イオンモバイルは全国のイオン店舗で契約できる格安SIMであり、他社格安SIMと比較しても実店舗数が多い傾向にあります。
しかし、利用する店舗によって対応しているサービス内容が異なる場合があるので、サポートを受けたいなど希望がある方は注意が必要です。
今回はイオンモバイルを店舗で契約する際のポイントや注意点について詳しく解説します。
目次
イオンモバイルを取り扱ってる店舗は3種類
イオンモバイルを取り扱っている店舗は3種類あります。
- イオンモバイルショップ
- イオンモバイルスポット
- エントリーパッケージ取扱店
全国のイオン店舗で契約できるといわれていますが、店舗によって受けられるサービスが異なるので、事前に最寄りのイオン店舗の取り扱いサービスを確認しましょう。
イオンモバイルの店舗は公式サイトの「店舗一覧」にて調べられます。
店舗名をタップすると、このように取り扱いサービスが表示されます。
イオンモバイル取り扱い店舗でできることは?
イオンモバイルを取り扱っている店舗で受けられるサービスを、店舗の種類別にまとめました。
店舗 | サービス内容 |
イオンモバイルショップ | ・契約の相談やSIMカードのお試し、無料貸し出しサービス※1週間のみ ・契約の申し込み手続き ・端末の購入 ・端末の初期設定やオプション設定 ・機種変更や契約情報変更、修理受付などアフターサポート |
イオンモバイルスポット | ・契約の申し込み手続き ・端末の取り寄せ |
エントリーパッケージ取扱店 | ・エントリーパッケージの購入 |
契約の申し込み手続きが可能なのは「イオンモバイルショップ」と「イオンモバイルスポット」のみです。
「エントリーパッケージ取扱店」はエントリーパッケージの販売のみ扱っており手続きは一切できません。
自分が利用したいサービスに合わせて手続きする店舗を決めることをおすすめします。
イオンモバイルを店舗で申し込むメリット
イオンモバイルを店舗で申し込むメリットについて解説します。
イオンモバイルを店舗で申し込むメリット
- サポートを受けながら申し込める
- 端末も購入する場合は実際に手にとって見られる
- すぐに利用できる
下記にて、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
サポートを受けながら申し込める
イオンモバイルのプランやサービスなど、わからないことを聞いたり相談したりしながら契約の手続きが可能です。
希望をすれば契約後も初期設定やアプリの引き継ぎなどのサポートも受けられるので、スマホの知識に自信がない方や操作に慣れていない方にも安心です。
契約するプランを迷っているなど、スタッフに聞きたいことがある方は店舗で契約手続きをするべきでしょう。
端末も購入する場合は実際に手にとって見られる
イオンモバイルショップでは端末の取り扱いもあるので、実際にどんな使用感なのか実機を試すことができます。
格安SIMで扱っているスマホの多くは海外製のリーズナブルな機種ばかりで、触り慣れていない方も多いのではないでしょうか。
契約前にどのような機種なのか確認できるので、より安心して契約に進むことができます。
すぐに利用できる
ネットで契約するとSIMや端末の発送に時間がかかりますが、店舗の場合は即日利用が可能です。
契約した当日にスマホが使える状態になるので、急ぎでイオンモバイルを契約したい方は店舗の方がおすすめですよ。
イオンモバイルを店舗で申し込むデメリット
イオンモバイルを店舗で申し込むデメリットは以下のとおりです。
イオンモバイルを店舗で申し込むデメリット
- わざわざ出向かないといけない
- 端末の在庫切れなどがあるかもしれない
- アフターサービスが利用できる店舗が限られている
下記にて、詳しく解説します。
わざわざ出向かないといけない
店舗に行って契約する必要があるので、営業時間に合わせて出向かなければいけません。
近くにある方なら問題ありませんが、最寄りの店舗まで距離がある方は手続きや設定を含めて1日を費やす可能性もあります。
端末の在庫切れなどがあるかもしれない
店舗に用意されている端末には限りがあるため、場合によっては在庫切れで欲しい端末が手に入らない可能性もあります。
欲しい端末がある方は事前に契約する店舗に問い合わせると良いでしょう。
なお、「エントリーパッケージ取扱店」では端末の取り扱いがないので注意してください。
アフターサービスが利用できる店舗が限られている
イオンモバイルの店舗は3種類あり、契約内容の変更などのアフターサービスが利用できるのは「イオンモバイルショップ」のみです。
「イオンモバイルスポット」や「エントリーパッケージ取扱店」ではアフターサービスが受けられないため、契約後のサポートも重視したい方は利用する店舗を選ぶ必要があります。
最寄りのイオン店舗がイオンモバイルショップとは限らないので、事前に公式サイトの「店舗一覧」にて、イオンモバイルショップがどこにあるのか調べておきましょう。
イオンモバイルを店舗で申し込む際の流れ
イオンモバイルを店舗で申し込む際の流れは以下のとおりです。
イオンモバイルを店舗で申し込む流れ
- イオンモバイルの店舗に行く
- スタッフに契約したい旨を相談
- プランやオプションを決めて契約手続きを進める
店舗でイオンモバイルを申し込む場合、スタッフが契約手続きを進めてくれるので、こちらはプランや料金の確認、重要事項説明書に同意するなど、説明を聞くだけで問題ありません。
ネットのように自分で操作をする必要がないので、スマホの操作が苦手な方にもおすすめです。
ただし、契約には本人確認書類など必要なものもあるので、店舗へ行く前に用意しておきましょう。
イオンモバイル契約時に必要なもの
イオンモバイル契約時に必要なものは以下のとおりです。
- MNP予約番号 ※他社から乗り換え
- 本人確認書類
- クレジットカード
今使っている電話番号をイオンモバイルでも引き続き利用したい場合は、契約しているキャリアや格安SIMで「MNP予約番号」を発行する必要があります。
MNP予約番号はネットやショップで発行することができ、有効期間は発行日から15日間なのであらかじめ発行しておくとスムーズに手続きを進められますよ。
また、契約には以下の本人確認書類のいずれかが必要です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- 日本国パスポート
- 住民基本台帳カード
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳
氏名と住所・生年月日が一致している上記の書類を用意しましょう。
所持人記載欄のない日本国パスポートの場合は、以下の補助書類が必要なので忘れないようにしましょう。
- 住民票
- 電気・都市ガス・水道の領収書
上記の書類は3ヶ月以内に発行したものが有効です。
また、イオンモバイルの料金を支払うクレジットカードも必要です。口座振替やデビットカード・プリペイドカードは使えないので注意しましょう。
事前に決めておくとスムーズに進むもの
イオンモバイル契約時に事前に決めておくとスムーズに進むものは以下のとおりです。
- 契約したい大体のデータ容量
- 利用する回線
- 必要なオプション
- スマホサポートの利用の有無
それぞれの項目にて、イオンモバイルの特徴について詳しく解説します。
契約したい大体のデータ容量
イオンモバイルは料金プランが非常に豊富で、さまざまなデータ容量のプランが選べます。
大体で構わないので、自分がどのくらいのデータ容量を使いたいのか、プラン料金はいくらなのか確認しておくと良いでしょう。
参考までに、イオンモバイルの「さいてきプラン(音声プラン)」の料金を紹介します。
さいてきプラン (音声プラン) |
月額料金 |
0.5GB | 803円 |
1GB | 858円 |
2GB | 968円 |
3GB | 1,078円 |
4GB | 1,188円 |
5GB | 1,298円 |
6GB | 1,408円 |
7GB | 1,518円 |
8GB | 1,628円 |
9GB | 1,738円 |
10GB | 1,848円 |
イオンモバイルでは10GBまでであれば1GB単位でプランを選ぶことが可能なので、普段自分の使っているデータ量に合ったプランが選べ、無駄なく使える点が魅力です。
さらに20GB以降の大容量プランは最大200GBまで選べます。
さいてきプラン 20GB以上 (音声プラン) |
月額料金 |
20GB | 1,958円 |
30GB | 2,508円 |
40GB | 3,058円 |
50GB | 3,608円 |
60GB | 4,158円 |
70GB | 4,708円 |
80GB | 5,258円 |
90GB | 5,808円 |
100GB | 6,358円 |
150GB | 9,108円 |
200GB | 11,858円 |
70GB以上のプランになると、大手通信キャリアの無制限プランを割引込みで利用した方がお得になりますが、20GBから50GBの料金は他社格安SIMと比較しても安いのが特徴です。
そのほかにも、家族回線や複数回線契約時にお得な「シェアプラン」や、60歳以上を対象に最大500kbpsの通信速度で使える割安な「やさしいプラン」というプランもあります。
利用する回線
イオンモバイルではドコモ・auの2種類の回線から選べるので、どちらの回線を使うか考えておくと良いでしょう。
スマホを利用する場所(自宅や職場など)でつながりやすい方を選ぶ、現在利用している回線のキャリアに合わせるなど、都合の良いキャリアを選ぶことをおすすめします。
また、イオンモバイルには3種類のSIMカードがあります。
SIMタイプ | 対応プラン | 速度制限など |
タイプ1(au回線) | ・音声プラン ・シェアプラン ・データ専用プラン |
・サービス開始月のデータ容量は利用開始日から月末までの日割り相当量 ・低速通信で3日間366MBを超えると通信を制限する場合あり |
タイプ1(ドコモ回線) | ||
タイプ2(ドコモ回線) | ・データ専用プラン | ・利用開始日にかかわらずプランのデータ容量をすべて使える ・低速通信の制限はなし |
音声通話機能つきのSIMを利用する場合は基本的にタイプ1を利用する仕様となります。
タイプ2はデータ通信専用のSIMでのみ使えるので、間違えないようにしましょう。
必要なオプション
イオンモバイルにはさまざまなオプションサービスがあるので、事前に利用したいオプションをある程度決めておくことをおすすめします。
下記表にイオンモバイルの主な有料オプションをまとめました。
オプション | 月額料金 | サービス概要 |
イオンでんわフルかけ放題 | 1,650円 | 完全かけ放題 |
イオンでんわ10分かけ放題 | 935円 | 1回あたり10分以内の通話が無料 |
イオンでんわ5分かけ放題 | 550円 | 1回あたり5分以内の通話が無料 |
050かけ放題 | 1,078円 | IP電話を使ったかけ放題オプション |
スマート留守電 ※外部サービスです。 |
319円 | 留守番電話機能やメッセージをテキストで読めるサービス |
留守番電話 | 330円 | 留守番電話の機能が使える |
割り込み電話着信 | 220円 | 通話中に保留したまま後からかかってきた相手と通話できる |
Filli(SMSみまもりアプリ) | 400円 | 子どものSNS利用を見守るアプリ |
子どもパック(スマモリ) | 165円 ※Android専用 |
フィルタリングサービス「スマモリ」と子ども向けのアプリが10個セットになったサービス |
iフィルター for マルチデバイス | 396円 | iOS対応のフィルタリングサービス |
イオンスマホセキュリティ | 165円 ※Android専用 |
ネットの脅威からスマホを守るセキュリティサービス |
イオンモバイル持ちこみ保証 | 605円/715円 ※機種によって異なる |
イオンモバイル以外で購入したスマホにトラブルがあった際に、交換または修理サービスが利用可能 |
イオンスマホ安心パックPlus | 660円/770円 ※機種によって異なる |
3つの保証・セキュリティ・サポートオプションのセット ※下記3つのオプションがセットになっています。 |
イオンスマホ安心保証 | 385円/495円 ※機種によって異なる |
イオンモバイルで購入したスマホにトラブルが発生した際に、スマホの有償交換が可能 |
イオンスマホ電話サポート | 330円 | スマホの使い方の案内や遠隔サポートが利用できる |
イオンモバイルセキュリティPlus | 220円 | フィルタリング・セキュリティのサービス。 ※18歳未満の子ども用のスマホにもおすすめ |
スマホサポートの利用の有無
イオンモバイルではスマホの初期設定などのサポートを利用することが可能です。
サポート内容によっては料金が発生するので下記表にて確認していきましょう。
サポート | 料金 | 内容 | |
スマホメンテナンス | 無料 | イオンモバイルユーザーを対象に、スマホの状態や利用状況を確認しメンテナンスする | |
スマホサポート | ゴールドパック ※所要時間:約80分 |
6,600円 | ・アカウントとスマホの初期設定 ・LINEの設定・移行 ・LINEなどの各種ID・パスワードの再設定 ・連絡先データの移行 ・写真データ移行 ・アプリのインストール ※3つまで |
シルバーパック ※所要時間:約60分 |
5,500円 | ・アカウントとスマホの初期設定 ・連絡先データの移行 ・写真データ移行 ・アプリのインストール ※3つまで |
|
スタートパック ※所要時間:約50分 |
4,400円 | ・アカウントとスマホの初期設定 ・LINEの設定・移行 ・LINEなどの各種ID・パスワードの再設定 ・アプリのインストール ※3つまで |
|
サファイアパック for iPhone ※所要時間:約40分 |
3,300円 | ・アカウントとスマホの初期設定 ・連絡先データの移行 ・写真データ移行 |
|
スマホレッスン | 有料 | 契約の有無にかかわらず利用できる、スマホ操作などのレッスンサービス ※店舗によって取り扱う内容や料金が異なる |
店舗で契約をする際は、事前に利用したいサポートもある程度決めておきましょう。
料金の相談やサポートを受けたい方は店舗でイオンモバイルを申し込もう
イオンモバイルは実店舗もあり、料金の相談をしながら契約手続きを進められます。
ただし店舗は3種類あり、アフターサポートが利用できるのは「イオンモバイルショップ」のみです。
店舗によってはエントリーパッケージを販売するだけ、契約後のサポートは一切なしの可能性もあるので、サポートを利用したい方は「イオンモバイルショップ」へ行きましょう。
イオンモバイルショップではスマホの初期設定や操作サポートなども扱っているので初めてスマホを使う方にも安心です。