330円かかるが・・・。
nanacoカードはセブンイレブンやイトーヨーカドーなどの店舗で発行してもらうと、発行手数料が330円(税込)かかります。(年会費は無料なので一度発行してしまえばその後は一切利用料金などがかかりません。)
しかしこの発行手数料を無料にする方法が5つあります。
- イトーヨーカドーのハッピーデーに入会する
- キャンペーン期間中に発行する
- セブンカード・プラスを作る
- クロネコメンバーズ電子マネーカードを作る
- おサイフケータイでnanacoモバイルを使う
こちらのコラムに詳しくまとめているので参考にして見てください。
nanacoカードへのチャージはクレジットカードを使うのがお得!
nanacoへのチャージの方法には以下の4種類があります。
- 現金
- クレジットカード
- nanacoギフト
- nanacoポイントからの交換
この中でもnanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードでチャージするのがお得です。
nanacoクレジットチャージ機能に新規登録できるクレジットカード
nanacoクレジットチャージ機能に新規登録できるクレジットカードはセブンカード系列のみです。
- セブンカード・プラス(一体型・紐付型)
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- セブンカード/セブンカード(ゴールド)
なお、セブンカード/セブンカード(ゴールド)については既に新規受付を終了しています。(※他のクレジットカードでもApple Payのnanacoに対応していればチャージ自体は可能です。ただし、チャージよるnanacoポイント還元がありません。)
クレジットカードチャージでクレジットカードポイントとnanacoポイントがWで貯まる
クレジットカードチャージをしたnanacoカードで支払いをすることで、
- nanacoチャージ時のクレジットカード分のポイント
- nanaco決済時のnanacoポイント
が付与されるのでポイントの二重取りが可能になります。
クレジットカードによるポイントの二重取りは基本値下げのないコンビニにおいてお得にお買い物をする数少ない方法のひとつと言えるのです。
お持ちのクレジットカードがポイントが付くのかどうかを前もって調べておくと良いでしょう。
セブンイレブンでおすすめのクレジットカード3選
ここでは、セブンイレブンでとてもお得にポイントがたまる使い勝手抜群のクレジットカードを3つセレクトしましたのでご紹介します。
セブンイレブンをよく利用する人や、nanacoをよく使用する人は必見ですよ!
セブンイレブン公式!セブンカード・プラス
キャッチコピー
- 高コスパ
- スピード発行
- 海外
- 電子マネー◎
- 買い物◎
- 初めて
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
0円 | 0円 | 0.50~1.00% | nanaco |
「セブンカード・プラス」は株式会社セブン・カードサービスが発行しているため、セブンイレブンでお得になる他、電子マネーnanacoの機能を兼ね備えており、セブンイレブンを利用する人には使い勝手の良い一押しのカードになっています。
セブンイレブンでポイント2倍!
セブンカード・プラスは、セブンイレブンでの利用で200円ごとに2ポイント貯まります。
つまりセブンイレブンで使えば還元率は1.0%とかなりの高還元率カードになります。
さらにセブンイレブンのボーナス対象商品を購入するとボーナスポイントも付与されます。
これはセブンカード・プラスならではの特典なのでお見逃しなく!
nanacoチャージでもポイントが付与される!
セブンカード・プラスでnanacoにチャージをすると、200円ごとに1ポイントが付与されます。(還元率0.5%)
また、nanacoはセブン&アイグループ以外のお店で使用すると200円で1ポイント付与されるので、買い物還元率は0.5%です。
つまり「セブンカード・プラスでnanacoにチャージ→チャージしたnanacoで買い物」をすれば、セブン&アイグループ以外のお店でも還元率を1.0%にできるのです。
ただし、お気付きの通りセブン&アイグループでの利用ではセブンカード・プラスで決済しても一旦nanacoにチャージして支払っても還元率は共に1.0%と変わりありません。
セブン系列店での利用はセブンカード・プラスで、公共料金などの支払いはnanacoにチャージした上で支払うなど使い分ければnanacoのチャージ上限である3万円をあまり気にする必要がなくなりそうですね。
セブンの利用で驚異の高還元率2.0%!JCB CARD W
年会費無料×高いポイント還元率を実現した、WEB申し込み&39歳以下限定JCBプロパーカード。※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.0%~10.5% |
国際ブランド | JCB |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外旅行保険のみJCB ORIGINAL SERIESなら旅行傷害保険あり・ショッピングガード保険(自動付帯) |
家族カード | あり |
還元率 | 1.0~3.5% |
nanacoチャージ還元率 | 0.5% |
たまるポイントの種類 | Oki Dokiポイント(1,000円利用につき1ポイント=5円相当) |
- 年会費無料の高還元率カード
- いつでもJCB一般カードの二倍の還元率をキープ
- セブンイレブンでの利用で還元率2.0%
- スターバックスで10倍以上のポイント還元。還元率にして5%以上
- JCB originalseriesパートナー店でよりポイント還元率アップ
- 学生でも利用可能な海外旅行傷害が付帯したカード
- 女性版のJCB CARD WplusLでは女性疾病へのサポートが充実
JCB CARD Wの申し込み資格は18歳~39歳以下の方限定、年会費無料の高還元率クレジットカードです。
女性特有の疾病などのサポートが充実した女性向けバージョンの「JCB CARD WplusL」もあります。
ポイントが常に2倍!
JCB CARD Wは学生でも申し込むことができるカードですが、還元率はJCB一般カードの倍の1%。
ショッピングに利用で高還元率のカードが欲しい場合は、JCB一般カードよりむしろこちらのカードを発行した方がいいでしょう。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーでさらにポイントアップ!
JCBカードでショッピングをする時には、「JCB original series パートナー」加盟店を利用するとポイントが数倍になります。
JCB original series パートナー加盟店には以下のような店舗があり、JCB CARD Wで買い物をすると
ブランド名 | ポイント還元率 | original series優待 | JCB CARD W(plusL)特典の還元率 | 合計還元率 |
---|---|---|---|---|
エッソ・モービル・ゼネラル | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 1.5% |
セブンイレブン | 0.5% | 1% | 0.5% | 2% |
スターバックス | 0.5% | 4.5% | 0.5% | 5.5% |
Amazon | 0.5% | 1% | 0.5% | 2% |
という風にかなりの高還元率になることがわかりますね!
今回のメインテーマであるセブンイレブンも「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」加盟店なので、
- JCBカードのポイント還元率0.5%
- original series優待1.0%
- JCB CARD W(plusL)特典の還元率0.5%
と2.0%のポイント還元率になるわけです。
また、スターバックスカードへのチャージも5.5%と驚異の高還元率を誇るので、スターバックスをよく利用する人は是非とも持っておきたい一枚となっています。
共通ポイントへの交換にも強い「Oki Dokiポイント」
JCBカードを利用することで貯まるポイントは「Oki Dokiポイント」になりますが、このポイントは共通ポイントとの交換に非常に優れています。
ポイント(プログラム) | Pontaポイント | 楽天スーパーポイント | nanacoポイント | dポイント | WAONポイント |
---|---|---|---|---|---|
Oki Dokiポイント | 200→800 | 200→600 | 200→1,000 | 200→800 | 200→800 |
交換率も悪くないため、貯めている共通ポイントがある人は積極的に交換すればポイントの使い道に困ることもないでしょう。
nanacoへのチャージにおすすめ!リクルートカード
1.2%の驚異的な還元率。電子マネーへのチャージも最強クラス。ホットペッパーなどを使う人も必携の一枚。
- 高コスパ◎
- スピード発行
- 海外
- 電子マネー
- 買い物◎
- 初めて
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
初年度年会費 円 | 通常年会費 円 | 1.20~3.20% | なし |
国際ブランド | JCB・VISA・MasterCard |
---|---|
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 国内海外での旅行・ショッピング(すべて利用付帯)・盗難補償 |
家族カード | あり(年会費・発行手数料無料) |
還元率 | 1.2% |
nanacoチャージ還元率 | 月3万円までは1.2%・3万円以上は付与なし |
たまるポイントの種類 | リクルートポイント(Pontaポイントに1ポイント=1円で交換可能) |
- トップクラスの還元率1.2%!
- じゃらんやホットペッパーなどのリクルート系サービスをお得に!
- Pontaポイントを貯めやすい!
- 電子マネーへのチャージにも強い!
- 年会費無料で海外旅行傷害保険が付帯!
- ポンパレモールで還元率が4.2%に!
リクルートカードは、リクルートが発行している年会費無料のクレジットカードです。
どこで使っても1.2%という高還元率でポイントが貯まるのでnanaco関係なしでもおすすめの一枚。
場所を選ばずにこの還元率のカードはなかなかありません。メインカード、サブカード問わずできれば一枚持っておきたいクレジットカードと言えるでしょう。
nanacoチャージで還元率1.2%!
リクルートカードではnanacoへのチャージじでも目減りすることなくきちんと1.2%のポイントが貯まるため
- チャージ時に貯まるリクルートポイント1.2%
- nanacoでの支払い時に貯まるnanacoポイント1.0%
という風に合計で2.2%のポイント還元率になります。
これ2.2%の還元率は他のnanacoにチャージできるクレジットカードと比べてもダントツで一番ですよ。
ちなみにMasterCard、VISA、JCBどのブランドでも大丈夫です。
しかし、ここで注意なのが、2020年3月11日以降、リクルートカードはクレジットカードチャージサービスへの新規登録が停止されました。
現在新規登録できるカードはセブンカードシリーズのみです。
それ以上の金額でもチャージ自体はできますが、ポイントは付与されません。
住民税や固定資産税など大きな額を支払うときのために毎月こつこつ3万円ずつnanacoチャージしていき、毎月の光熱費の支払いもnanacoで済ませる、などの方法が有効です。
リクルートカードで貯まるリクルートポイントって?
リクルートカードを利用することで貯まる「リクルートポイント」は1ポイント=1円から使用でき、Pontaポイントとも相互交換できるので非常に使い勝手が良いです。
ポンパレモールやじゃらん、ホットペッパーグルメ等のリクルート関連サービスで使うことで還元率はなんと最大4.2%にもなるので、衣食住全ての分野でポイントが貯まる本当にお得なカードですね。
まとめ
セブンイレブンを頻繁に利用する人は
- セブンイレブンで高還元率になるカードで支払う
- nanacoにチャージした上で支払う
ことでお得に買い物ができることがわかりしたね。
コンビニのレジはたいていの場合レジが2台しかなく、ちょっとお客さんが並んだだけでもわりと時間をとるものですよね。
それはみんなのコンビニでは現金払いという先入観があるからです。
しかし、カード払いや電子マネーで支払うと支払いがスムーズになる上にポイントが付き、お店側・お客さん側双方にとって良いことづくめなのです。
是非これからは、コンビニでもカードや電子マネーで支払いをスムーズにしてみませんか?