留学中の携帯電話をどうしようかとお悩みのみなさん。
いやぁ本当留学前って考えること多いですよね。私も高校・大学と海外に留学していましたが、日本と留学先を行き来することも多く、携帯電話の扱いには本当に悩まされました。
当時は知識もなかったので、日本の大手携帯会社で契約していた携帯電話をそのままにしたまま、留学先で携帯電話を契約したりして…すごくお金がかかってしまったのを覚えています。
しかし!実はちゃんと事前に準備をしておけば、留学中の携帯電話代は最小限に抑えることができるのです。
ということで、当ページでは留学中携帯電話代を最小限に抑える方法をご紹介します。
この記事さえ読めば
- 留学中日本の携帯電話を絶対放置してはいけない理由
- 留学現地で日本の携帯電話を活用するための事前準備
- 留学中、日本に残された携帯電話代を少しでも安くする方法3つ
の3つが初心者の方でもしっかり分かる構成になっています。
この方法を実行するのとしないのでは、携帯電話にかかるお金が大きく変わってきます。当時の私のように何も知らずに損をしないためにも、事前にしっかり準備しておきましょう。
目次
留学中日本の携帯電話の放置は絶対NG。留学先で使うのは論外
まず、結論としては留学先で日本で契約した携帯電話を使うことは絶対にしてはいけません(一部例外もあります)。
というのも、日本で契約した携帯電話を海外で使用すると国際料金がかかります。
この国際料金、異常なくらい高額です。
私はかつて大手携帯会社で働いていましたが、その際に国際料金が50万円近くになり泣きっ面なお客さんをたくさん見てきました。彼らのほとんどは海外でほんの少しネット通信をしたくらいです。それでも海外パケット代は尋常じゃないほど高額で、すぐに10万、20万といった金額になってしまうのです。
ということで、日本で契約した携帯電話をそのまま留学先で使うことだけは絶対にしないでください。
また、留学先では使えないからといって、日本に携帯電話を放置するのもNGです。
携帯電話の料金は定額料の場合がほとんどです。つまり、留学中その携帯電話を使っても使わなくても月額料金が発生します。月額料金がおよそ9,000円だとすると1年の留学で108,000円も無駄になるのです。
ですから、留学中携帯電話を日本で契約したまま放置するのも避けましょう。
滞在期間に合わせて現地のプリペイドSIMカードを手に入れよう!
まま子さん、いい質問ですね。
先ほど日本で契約した携帯電話を留学先で使うと、高額料金が発生し大変なことになるとご紹介しましたよね。しかし、かといって現地で携帯電話が全く使えないのは不便です。現地でのお友だちもできるでしょうし、異国の地で連絡手段を持たないというのは不安ですよね。
ということで、現地では現地のSIMカードを入手することを強くお勧めします。
現地のSIMカードであれば、国内利用料しか発生しないため、料金はかなり安いです。また、海外ではプリペイドSIMカードの取り扱いも豊富なため、毎月必要な分だけチャージすれば電話もメールもネットもきちんと使えます。
私も留学中は現地でSIMカードを購入し、利用していました。海外では日本と比べ月額料金も安いことが多く、一ヶ月2,000円もあれば十分でしたね。
また、1週間や半月・1ヶ月間などプリペイドSIMの料金は利用期間によって変わります。自分の滞在期間に合わせて、最もコスパの良いものを選びましょう!
日本の携帯電話を現地で使うためにSIMロック解除をしておこう!
現地で契約したSIMカードを入れるための携帯電話本体は日本で使っているもので問題ありません。
ただし、2021年9月以前に発売の、日本の大手携帯会社で購入した携帯電話にはSIMロックと呼ばれる特別なロックがかかっていて、特定の携帯会社以外のSIMカードは反応しないように設定されています。
ですから、出国前にこのSIMロックを解除し、留学先に持っていく必要がありますね。
SIMロック解除の詳細は携帯会社ごとに異なりますので、それぞれご確認ください。
なお、2021年10月以降に発売された端末であれば原則SIMロックがかかってないので解除は不要です。
留学・出張中に日本で契約した携帯電話を安くする方法
では、留学中に携帯電話本体をどうすれば良いか分かったところで、日本の契約はどうしておくべきか確認しておきましょう。
方法は以下3つです。
- 出国前に解約し、帰国したら再度契約
- 事前に格安SIMに乗り換え、基本料最小限にし放置
- 家族ごと格安SIMにし、シェアプランを活用
それぞれにメリット・デメリットがありますので、順番に見ていきましょう。
①出国前に解約し、帰国したら再度契約:一番安いが、電話番号が消滅
1つ目は出国前に日本の携帯電話を解約し、帰国したら再度契約する方法ですね。
この方法だと留学中の日本の携帯電話代はゼロ円なので、一番お財布には優しいです。しかし、解約に伴って電話番号が消滅するという欠点があります。
「電話番号はなくなってしまっても構わない」
という方は、今の携帯会社を出国前に解約し、帰国時に再度同じ会社で契約するのもありですが、どうせなら、再契約時は格安SIMにするとお得です。
例えばmineoであれば、どのSIMカードであっても純粋な解約(電話番号そのままでの乗り換えではない)であれば解約手数料が発生しません。これであれば、もし再度日本を離れることになって携帯電話を解約するとしても、余計な手数料を取られずに済みますよね。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
②事前に格安SIMに乗り換え、基本料最小限にし放置:使っていなくても基本料はかかるが、たいした金額ではない(月額1,000円程度)
2つめは留学に出発する前に格安SIMに乗り換えて、月額基本料を最小限にした上で放置するという方法ですね。
冒頭で、日本の携帯電話の契約を放置するのはNGという話をしましたが、これはあくまで、大手携帯会社の契約の場合です。格安SIMであれば月額1,000円未満のプランもありますから、それらに変更した上で放置するのであれば許容範囲以内の出費かと思います。
また、この方法であれば、電話番号を維持することが可能ですし、日本に帰国した際にすぐに携帯電話が使えるというメリットもあります。この2点を考慮した上で月額1,000円は最小限の必要経費かなと思います。
格安SIMの中ではIIJmioが2GB(電話番号付き音声通話SIM)で月額850円、イオンモバイルが500MB(電話番号付き音声プラン)で月額803円ほどで提供されています(この2つが大手格安SIMの中では非常にリーズナブルです)。
もちろん、帰国した際にデータ容量は大きいものに変更することが可能です。個人的には帰国した際の使い勝手も考えるとイオンモバイルよりIIJmioのほうが良いのではないかと思いますよ。
③家族丸ごと格安SIMにし、シェアプランを活用:手間はかかるが、基本料が最小限
最後は家族ごと格安SIMに乗り換えてシェアプランを活用する方法です。
シェアプランとは簡単にいうと、一定のデータ量を複数のSIMカードで共有するプランです。
このやり方であれば、留学中データが使われずに無駄になるということもありません。また1枚のSIMカードにかかる月額料金は500~1,000円程度なので、②の格安SIMで1人で1つの契約を保有するよりリーズナブルです。
しかし、これにはそれなりの手間が伴います。家族で携帯電話を乗り換えることに抵抗がある方もいらっしゃると思いますし、家族の協力が必要なため、難しそうな方は②の方法をオススメします。
シェアプランがある格安SIMで有名なのはワイモバイルやBIGLOBEモバイルですね。
ワイモバイルであれば追加のSIMカードは月額539円で3枚までSMS対応のデータSIMを契約でき、BIGLOBEモバイルであれば月額990円(音声通話機能付きSIM)で契約可能です。
【最新】現地でSIMの購入不要!国際料金が発生しないプランも続々登場!
「日本で契約したスマホを海外で使うと高い」のがこれまでの当たり前でしたが、最近では日本の契約そのままで使えるプランや会社も増えています。
本章では、国際料金が発生しないおすすめのプランを2つ紹介します。
- ドコモの格安プラン「ahamo」
- ソフトバンクの「アメリカ放題」
日本の契約のまま海外で使えるのであれば、現地でのプリペイドSIMの購入やSIMロック解除などの手間も不要ですね。
下記にてそれぞれのプランについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ドコモの格安プラン「ahamo」はそのままの料金で30GB使える!
ドコモの格安プラン「ahamo」では、海外でも日本での契約と変わらず2,970円で30GB使えます。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
110GB使える「ahamo大盛り」もありますが、海外で利用できるのは30GBまでとなっているので注意しましょう。
また、海外で連続して使えるのは14日間までなので、長期の留学等には向いていません。
滞在期間が短い方などスマホの契約をあれこれ変えたくない方にはおすすめですね。
ただし、国際電話は従来の料金が発生するので、日本に電話をしたい場合はLINE通話などアプリを利用すると良いでしょう。
ソフトバンクのアメリカ放題(留学先がサービス対象国の場合のみ可能)
ソフトバンクの「アメリカ放題」も同様に、対象の国であればソフトバンクの契約そのままでネット通信や通話が利用できるサービスです。
対象の国と地域が限られていますので、詳細はソフトバンクアメリカ放題詳細を参考にしてみてくださいね。
まとめ:留学前に格安SIMにしておくのが、一番安い+賢い!
結論としては、携帯電話の契約は留学前に格安SIMに乗り換えておくのがベストと言えそうです。
コスト的には①の「解約し、再契約」が一番いいかと思いますが、電話番号が消滅してしまうのがネックという方は非常に多いかと思います。
電話番号を維持しておくとなると、何かしらの形で日本の契約も残しておかなければなりません。大手携帯会社の「電話番号お預かりサービス」は一見安いように見えて、登録のたびに手数料が発生したり、割引が消滅してしまうなどのデメリットもあります。
その点も考慮すると、早いこと格安SIMに乗り換え、留学中も帰国時も最小限の月額基本料で携帯電話が使えるようにした方が賢いでしょう。
②③のいずれの方法であってもIIJmioがオススメですよ。
いずれにしても、大手携帯会社の契約を放置しておくのは勿体無さすぎます。出発前に格安SIMを見てみるなど、ちょっぴり時間を割くだけで大きな差が出ます。
この記事が留学前の皆さんのお役に少しでも立っていれば嬉しいです。
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