プランのデータ容量を使い切って通信速度が遅くなると、ネットが思うように使えなくなり不便ですよね。
イオンモバイルでは最大200kbpsに制限されるので、動画やSNS・音楽のストリーミング再生が難しくなります。
しかし、速度制限後に追加でデータチャージができるので引き続き高速通信を利用することが可能です。
今回はイオンモバイルのデータチャージについてくわしく解説します。
目次
【結論】イオンモバイルはデータがなくなったらチャージが可能
イオンモバイルではプランのデータ容量を使い切った後にデータの追加チャージが可能です。
データ容量を使い切ってしまうと通信速度が最大200kbpsに制限されてしまい、これだとYouTubeなどの動画視聴や音楽のストリーミング再生が難しい速度なのでストレスに感じる方も多いでしょう。
しかし、イオンモバイルでは追加チャージが可能なのでデータ容量がなくなっても高速通信を使い続けることが可能です。
イオンモバイルのデータチャージの概要
イオンモバイルのデータチャージの概要について解説します。
料金や注意点について触れていくのでぜひチェックしてください。
データチャージの料金は1GB528円
イオンモバイルのデータチャージ料金は1GBあたり528円です。
他社の格安SIMは1GBあたり220円~1,100円が相場なので、これと比較すると一般的な金額であることがわかります。
もちろん、チャージするデータ量が増えれば増えるほど支払い額は高くなるので、複数回チャージする場合は自分が今いくら課金しているのか把握しながら申し込みましょう。
データチャージ分の繰り越しは不可
イオンモバイルでは通常余ったデータ容量の繰り越しが可能ですが、データチャージにて追加した分は繰り越しできません。
そのため、月末など締め日が近いタイミングでデータチャージをする際は、慎重に判断することをおすすめします。
他社の格安SIMだとチャージ分も繰り越し対象のものがあるので、ここは今後ぜひ改善してほしいポイントですね。
イオンモバイルでデータチャージをする方法
イオンモバイルでデータチャージする際には、マイページにアクセスして手続きする必要があります。
イオン店舗や電話での手続きには対応していなく、公式サイトにも以下の回答が掲載されていました。
データ容量の追加はマイページにて行えます。
出典:イオンモバイル公式(https://faq.aeonmobile.jp/faq/show/794?category_id=81&site_domain=default)
手続きはインターネット上のみ可能なので注意しましょう。
他格安SIMとデータチャージ料金を比較
イオンモバイルと他格安SIMのデータチャージ料金を比較します。
格安SIM | データ容量 | 追加料金 |
イオンモバイル | 1GB | 528円 |
mineo | 100MB | 55円 ※1GB=550円 |
IIJmio | 1GB ※最大20GB/月まで |
220円 |
ワイモバイル | 0.5GB | 550円 ※1GB=1,100円 |
UQモバイル | 100MB | 220円 ※1GB=2,200円 |
500MB | 550円 ※1GB=1,100円 |
1GBあたりの最安料金はIIJmioである一方、最大20GBまでと上限が設定されているのが特徴です。
ワイモバイルやUQモバイルなど大手通信キャリアと同系列の格安SIMは1GBあたり1,100円と割高ですね。mineoはイオンモバイルとほぼ同じですが、100MBずつチャージしなければいけない点がネックです。
イオンモバイルは格安SIMの中で、安すぎず高すぎず一般的な料金だといえるでしょう
イオンモバイルのデータチャージはお得?
イオンモバイルでデータチャージをするなら契約しているプランの容量を引き上げた方がお得です。
イオンモバイルの料金プラン「さいてきプラン」では、以下のようにプラン料金が変動します。
- 10GBまで:1GBあたり110円アップ
※0.5GBから1GBは55円アップ - 10GBから20GB:10GBあたり110円アップ
- 30GBから100GBまで:10GBあたり550円アップ
- 100GBから200GBまで:50GBあたり2,750円アップ
データチャージを使うと1GB528円なので、プランを引き上げた方が1GBあたりの料金が安いことがわかります。
つまり、自分が使うデータ容量にプランをぴったり合わせてデータチャージを使うよりも、余裕のあるプランを選ぶ方がお得です。
データチャージありきでプランの選択を検討している方は普段使う量より多めのプランを選びましょう。
プラン変更は翌月適用
イオンモバイルでは契約中にプランを変更することができますが、適用は翌月となるので注意しましょう。
なお、プラン変更はインターネット上の「マイページ」または対応店舗にて手続き可能です。
店舗はアフター業務を行っている「イオンモバイルショップ」のみなので、事前に公式サイトの「店舗一覧」にてチェックしましょう。
デュアルSIM対応スマホならpovoとの併用がおすすめ!
デュアルSIM対応スマホを持っている方であれば、イオンモバイルとpovoのSIMを併用することもおすすめです。
iPhoneやGoogle PixelなどデュアルSIM対応スマホであれば、1台でイオンモバイルとpovoのSIMを使うことが可能です。
povoと併用することがおすすめな理由は以下のとおりです。
- 基本料金が0円
- 必要な時に必要な分だけトッピングを購入できる
下記にてくわしく解説します。
基本料金が0円
povoは基本料金が0円で、好きなトッピングを購入してプランを作る仕様の格安料金プランです。
つまり、使わない月は0円で維持できるため、SIMを2枚契約しても維持費を最低限に抑えられます。ただし、180日間に1回以上有料トッピングを購入しないと利用停止になる恐れがあるので使わなすぎも注意が必要です。
また、povoはau回線なのでイオンモバイルでドコモ回線を契約し通信障害が発生した際の緊急用のSIMとして運用することもおすすめです。
必要な時に必要な分だけトッピングを購入できる
povoにはさまざまなデータトッピングがあり、必要な分に応じて購入することが可能です。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
使える期間は7日間のみですが、1GBのトッピングは390円なのでイオンモバイルのデータチャージよりも安いですね。
有効期限がそれぞれのトッピングで定められており、切れると自動的に課金されることもなく低速通信に切り替わる仕様です。
月末にイオンモバイルのデータ容量が足りなくなった時のみトッピングを購入するなど、一時的に課金して使える点も大きなメリットといえるでしょう。
基本料金0円も含めて非常に自由度が高いので、povoはイオンモバイルと併用するSIMとしておすすめです。
イオンモバイルでデータ容量を節約するポイント
イオンモバイルでデータチャージやプラン変更をせずに、データ容量を節約する方法はあるのでしょうか?
データ容量を節約するポイントは以下のとおりです。
- Wi-Fiを利用する
- 速度切り替え機能を利用する
下記にて、それぞれのポイントについてくわしく解説します。
Wi-Fiを利用する
自宅や職場などWi-Fiが利用できる環境であれば、Wi-Fiを使うことでプランのデータ容量を温存することが可能です。
スマホをよく使う場所でWi-Fiが利用可能であれば、プランのデータ容量は外出中に必要な量のみで済むので、月額料金の節約にもつながります。
コンビニやカフェ、スーパーなど、Wi-Fiが使える場所は意外と多いので、セキュリティは気をつけつつ、よく行く場所で使えるものがないか一度確認してみると良いですよ。
速度切り替え機能を利用する
イオンモバイルには手動で速度を低速通信に切り替える機能があります。
低速通信に切り替えるとデータ容量を使い切っていない状態でも最大200kbpsでネットが使えるようになり、切り替えている間はプランのデータ容量を消費しないのでデータの温存が可能です。
動画や音楽のストリーミング再生、ゲームアプリの利用は難しいですが、ネット検索やX(旧Twitter)など文字の多いSNSの閲覧、LINEでのやり取り程度であれば使えますよ。
高速通信が不要な時は低速通信に切り替えることで、データ容量を節約できるでしょう。
速度切り替え機能は、「イオンモバイル速度切り替え」というアプリをインストールすることで、マイページにログインする必要なく簡単に利用できます。
イオンモバイルはデータチャージよりもプランの容量を多く設定した方がお得!
イオンモバイルで速度制限がかかった際に、1GB528円でデータチャージすることが可能です。
一方でイオンモバイルのプランでは基本的に1GB上がるごとに110円アップするので、データチャージするよりもプランの容量を上げる方がお得です。
しかしプラン変更は翌月適用なので、当月は変更前のデータ容量であることを忘れないようにしましょう。
データ容量の節約にはWi-Fiを使う、またはイオンモバイルの速度切り替え機能を使うことがおすすめです。
基本料金0円のpovoは必要な時に必要なだけトッピングを購入できる自由度が高いSIMなので、イオンモバイルとのデュアルSIM運用にも適していますよ。
自分に合った方法で、イオンモバイルでお得にデータを使ってくださいね。