ワイモバイルを利用してみたいけど、SMS・MMSがちゃんと利用出来るのか不安に感じているという方は少なくありません。
格安SIMは圧倒的な安さや高い自由度が魅力的ですが、一方でSMSやMMSがちゃんと使えるのか?というのは不安なポイントの1つです。
この記事では、ワイモバイルのSMS・MMS事情について以下のようなポイントから解説しています。
- 【結論】ワイモバイルでもSMSは使える
- 追加での申込・料金不要!
- 送受信料は文字数によって異なるので注意
- MMSもワイモバイルで利用可能
- MMSも追加申込・料金不要
- 基本的に送受信料は無料
ワイモバイルでSMSは使える?
これから、ワイモバイルのSMSについて、SMSとは?という部分から、ワイモバイルのSMSの概要や対応機種といった点についてご紹介していきます。
SMSとは
SMSとは電話番号でテキストのやり取りが可能なもので、大手キャリアでは標準で利用可能です。
一方で、格安SIMでは音声SIMもしくはSMS付きSIMを購入する必要があるケースも多いですが、基本的にメインで利用する予定のSIMならSMS機能は使えるようにしておきましょう。
というのも、SMSは現在のインターネット関連のサービスを利用するに伴って、必須の存在となっています。
多くのサービスでSMSによる認証を導入しており、主要なSNSとなっているLINEに関しては基本的にSMSによる認証が様々な場面で必要となります。
アプリに限らず、多くのWEBサービスでSMS認証が必要になる機会が多いので、音声通話とメールしかしないといった方を除き、SMSは必須の存在です。
なお、ワイモバイル以外の格安SIMのSMS対応状況については下記記事を参考にしてみてください。
ワイモバイルではSMSの追加料金無し!申込不要
ワイモバイルは最新のシンプル2に加入していればSMSの利用が可能になります。特別な申込等は必要ありません。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要 | |||
S | M | L | |
月額料金 | 2,365円 | 2,915円・4,015円 | 2915円・5,115円 |
各種割引適用後料金 (契約翌月以降) |
1,078円 | 1,078円・2,178円 | 1,078円・3,278円 |
データ容量 | 4GB | ~1GB・20GB | ~1GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
なお月額550円(初回申込時は6ヶ月間無料)でデータ増量オプションを利用でき、申し込めばシンプル2のS/M/Lはそれぞれ6GB/30GB/40GBで使えます。
対応機種
次に、対応機種について詳しく解説していきます。
ワイモバイルのSMSは、以下のような機種で対応しています。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone14
- iPhone13
- iPhone13 mini
- iPhone Pro
- iPhone Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone Pro Max
- iPhone SE 第2世代
- iPhone 7
- iPhone 6s
- iPhone SE
- iPhone 5s
- Androidは全て対応
- タブレットも全て対応
- AQUOS ケータイ3
- DIGNO ケータイ2
- Simply
- AQUOS ケータイ2
- DIGNO ケータイ
- AQUOS ケータイ
概ね、ほとんどのスマホで対応していると考えて問題ないでしょう。
SMSの料金
ここからはワイモバイルの送受信料とについて解説していきます。
まず、ワイモバイルの送受信料はプランによってその料金が大きく異なります。
プラン | 送信元・先 | 料金 |
シンプル2 S シンプル2 M シンプル2 L ケータイベーシックプランSS データベーシックプラン シェアプラン |
3G・4G・5Gから全回線へ | 文字数等に応じて変動 |
ケータイプラン | PHS回線からPHS回線へ | 無料 (PHS回線以外への送信は有料) |
(シンプル、スマホプラン、ケータイプランSS、スマホベーシックプランL、データプラン等の現在終了しているプランは除外しています。)
スマホを利用している方は、主に送信元が3G・4Gのものに当たります。
3G・4G回線での文字数別の送信料金は以下の通りです。(一例)
文字数 | 料金 |
1~70文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 29.7円 |
1378~1530文字 | 33円 |
細かな条件・料金に関しては、コチラをご覧ください。
100~200文字程度の文章を100通以上、1ヶ月利用した場合「900円~1,300円」程度の金額が、基本的な料金にプラスされる事になります。
ワイモバイルは基本料金がリーズナブルなものの、スマホ料金の価格が下がっている中、1,000円プラスされるというのは、お得感が大きく下がります。
逆に、受信料が無料なため、SNS・WEBサービスでの認証等でしかSMSは使わないといった方なら、このような料金体系であっても問題ないでしょう。
SMS受信拒否機能について
次に、SMSを利用する上で、押さえておきたいのはSMS受信拒否機能です。
受信拒否の設定手順についてスマホとパソコンに分けて解説していきます。
スマホでの手順
スマホでSMS受信拒否機能を利用するには、以下のような手順で進めていけばOKです。
- My Y!mobileにアクセス(ログインもします)
- 設定 サポートへ
- 迷惑メール設定 SMS へ
- 迷惑メール対策へ
- 詳細設定をみるへ
- SMSへ
- 電話番号メールの拒否・許可の設定で「変更する」
- 電話メール拒否・許可で次
- 任意で設定を選択する
- 最終確認
少し難しく感じますが、実際にやってみるとそれほど難しくありません。
また、電話番号メール拒否・許可設定では、以下のような項目を選択可能で、設定によって制限する範囲が異なります。
- すべての電話番号を許可する
(制限なし) - すべての電話番号を拒否
(全てを制限) - リストの電話番号を拒否する
(リストに入っている電話番号を制限) - リストの電話番号のみ許可
(リストに入れた電話番号以外を制限)
SMSの受信をしたいのに、間違えてすべての電話番号を拒否してしまうと、メッセージがチェック出来なくなってしまうので、注意しましょう。
パソコンでの手順
次にパソコンでのSMS受信拒否機能の手順を解説していきます。
- My Y!mobileへ
- メール設定/迷惑メール対策へ
- 迷惑メール対策へ
- 詳細設定をみるへ
- SMSへ
- 電話番号メールの拒否・許可の設定で変更するへ
- 電話番号メール拒否・許可の項目を任意で選択
- 最終確認
また、こちらについても、リストに入れた電話番号について、任意の設定を行う事が可能です。
MMSについて
現在はフリーメールなら、メールアドレスを簡単に取得出来るようになりましたが、未だに強い人気を持つのが「MMS」です。
これから、ワイモバイルで利用可能なMMSについてご紹介していきます。
MMSとは
MMSとは、マルチメディアメッセージングサービスの事で、一般的に携帯のメールとして認識されているものです。
MMSのメールアドレスには、ソフトバンク・au・ドコモといった大手キャリアの名称が含まれている事が多いです。
この事からも分かりますが、MMSは大手キャリアが独自に展開しているメールアドレスの事であり、基本的に大手キャリアの利用者しか利用する事は出来ません。
ワイモバイルではMMSも申込・月額料金不要
上記した事から、MMSを取扱っている格安SIMはあまり多くありません。
しかし、ワイモバイルはMMSを扱っているおり、尚且「申込・月額料金不要」という好条件で、MMSを利用する事が可能です。
MMSが利用出来るというのは、ワイモバイルが他社と差別化出来るポイントの1つとなっているでしょう。
ワイモバイルはSMS・MMSといった機能はもちろんですが、5Gも追加料金・申込不要で利用出来ます。
このようにワイモバイルは、全体的にシンプルで初心者にも分かりやすい構造になっているのは大きなメリットの1つであると言えます。
MMSの対応機種
ワイモバイルのMMS対応機種には、以下のようなものが挙げられます。(Androidは全機種対応)
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 14
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE (第2世代)
- iPhone 7
- iPhone 6s
- iPhone SE
- iPhone 5s
- Lenovo TAB4
- Media Pad M3 Lite s
- MediaPad T2 Pro
- Lenovo TAB3、TAB2
- MediaPad M1 8.0
- AQUOS ケータイ3
- DIGNO ケータイ2
- Simply
- AQUOS ケータイ2
- DIGNO ケータイ
- AQUOS ケータイ
メールの送受信料はプランによって異なる
ワイモバイルのMMSはプランによって送受信料が異なりますが、全体的にリーズナブルです。
ケータイプランSSでは0.0055円がパケットに応じて必要になってきます。
しかし、シンプルプランやスマホベーシックプランといったプランに関しては無料となっています。
MMSの料金詳細については、コチラをご覧下さい。
Y!mobile メールが使いやすい
また、ワイモバイルのMMSで利用出来る「Y!mobile メールアプリ」というアプリが使いやすいのも、おすすめポイントの1つです。
例えば、表示方法の変更で「会話形」を選択すると、一般的なMMSとは異なったチャット画面のような使い方も可能です。
また、このアプリからも迷惑メール対策を行う事が可能となっており、MMSで利用したい機能が詰め込まれています。
このような事から、ワイモバイルは普段からMMSを利用している方におすすめです。
MMSの注意点
最後に、格安SIMを本格的に利用しようと考えている方にMMSの注意点についてご紹介していきます。
「格安SIMを使いこなしたい」と考えている方に、MMSをメインのメールアドレスとして利用する事はあまりおすすめ出来ません。
何故なら、MMSは「その通信業者で利用しないと不便になる」という原因を作ってしまうためです。
当然ですが、事業者独自のMMSというのは解約すると利用出来なくなってしまいます。
そのため、MMSをメインのメールアドレスとして利用してしまうと他の事業者への乗り換えを行う際のハードルが1つ出来てしまいます。
格安SIMのメリットは自由にSIMを契約・解約してお得なプランへ乗り換えられる事が挙げられるので、そのメリットを弱くしてしまいます。
まとめ
この記事では、ワイモバイルのSMSやMMSについて解説しました。
ポイント
- ワイモバイルでSMSは利用可能
- 申込・月額料金不要
- 送受信料は文字数によって異なる
- MMSも申込・月額料金不要
- MMSは縛られる原因を作るため注意が必要
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという事もあって、一般的な格安SIMの安さというメリットは取り入れつつ、MMSといった大手キャリアと同じような強みも持っています。
一般的な格安SIM業者では真似できないようなサービスを打ち出してくれるのが、ワイモバイルであると言えるでしょう。