格安SIMと聞くと、個人向けのサービスを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は法人契約ができるものもあります。
法人契約ができる格安SIMなら、お仕事で利用しているスマホ代をこれまでどおり経費にすることができますし、そもそもの通信費を大幅に安くすることも可能です。
ただし、格安SIMを法人契約する際には個人契約にはない注意点もあります。
その点をしっかり抑えてから法人契約をしないと、後々「しまった。」という状況になりかねません。法人契約でそういった状況になってしまうと後々結構面倒ですからね…。契約前に注意点はしっかり抑えておきたいものです。
ということで、当記事では、
- 法人契約がおすすめの格安SIM9社の料金プラン・特徴
- 格安SIMを法人契約する際の注意点
について詳しく解説します。
特に2つ目は重要です。格安SIMの法人契約を検討している方。ぜひ参考にしてください。
3大キャリアでの法人契約を検討中の方は、「法人携帯Gメン」で詳しく紹介されているので参考にしてみてください。
目次
法人契約できる格安SIMを選ぶ際の5つのチェック項目
法人契約ができる格安SIMを選ぶときに、押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- 法人契約に対応しているか
- 料金プラン
- 通信回線
- 支払い方法
- プランやオプション
法人契約でも異なる部分が出てくるので、違いを把握することから始めましょう。それでは各ポイントが、どのように格安法人契約に関わってくるのか解説していきます。
法人契約ができるか?
契約しようとしている格安格安SIMが法人契約できるかは大前提です。決める前に法人契約ができるかどうかチェックしておきましょう。
格安と言う響きだけで選んでしまうと、法人契約ができないどころか、最低限求めていることもできないような契約になってしまいかねません。
法人契約ができる格安SIMには、
- mineo
- BIGLOBE
- 楽天モバイル
- ワイモバイル
- NifMo
- QTモバイル
- UQモバイル
- イオンモバイル
- OCNモバイルONE
などがあります。それぞれの会社がどのような契約ができるのか比較して、目的に合う会社を選ぶことが重要です。
ここで紹介した会社以外にも法人契約に対応している会社もあるので、気になる方はいろいろな会社を探して比較してみましょう。
料金プランはどんな内容か?
格安SIMによって料金プランは様々です。同じようなサービス内容であっても価格に差異が生じるので、それぞれの会社を比較して安く済む会社を選ぶことが大切です。
いくら安く済むからと言って、自分が求めているサービスを受けられないものを選んでしまわないようにご注意ください。
なぜそのような料金となっているのか調べて、総合的に自分が使いたいと思う格安SIMを契約することが何よりも大切です。
また、契約期間に縛りがあるプランを扱っている会社もあるので、 そのような会社と契約するときは多額の解約金が発生する可能性があるので契約期間を守らなければなりません。
会社によっては解約金がかからないケースもありますが、ほとんどは途中解約をすると解約金が必要なので注意しましょう。
通信回線はどこを使用しているか?
格安SIMを選ぶ時は、その会社がどこの通信回線を使用しているのか確認するようにしましょう。
一般的にはエリアの広さではドコモ、電波の安定性はau、通信速度はソフトバンクと言われているので、何を重要視するかで使い勝手が変わります。
日本ではこの3大キャリアの中で回線を選ぶことになるので、 目的と用途に合わせた回線を選ぶようにしましょう。
支払方法はどんな方法か?
格安SIMの支払い方はクレジットカードがほとんどですが、デビットカードや口座振などで支払える会社もあります。
口座振替の場合は手数料もかかるので、どの方法がやりやすいのかで選択するといいでしょう。
支払い方次第でお得になるケースもあるので、料金だけでなくどうやって支払うのかといった部分もチェックすることをおすすめします。
かけ放題プランなどのオプションはあるか?
電話をする回数が多い方にとっては、かけ放題プランがあると料金をより安く抑えることができるため、どのような通話オプションがあるのか調べておくことも大切です。
オプションにも有料で様々なことができるものから、無料サービスとしてついてくるものもあるので、必要かどうかしっかりと見極めたうえで利用するようにしましょう。
必要もないようなオプションを選んでしまうと、無駄な費用を払うことになってしまうので、ご注意ください。
法人契約が可能なおすすめの格安SIM9社と料金プラン・特徴
法人契約ができる格安SIMはいくつかありますが、その中でもとくにおすすめなのが以下の9社です。
(各項目で記載されている料金は注意書きのない限り税抜きになります)
- BIGLOBEモバイル
- マイネオ
- NifMO
- ワイモバイル
- 楽天モバイル
- QTモバイル
- UQモバイル
- イオンモバイル
- OCNモバイルONE
各社異なる特徴がありますので、それぞれの料金プランや特徴を詳しく見ていきましょう。
①BIGLOBEモバイル:BIGLOBE biz
データ通信量 | データ通信専用SIM | データ通信専用SIM(SMSあり) | 音声通話SIM |
0GB | 200円 | 320円 | 700円 |
1GB | なし | なし | 780円 |
3GB | 700円 | 820円 | 1,000円 |
6GB | 1,250円 | 1,370円 | 1,500円 |
12GB | 2,500円 | 2,620円 | 3,200円 |
20GB | 4,300円 | 4,420円 | 5,000円 |
30GB | 6,550円 | 6,670円 | 7,250円 |
BIGLOBEモバイルの法人向けプランは個人向けと同じ容量が用意されていますが、月額料金はいずれも個人向けより200円安く設定されています。
とくに、3GBと6GBは他社の同容量と比べても200~300円ほど安い水準です。
月額料金を考慮すると、BIGLOBEモバイルの法人向けプランはとにかく安く使いたい方におすすめです。
ただし、プラン料金とは別にビジネス向けのBIGLOBE基本サービス「BIGLOBEオフィスサービス」の料金がかかります。
最初に契約する方が管理者となり、さらに最大1,000人まで利用者を登録できます。BIGLOBEオフィスサービスの月額料金は管理者が500円、5人目以降の利用者は300円で、この料金は基本料とは別で発生します。
BIGLOBEオフィスサービスの管理者は契約しているSIMカードを一元管理することが可能で、具体的には管理画面から利用状況の確認や各種手続き(SIMの追加や一時停止・再開、解約)を行うことができます。
1人の管理者がいることで、たくさんのSIMカードを契約しても管理がしやすいのもBIGLOBEモバイルの特徴と言えるでしょう。
なお、BIGLOBEモバイルは導入前に1週間無料で試すことができます。
データSIMのみ、もしくはスマホ・モバイルルータとのセットもレンタル可能です。格安SIMの使い勝手や通信速度を試してみたい場合も安心ですね。
②mineo:mineo for business
mineoの法人向けプランは個人向けと全く同じラインナップと料金となっており、個人向けと同様にドコモ・au・ソフトバンクの回線に対応している「トリプルキャリア対応」なのが特徴です。
以下はデータ通信専用SIMの料金表で、ソフトバンク回線のSプランのみ料金が異なります。
データ通信量 | 月額料金 | ||
Aプラン | Dプラン | Sプラン | |
500MB | 700円 | 700円 | 790円 |
3GB | 900円 | 900円 | 990円 |
6GB | 1,580円 | 1,580円 | 1,670円 |
10GB | 2,520円 | 2,520円 | 2,610円 |
20GB | 3,980円 | 3,980円 | 4,070円 |
30GB | 5,900円 | 5,900円 | 5,990円 |
そして以下が音節通話機能付きSIMの料金です。個人向けプランはどの回線でも料金は同じですが、法人向けプランは異なります。
データ通信量 | 月額料金 | ||
Aプラン | Dプラン | Sプラン | |
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
また、2回線以上契約すると「複数回線割引」により、1回線につき50円の割引が受けられます。こちらも個人向けと同じですが、よりたくさんのSIMカードを契約する法人向けプランのほうが恩恵が大きいですね。
さらに、mineoは導入前にSIMカードを最大2週間無料で試すことが可能です。
最大2枚まで借りられるので、通信速度が十分か、違う回線のSIMカードを借りてどちらの電波が入りやすいかなどを比較することもできます。
③NifMo:法人サービス by Nifty Biz
NifMoは法人専用のシェアプランを用意しているのが特徴です。
プラン | データ通信専用SIM | データ通信専用SIM(SMS付) | 音声通話SIM |
1.1GB | 640円 | 790円 | 1,340円 |
3GB | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
7GB | 1,600円 | 1750円 | 2,300円 |
13GB | 2,800円 | 2950円 | 3,500円 |
法人シェア5GB | 1,800円 | 1,950円 | 2,500円 |
法人シェア10GB | 3,200円 | 3,350円 | 3,900円 |
法人シェア追加SIM | 400円 | 550円 | 1,100円 |
同じ会社の社員でも役職や出張の頻度などで利用するデータ通信量は異なりますよね。新しくプロジェクトが始まるなど時期によって変動することも多いかと思います。
そのような場合、NifMOであればシェアプランの契約内でグループを作ることによって、データ通信容量を社員間で分け合え、効率よく使い切ることが可能です。
また、SIMカードを一元管理できる「管理者ツール」が無料で利用できます。このツールによってシェアプラン契約者の中で使いすぎている人がいないかもすぐに確認できるので安心です。
なお、NifMoを法人契約するには「@nifty」の法人向け接続サービスを契約しないといけません。プラン料金とは別に法人管理費用として月額500円かかるので、それも含めて料金を試算しましょう。
ちなみにNifMoも1週間にSIMカードの試用ができます。最大2枚のSIMカードをレンタルできるので、法人シェアプランの使い勝手を試すことも可能です。
④ワイモバイル:2回線以上の利用で永年割引
ワイモバイルの法人向けプラン料金は個人向けプランと同じですが、法人の場合は複数回線を契約すると法人契約割引によって全回線700円の割引を受けることが出来ます。
プラン名 | データ通信量 | 月額料金 | 月額料金 (法人契約割引) |
シンプル2 S | 4GB | 2,150円 | 1,280円 |
シンプル2 M | 20GB | 3.650円 | 2,780円 |
シンプル2 L | 30GB | 4,650円 | 3,780円 |
10分以内の通話が無料になる「だれとでも定額」と、無制限かけ放題の「スーパーだれとでも定額」も個人向けと同様に利用が出来ますので、通話が多い法人でも安心して利用出来ます。
⑤楽天モバイル
個人向け格安SIMでトップのシェアを誇る楽天モバイルにも法人プランがあります。
プラン | データ通信専用SIM (SMSあり) | 音声通話 |
3GB | 1,980円 | 無料 |
20GB | 2,380円 | 無料 |
30GB | 2,780円 | 無料 |
料金プランは個人向けプランと大きく内容が異なっていて使い放題プラン無し、通信量が固定のプラン3種類といった特徴があります。
なお、通話料金についてはRakuten Link Officeアプリを使うことで無料になりますよ。
法人契約ができる格安SIMに関しては、「500miles」でも紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
⑥QTモバイル
QTモバイルは九電グループが提供している格安SIMですが、法人用プランも用意されています。
3キャリアの回線全てに対応、全契約に無料の端末補償が付いてくる特徴があります。
データ通信+音声通話SIMとデータ通信専用SIMの2種類が用意されており、それぞれの月額料金は以下とおりとなります。
データ専用SIM(AタイプはSMS付) | |
データ容量 | D/A/Sタイプ |
2GB | 770円 |
4GB | 990円 |
6GB | 1,430円 |
10GB | 1,650円 |
20GB | 1,870円 |
30GB | 2,970円 |
以下は音声通話対応SIMの料金です。
データ+音声通話SIM | |
データ容量 | D/A/Sタイプ |
1GB | - |
2GB | 1,100円 |
3GB | - |
4GB | 1,540円 |
6GB | 1,760円 |
10GB | 1,980円 |
20GB | 2,200円 |
30GB | 3,300円 |
今なら法人限定で「端末特価キャンペーン」を開催していて、SIMと対象端末をセットで契約すると端末代金から5,000円(税込)割引になります。
申込時にクーポンコード「BIZPHONE」が必要なので入力忘れないようにしましょう。
※特典対象端末
iPhoneSE(第3世代)64GB、motog13、OPPO A77、AQUOS wish、AQUOS wish3、FS040W
⑦UQモバイル
UQモバイルの法人契約は、個人と同様のプランとなっています。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※税込価格です。
個人向け同様ですが、各種割引を適用させないと料金が割高なのでご注意ください。
UQモバイルを法人契約で使う最大の魅力は通信品質の高さです。auが直接提供しているため混雑時間帯でも速度が速く快適な通信ができます。
大手キャリアから回線を借り受けている他の格安SIMは時間帯や場所によって速度が遅くなる点がデメリットで、「地図がうまく開けない」「ファイルの送信が遅い」など、仕事の効率が悪くなりかねません。
その点UQモバイルはキャリア直回線の安定した品質で、大手キャリア並みの速度品質が期待できます。
「料金だけでなく品質も重視したい。」という企業はUQモバイルがおすすめですよ。
⑧イオンモバイル(IoT・シェアプラン)
イオンモバイルはIoT向けの法人専用プランを提供しています。
プラン名 | 高速データ利用量上限 | 月額料金 |
IoT100 | 100MB | 350円 |
IoT500 | 500MB | 400円 |
IoT Zero | なし(通信速度200kbpsまで) | 420円 |
これらのプランは高速通信データ量が少なく一般的なスマホでの通信には向いていなく、以下のようなIoT機器用のプランとして有用です。
- 太陽光発電の遠隔監視システム
- 食品機械の温度管理や情報収集
- スマート農業の通信環境整備
- 飲食店のオーダーシステム(客席のiPadなど)
上記のようなIoT機器の通信用途だと、速度やデータ容量は重要ではありません。そのため1GBや3GBプランだと容量が余ってしまってもったいないですよね。
イオンモバイルのIoTプランは「容量が少ないかわりに料金が安価」なので、ランニングコストを抑えつつ通信環境を整備できますよ。
また、IoTプラン以外に通常の音声通話SIMや、最大5回線でデータ量を共有できる「シェアプラン」も用意されています。
サービス例 | 月額料金 |
音声プラン・さいてきプラン | 0.5GB 730円 ~ 10GB 1,680円 |
シェアプラン・さいてきプラン | 1GB 1,080円 〜 10GB 1,980円 |
シェアプランの追加SIM料金 | 音声1枚+データ2枚は無料 2枚目以降で音声プランを使う場合は200円/枚 4枚目以降のSIMカードは200円/枚 |
複数台でデータをシェアできるので、1台あたりの料金が抑えられるプランとなっています。
⑨OCNモバイルONE for Business
OCNモバイルONEでは本格的なビジネスプランとして「for Business」プランを提供しています。
OCNモバイルONEの月額料金例(フルMVNO) | |
10MBコース | 210円 |
100MBコース | 300円 |
500MBコース | 500円 |
1GBコース | 700円 |
3GBコース | 1,000円 |
10GBコース | 2,300円 |
20GBコース | 3,900円 |
50GBコース | 9,500円 |
料金プランはデータ量に応じて月額料金が変わる従来の仕組みですが、「IoT向けの低容量プラン」やオンライン会議の接続を優先的に行う「テレワークプラン」があるなど、よりビジネスの実態に即した使い方向けになっているのが特徴的です。
単純な通信サービスとして利用するだけでなく、テレワークやIoTの本格導入を検討している企業におすすめです。
法人契約が可能な格安SIMの支払い方法を比較:口座振替が多い
さて、おすすめ9社がご紹介できたところで、ここからは法人契約ができるおすすめの格安SIM9社をサービス面で比較してみます。
まずは法人契約ができる9社の支払い方法を比較してみました。
格安SIM | 利用できる支払い方法 |
BIGLOBEモバイル | 銀行振込(コンビニ支払い可能)、 預金口座振替 |
mineo | 口座振替、クレジットカード |
NifMo | 口座振替、銀行振込 |
ワイモバイル | 口座振替、クレジットカード、 請求書払い、既存請求との合算 |
楽天モバイル | 請求書払いのみ |
QTモバイル | 請求書払い、クレジットカード、 口座振替、既存請求との合算 |
UQモバイル | 請求書払い、口座振替、クレジットカード |
イオンモバイル | クレジットカード |
OCNモバイルONE | 請求書払い、口座振替、クレジットカード |
個人向けの格安SIMではクレジットカードを使うのが一般的で、まれに口座振替対応の会社がある程度ですが、法人契約ではいずれの格安SIMも口座振替が利用でき、請求書払い対応のものも多いのが特徴です。
個人契約と比べると法人契約は支払い方法が豊富に用意されていると言えますね。
法人契約が可能な格安SIMのオプションを比較
続いてはオプション内容を比較してみました。
オプションにはさまざまな種類がありますが、とくに需要が高い
- 通話オプション
- 端末補償
- セキュリティ
の3つについて比較しています。
通話オプション | 端末補償 | セキュリティ・管理 | |
BIGLOBEモバイル | 〇 | × | 〇 |
mineo | 〇 | 〇 | 〇 |
NifMo | × | 〇 | 〇 |
ワイモバイル | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天モバイル | 〇 | 〇 | 〇 |
QTモバイル | 〇 | 〇 | × |
UQモバイル | 〇 | 〇 | 〇 |
イオンモバイル | 〇 | × | 〇 |
OCNモバイルONE | 〇 | 〇 | 〇 |
セキュリティ・SIMの管理サービスについてはいずれも用意されており、端末補償についてはBIGLOBEモバイルとイオンモバイル以外で全て利用可能です。
通話オプションについてはNifMo以外の8社で提供されていて、内容は各社により異なっています。
通話オプションのある格安SIM | 利用できる通話オプション |
BIGLOBEモバイル | 3分かけ放題、10分かけ放題、通話パック60/90 |
mineo | 10分かけ放題 |
ワイモバイル | 10分かけ放題、完全かけ放題 |
楽天モバイル | 完全かけ放題(無料) |
QTモバイル | 10分かけ放題 |
UQモバイル | 10分かけ放題、完全かけ放題 |
イオンモバイル | 完全かけ放題 |
OCNモバイルONE | 10分かけ放題、完全かけ放題 |
通話オプションが一番お得なのはやはり無料でかけ放題の楽天モバイルですね。一方、短い通話を頻繁に利用するのであればBIGLOBEモバイルもいいでしょう。
BIGLOBEモバイルはかけ放題と定額の通話パックがそれぞれ2種類ずつ用意されており、通話スタイルによって選べるのが魅力です。
法人契約が可能な格安SIMの取り扱いスマホを比較
次に各社が取り扱っているスマホを比較しました。
Android | iPhone | |
BIGLOBEモバイル | 〇(6種類) | × |
mineo | 〇(18種類) | ◯(8種類) |
NifMo | 〇(16種類) | ◯(1種類) |
ワイモバイル | 〇(16種類) | 〇(6種類) |
楽天モバイル | 〇(12種類) | ◯(7種類) |
QTモバイル | 〇(12種類) | 〇(5種類) |
UQモバイル | 〇(3種類) | 〇(1種類) |
イオンモバイル | ○ (Yahoo!ショッピングで購入可能) | |
OCNモバイルONE | ○ (ドコモオンラインショップで購入可能) |
この中で最も取り扱い数が多いのはmineoです。2023年5月現在だとAndroidで18種類、iPhoneは7種類の端末を取り扱っており、エントリーモデルからハイスペックまで幅広いスマホが揃っています。
また、OCNモバイルONEはドコモオンラインショップから自由に端末を購入可能なので、最新のiPhone14をはじめ、多彩なラインナップから選べますよ。
法人契約が可能な格安SIMのデータ通信専用SIMを比較
続いては各社のデータプランを比較しました。
格安SIM | データ容量 | 月額料金 |
BIGLOBEモバイル | 0MB~30GB | 200〜6,550円 |
mineo | 500MB~30GB | 700〜5,900円 |
NifMo | 1.1~50GB | 640〜4,800円 |
楽天モバイル | 3~30GB | 980~2,380円 |
ワイモバイル (音声SIMと同じ) | 4~30GB | 2,150〜4,650円 |
QTモバイル | 1~30GB | 770~6,820円 |
UQモバイル | 1~20GB | 2,070〜3,150円 |
イオンモバイル | 1~50GB | 480〜4,580円 |
OCNモバイルONE | 10MB~50GB | 210〜9,500円 |
低容量でなるべく安く使いたい場合はBIGLOBEモバイル、OCNモバイルONE、イオンモバイル。大容量のデータを使いたい場合は50GBまで用意しているNifMo、イオンモバイル、OCNモバイルONEがおすすめです。
法人契約が可能な格安SIMと大手キャリアを比較
最後に格安SIMの料金をドコモ・au・ソフトバンクと比較をしてみました。
格安SIM側のサービスは料金に定評がある「ワイモバイル」「OCNモバイルONE」を選択し、データ量は需要が特に多い「3GB」「20GB」を選びました。
通信会社 | 3GB | 20GB |
ドコモ | 4,565円 (5Gギガライト) | 6,650円 (5Gギガホ プレミア) |
au | 5,665円 (スマホミニプラン) | 6,580円 (使い放題MAX 5G) |
ソフトバンク | 4,980円 (ミニフィットプラン+) | 6,750円 (メリハリ無制限+) |
ワイモバイル | 2,150円 (シンプル2 S) | 4,650円 (シンプル2 L) |
OCNモバイルONE | 1,000円 | 3,900円 |
ワイモバイルとOCNモバイルONEは3GBの料金が特に安く、電話での連絡メインで使う場合は経費を大きく節約できます。
また、20GB使った場合でも大手キャリアより安く使えるので「通信コストを下げたい」と考える法人はやはり格安SIMがおすすめと言えるでしょう。
一方で、大手キャリアの魅力は無制限プランがあるところです。
現状、法人向けの格安SIMに無制限プランはありません。そのため大量のデータ送受信を伴うならば大手キャリアで契約した方が安心です。
大手キャリアと格安SIMは以下の基準で検討すると良いでしょう。
- 少しでも通信コストを抑えたい:格安SIM
- 無制限プランで大量のデータを送受信したい:大手キャリア
法人契約で格安SIMを使うメリット
格安SIMの魅力は手軽に契約でき、しかも料金を大幅に節約できるところです。
メリットをそれぞれ詳しく解説させていただきます。
メリット①通信コストを大幅に削減できる
格安SIMはデータ量によって大手キャリアの半額以下で使えます。
例えばドコモで3GBプランを契約すると月額3,465円ですが、OCNモバイルONEなら1,100円のみです。
約2,300円も料金が安いので、仮に20回線必要ならば月間で46,000円もの節約になります。年間ベースだと50万円以上安くなるので、コストを大幅に削減できるでしょう。
どの程度料金が安くなるかは利用状況によっても変わりますが、社内や取引先との電話がメインなら格安SIMで十分なことが多いです。
通信コストを削減できれば、その分を研修や設備投資に回すこともできるので、固定費を削減したい場合はぜひ格安SIMを検討してみましょう。
メリット②IoT用のビジネスプランを気軽に導入できる
法人契約できる格安SIMの中には低容量のIoTプランを1回線から契約できる通信会社もあります。
例えばOCNモバイルONEは10MB〜500MBのプランを月額232円から提供しており、ウェブ契約も可能なので簡単に申込できます。
法人のIoTで使うデータSIMは需要がどんどん伸びていて、POSレジをタブレットで管理するケースなどに向いています。
OCNモバイルONEのIoT用SIMをタブレットで使えば低コストで気軽に通信が行えますよ。
メリット③請求書払いが選べる
法人契約できる格安SIMは請求書払いを選べるものが多くなっています。
経理上「請求書での支払いが必要」といったケースも多いので、それに合わせて用意されているのは嬉しいですね。
格安SIMを法人契約する際に気をつけたいデメリット・注意点
次に格安SIMを法人契約する際に気をつけたいデメリットや注意点を紹介します。
以下の4点に注意してください。
- 個人契約とはプラン・料金が異なることもある
- WEB申し込みができないこともあり。必要書類も多い
- 海外ではそのままでは使えないことも
- 契約サービスによっては速度面でデメリットがある
デメリット①個人契約とはプラン・料金が異なることもあり
法人契約では個人契約とプランや料金が異なることが多いため、プラン内容や料金をしっかり確認しておきましょう。
例えば今回紹介した中だと個人向けの楽天モバイルは無制限のデータ通信が可能ですが、法人向けは30GBまでとなっています。
その他にも利用できるオプションや機能が異なるケースもあります。
各社、個人契約向けとは別に法人契約専用のページを用意しているので、必ずそこからプラン料金や内容を確認するようにしましょう。
デメリット②WEB申し込み・MNPができないこともあり
法人向けの格安SIMは契約方法にWEBが選べないことが多い点にも要注意です。
一般的に個人向けの格安SIMは公式サイトから新規契約やMNPの申し込みが出来ますが、法人向けの格安SIMは申込書類をダウンロードし、確認書類と一緒に郵送することで申し込む形が多くなっています。
法人確認書類や担当者の社員証など、必要な書類は各社で異なるので事前にしっかりチェックしておきましょう。
デメリット③海外ではそのままでは使えないことも
格安SIMによっては海外ではそのまま使えないことがあるので気を付けましょう。
海外でもスマホをそのまま使う場合は「国際ローミング」に対応している必要があり、今回紹介した格安SIMではNifMoが国際ローミングに対応していません。
また、国際ローミングに対応していても使えるのは音声通話とSMSだけとなっており、基本はデータ通信ができませんが、今回紹介した格安SIMのうちワイモバイルだけは海外でのデータ通信も利用できます。
定額でデータ通信を使えるオプションが用意されているので、国際ローミングでデータ通信を利用したい人はワイモバイルを検討しましょう。
デメリット④契約サービスによっては速度面でデメリットがある
格安SIMは大手キャリアから通信回線を借り受けてサービスを提供しているので、混雑する時間帯には速度が低下する恐れがあります。
具体的には平日の12~13時は通信が混み合うため、多くの格安SIMで「動画やファイルの送信が遅い」と感じてしまうことが多いでしょう。
とはいえ、電話やメール・チャットツールの利用程度なら問題ないケースがほとんどです。ビデオ会議には支障が出るケースがあるので注意をしましょう。
まとめ
以上、法人契約ができるおすすめの格安SIMと法人向け格安SIMの注意点を解説しました。
- 格安SIMでも法人向けプランがあれば法人契約が可能
- BIGLOBEモバイルはSIMや端末をレンタルして試せる
- mineoは3キャリアすべての回線に対応
- NifMoはシェアプランが魅力
- 電話をたくさんするなら無料でかけ放題の楽天モバイルがおすすめ
- mineoやワイモバイルは端末セットが豊富
- QTモバイルは無料の端末保証が魅力
- 法人契約は料金プランや支払い方法が個人向けと異なる場合がある
いずれも大手キャリアを契約するよりも、携帯代を大幅に安くできますが、それぞれで特徴が異なるので、「電話をたくさん使うならワイモバイル」「マルチキャリアが良いならmineo」といったように用途に合わせて選びましょう。
また、格安SIMの法人向けサービスは個人向けサービスとプランや料金、申し込み方法などが異なります。
申し込みを検討する際は必ず法人契約向けのページをチェックしてから手続きを進めてくださいね。
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