
ユーザー数500万人を突破、ゴールドカードながら人気の高い「dカード GOLD(ゴールド)」。
ドコモユーザー必携、人気急上昇中のゴールドカード。
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11,000円 | 11,000円 | 1.00~5.00% | ![]() |
3,000人に聞いたクレジットカードランキングでも、多くの一般カードを抑えて上位にくる人気カードでした。
高還元率カード、使いやすいdポイントなどdカード GOLDの利点はさまざまですが、その最たるは「ドコモユーザーなら携帯料金の10%をポイント還元」の特典。
ただ、一部の人の間で「最悪」・「騙された」といった口コミも…。
「10%還元で年会費の元が取れるか分からない」という場合は、とりあえず年会費無料のdカードにするのもおすすめです。
ローソンで5.0%を始め多数の特約店を持つオトクな年会費無料カード。docomoユーザーならさらに◎。
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広範な店舗でかなりの高還元率、さらにドコモユーザーならケータイ補償や毎月ケータイ料金の1%還元も。
目次
このページでは、実際に筆者がdカード GOLDを利用して、悪評の原因となっている10%ポイント還元特典の注意点やデメリットをまとめました。
すでにdカード GOLDをお持ちの方はもちろん、dカード GOLDの発行をするべきか悩んでいる方は必見ですよ!
dカード GOLDの10%ポイント還元特典は「最悪」「騙された」の口コミが多い?
ユーザーはdカード GOLDの10%ポイント還元特典のどんなところに腹を立てているのでしょうか?
Twitter上での口コミを見て行きましょう。
悪い口コミは10%ポイント還元特典に集中
低評価の口コミを調べてみると、dカード GOLDのある代表的な特典に対する不満が集中していました。
その特典こそが“毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金の10%ポイント還元”です。

dカード GOLDの10%還元とは?
特典の内容は上記の言葉通りですが、一応解説しておきます。
dカード GOLDを持っていれば、以下のドコモ関連の料金に対して10%のdポイントが毎月もらえるよ、というもの。
- ドコモのケータイ料金
- ドコモのインターネット回線「ドコモ光」の利用料金
「年会費1万円の元を取れる!」という旨をドコモ側がプッシュしていることもあり、多くの人がこの特典を目当てにdカード GOLDを発行しています。
10%分のポイントが貰えない人が続出
一見すると非常にお得な気がしますよね。どこにも文句のつけどころが無いようにも思います。
しかし不満を唱えるdカード GOLDユーザーの多くが「10%もポイント貰えていない!」と怒り心頭のようなんです。
10%分のポイント還元がされない口コミ
dカードゴールドに変えて初めてのポイント加算。
ゴールド会員会費10,000円、
ポイント700×12=8,400pt・・・やばい、マイナスです。
なんか算定誤った??? pic.twitter.com/Nb2avceeQF— アルパカくん【ポイント】 (@arupakakunpoint) 2019年3月10日
旦那のカード、dカードのゴールドに変えてもらったけど、ポイントあんまり貯まってないな
旦那とポイント共有だと思ったけど違うのかな??— はり (@harinoi) 2019年3月11日
dカード GOLDのドコモ利用料金の10%がポイントバックっていう還元サービス
これ誇大広告だと思う
勘違いしてる人絶対多い
毎月10000円越えてるから1000ポイント貰えて年間12000ポイントで元は取れるって計算してる人絶対多い— 銀たまご。 ポン円に殺された。銀祭り前夜昼夜 (@tamayorozu) 2019年3月11日
dカード GOLDでポイントが10%還元されない!?原因と注意点
なぜ、10%分のポイントが貰えていないと感じるのでしょうか?原因と注意点を解説していきます。
原因は10%還元の対象外があること
10%還元がきっちりされていない理由はいたって単純。
ポイントが付与されない利用料金があるからなんですね。dカード GOLD公式ホームページには以下のような記述があります。
各種割引サービス適用後の基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料の金額となります(ただし、FOMAサービスの利用金額のうちFOMA位置情報/FOMAユビキタスサービスにかかる基本使用料および通信料は除きます)。各種手数料、電報料、コンテンツ使用料/iモード情報料、コレクトコール通話料、ケータイのご購入代金分割支払金/分割払金、ドコモ口座による利用代金(送金依頼額および利用料)、消費税、「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償 お届けサービス」ご利用時のお客さまご負担金、「ドコモ光」事務手数料・工事料および光訪問サポート利用料など1回ごとにお申込みが必要となるサービスなどはdポイント進呈の対象外となります。
これだけ見てもわかりにくいですね...。
ざっくり10%還元の対象を説明すると
簡単に説明すると、10%還元の対象になるのは以下の料金だけ。
- 基本使用料:カケホーダイプランなど
- 通話・通信料:有料通話の代金
- 付加機能使用料:パケホーダイプランなど
消費税やケータイ本体の分割代金、d払いなどなどその他の料金は全て対象外になるんです。
そのため実際にドコモに毎月支払っている料金のわりに、もらえるポイントが少ないと感じるんですね。
筆者が体を張ってdカード GOLDの罠を体験
上記の説明では、あまり「騙された」と感じる要素が少ないですね。公式サイトにも明記されていることですし、、、。
しかし、掘り下げていくとさまざまな「落とし穴」があるんです。
実際に筆者が「ドコモのケータイ×dカード GOLD」で実験した結果を元に、解説していきます。
5,544円払っても1ポイントも貰えなかった
2019年1月のドコモのケータイ料金は5,544円。

単純に10%還元なら、約500ポイントをもらえると思いますよね。
しかし実際には、特典は一切適用されず、1ポイントも貰えませんでした。
内訳を見ればわかる
この原因は内訳をみるとわかります。
基本使用料 | 1,700円 |
---|---|
通話料・通信量 | 18円 |
パケット定額量 | 2,700円 |
その他のご利用料金 | -4,494円 |
代金分割支払 | 5,520円 |
消費税 | 400円 |
そもそも以下の二つはポイント付与の対象外。
- ケータイ本体の「代金分割支払」
- 消費税
対象となるのは、基本使用料・通話料・通信量・パケット定額料の4つの料金です。
しかし、これらの料金(合計4,418円)がさまざまなドコモの割引サービスでまるまる打ち消されているので、10%還元の対象になる支払いが0円と見なされてしまったんですね。
注意点は3つ
少し、10%ポイント還元の罠が見えてきましたね。
どうやら「携帯本体の分割払い料金」と「割引サービス」がかなり邪魔しているみたいです。
今回の実験で、ポイントが全く付与されなかった原因は以下の3つ。
- ケータイ本体の「代金分割支払」は10%ポイント還元の対象外
- 割引が10%ポイント還元対象の基本料金から行われる
- 支払いの一部をdポイントで行った
これらを「注意点」としてまとめていきます。
注意点1:ケータイ本体の分割払い代金は10%特典の対象外
昨今のスマホは高機能と引き換えに、本体代金がとっても高いですよね。
ざらに10万円以上するので、分割払いで支払っている人も多いと思います。
しかし、機種代金は10%ポイント還元の対象外。思ったよりもポイントが貯まっていないのはこれのせいかもしれません。
dカード GOLD、審査通ったけど、
携帯代内¥3300は、本体分割代金だから、10%対象外だと…
見事¥9000を大幅に下回る結果に…
キャンペーンキャッシュバックがあるから、一年目は、まぁ、いいとするか汗
しかしポイントでケチの血が騒いでしまった所痛いな…
携帯代も安くなるらしいし、来年切替やな— 『希望』探索中… (@MadDog0307) 2019年3月9日
12万円のスマホを分割払いした場合は...
例えば12万円のスマホを24回払いにした場合、月々支払う機種代金は5,000円。
ケータイの基本料金が6,000円だったとすると、1ヶ月あたりにもらえるポイントは以下のようになります。
実際の支払い代金 | 11,000円(基本料金+分割払い代) |
---|---|
実際に付与されるポイント | 600ポイント(基本料金の10%還元のみ) |
毎月11,000円支払っていても、実際には600ポイントしか貯まらないんですね
1,100ポイント貯まると勘違いしていた人からすると、大きな乖離が生まれてしまっていますね。
ドコモユーザーの筆者の場合
筆者もドコモでiPhone XSを分割払いしています。
毎月5,000円以上支払っていますが、これには全くポイントが付与されていないんですね。
なんだか悲しくなります...。
注意点2.月々サポートでポイントが激減
※月々サポートはXi/FOMAにおいて2019年5月31日に終了したサービスなので、2022年4月現在適用されている人はほとんどいないと思われます。
※以下の情報は過去のものとなりますが、基本料が割引されて還元されるポイントが少なかった事例として、是非参考にしてください。
ドコモでは購入した機種に応じて、毎月の利用代金から割引が行われる「月々サポート」というサービスがあります。
「実質本体代金無料!」のような話を聞いて申し込みをした人も多いのではないのでしょうか?
しかし、この「月々サポート」が10%ポイント還元特典のメリットを大幅に阻害しています。
ポイントが貯まりにくい...と感じている人の多くは、この「月々サポート」が原因のはずです。
dカード GOLD。利用料金の10%ポイントなら楽に元取れると、月払い額で考えたら大間違いだった。月々サポートの額は入らない。まあこれは借金返してるだけだから当然だけど、そのほかの規制は理解できない。騙された感つよいよ。よいしょツィート多いな。
— なつのなか (@glasspoem) 2019年1月16日
基本料金から割引される
その理由は、月々サポートの割引の対象が「基本料金」だからです。
ご購入月の翌月を1か月目とし、最大24か月間、ご購入機種に応じた「月々サポート割引額」を毎月のご利用料金から割引きます。

10%ポイント還元の対象になるのは「基本使用料・通話料・通信量・パケット量」の代金の基本料金のみでしたね。
ここから割引されてしまうので、当然もらえるポイント数も激減してしまいます。
月々サポート分は決して、分割払い料金から割引されるわけではありません。
- 間違い:携帯電話の分割代金が割引される
- 正解:基本料金から割引される
注意点3.携帯料金をdポイントで支払うと損
ドコモの携帯料金はdポイントで支払うこともできます。
しかし、これがとっても損。絶対にやめておいた方がいいです。
dポイントで支払ってみると...
考え方としては「月々サポートの割引」が損なのと同じ。
筆者の場合は、手持ちのdポイント2,943円分をすべてケータイ料金の支払いに当てました。

これは当然10%還元対象の基本料金から引かれます。
つまりdポイントで支払っても全くポイントが貯まらないばかりか、本来もらえるはずだった200〜300ポイントを貯め損ねていることになるんです。
携帯料金の支払いに充てなければいいだけの話で、使い勝手がいいポイントであることには変わりありません。
10%のポイント還元特典のその他の落とし穴(デメリット)
dカード GOLDの10%還元特典に対する「悪評」の原因は主に、「還元の対象外がわかりにくい」ことにありました。
しかし、他にもいくつか注意するべきデメリットがあります。
- ポイントの取りこぼしが多い
- 家族分の携帯料金は家族カードを発行しないと適用外
- dカード GOLDで携帯料金を支払うと損
- dポイントのステージ判定が改悪
これから説明する内容は公式サイトに明記されていることですし、発行後にブーブー文句を言うのもナンセンスだと思うので、事前に把握しておきましょう。
デメリット1.ポイントの取りこぼしが多い
10%還元特典は正確に言うと、「1,000円(税抜)につき100円のポイントが付与される」です。
これがなぜデメリットなのかと言うと、“切り捨てられるポイントが多い”んですね。
999円以下の端数は全て切り捨て
利用料金ごとに付与されるポイントを表にしてみました。
利用代金 | 付与されるポイント |
---|---|
5,000円 | 500ポイント |
5,500円 | 500ポイント |
5,999円 | 500ポイント |
6,000円〜6999円 | 600ポイント |
7,000円〜7,999円 | 700ポイント |
5,000円でも5,999円でも付与されるポイント数は500ポイント。999円以下の端数は全て切り捨てです。
“思ったよりもポイントが貯まりにくい”という不満が生まれる原因は、ここにもありそうですね。
デメリット2.家族分の携帯料金は家族カードを発行しないと適用外
dカード GOLDの本カード1枚で10%還元特典の対象になるのは本人分の携帯料金のみ。
奥さん(旦那さん)や子供の携帯料金は対象外です。
つまり、家族の携帯料金を10%ポイント還元させるには、家族カードを発行する必要があります。
ただ意外と「家族の携帯料金がポイント付与されなかった!」と怒っている人が多いのもまた事実。
おそらく、「家族でドコモユーザーならお得!」という文言だけ覚えて注意点をよくよく見なかったんでしょうね。
家族カードは2枚目以降は有料
家族カードの年会費は以下の通り。
- 1枚目:無料
- 2枚目:1,100円(税込)
奥さん(旦那さん)だけでなく、子供の分まで家族カードを作ったら必ず年会費が発生するわけです。
ただやはり、10%還元を天秤にかけたらお得なので、家族カードは発行した方がいいと思います。
18歳以下の子供がいる場合は注意
家族カード申し込み条件は18歳以上。
18歳以下は家族カードを発行できないので、当然ながら10%ポイント還元特典も対象外となってしまいます。
お子さんが中学生や高校生の場合は、その金額分を差し引いて損益分岐点として判断しましょう。
- 子供が18歳以上:夫+妻+子供の携帯料金が9,000円以上で年会費の元を取れる
- 子供が18歳以下:夫+妻の携帯料金が9,000円以上で年会費の元を取れる
デメリット3.dカード GOLDで携帯料金を支払うと損
10%ポイント還元を受けるための条件は「dカード GOLDを所有していること」のみ。
正確にはdカード GOLDとdアカウントが紐づいているだけでOKなんですね。
つまり何が言いたいのかと言うと、dカード GOLDで携帯料金を支払う必要がないということなんです。
dカード GOLDで携帯代を払うのは100円1ポイントの対象外
しかもdカード GOLDで携帯代やドコモ光の料金支払いは、100円1ポイントの対象外になっています。
そのため1,000円未満の端数は切り捨てられてしまうのです。
これは公式サイトにも明記されています。(サイトの深層部でようやく見つけました...。dカード側からするとあまり知られたくないようですね)

ドコモのケータイ料金は別のカードで支払おう
裏を返せば、別カードでケータイ料金の支払いをすれば、ポイントの2重取りができるということです。
楽天カードのような高還元率カードがいいですね。
年会費無料、買い物する度ポイントがどんどん貯まって使い道も無限大。 圧倒人気のオールマイティカード。
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初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
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- dカード GOLDを所有:10%還元特典を受けられる
- 楽天カードで支払い:1%のポイント付与
合計で11%もポイントが貯まりますよ。
デメリット4.dポイントのステージ判定が改悪
dポイントを管理・利用するために登録が必要なのが「dポイントクラブ」。
「dポイントクラブ」では獲得ポイントやドコモ契約継続年数などに応じて、会員ランクを4段階に分けていました。
ランクに応じて優待サービス(携帯料金割引など)が受けられるので、これ目的でdカード GOLDを保有する人も多かったんですね。(一番上の「ゴールド」ランクに無条件でなれたので)
改悪でdカード GOLDの強みが減衰
しかし2018年5月にステージ判定が変更。
dカード GOLDはステージ判定に無関係になってしまったため、改悪と感じるユーザーが多くなったみたいです。
dカード GOLDには10%還元(※)の特典があるので、4thランクやプラチナランクくらいは目指せそうに思いますが、それは残念ながら曲解。
というのも10%還元の特典で得たdポイントはステージ判定対象外なんですね。
dポイントクラブ会員を対象としたポイント進呈 (1%)と、「dカード GOLD特典」としてのポイント進呈(9%)の合計となり、「dカード GOLD特典」分の進呈ポイントはdポイントクラブのステージ判定対象外となります。
もう少し正確にいうと、10%のうち1%しかステージ判定の対象になりません。
※1 ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします
※2 端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外
※3 ahamo/irumo利用料金・端末代金・事務手数料など一部対象外です
不平の原因はドコモショップにあり?
dカード GOLDはオンラインの他にもドコモショップで申し込みができます。
どうやらこれもまた、以下のような低評価の口コミを生み出す原因となっているみたいなんです。
いくらドコモ店員といえども、ステージの変更はリニューアル発表までは把握していないので仕方がないことです。知識不足な方も当然いるでしょうし...。
しかしユーザーからするとそれが「騙された」という感覚に繋がっているみたいですね。
2022年6月3日にdポイントクラブが改定!
dカード ゴールドによるランクアップが廃止され、さらにdカード ゴールドのポイント分が判定対象外となるという改悪に、dポイントクラブを利用するのを諦めていた人も多いと思います。
しかし、2022年6月3日にdポイントクラブが改定されることがわかりました。
出典:NTTドコモ公式サイト(https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/02/25_00.html)
以前のようにdカード GOLDを持っているだけでランクアップすることはできませんが、ステージ判定にdカード GOLDの特典(ドコモ利用料金1,000円(税抜)ごとに100ポイント獲得)で獲得したポイントが対象になります!
そのため、以前よりもdカード GOLDの恩恵が得られるようになるのではないでしょうか?
年会費分をどう捉える?ほとんどの人はdカードでも◎
dカード GOLDの10%還元特典で年会費の元を取るのは、意外とハードルが高いことがわかりましたね。
そこでおすすめしたいのがdカードの一般カード。
ローソンで5.0%を始め多数の特約店を持つオトクな年会費無料カード。docomoユーザーならさらに◎。
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dカードとdカード GOLDの違い
dカードとdカード GOLDの違いを簡単に表にまとめてみました。
![]() dカード |
![]() dカード GOLD |
|
---|---|---|
年会費 | 無料 | 11,000円 (税込) |
ドコモ利用での 還元率 |
1% | 10% |
ケータイ 補償額 |
最大10,000円分 | 最大100,000円分 |
ケータイ 保証期間 |
購入後1年 | 購入後3年 |
空港ラウンジ | × | ◯ |
海外旅行保険 | × | 最大1億円 ※ |
※海外旅行費用をdカード GOLDにて支払いした場合の支払い保険金額です。条件を満たさない場合の保険金額は傷害死亡時最大5,000万円、傷害後遺障がい時200万円~最大5,000万円です。
ドコモ利用での還元率は大幅に下がりますが、通常時の還元率は1.0%と高く、年会費無料で一般カードとしてはかなり優秀。
dポイントが貯まり、d払いやiDも使えるので、ドコモユーザーには使いやすいカードですよ。
年会費の元が取れなくてもdカード GOLDはおすすめできる
そもそもゴールドカードは年会費が高い代わりに、海外旅行保険や空港ラウンジサービスが使えるよ、というもの。
年会費の元を取り戻せる可能性があること自体すごいことなので、dカード GOLDは、ゴールドカードとしては非常にコスパがいいです。(多くの日本人が“年会費アレルギー”であることもまた事実ですが...)
たとえケータイ料金の還元特典が年会費未満だとしても、dカード GOLDを発行してもいいのかなと思います。
デメリットを理解した上でdカード GOLDを発行しよう
ここまでは10%還元の罠について詳しく解説してきました。
こう見ると負のイメージが強くなってしまいますが、当然恩恵を受けられる人もたくさんいます。
あなた自身が特典のメリットを享受できるかどうか判断した上で発行すれば、非常にお得で使い勝手がいいことは間違いないです。
年会費と10%還元特典の損益分岐点
dカード GOLDの年会費は11,000円(税込)。
「11,000円(税込)÷12ヶ月≒900円/月」となり、月々900ポイント以上獲得できれば、10%還元特典で年会費を相殺できます。
つまり、ケータイ料金・光料金のうち9,000円以上が10%還元の対象料金であればいいわけです。
自分のドコモ携帯料金をチェックしよう!
まずは一度ご自身のドコモの携帯料金を調べてみてください。
My docomoという専用ページからスマホやパソコンで簡単にチェックできます。
先ほど挙げた注意点を参考にして、紙に書き出して計算してみるといいですよ。
- ドコモ光を契約している人
- 家族でドコモユーザー
の場合は、10%還元の対象になる料金が9,000円を超えている可能性が高く、dカード GOLDを発行して良さそうですね。
dカード GOLDは満足度が高いカード
ファイナンシャルプラスが独自に行ったアンケートでも、dカード GOLDは「平均満足度ランキング」で楽天カードを差し置いて1位を獲得しています。
空港ラウンジサービスや携帯補償サービスなども付帯しており、コストパフォーマンスの高いゴールドカードと認識されているみたいですね。
dカード GOLDのメリットは?
ここまでdカード GOLDの気になる点を中心に紹介してきましたが、もちろん使うメリットもあります。
具体的には以下のような点です。
- 最大10万円分のケータイ補償が端末購入後3年間続く
- 年間利用額に応じた特典がある
- 旅行関連の補償・サービスが受けられる
- 専用の問い合わせ窓口を利用できる
- 特約店を利用すれば獲得できるポイントがアップ
ひとつずつ見ていきましょう。
最大10万円分のケータイ補償が端末購入後3年間続く
ドコモショップで購入した携帯電話を紛失した場合や、故障時に修理できないと判断された場合に、同じ機種で同じカラーの携帯電話を再度購入すると最大で10万円分まで補償してもらえます。
補償してもらえる期間は端末購入後3年間なので、期間内に紛失などをしてしまった場合は利用してみてください。
ただし携帯電話を分割購入する場合は、頭金と事務手数料しか補償してもらえなくなるので注意しましょう。
利用額に応じた特典がある
dカード GOLDの年間利用額が税込み100万円を超えた場合、特典をもらうことができます。
もらえる特典は、年間利用額が税込み100万円以上の場合は10,000円分のクーポンです。
クーポンには「dショッピング」「ケータイ購入割引」「d fashion」「メルカリ」「dミールキット」「dブック」の6種類があり、会員は好きなものを選択できます。
なお年間利用額の累計期間は毎年12月半ばから1年間となっていて、翌年の6月上旬頃に利用特典に関するダイレクトメールが送られてきます。
旅行関連の補償・サービスが受けられる
dカード GOLDは旅行関連の補償やサービスが多数用意されています。
ここでは国内でのサービスと海外でのサービスを分けて紹介しましょう。
国内向け補償・サービス
dカード GOLDの国内向けの補償やサービスには、以下のようなものがあります。
- 国内旅行保険 ※
- 国内航空便遅延費用特約
- 主要空港でのラウンジ利用無料
※国内旅行費用をdカード GOLDで事前に支払いの場合に限り補償対象
気になるのは保険の内容ですが、本人会員だけでなく家族会員にも自動付帯されるタイプで、最大で5,000万円まで補償してくれます。
担保項目 | 金額 |
傷害死亡保険金 | 最大5,000万円 |
傷害後遺症障がい保険金 | 200~5,000万円 |
入院保険金 | 日額5,000円 |
通院保険金 | 日額3,000円 |
手術給付金 | 入院保険金日額の5倍または10倍 |
海外向け補償・サービス
海外向けの補償やサービスには、以下のようなものがあります。
- 海外旅行保険
- 海外航空便遅延費用特約
- VJデスク(海外での日本語スタッフによる旅のサポート)
- 海外緊急サービス(紛失時の暫定クレジットカード発行)
- 海外レンタカー優遇サービス
- ハワイの空港でラウンジ利用無料
こちらの保険も、本人会員だけでなく家族会員にも自動付帯されるタイプで、補償額は最大で1億円となっています。
さらに本人会員の家族にも補償がされるので、海外旅行へよく行く方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
担保項目 | 本人会員、家族会員への補償金額 | 本人会員の家族への補償金額 |
傷害死亡 | 1億円 | 1,000万円 |
傷害後遺障がい | 400~1億円 | 40~1,000万円 |
傷害・疾病治療費用(一事故、一疾病の限度額) | 300万円 | 50万円 |
賠償責任(一事故の限度額) | 5,000万円 | 1,000万円 |
携行品損害(年間限度額) | 最高50万円、盗難時30万円(一事故あたりの自己負担額3,000円) | 15万円(一事故あたりの自己負担額3,000円) |
救援者費用(年間限度額) | 500万円 | 50万円 |
※dカード GOLDでの支払いなどの条件はなし。ただしdカード GOLDでの海外旅行費用の支払いの有無により、一部保険金額が異なります
専用の問い合わせ窓口を利用できる
dカード GOLDには専用の問い合わせ窓口「dカード GOLDデスク」が用意されています。
様々なサービスに関する問い合わせはもちろん、ファイナンスサービスに関する相談までできるので、スタッフに対応してもらいたい方におすすめです。
特約店を利用すれば獲得できるポイントがアップ
こちらはdカードと共通するメリットになりますが、dカード特約店を利用すると獲得できるdポイントが1.5~5%アップします。
特約店には書店やコーヒーショップ、ガソリンスタンドなど様々なお店があるので、多くの方が利用しやすいと感じられるはずです。
他にも「dカード ポイントモール」を経由してネットショッピングをするとポイントが1.5~10倍たまるので、dカード会員の方はこちらも利用してみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は実際に筆者がdカード GOLDを利用して、悪評の原因となっている10%還元特典の注意点やデメリットを解説しました。
dカード側の説明不足、注意書きがわかりにくい場所にあるので、「騙された」という印象を受ける人が多かったんでしょうね。
年会費無料カードだったら、多少サービスに不満があっても仕方がないと諦めがつきますが、年会費が1万円するのでそういう訳には行かなかったみたいです。
しかし人によっては絶対にお得になるので、ご自身の利用額と照らし合わせて損益分岐点を超えているなら発行をオススメしますよ!