



povoでは余ったデータ容量の繰り越しができません。
本章ではpovoのデータ繰り越しや容量シェアについてくわしく解説します。
繰り越しも容量シェアもできませんが、トッピング購入という独自のサービスを提供しているpovoならではの使い方もあるので、ぜひチェックしてみてください。
目次
povo1.0とpovo2.0はデータ繰り越し不可
povo1.0とpovo2.0のデータ繰り越しについてまとめました。
- povo1.0:月間20GBのうち使いきれなかった分は月を跨ぐと消滅
- povo2.0:トッピングの有効期限が切れると消滅
povo1.0は月間20GBのデータ通信を利用可能ですが、使い切れなかったデータ容量は月を跨ぐと消滅します。
povo2.0は自分で好きなトッピングを購入する仕様ですが、トッピングには有効期限が設けられています。
有効期限内であれば月を跨いでも利用できますが、期限が切れた時点で消滅してしまうため注意が必要です。
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povo2.0のプランは基本料金0円!好きなトッピングを購入して自分のプランを作ろう

povo2.0の特徴は以下の通りです。
povo2.0のプラン概要
- 月額基本料金は0円
- 契約縛りなし
- データ容量やかけ放題を自由に「トッピング」できる
- 動画サービスのトッピングもあり
- トッピングなしの場合は最大128kbpsのデータ通信と音声通話が利用できる
- 180日以上有料トッピングなどがないと契約解除の可能性あり
- 申し込みやサポートは引き続きオンラインのみ
povo2.0は月額基本料金0円で最大128kbpsのデータ通信と、音声通話が利用できるプランです。
データ容量やかけ放題、動画の見放題などを「トッピング」という形で自由に追加できます。
各利用者が自分に合ったサービスへカスタマイズできるのが特徴ですね。


povo2.0の内容については下記記事でも詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧になってください。
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povo2.0はトッピング有効期限以内であれば月を跨いでも利用可能


データ繰り越しとは毎月余ったデータ容量を翌月に繰り越して使える格安SIMなどでは一般的な機能ですが、povo2.0では利用できません。
一方でpovo2.0のトッピングには有効期限が設けられており、期限内であれば月を跨いでも利用可能です。
例えば10月17日に30日間有効のトッピングを購入した場合の有効期限は11月17日までとなります。
povo2.0のトッピングには90日や180日間有効の大容量トッピングなどもあるので、自分の用途に合ったものを選ぶことをおすすめします。

容量シェアは可能?


容量シェアはデータ容量を複数の回線で分け合う機能で、家族でデータを分け合ったりタブレットやサブ端末で活用したりする際に役立ちます。

いろいろと便利な容量シェアですが、povo2.0は容量シェアにも対応していません。
タブレットやサブ端末を使う際はpovo2.0を複数回線契約するか、月額料金の安い格安SIMを検討しましょう。
なお、povo2.0を同一名義で過去1年間で6回線以上契約する場合は、1回線あたり3,300円の事務手数料が発生します。

家族の分もまとめて同一名義で契約する際などは注意が必要です。
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データが足りなくなった場合は追加容量を購入する必要がある
povoでデータ容量が足りなくなった場合は追加容量を購入しないといけません。
トッピングの容量を使い切ると通信速度が最大128kbpsに制限されます。
128kbpsというのはかなり遅く、SNSやちょっとした調べものも難しいでしょう。

データ容量が足りなくなったらトッピングを追加購入しましょう。
povo2.0で利用できるデータトッピングは以下の通りです。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
それぞれ利用できる通信量と有効期限が決まっています。通信量が余っていても期間を過ぎると消滅するため注意が必要です。

複数のデータトッピングを購入した場合は期限が短いものから消費されます。期限が延長されるわけではないので早めに利用しましょう。
期間限定で使えるお得なトッピングも多数取り扱い中
povo2.0には他にも期間限定のお試しトッピングがあるので、過去にあったものを一部表にまとめました。
トッピング名 | 1回の料金 | 有効期間 | 購入可能期間 |
データ追加300GB | 19,500円 | 180日間 | 2023年11月16日 |
データ追加50GB | 4,000円 | 30日間 | 2024年1月16日 |
データ追加30GB | 3,480円 | 30日間 | 2023年11月16日 |
エントリーセット データ追加0.5GB+5分かけ放題 |
220円 | 3日間 | 2023年10月29日 |
データ追加200GB | 14,800円 | 180日間 | 2023年10月29日 |
データ追加120GB | 20,000円 | 365日間 | 2023年10月31日 |
このような期間限定のトッピングは随時提供されてるので、最新のものは公式サイトで確認するようにしましょう。
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povo1.0を利用中でデータが余るならpovo2.0への変更または他社へ乗り換えがおすすめ
現在povo1.0を利用中で毎月データ容量が余るなら、povo2.0への変更を検討するか他の格安SIM等へ乗り換えるのがおすすめです。
povo1.0は月間20GBのデータ通信が使えますが、20GBだと多すぎて毎月余ってしまう方もいるでしょう。
その場合はpovo2.0の3GBで990円などの小容量トッピングが購入できるので、まずはpovo2.0への変更を検討することをおすすめします。
一方でトッピングの仕様がわかりにくい、毎月定額のプランを使いたい、余ったデータは繰り越して無駄なく使いたいという方は、以下の格安SIMへの乗り換えも検討しましょう。
povo1.0から乗り換えるのがおすすめの格安SIM
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- IIJmio
楽天モバイル
データ通信をほとんど使わない人、あるいは月によってバラツキがある人には楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
楽天モバイルは使ったデータ容量に応じて料金が変動する従量制プランを採用しています。
利用したデータ容量が3GB未満の場合は月額料金が1,078円、3GB以降は利用した量に応じて月額料金が高くなっていきます。
それでも3~20GBなら2,178円とpovo1.0の20GB/2,728円より安価ですし、20GBを超えればそれ以上はどれだけ使っても3,278円なので、povoで一番容量の大きいトッピングでも足りない方にもおすすめです。

楽天モバイルもデータ容量の繰り越しはありませんが、通信量に応じて料金が変動するのでpovoより無駄がありません。
乗り換えで6,000円相当還元中!
UQモバイル
毎月の通信量が1~3GBの人におすすめなのがUQモバイルです。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
月額2,365円で4GBのデータ通信が利用可能なので、ライトユーザーならpovo1.0より1,000円ほど安くなります。
データ繰り越しに対応しているので、余ったデータ容量は翌月に繰り越すことが可能です。
例えば4GBプランで1GBしか使わなかった場合、翌月は4GB+繰り越した3GB=7GBのデータ通信が使えます。

auのサブブランドであり、通信速度もpovoに劣らないので、通信品質を重視する人でも満足できますよ。
また、povoと違ってUQスポットやauショップといった実店舗での対面サポートに対応しています。

最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
IIJmio
もっと細かく通信量を選びたい人や容量シェアをしたい人にはIIJmioがおすすめです。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
IIJmioでは2GBから20GBまで、5つの容量が用意されています。
月額料金も比較的安く、自分に合った無駄のないプランを選ぶことが可能です。


そして、データ繰り越しにも対応しているので、余ったデータ容量は無駄になりません。
さらに、容量シェアも利用可能です。
家族で契約、あるいはタブレットやサブ端末用に複数回線契約した際に各プランのデータ容量を合算できます。

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まとめ
以上、povoでデータ繰り越しと容量シェアができるのか?について解説しました。
ポイント
- povoはデータ繰り越しに対応していない
- povo1.0は月を跨ぐと月末に余ったデータ容量は消滅
- povo2.0は有効期限が切れると余ったデータ容量が消滅
- 容量シェアも非対応
- データが足りなくなった場合はトッピングによる追加購入が必要
- povo1.0利用中で毎月通信量が余るなら他社への乗り換えも検討
- 楽天モバイルは従量制プランなので無駄が起きにくい
- UQモバイルは繰り越し対応、通信品質もpovoと同等
- IIJmioは繰り越しと容量シェアに対応、月額料金も安め
povoはデータ繰り越しにも容量シェアにも対応していないので、povo1.0でもpovo2.0でも使い切れなかったデータ容量は消滅します。
もったいないのでデータ容量はできる限り使い切りたいですね。
povo1.0を使っていて毎月データ容量が余る人はpovo 2.0への変更か他の格安SIMへの乗り換えも検討してください。
本記事で紹介した楽天モバイル・UQモバイル・IIJmioは月額料金が安くて無駄も抑えられますよ。
新規契約/他社からの乗り換えはこちら