ドコモのスマホのSIMロック解除のやり方がいまいち分からないという人は多いかと思います。
たしかに、SIMロック解除というと難しく聞こえるかもしれませんが、実は方法さえ知っていれば誰でも簡単にできてしまうんです。
SIMロック解除さえできれば、今後ドコモ以外の携帯会社でも手持ちのスマホが使えますからね。手続きをしておいて損ないでしょう。
そこで今回は、
- ドコモスマホのSIMロック解除の条件
- SIMロック解除をする手順
について詳しく解説します。
この記事さえ読めば、誰でも簡単にSIMロック解除ができるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ドコモのスマホをSIMロック解除する方法3選
ドコモのスマホをSIMロック解除する方法は大きく3つです。
- ドコモショップに持っていく
- My docomoで自分で手続きする
- 電話で手続きする
どちらの方法でもSIMロック解除はできますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
順番に見ていきましょう。
方法①ドコモショップに持っていく
ドコモスマホのSIMロックを解除するもっとも簡単な方法はドコモショップに持っていくことです。
店員さんにSIMロック解除する旨を伝えれば、残りの手続きはすべて店員さんが行ってくれます。非常に楽ですね。
また、手数料も無料です。
方法②My docomoで自分で手続きする
ドコモスマホのSIMロック解除はパソコンから「My docomo」にアクセスして自分で手続きすることもできます。
「SIMロック解除の手続き」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本的には画面の指示に従うだけで完了するので意外と簡単です。
SIMロック解除はできる限りMy docomoから自分でするのがおすすめです。店舗まで行って対応してもらう手間も省けます。
ただし、以下の場合はショップでしかSIMロック解除手続きができないので気を付けましょう。
- 2015年4月までに発売された端末をSIMロック解除する場合
方法③電話で手続きする
ドコモでは電話でSIMロックの解除も可能です。
電話番号は以下の通りです。
- ドコモの携帯電話から:151
- そのほかの電話から:0120-800-000
電話をかけると音声ガイダンスが流れるので案内に従ってダイヤルの操作をしてください。なお、音声ガイダンスの間も操作は可能です。
- スキップ番号「6」を押す
- 発信音の後に「SIMロック解除」と言う
これだけで手続きが可能です。
ドコモスマホSIMロック解除の条件
ドコモのスマホをSIMロック解除するためには条件を満たす必要があります。
その条件は「そのスマホがいつ発売されたか」で3つに分かれます。
- 2021年10月以降に発売された機種
- 2015年5月以降に発売された機種
- 2015年4月までに発売された機種
2021年10月以降に発売されたスマホ・iPhoneはSIMロック解除が不要
2021年10月以降に発売された機種はSIMロック解除が不要です。
SIMロックは総務省の指導によってドコモ以外の事業者も含めてかけられないことになり、現在は購入当初からSIMフリー(SIMロック解除が不要な状態)で販売されています。
ちなみにiPhone 13シリーズは2021年9月の発売でしたが、SIMロック廃止に先駆けてどのキャリアもSIMフリーモデルとして販売していました。
もちろん、今後発売されるスマホ・iPhoneは全てSIMフリーで発売される予定ですので、これらのスマホはSIMロック解除不要で使える、と覚えておきましょう。
2015年5月以降~2021年9月以前に発売されたスマホのSIMロック解除条件
2015年5月以降に発売されたドコモのスマホのSIMロックを解除するには以下の条件を満たす必要があります。
- ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと
- 契約者本人の購入履歴があること
ネットワーク利用制限とは、例えば分割払いで端末を購入したのに支払いが止まってしまった等、なんらか購入者との間でトラブルが発生した際に端末が使用出来なくなる処置の事で、いわゆる「赤ロム」と呼ばれています。
2015年4月までに発売されたスマホのSIMロック解除条件
2015年4月までに発売されたドコモのスマホのSIMロックを解除するには以下の条件を満たす必要があります。
- SIMロック解除機能を搭載していること
- ネットワーク利用制限などの各種ロックがかかっていないこと
この期間に発売された端末は機種によってSIMロック解除機能を搭載していないものもあります。
対応しているかどうかはドコモの公式サイトから確認できますので、自分の端末がSIMロック解除に対応しているか事前にチェックしておきましょう。
SIMロック解除対応機種についてはドコモ公式サイトを参考にしてください。
ahamoへの乗り換えはこちらからドコモのSIMロック解除3つの受付窓口
ドコモのスマホ端末のSIMロックを解除したい場合は、下記3つの窓口から手続きを行うことができます。
ドコモSIMロック解除の3つの受付窓口 | ||
受付窓口 | 手数料 | 備考 |
Web(My docomo) | 無料 | 24時間受付 |
電話(151) | 午前9時〜午後8時 | |
実店舗(ドコモショップ) | 店舗の営業時間内のみ |
上記のようにドコモでは3つの方法でSIMロックを解除できます。
My docomoからWeb上で手続きを行った場合は24時間いつでも申し込み可能で手数料もかかりません。
そのため、何らかの事情がない限りは、My docomoからSIMロック解除の手続きを行うことをおすすめします。
My docomoでSIMロック解除する手順
では、早速My docomoでSIMロック解除をする方法を見ていきましょう。
- パソコンからMy docomoにログイン
- メニューから「ドコモオンライン手続き」を選択
- 「SIMロック解除」を選択
- 機種を「Android」もしくは「iPhone/iPad」から選択
- SIMロック解除するスマホの「IMEI」を入力
- あとは画面の指示に従うだけでSIMロック解除の手続きが終了
IMEIの確認方法をiPhone・Android別に解説
IMEIとは端末が持つ固有の識別番号のことで、iPhoneの場合、
から確認できます。
Androidの場合は端末によって多少異なりますが、
などから確認が可能です。
IMEIを事前に確認しメモしておきましょう。あとはMy docomoにログインし、手順通りに進めていけばSIMロック解除が完了です。
AndroidはSIMロック解除のコードを端末側で入力する必要がある
Androidスマホの場合はSIMロック解除手続き後、画面に専用のコードが表示されます。
端末側にコードを入力する必要があるのでコピーやスクリーンショット撮影、メモなどでしっかりと残しておきましょう。
他社のSIMカードを入れて電源を入れるとコード入力画面が表示されます。SIMロック解除から他社へ乗り換えるまでに期間が空く方は、しっかりとコードを保管してください。
【補足】SIMロック解除後でもドコモを引き続き使うことは可能
前述しましたが、SIMロック解除をした後でも引き続きドコモを使うことも可能です。
あくまでも利用できるSIMカードの制限がなくなるだけで、SIMロック解除をしてもドコモの契約を解約しない限りはそのままです。
「他のキャリアに乗り換えようとSIMロック解除をしたが、やっぱりドコモを使い続けたい」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、そのままドコモのSIMカードが使えます。一度SIMロック解除をすると再度SIMロックをかけることはできませんが、使い勝手は全く変わらないのでご安心ください。
ただ、ドコモ解約後はdアカウントにログインする機会も減ってしまうでしょうし、SIMロック解除の存在自体も忘れてしまうこともあるでしょうから、できればSIMロックについて色々調べているうちに手続きを済ませておく方が良いかと思います。
ドコモSIMロック解除の4つの注意点
ドコモのスマホ端末のSIMロックを解除するときは次の4つの点に注意が必要です。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
- データが変わったり消えたりする恐れがある
- 故障内容によって修理できない可能性がある
- 他社のSIMカードだと動作保証されない
- 他社のSIMカードだと料金が高い可能性がある
①データが変わったり消えたりする恐れがある
SIMロックを解除するとスマホ端末内のデータが変質したり、消去されてしまったりする可能性があります。
SIMロック解除で端末のデータが破損する可能性は低いですが、仮にこのようなことが起きてもドコモ側の保証はいっさい受けられないのでご注意ください。
そのため、SIMロックの解除手続きを行う前はスマホ端末内のデータをSDカードのような外部ストレージにバックアップすることをおすすめします。
②故障内容によって修理できない可能性がある
ドコモのスマホ端末にかかっているSIMロックを解除した後は、故障内容によってはドコモで修理してもらえないことがあります。
SIMロックを解除した後に端末が故障したとしても、ドコモ契約中であれば基本的にドコモで端末の修理を申し込むことができますが、故障内容によっては対応できず、SIMカードのサービスを提供している専門の事業者に修理対応を行ってもらわないといけないケースがあります。
また、SIMロックを解除して他社へ乗り換えた場合はドコモでも乗り換え先の事業者でも、修理や代替機の貸し出しを申し込めないので注意が必要です。
③他社のSIMカードだと動作保証されない
ドコモ端末のSIMロックを解除して他社へ乗り換えた場合、スマホ端末の動作確認や動作保証は適用されません。
例えばドコモ端末のSIMロックを解除して他社へ乗り換えたときに、各種アプリやスマホの機能がうまく動作しないというケースがありえます。
また、SIMカードの通信方式が現在のものと異なっている場合は、音声通話や緊急速報などが利用できなくなることがあります。
このようにドコモでSIMロックを解除した端末は、他社のSIMカードで必ず動作するという保証はないので注意が必要です。
④他社のSIMカードだと料金が高い可能性がある
ドコモのスマホ端末のSIMロックを解除したとしてもドコモを継続利用する限りは月額料金が変わることはありません。
しかし、他社へ乗り換える場合は現在よりも利用料金が高くなってしまう可能性があります。
ドコモで購入した端末を使用する場合でも、他社へ乗り換えればその事業者での利用料金が発生しますが、その料金が必ずしもドコモより安いとは限らないため、かえって料金が高くなることがあります。
また、端末の分割払いの残債が残っている場合は、他社へ乗り換えたとしてもドコモでの分割払いは継続するため注意が必要です。
ドコモのスマホ端末のSIMロックを解除する前に、他社へ乗り換えた後の端末の動作確認や利用料金を含めて、慎重に検討することをおすすめします。
ドコモのSIMロック解除でよくある質問
本章ではドコモのSIMロック解除に関する質問を集めました。
全ての質問にくわしく回答するので、ぜひチェックしてください。
ahamoに乗り換える時もSIMロック解除は必要?
ahamoに乗り換える場合は原則SIMロック解除不要で利用できます。
ただし、ahamoからまたauなど他社の回線に乗り換える可能性があるなら早めにSIMロック解除の手続きををしておいた方がスムーズです。
他社回線に乗り換える場合は全てのドコモの機種でSIMロック解除をしないといけない?
全ての機種でSIMロック解除が必要とは限りません。
2021年10月以降に発売された機種(iPhone 13含む)はSIMフリー化が義務付けられているため、キャリアで購入した機種もSIMフリーですし、2021年9月以前に発売された機種においても、乗り換え先がドコモ回線の格安SIMやahamoの場合はSIMロック解除なしで利用できます。
auやソフトバンクなど他社回線を利用する可能性があり、2021年9月以前発売の機種を利用している方は、あらかじめSIMロックを解除した方が安心です。
まとめ
今回はドコモのスマホのSIMロック解除方法を解説しました。
ポイント
- SIMロック解除とは他のキャリアのSIMカードを使えるようにすること
- ドコモスマホのSIMロックを解除するには条件を満たす必要がある
- SIMロック解除の方法はショップとMy docomoの3つ
- SIMロック解除にはデメリットがないので、可能であればしておくのがおすすめ
格安SIMのほとんどはドコモの回線を利用しているので、ドコモのスマホならSIMロック解除をしなくても使えます。
しかし、auやソフトバンクの回線を利用する格安SIMを使う場合はSIMロック解除が必要です。
そもそもSIMロック解除にはデメリットもなく、ドコモを使い続けたい場合はそのまま使い続けることもできます。そのため、可能であればSIMロック解除をするのがおすすめですよ。
当記事を参考にSIMロック解除手続きを進めてみてくださいね。