povo2.0は月額基本料が0円で単体で使っても十分便利ですが、実は「デュアルSIM運用」ならより便利に使えることもあります。
この記事では、povo2.0のデュアルSIM運用の魅力やおすすめの組み合わせ先などについて解説します。
povo2.0と他社回線を組み合わせて、お得かつ快適にスマホを使いたい方は参考にしてください。
povo2.0は他社と組み合わせてのデュアルSIM運用に最適な格安プラン!
povo2.0は、他社と組み合わせて「デュアルSIM運用」をするのに最適な格安料金プランです。
デュアルSIMとは、2枚のSIMカードをスマホなどの対応端末に入れて同時に使用する仕組みです。
SIMカードがスマホに2枚入っていれば、片方が圏外になってもデータ通信に使うSIMを切り替えることでもう片方が圏内であれば通信や通話をすぐに行なえます。
また、格安SIMや大手キャリアの格安プランでは各社でお得な機能や料金が異なっています。
例えば通信料金が安いサービスで大容量を契約しつつ、通話料金が安いサービスでかけ放題を契約する…といったように組み合わせて使えば、SIMカードを1枚契約してその会社内でサービスをまとめるより安上がりになることがありますよ。
SIMカードとeSIMのどちらも契約できる
デュアルSIM運用をするには対応するスマホが必要で、機種によっては片方を通常のSIMカード、2枚目はSIMのデータだけをスマホ等にダウンロードして使う「eSIM」でなければ組み合わせられないこともあります。
eSIMは格安SIMなどによっては契約できないこともありますが、povo2.0はSIMカードとeSIMのどちらの契約にも対応しています。
組み合わせ先がeSIM非対応ならpovo2.0側をeSIMにすればOKですし、逆に他社をeSIMで契約して使うならpovo2.0は通常のSIMカードで契約可能なので、デュアルSIM運用をしやすいのがpovo2.0の魅力ですよ。
動作確認済みの端末が豊富、たくさんの機種に対応する
povo2.0は公式サイトから動作確認済みの端末を確認可能です。
大手キャリアだけでなく、家電量販店などで買えるSIMフリースマホなども含めてたくさんの機種で動作確認が行われています。
様々な機種から自由に使いたいものを選べるのも魅力ですよ。
ただしpovo2.0からスマホを買うことはできないので、端末は自分で大手キャリアや家電量販店などから購入する必要があります。
povo2.0は基本料金0円、自由なペースで使える
povo2.0は月額基本料金がなんと0円です。
代わりに普段は最大128kbpsとなっていて高速通信ができませんが、自分でトッピングを買うことで高速通信が可能になりますよ。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
契約事務手数料は基本的にかかりませんし解約金もありません。
また、支払い方法は基本的にクレジットカードですが、ペイディのあと払いにも対応しています。
負担が非常に軽いサービスなので、非常用の予備回線として通信障害時に課金して使ったり、データ通信専用にして他社で通話をする、逆に通話専用でpovo2.0を使うなど、色々な使い方をしやすいのがpovo2.0の魅力となっています。
海外で使えるトッピングもあるので、海外旅行用のSIMとして契約しておくようなこともできますよ。
povo2.0はauと同等の通信品質があるので、通信速度や対応エリアも安定している
povo2.0は3GB・30日間990円など料金が低価格ですが、あくまでauの格安料金プランです。
大手キャリアのプランであるため、通信や通話の品質についてはauと同等になっています。
一部の格安SIMのように通信速度の遅さに悩まされる心配はありませんし、繋がるエリアもau回線なのでもちろん豊富です。
ただ安いだけでなく、快適に使えることもpovo2.0の魅力です。
povo2.0をデュアルSIM運用する場合の注意点は?
povo2.0をデュアルSIMで運用したい場合、注意しなければいけないポイントがいくつかあります。
それぞれ解説するので、事前に確認しておきましょう。
使用する端末がデュアルSIMに対応している必要がある
povo2.0を他社のSIMと組み合わせてデュアルSIMで運用したい場合は、使用する端末がデュアルSIMに対応していなければいけません。
例えばiPhoneなら、XSシリーズ・XR以降(SEなら第2世代以降)でなければデュアルSIMを利用できませんし、2枚目のSIMはeSIMであることが必須です。
PixelならPixel 4シリーズ以降が、eSIMを組み合わせたデュアルSIM対応です。
手持ちのスマホがデュアルSIM非対応だった場合は、先に機種を対応するものに買い替えておきましょう。
デュアルSIM運用をする場合はau以外の他社回線との組み合わせがベスト
デュアルSIM運用をする際、2枚目のSIMはau以外の回線を使っているものから選ぶのがおすすめです。
どちらもau回線だと、通信障害や移動中のエリア外といった場合に両方とも通信できなくなってしまいます。
ドコモやソフトバンクといった、他社大手キャリアの回線を使っているサービスを選びましょう。
180日間に1回以上は課金が必要
povo2.0は月額基本料が0円ですが、180日間課金をしなければ強制解約になってしまう場合があります。
回線を維持するには定期的にトッピングを購入する必要がある点にご注意ください。
povo2.0との併用におすすめのSIMは?
最後に、povo2.0と組み合わせて使うのにおすすめの格安SIM・格安プラン・大手キャリアを紹介します。
楽天モバイルは国内通話が無料でかけ放題!通話と通信を分けたい場合におすすめ
楽天モバイルは使った通信量に応じた月額料金を支払う仕組みで、3GB1,078円~最大でも使い放題3,278円と安価な料金設定になっています。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
たくさん通信をする方は楽天モバイルをメイン回線にするのも良いですね。
また、Rakuten Linkアプリを使って発信すれば通話がもれなく無料でかけ放題になります。
つまり最低料金の月額1,078円にはかけ放題も含まれているので、通話専用回線として楽天モバイルを契約するのもおすすめです。
楽天モバイルはやや他社と比べて電波の繋がりが悪い弱点があるため、povo2.0で通信を行いつつ通話は楽天モバイル中心で行うという組み合わせがとくにおすすめになりますよ。
LINEMOはソフトバンク回線と組み合わせたい人向け!3GB990円から
LINEMOはソフトバンク回線の格安プランで、本家ソフトバンクがオンライン申し込み専用のサービスとしてpovo同様に展開しています。
LINEMOの料金プラン概要 | ||
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
月額料金 | 990円・2,090円 | 2,970円・3,960円 |
データ容量 | 3GB・10GB | 20GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps・ 128kbps(容量15GB超過後) |
最大1Mbps・ 128kbps(容量45GB超過後) |
通話料 | 22円/30秒 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
LINEMOは3GB990円や20GB2,728円という低価格設定でありつつ、ソフトバンクの高品質回線で通信・通話ができるのが魅力です。
ソフトバンク回線をできるだけ安く契約して快適に使いたい場合はLINEMOを検討してみてください。
LINEMOはLINEが通信量にカウントされず使い放題であるため、LINEの利用が多い方にも最適ですよ。
ahamoはドコモ回線と組み合わせたい人が要検討、5分かけ放題付帯で20GB
ahamoはドコモがオンライン申し込み専用で展開中の格安料金プランで、20GB+5分かけ放題で月額2,970円となっています。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
そもそもの通信量が多いため、ahamoはメイン回線として使用するのがおすすめです。
povo2.0は月額基本料が0円なので、ahamoが圏外や低速化しているときのサブ回線として組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
mineoのマイそくは使い放題のサブ回線を安く契約できるのが魅力!
mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線から好きなものを選んで契約できる格安SIMです。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
3種類から回線を選んで契約できるので、au回線のpovo2.0を組み合わせるならドコモかソフトバンク回線で契約するのがおすすめですよ。
mineoをデュアルSIM運用する場合は通常の通信量が決まっている「マイピタ」でも良いですが、「マイそく」というプランを検討してみるのもおすすめです。
mineo・マイそくの通信料金 | |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円 |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 |
スーパーライト(最大32kbps) | 250円 |
マイそくは月~金曜日の12時台や3日間に10GB以上通信した場合に最大32kbpsに制限されはしますが、それ以外はプランに応じた最大通信速度で使い放題です。
ライト以上ならpovo2.0の通常時の速度である最大128kbpsより高速なので、普段はマイそくを使用、速度が必要なときだけpovo2.0で330円の使い放題を課金するなど便利な使い方ができますよ。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
まとめ
今回はpovo2.0をデュアルSIM運用する魅力について解説しました。
ポイント
- 月額基本料金が0円で、最大128kbps・使いたいときだけトッピングをして高速通信可能
- 低価格なので他社回線と組み合わせて使うデュアルSIM運用に最適
- 回線維持のためには半年間に1回は課金が必要
- デュアルSIM運用には対応する端末が必要なことに注意
- 楽天モバイルはかけ放題なので通話メインにおすすめ
- LINEMOはソフトバンク回線と組み合わせて使いたい場合に最適
- mineoはドコモやau、ソフトバンク回線に対応、使い放題のマイそくもおすすめ
今回の解説を参考に、povo2.0を対応する端末でデュアルSIM運用してみてください。