イオンモバイルでSIM契約をしたときに、問題なく通信ができるのか不安に思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
大手のSIMとは違って、格安SIMでは料金がやすいことで有名ですが、「安かろう悪かろう」でどこかに不安要素があるのではないかと勘ぐってしまう人も。
いきなり通信ができなくなってしまったり、都市部でしか使えないなんてこともあるのではないかと考えてしまうのではないでしょうか。
そんな不安を持っている方のために、今回はイオンモバイルの通信エリアについて解説させていただきます!
安心して乗り換えられるように最後まで読んでくださいね!
目次
イオンモバイルの通信エリア│ドコモ・auの回線に対応!
イオンモバイルの通信エリアとはどの程度カバーされているのでしょうか。
答えとしては「全国」です。
そのため、都市部はもちろんのこと地方部においてもエリア範囲外となってしまって電波が届かないといった心配はありません。
それでは、なぜイオンモバイルは全国的に通信エリアをカバーできているのでしょうか。
ここからは、その仕組みや理屈について詳しくご説明したいと思います。
具体的なイオンモバイルのサービスエリアについて
イオンモバイルではドコモ回線とau回線を使用しています。
そのため、イオンモバイルのエリアもドコモとauと同じ、全国で使用可能なのです。
それでは、本家ドコモ及びauとイオンモバイルの差とはどこにあるのでしょうか。
ここからは、それらの違いについて分かりやすくご説明したいと思います。
仕組みについて
通信会社には、ドコモやauなどの大手携帯会社があり、こちらは移動体通信事業者(MNO)として位置付けられています。
一方、イオンモバイルなどの格安SIM提供会社は仮想移動体通信事業者(MVNO)として位置付けられています。
格安SIM提供会社は大手携帯会社の通信サービスを借り受けることによって、人件費といったさまざまなコストを削減することで私たち消費者に対して安く提供してくれているのです。
各社が設置している基地局から発生させている電波を借りているイメージですね。
通信速度について
広い道路でたくさんの車が走っているような状態を想像してください。
この状態が、ドコモやauと直接契約しているユーザーの状態です。
広い道路の中でたくさんのユーザーが走っていますので、非常にゆったり利用しているところをご想像いただけるのではないでしょうか。
これが電波を使用している状態と同じですので、他のユーザーが同時にアクセスしたとしても通信速度が衰えることはありません。
一方、狭い道路をたくさんの車が走っている状態を想像してください。
あまりユーザーが使っていなければゆったりと走ることができますが、たくさんユーザーが使用していると渋滞を引き起こしてしまい、ゆったりと走ることができません。
そのため、たくさんのユーザーが使用している時間帯などにおいては通信速度が遅くなってしまうこともあるのです。
イオンモバイルの通信速度に関する記事はこちら!
通信が快適な時間帯について
上述したように、イオンモバイルでは通信速度が遅くなってしまうケースがあります。
通信が快適な時間帯とは、ユーザーがあまり使用していない時間帯であると言えます。
ユーザーがたくさん使用している時間帯は次のとおりです。
- AM7:00~AM9:00
- PM0:00~PM2:00
- PM5:00~PM7:00
- PM9:00~PM11:00
これらの時間帯は、通勤・通学時、昼休憩、帰宅時などにあたります。
多くの人がスマホを使いやすい時間帯においては、通信速度も遅くなる傾向にあるのです。
イオンモバイルでは5Gも使える!
2022年4月より、イオンモバイルでも5Gのサービスの提供が始まりました!
イオンモバイルではドコモ・auの回線が利用できますが、どちらでも5Gの利用が可能です。
申し込み不要で自動的に5Gサービスに対応するので、これからイオンモバイルを契約する方も特に手続き不要で5Gが使えますよ。
ただし、5Gの利用には対応しているスマホが必要になるので、5Gを使いたい方は自分が使っているスマホが5Gに対応しているかどうかチェックすることをおすすめします。
イオンモバイルの料金プランについて
イオンモバイルの料金プランはさまざまなものがあり、具体的な料金は次のとおりです。
コース | データ
容量 |
月額利用料(税込) | ||
音声プラン | データプラン | シェア音声プラン | ||
※やさしい
プラン |
0.2GB | 748円 | ー | ー |
3GB | 858円 | 638円 | 1,188円 | |
6GB | 1,188円 | 968円 | 1,518円 | |
8GB | 1,408円 | 1,188円 | 1,738円 | |
最適プラン | 0.5GB | 803円 | ー | ー |
1GB | 858円 | 528円 | 1,188円 | |
2GB | 968円 | 748円 | 1,298円 | |
3GB~
10GB |
1GB上がるごとに+110円 | 1GB上がるごとに+110円 | 1GB上がるごとに+110円 | |
最適プランMORIMORI | 20GB | 1,958円 | 1,738円 | 2,288円 |
30GB~
50GB |
10GB上がるごとに
+1,100円 |
10GB上がるごとに
+1,100円 |
10GB上がるごとに
+1,100円 |
※やさしいプランは、60歳以上限定のプランです。
このように、さまざまなプランがありますので、ご自分に合ったプランを選んでいただきたいと思います。
詳しい料金プランの条件は、公式サイトでご確認ください!
イオンモバイルの評判について知りたい方はこちら!
イオンモバイルと他社の通信速度について
通信速度は、スマホなどを使用するにあたってとても大切なものであり、通信速度が遅いと通信環境が悪くなってしまうため非常にストレスが溜まってしまいます。
ここでは、イオンモバイルと大手3社を比較したいと思います。
キャリア名 | 平均Ping値 | 上り平均値 | 下り平均値 |
イオンモバイル | 70.19ms | 11.1Mbps | 36.73Mbps |
ドコモ | 51.16ms | 14.37Mbps | 121.16Mbps |
au | 49.34ms | 73.2Mbps | 13.99Mbps |
ソフトバンク | 38.99ms | 94.4Mbps | 17.32Mbps |
※上記の測定値は「下り速度」と「上り速度」実測3ヵ月分の平均値です。
※測定期間:2023年4月23日~7月23日
※出典:みんそく
上述したように、イオンモバイルと大手3社では比較すると、上り・下りの速度においてイオンモバイルのほうが速度が遅くなっています。
上り速度は、データなどをSNS上にアップしたりするときに重要となる速度です。
下り速度は、動画視聴やWEBサイト閲覧時に重要となる速度となっています。
なお、こちらの速度は参考値ですので通信している時間帯や場所などによって一定ではないことを念頭において頂きたいと思います。
速度についてはこちらで詳しく解説中!
イオンモバイルで通信できなくなった時の対処法ついて
イオンモバイルを使用していて、いきなり通信ができなくなってしまうこともあります。
それは、通信しているユーザーが多いからだけでなく、さまざまな理由が想定されます。
ここからは、通信できなくなってしまった時の対処法についてご説明したいと思います。
再起動
スマホを長い間使用し続けていると、通信ができなくなってしまうことがあります。
そんなときは、スマホを再起動させてあげるようにしましょう。
再起動は、電源ボタンを長押しして再起動を選択することで可能です。
そうすることによって、アプリを使用しているときに発生している不要なタスクなどを消去することができますので、快適に通信できるようになります。
モードの確認
スマホでは、マナーモードやサイレントモードなどシーンに合わせてさまざまなモードが選択できるようになっています。
その中で、機内モードがあります。
言葉のとおり、飛行機に乗っているときに使用することが推奨されているモードですが、機内モードではインターネット通信ができなくなっているのです。
そのため、機内モードのままであると通信ができませんので、そのままになっていないかご確認ください。
モバイルデータ通信
スマホには、モバイルデータ通信のオンオフができる機能が搭載されています。
モバイルデータ通信がオフとなっている場合は、インターネット通信ができなくなります。
そのため、誤作動等でモバイルデータ通信がオフとなっていないかどうかをご確認ください。
SIMカード
スマホは、SIMカードを入れなければ使うことができません。
そのため、SIMカードがきちんと認識されていないとインターネット通信ができなくなってしまいます。
改めてSIMカードを抜き差しして、正しくSIMカードが装着されていることをご確認ください。
速度切り替えアプリ
イオンモバイルでは、高速通信とするのか低速通信とするのかを選べるアプリがあります。
そのため、このアプリを使用して低速通信となっていると通信速度が遅いと感じることとなるでしょう。
改めて速度切り替えアプリで低速通信となっていないかどうかをご確認ください。
イオンモバイルを契約するメリット・デメリット
本章では、イオンモバイルを契約するメリット・デメリットについて紹介します。
イオンモバイルは通信速度は大手キャリアに比べて遅いものの、スマホ料金を安く抑えることが可能です。
下記にてそれぞれ解説するので、契約を検討中の方はぜひ参考にしてください。
イオンモバイルを契約するメリット
イオンモバイルを契約するメリットは以下の通りです。
ポイント
- 1GB単位でデータ容量が選べる
- 料金が安い
- 60歳以上はさらにお得に使える
- 全国のイオン系列店で契約できる
イオンモバイルの料金プランは10GBまでは1GB単位で選ぶことができるため、自分に必要なデータ容量を無駄なく選択できるメリットがあります。
また料金も大手キャリアの半額以下で使えるので、スマホの料金を安く抑えたい方にぴったり。
60歳以上は0.2GBの小容量プランをはじめ、さらにお得に使えるように専用プランが用意されているので、高齢の家族のスマホデビューにも適しています。
全国のイオン系列店でスタッフと対面で料金の相談や契約手続きもできるので、スマホの知識に自信がない方にも安心です。
イオンモバイルを契約するデメリット
イオンモバイルを契約するデメリットは以下の通りです。
ポイント
- 通信速度が遅い
- ハイエンドモデルの最新機種が買えない
前章でも触れた通り、イオンモバイルの通信速度は大手キャリアと比べて遅いです。
格安SIMの基準で考えると一般的な数値ではありますが、スマホゲームなど通信速度を重視する方には不向きでしょう。
また、GalaxyやXperiaなど高性能なスマホシリーズの最新機種はまず販売されません。
販売されたとしても、発売から半年~1年程度経った頃が多く、発売と同時に購入できない点もデメリットです。
スマホの性能や機種にこだわりがある方にも、イオンモバイルはおすすめできません。
まとめ
以上、イオンモバイルの通信エリアを中心にさまざまな関連事項についてご説明させて頂きました。
イオンモバイルの主たるポイントは、次のとおりです。
ポイント
- 通信エリアは全国展開されている
- ドコモおよびauの通信網を使用している
- 使用する時間帯によっては通信速度が遅くなる可能性がある
通信エリアは利用してる大手キャリアの回線と同じです。
しかし、通信速度に関しては大手キャリアほどのスピードが確保されていないことと時間帯によっては繋がりにくい時間帯がありますので、大手キャリアと比較すると少し劣ると言えるでしょう。
イオンモバイルでは、大手キャリアでは再現できない低価格も大きな魅力となっていますので、ご紹介したメリットとデメリットをご理解頂いたうえで検討しましょう!