IIJmioへ乗り換えるにあたって、スマホだけでなくガラケーもちゃんと使えるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
IIJmioのSIMカードは一応ガラケーでも使えますが、あまりあえて使うメリットはありません。
この記事では、IIJmioをガラケーで使えるかどうかについて詳しく解説します。
目次
IIJmioはガラケーでも一応利用できるが、データ通信やキャリアメールが使えない
結論から言うと、IIJmioはガラケーにSIMを入れて使うこともできます。
ただし、できることが大幅に限られてしまう注意点があります。
というのも、格安SIMを端末に入れてデータ通信をするためには「APN設定」という設定作業が必要ですが、多くのガラケーはAPN設定に対応していないため、IIJmioのSIMカードを入れてもデータ通信ができません。
結果、音声通話かSMSが利用できる程度となります。
また、IIJmioにはキャリアメールのサービスがありません。
IIJmioのSIMを入れた端末では、キャリアメールも使えないので合わせてご注意ください。
以前はIIJmioにガラケー用のプランがあったが、現在は終了済み
IIJmioには以前、月額1,012円で音声通話とSMSを利用できる「ケータイプラン」というプランがありました。
しかし、2022年5月31日をもって新規受付を終了してしまったので、今から申し込むことはできません。
とはいえ現在展開中の「ギガプラン」は2GB850円からという料金設定なので、ケータイプランよりも最低料金が安価です。
ケータイプランの終了自体は、そこまで大きな問題とは言えません。
IIJmioでガラケー端末の販売は行われていないので、自分で用意しなければいけない
IIJmioではガラケーの端末が販売されていません。
どうしてもガラケーで使いたい場合は、自分で対応する端末を用意しなければいけない点にもご注意ください。
IIJmioで利用できると想定されるガラケー端末はどれ?機種選びの注意点は?
IIJmioはドコモかauの回線で契約できる格安SIMです。
そのため、利用するガラケー端末はドコモ回線のタイプDで使うならドコモのガラケー、au回線のタイプAで使うならauのガラケーを選ぶのが無難です。
ただし、auは3Gサービスを終了済みなので、4Gに対応するKYF423などの機種を選ぶ必要があります。
ドコモも2026年3月31日で3Gサービスが終了予定となっているので、今から新しい端末を買うのであれば4G対応のSH-02Lなどを選ぶのがおすすめです。
通話専用で利用するならむしろスマホの方が良い
IIJmioを通話専用として使うのであれば、無理にガラケーを選ばずにスマホを使ったほうが無難です。
IIJmioにおいて、乗り換え時にスマホならたくさんの機種から選択肢を選んで購入できるので、端末代も最安で数百円程度からに抑えられますよ。
そして、料金プランもスマホ向けに安価なものが提供されています。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
2GB850円から使えるので、通話以外全然使わない人は850円でスマホを持ててしまいます。
さらにIIJmioでは、通話オプションも提供されていますよ。
5分かけ放題なら月額500円、10分でも700円しかかかりません。
国内通話無制限のかけ放題をつけても1,400円しかかからないので料金が激安です。
例えば2GB850円のプランに5分かけ放題を付ける最安構成なら、月額わずか1,350円ですよ。
またIIJmioで端末をセット購入するなら、とくに端末との相性も気にする必要がなくSIMを入れれば使えます。
IIJmioでセット購入可能な、ガラケー代わりに使うのにおすすめの端末は?
最後に、IIJmioで購入可能な、ガラケーの代わりとして使うのにおすすめのスマホを紹介します。
Mode1 RETRO IIはガラケー型!
まず、どうしてもガラケーのデザインにこだわりたいという方にはMode1 RETRO IIがおすすめです。
Mode1 RETRO IIの主なスペック | |
価格(IIJmio) | 23,800円→乗り換え時19,800円 |
CPU | MediaTek Helio G85 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 3.5インチ、1,440×720 |
重さ | 145g |
カメラ | アウトカメラ4,800万画素、インカメラ1,300万画素 |
バッテリー容量 | 2,500mAh |
形状はガラケーですが中身はスマホという変わったタイプの端末で、操作は画面のタッチ操作でも本体下部のテンキーでも行えるようになっています。
AndroidOSが搭載されているので、YouTubeやChromeなどのアプリも問題なく利用できますよ。
アンテナなど不要でラジオが聴ける機能などもあり、非常時の情報収集もしやすくなっています。
また、タブレットやパソコンなどをインターネットに繋げられるテザリングもできるので、モバイルルーター代わりに持ち運ぶ小型端末としても便利ですね。
IIJmioではMNP特価19,800円で販売されているので、安くガラケー型端末を入手して使いたい場合はMode1 RETRO IIを検討してみてください。
ガラケーにこだわらないなら、Redmi 12Cが安い!
Redmi 12Cは、Xiaomiから販売されていてとにかく端末価格が安いスマホです。
Redmi 12Cの主なスペック | |
価格(IIJmio) | 17,280円→MNP特価2,480円 |
CPU | MediaTek Helio G85 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 6.71インチ、1,650×720 |
重さ | 192g |
カメラ | アウトカメラ5,000万画素+ポートレート用補助レンズ、インカメラ500万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
6.7インチの大画面で大容量5,000mAhバッテリーを搭載しています。
ただし、性能は軽く動画やWebサイトを見るくらいの人向けなので、ゲームなどをしたい場合はより高性能な他のスマホを検討しましょう。
性能が抑えられている代わりに、MNP一括2,480円という破格で入手できるのがRedmi 12Cの魅力ですよ。
まとめ
今回は、IIJmioをガラケーで使えるかどうかについて解説しました。
ポイント
- IIJmioはガラケーでも使えるが、基本的に音声通話とSMSのみができる
- IIJmioのプランは月額850円で2GBなど安価、通話のみの利用にも最適
- どうしてもガラケーにこだわるのでなければ、スマホを購入して使うのがおすすめ
- Mode1 RETRO IIはガラケー形状のスマホ端末なので、ガラケーの形状にこだわりがある人に最適
- Redmi 12Cは価格の安さが魅力
IIJmioではガラケーを使えますが、基本的にデータ通信やメールは利用できません。
音声通話とSMSでの利用となるので、ご注意ください。
強いこだわりがなければ、ガラケーでなくスマホを購入して組み合わせて使うことをおすすめします。