一般的な格安SIMでは名義変更ができないことが多いです。
名義を変更することはあまりないかとは思いますが、お子さんにに譲渡したい場合や名前が変わった時に名義変更ができないと何気に困りますね…。
その点、ワイモバイルはしっかり名義変更に対応しているので安心です。
ただ、ワイモバイルの名義変更にはいくつか種類があり、どの種類の名義変更をするのかによって必要な書類や手続きが微妙に異なるので注意が必要なんです。
ということで今回は、
- ワイモバイルの名義変更の種類
- 名義変更の手続き方法と持ち物
- 名義変更する際の注意点
について詳しく解説します。
この記事さえ読めば、ワイモバイルの名義変更の仕方や必要な書類、注意点などもバッチリ分かりますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
ワイモバイルで名義変更することは可能!手続きには4つの種類がある
ワイモバイルは契約後に名義を変更することが可能です。
格安SIMでは名義変更ができないことも多いですが、このあたりの対応はさすがサブブランドですね。
ただ、一言で「名義変更」と言っても、手続きには以下の4種類があります。
- 譲渡
- 継承
- 改名・改称
- 請求先名義変更
いずれの名義変更手続きも、原則はショップで行います。
ただし、手続きによって手数料や必要なものが異なることもあるので注意が必要です。
まずはそれぞれの手続きの内容をご紹介しますので、ここで「ご自身が行いたい手続きはどれに当てはまるのか」をご確認いただき、その後手続きの手順を確認していきましょう!
①譲渡:家族や友人に名義を渡すこと(手数料3,850円)
譲渡は、現在のワイモバイルの契約を家族や友人に渡す手続きのことです。
例えば、子供が成人したので親名義から子供本人の名義に変更したい時などが当てはまります。
譲渡の場合、3,850円の手数料がかかります。
②承継:契約者が亡くなり、家族が名義を引き継ぐこと(手数料無料)
承継は契約者が亡くなった際に、その契約を他の家族が引き継ぐことです。
家族に引き継ぐという点は譲渡と同じですが、契約者が亡くなった場合のみこちらに該当します。
承継の場合は手数料はかかりません。
③改名・改称:契約者の名前が変更された場合(手数料無料)
改名・改称は契約者の名前が変更された際に、登録する名前だけを変える手続きです。
例えば、結婚やなどで苗字が変わった時などが該当します。
契約者自体を変更する場合は譲渡になります。
手数料は無料で、改名・改称の手続きのみ郵送での手続き可能です(詳細は後述しています)。
④請求先名義変更:請求先のみを変更したい場合(手数料無料)
請求先名義変更は、料金の請求先の名義だけを変更する手続きです。
例えば父親名義で契約し、支払いは母親のクレジットカードで行いたいときなどに該当します。
なお、変更されるのは請求先の名義だけで契約者名義自体は変更されません。
手数料は無料です。
名義変更時に使える本人確認書類一覧
さて、各手続きの内容が分かったところで、これから各名義変更手続きについて解説しますが、その前に名義変更時に使える本人確認書類をチェックしましょう。
いずれの手続きにおいても本人確認書類が必要です。
利用できる本人確認書類を一覧にまとめたので事前に用意するようにしておきましょう。
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民基本台帳カード + 補助書類
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳
- 精神障がい者手帳
住民基本台帳カードの場合は別途「補助書類」が必要です。
補助書類は以下のいずれかを用意しましょう。
- 住民票記載事項証明書(原本)
- 公共料金領収書(電気・ガス・水道・NHK受信料)または官公庁発行の印刷物
本人確認書類の詳細についてはY!mobile公式サイトも参考にしてくださいね。
確認方法!
ワイモバイル譲渡・承継の手続き方法:譲渡者と譲受者で2人で来店
ここからは名義変更の種類ごとの手続き方法を解説していきます。
まずは①譲渡と②承継の手続き方法から見ていきましょう。
どちらも別の人に名義が渡されるので手続きはほぼ同じですが、譲渡の場合は「譲渡者」と「譲受者」の両方が来店する必要があります。
例えば、父親から子供に譲渡する場合は父親と子供の両方が来店しないといけません。
譲渡・継承の手続きをする際の持ち物
譲渡・承継の際に必要な持ち物は以下の通りです。
支払い方法をクレジットカードにするか口座振替にするかで微妙に異なるので気を付けましょう。
クレジットカード支払いの場合
- 本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- 現契約者の死亡が証明できるもの(承継の場合のみ)
口座振替の場合
- 本人名義のキャッシュカードもしくは通帳&金融機関のお届け印
- 本人確認書類
- 現契約者の死亡が証明できるもの(承継の場合のみ)
本人確認書類は譲渡者と譲受者の両方のものが必要です。例えば、父親から子供に譲渡する場合、「父親の本人確認書類」と「子供の本人確認書類」の両方がないといけません。
譲渡者が来店できない場合は本人確認書類と委任状でもOK
ご紹介したように、譲渡の場合は原則、譲渡者と譲受者の両方の来店が必要です。
しかし、二人の都合が合わない時もありますよね。遠方に住んでいてわざわざ同じお店まで足を運ぶのが面倒な場合もあるでしょう。
そんな時は「委任状」を持っていくことで譲受者のみ来店でも譲渡手続きが可能です。あらかじめ委任状をワイモバイル公式からダウンロードし、譲渡者に直筆で記入してもらいましょう。
なお、この場合でも本人確認書類は譲渡者と譲受者の両方のものが必要です。来店できない譲渡者の本人確認書類も忘れずに準備しましょう。
※委任状にて手続きが可能なのは譲受者(契約を引き継ぐ方)のみで来店の場合です。譲渡者(現在契約をされている方)の来店のみでは委任状での手続きは出来ません。
【要注意】手数料が発生
譲渡の場合は手続きをする際に3,850円の手数料がかかります。
請求は月額料金と合算されます。手続きを行なった月は普段より請求額が高くなりますが、慌てないようにしましょう。
なお、承継の場合は手数料はかかりません。
ワイモバイルの改名・改称の手続き方法
続いて改名・改称の手続きです。
改名・改称も原則ショップで手続きをします。
譲渡や継承と異なり、名義人が変わるわけではないので来店するのは本人だけでOKです。
改名・改称の手続きをする際の持ち物
改名・改称する際に必要な持ち物は以下の通りです。
- 本人確認書類
- 改名・改称を確認できる書類(原本)
改名・改称を確認できる書類としては運転免許証や健康保険証、戸籍謄本などが利用できます。
ただし、本人確認書類で改名・改称を確認できる場合は、別途の書類は不要です。
例えば、本人確認書類として運転免許証を持ち込み、それで改名・改称が確認出来る場合は他の書類はいりません。
本人が来店できない場合は家族もOK。家族証明書や委任状が必要
改名・改称の際は本人の来店が原則です。
しかし、どうしても来店できない場合は家族が来店して手続きをすることができます。
家族が手続きをする場合は以下の持ち物が必要です。
- 来店者の本人確認書類
- 来店者の家族証明書類(本人確認書類で家族確認が取れない場合)
- 契約者の改名・改正が確認できる書類
- 委任状
来店者の証明書類(家族証明書類)としては以下の3つが利用できます。
- 戸籍謄本
- 住民票記載事項証明書(発効から3ヶ月以内)
- 同性のパートナーシップを証明する書類
ただし、本人確認書類で本人と同一住所であることが確認出来る場合は必要ありません。
改名・改姓はウェブで申し込むこともできる
名義変更は原則ショップで手続きですが、改名・改称のみウェブで申し込むことも可能です。
近くに店舗がない場合はMy Y!mobileから申し込みを行いましょう。
なお、ウェブから申し込む場合は契約者名と請求者名が同時に変更されます。どちらか一方のみ変更したい場合は店頭で手続きを行いましょう。
ウェブから「改姓・改名」の申し込みは、以下の手順で行います。
- My Y!mobileにログイン
- 「契約・オプション管理」をタップ
- 「改姓・改名」をタップ
- 本人確認用のパスワードを入力
- 「改姓」と「改名」のいずれかを選択
- 新しく登録する氏名を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 変更内容を確認し「変更」をタップして申し込み完了
ウェブは24時間・年中無休で受付しているため、変更後の書類が用意でき次第すぐ申し込みが可能ですが、午後8時半以降の手続きは翌日扱いとなります。
ワイモバイルの請求先名義変更の手続き方法
続いて、請求先名義変更の手続き方法です。
請求先名義変更では支払い名義人だけを変更するので契約者名義は変わりません。
そのため、手続きは原則として契約者本人がショップに来店して行います。
請求先名義変更の際の持ち物
請求先名義変更の際に必要な持ち物は以下の通りです。
- 契約者の本人確認書類
- 支払名義人同意書
- 通帳またはキャッシュカード+金融機関届出印、もしくはクレジットカード
- 家族証明書類
支払名義人同意書はワイモバイル公式サイト(リンク先)からダウンロードできます。事前にダウンロード・記入をしてお店に持っていきましょう。
家族証明書類には以下のものが利用できます。
- 戸籍謄本
- 住民票記載事項証明書(発効から3ヶ月以内)
- 同性のパートナーシップを証明する書類
ただし、本人確認書類で家族と同一住所であることが確認出来る場合は必要ありません。
契約者が来店できない時は、家族が代理で手続きすることも可能。追加書類や委任状が必要
契約者が来店できない場合は、家族が代理で手続きすることもできます。
その場合は以下の確認書類も必要です。
- 委任状
- 契約者本人と代理人の本人確認書類
- 通帳もしくはキャッシュカード&印鑑、クレジットカード
- 代理人と契約者が家族であることを証明できる書類(健康保険証や住民票など)
委任状は店舗または公式サイトから入手できます。あらかじめ公式サイトからダウンロードして記入しておくと便利です。
ワイモバイルの名義変更の注意点
さて、名義変更の手続き方法は以上ですが、最後に注意点も確認しましょう。
- 名義変更で解除されるサービスもあるので要注意
- 未成年者へ譲渡する場合は親権者同意が必要
後々注意点に気が付いて再度ショップに足を運ぶことになったら面倒ですからね。
この機会に一緒に確認しておきましょう。
名義変更(譲渡)をすると解除されるサービスがあるので要注意
ワイモバイルで名義変更(譲渡)すると解除されてしまうサービスがあるので気を付けましょう。
名義変更で解除されてしまうサービスは以下の通りです。
- My Y!mobile(手続き後1週間程度ログイン不可)
- PayPayとワイモバイルの連携
- 位置情報サービス・ハートフルサポート
- 通話明細書 ・暗証番号 ・請求書送付先の変更/統合
- 現在の支払い方法(口座振替・クレジットカード払いの場合)
- 紙請求書
- 字請求明細書
- 一定額ストップサービス
なお、暗証番号と支払い方法は手続きの際に再設定を行います。
その他のサービスを利用する場合は、改めて申し込み手続きをしないといけません。
おうち割光セットの特典も解除に!
ワイモバイルでおうち割光セットが適用されている場合、名義を譲渡すると特典が解除されるので気を付けましょう。
おうち割光セットはソフトバンクの光回線とワイモバイルをセットで利用すると月額料金が最大1,650円割引されるというものです。
名義を他の人に譲渡すると特典が解除され、割引がなくなってしまいます。
やむを得ない場合を除き、おうち割光セットを利用している間は名義の譲渡はしないほうがいいでしょう。
未成年者へ譲渡する場合は親権者同意が必要
ワイモバイルの名義は未成年者へ譲渡することもできます。
ただし、その場合は「親権者の同意」が必要です。譲渡手続きをする際に申込書の「親権者同意欄」に親権者が自筆で記入および捺印する必要があります。
なお、譲渡できるのは中学生以上の未成年者です。小学生以下の場合は親権者名義でしか契約ができません。
また、中学生の場合は契約名義を譲渡しても支払い名義は親権者名義となります。
まとめ
いかかでしたか。
今回はワイモバイルの名義変更の手続きや注意点についてまとめました。
ポイント
- ワイモバイルの名義変更は「譲渡」「承継」「改名・改称」「請求先名義変更」の4種類
- 手続きは原則ショップで行う
- 譲渡の場合のみ3,850円の手数料がかかる
- 譲渡の場合は原則譲渡者と譲受者の両方が来店する必要がある
- 改名・改称と請求先名義変更は代理人に手続きしてもらうことも可能
- 改名・改称に限りウェブから手続き可能
- 名義変更すると解除されるサービスがある
- 未成年に譲渡する場合は親権者の同意が必要
ご紹介してきたように、ワイモバイルでは大手キャリアのように名義変更をすることができます。
さすがサブブランドですね。こういったきめ細かなサービスがワイモバイルを選ぶ1つのメリットとも言えるでしょう。
名義変更は「譲渡」「承継」「改名・改称」「請求先名義変更」の4種類あります。それぞれで微妙に手続き方法や持ち物が異なる点に気を付けましょう。
とくに、譲渡の場合は3,850円の手数料がかかる点にも要注意です。
名義変更の際は、当記事を参考にまず「自分の手続きがどれに当てはまるか」をしっかり認識し、手続き方法や持ち物を確認してくださいね。
なお「これからワイモバイルへ乗り換える」という方には下記記事が役にたつかと思いますのでぜひ参考にしてみてくださいね。