イオンモバイルを申し込むにあたって、家族で乗り換えて月額料金をお得にできると嬉しいですよね。
イオンモバイルには残念ながら家族割がないものの、シェアプランによって家族での月額料金を抑えることが可能です。
この記事では、イオンモバイルを家族でお得に使う方法について詳しく解説します。
イオンモバイルに家族割はない!
結論から言うと、イオンモバイルには家族割が存在しません。
家族みんなでそのままイオンモバイルに乗り換えたとしても、とくに金額的にお得になることはありません。
シェアプランを活用すれば通常より安くできる
イオンモバイルには音声通話SIMにデータSIM2枚が付帯されている「シェアプラン」が存在します。
シェアプランを利用すれば、通信量を家族で共有することで非常に安く使うことができますよ。
音声通話SIM3枚での利用も可能なので、家族で乗り換える場合も安心です。
イオンモバイル・シェア音声プランの月額料金(さいてきプラン) | |
1GB | 1,188円 |
2GB | 1,298円 |
3GB | 1,408円 |
4GB | 1,518円 |
5GB | 1,628円 |
6GB | 1,738円 |
7GB | 1,848円 |
8GB | 1,958円 |
9GB | 2,068円 |
10GB | 2,178円 |
さいてきプランでは1GBから10GBまでが、1GB刻みで用意されています。
家族で使う場合は通信量が少なすぎるとちょっと使いづらいと考えられるので、9GBや10GBでの契約がおすすめです。
イオンモバイル・シェア音声プランの月額料金(さいてきプラン MORIMORI) | |
20GB | 2,288円 |
30GB | 3,388円 →2024年4月より2,838円 |
40GB | 4,488円 →2024年4月より3,388円 |
50GB | 5,588円 →2024年4月より3,938円 |
10GBまでで足りない場合は、さいてきプラン MORIMORIから選択するのもおすすめです。
2024年4月からは料金が値下げされ、さらに100GBまでは10GBにつき+550円単位で、150GB・200GBが50GBにつき+2,750円単位で追加となりますよ。
イオンモバイル・シェア音声プランの月額料金(やさしいプラン・60歳以上限定) | |
3GB(やさしいプラン S.) | 1,188円 |
6GB(やさしいプラン M.) | 1,518円 |
8GB(やさしいプラン L.) | 1,738円 |
そして60歳以上の方は、やさしいプランという小容量プランを選ぶこともできます。
注意!音声SIMを複数枚使う場合などは追加料金がかかる
ここまでにまとめた月額料金の金額では、1枚の音声通話対応SIMカードに2枚のデータ通信専用SIMカードが付属する仕様となっています。
2枚目以降のSIMカードに機能を追加する場合は、以下の金額が月額料金に加算されますのでご注意ください。
シェア音声プランの追加月額料金(1枚ごと) | |
2枚目以降の音声通話機能付帯料金 | 220円 |
2枚目以降のドコモ回線でSMSを利用する料金 | 154円 |
4~5枚目のSIMカード追加料金 | 220円 |
家族で乗り換えた場合のシミュレーション
1人あたり3GBを利用する場合を例に、通常プランとシェア音声プランの料金を比べてみましょう。
まずは通常プランで3GBを3回線申し込んだ場合の月額料金が、以下のとおりです。
通常プランで3GB×3回線申し込んだ場合の月額料金 | |
1回線ごとの月額料金 | 1,078円 |
3回線分の月額料金合計 | 3,234円 |
1年間の月額料金合計 | 38,808円 |
続いて、家族で9GBの通信量をシェアして使う場合の料金が以下のとおりです。
シェア音声プランで9GB×3人利用を申し込んだ場合の月額料金 | |
3回線分の月額料金合計 | 2,508円(2,068円+音声通話機能付帯料金220円×2) |
1年間の月額料金合計 | 30,096円 |
シェアプランを選べば月額726円、1年間だと総額8,712円ほどお得になりますね。
シェアプランと他格安SIMの比較
他社の場合は家族割を利用することで、月額料金を下げられる場合も度々あります。
イオンモバイルのシェアプランと他社格安SIMで、1人あたり3GB程度使う場合の月額料金を比べてみました。
家族3人で9GB(1人あたり3GB)程度使う場合の月額料金比較 | |
イオンモバイル(シェア音声プラン・9GB) | 2,508円 |
IIJmio(5GB×3回線) | 2,970円 |
mineo(5GB×3回線、家族割引込み) | 4,279円 |
ワイモバイル(4GB×3回線、家族割引サービス込み) | 4,895円 |
UQモバイル(4GB×3回線、家族セット割込み) | 5,445円 |
楽天モバイル(~3GB×3回線、最強家族プログラム込み) | 2,904円 |
見てのとおり、イオンモバイルは他社と比べても非常に安価な金額で1人あたり3GBを利用できます。
シェアプランの注意事項
イオンモバイルのシェアプランには、いくつか注意したいポイントもあります。
それぞれ解説するので、イオンモバイルのシェアプランを検討している方は申し込み前に確認しておきましょう。
回線の契約名義が一つになる
イオンモバイルのシェアプランでは、回線の契約名義が1つのみとなります。
家族それぞれの名義にシェアSIMを割り当てることはできないのでご注意ください。
名義を変更したい場合は、大手キャリアなど変更に対応する他社へ回線を乗り換えなければいけません。
また、現在契約名義がバラバラの回線をイオンモバイルのシェアプランに移したい場合は、先に他社で名義をまとめる必要がある点にもご注意ください。
一人が使い過ぎると他の人も含めて使えるデータ通信量がなくなってしまう
シェアプランは複数枚のSIMで通信量を共有する仕組みです。
1人が使いすぎて通信量を使い切ってしまうと、他の人まで巻き添えで通信速度を制限されてしまうことになります。
他の家族のせいで速度制限にかかると困る場合は、無理にシェアプランを選ばず個別の契約をするのもおすすめですよ。
必ず2回線分は契約が必要になる
イオンモバイルのシェアプランは2~5枚のSIMカード(2024年4月からは最大8枚)を使うサービスです。
必ず2回線以上の契約が必要になるので、ご注意ください。
イオンモバイルにおけるシェアプランの申し込み方法は?
イオンモバイルのシェアプランは、公式サイトなどから通常プランと同じように申し込めます。
とくに特別な設定などは必要ありません。
回線名義がバラバラの回線をイオンモバイルのシェアプランに乗り換える場合のみ、事前にキャリアなどで回線名義をまとめる必要がある点にご注意ください。
まとめ
今回は、イオンモバイルを家族で使う場合のお得な運用方法や注意点等について解説しました。
ポイント
- イオンモバイルに家族割はないが、シェア音声プランを契約すれば家族でお得にスマホを契約できる
- シェアプランは1~200GBで契約可能
- 誰かが使いすぎると他の家族までまとめて速度制限にかかる点には注意が必要
- 音声通話機能が必要な場合などは2枚目以降追加料金が必要
- 最大8枚までで通信量をシェアできる
イオンモバイルは、現在のスマホ回線だと珍しく通信量の家族でのシェアが可能となっています。
今回の解説を参考に、お得に格安SIMを運用したい方はイオンモバイルのシェア音声プランを検討してみてください。