「いざという時のこと思うと付けておいたほうがいい気もするけど…月額料金が安くないし…」とお悩みの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、この記事では格安SIMで利用できる保証サービスの特徴や格安SIMの保証サービスがあなたにとって本当に必要かどうかの見極め方について解説します。
保証サービスの利用を考えている方。少し立ち止まって「本当に加入すべきか」をじっくり考えてみてください。
目次
前提:格安SIMの保証はどこも概ね同じ!月額料金は安く、修理・交換の際に別途料金がかかる
格安SIM各社ではスマホに付けられる保証サービスが展開されています。
いずれも料金・仕様が同じような内容で、主に以下の2種類が提供されています。
- 格安SIMとセット購入したスマホ向けの交換・修理サービス
- 自分で用意したスマホに新しく付けられる修理・交換サービス
新しくスマホを買う場合だけでなく、持ち込み端末にも保証をつけられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
各主要格安SIMの保証サービス
主な格安SIM7社における保証サービスの月額料金をまとめました。
格安SIMの保証サービス | |
格安SIM名 | 月額料金 |
ワイモバイル | 故障安心パックプラス:759円 AppleCare+ for iPhone iPhone 12,iPhone 12 mini,iPhone 11:975円 iPhone SE(第2世代),iPhone SE(第3世代):492円 |
IIJmio | 新品/中古 端末補償オプション:550円/418円 つながる端末保証:550円 |
BIGLOBEモバイル | BIGLOBE端末あんしんサービス(※新規申し込み受付終了):418円~ BIGLOBE SIM端末保証サービス:550円 |
UQモバイル | 安心サポートパック(Android/iPhone):1,012~1,540円 故障紛失サポート(Android/au Certified):418円~726円※保証対象は端末のみ 故障紛失サポート with AppleCare Services:868円 同上 故障紛失サポート with Cloud:990円 保証対象は端末とクラウドデータ 故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+:1,134~1,309円 同上 持ち込み故障サポート:715~1,480円(OSと端末によって値段は変動) |
楽天モバイル | 故障紛失保証 with AppleCare Services:800円(※端末によって値段は変動) スマホ交換保証プラス:715円 持ち込みスマホあんしん保証:715~1,309円(※端末によって値段は変動) あんしん保証with AppleCare Services for Apple Watch:280~500円 |
mineo | 端末安心保証サービス:605円 持込み端末安心保証サービス:550円 mineo端末安心保証 for iPhone:550~1,100円 |
基本的に格安SIMの保証サービスは店舗窓口がないため電話で修理・交換手続きをすることになります。
最も注意したいのは修理・交換時には月額料金だけでなく、追加で料金がかかるケースもあることですね。
例としてUQモバイルの「故障紛失サポート」をみてみましょう。
故障紛失サポートでは故障、部分破損、全損、水漏れ、盗難、紛失に交換サービスを受ける場合、1回目は5,500円、2回目は8,800円支払わなければいけません。
預かり修理を行ってもらう場合も修理代の上限は5,500円までで、それを超過する場合は別途料金を支払わなければなりません、また、代替機を借りる場合は利用料3,300円も発生します。
格安SIMの保証は月額料金はリーズナブルなため、一見加入した方が良いように見えることが多いですが、実際に保証を利用するときに別途料金がかかる場合がほとんどで、トータルのコストを考えると決して「安いサービス」とは言えません。
格安SIMの保証はどんな機種なら必要?どんな機種なら不要?
ご紹介してきたように格安SIMの保証では月額料金や修理・交換料金がかかるので、「絶対に入った方が良い」わけではありません。
使っている機種やご自身の使い方に合わせて加入するかどうか決めましょう。
ポイント①:高級機種でなおかつスマホを壊しやすい人は加入検討しても良い
まず
- 高級機種を使っている
- スマホを壊しがち
この2つの条件に当てはまる方は保証サービスに加入するのがオススメです。
と言うのも、最新iPhoneなどの高級機種はそもそもの修理代金が高いことが多く、高級機種をお持ちでスマホを壊しがちな方は保証サービスに加入した方が、いざという時に安くつくことがほとんどです。
ポイント②:そもそも本体代金が高くない場合や、あまりスマホを壊した経験がない人は不要なことが多い
一方、2〜3万円などの安いスマホを使っていたり、スマホの画面を割ったことがなかったりするなら、基本的に保証サービスに入る必要はないでしょう。
もちろん、今後壊してしまう可能性はゼロではありません。しかし、低い確率のためにわざわざ高額な費用を支払うなら、壊した時にだけ実費を支払った方が総合的には割安になる場合が多いです。
より確実な安心を求めるなら入っても良いですが、無理に入る必要はありません。
保証なしの場合の修理代金の相場
スマホに保証をつけていない場合、修理代は基本的に高額です。
iPhoneとAndroid、それぞれの修理代をチェックしてみましょう。
iPhoneの場合:高額なことが多い!
iPhoneは修理代金が明確で、「Apple Care+」に入っていなければ修理代が高額になります。
Apple Care+未加入時の、iPhoneの修理代金の例 |
|||
画面破損 | その他の損傷 | バッテリーサービス | |
iPhone 15 Pro Max | 56,800円 | 114,800円 | 15,800円 |
iPhone 15 Pro | 50,800円 | 105,800円 | |
iPhone 15 Plus | 50,800円 | 96,800円 | |
iPhone 15 | 42,800円 | 87,800円 | |
iPhone 14 Pro max | 56,800 円 | 107,800 円 | 14,900 円 |
iPhone 14 Pro | 50,800 円 | 99,800 円 | |
iPhone 14 Plus | 50,800 円 | 92,400 円 | |
iPhone 14 | 42,800 円 | 83,800 円 | |
iPhone 13 Pro max | 50,800 円 | 92,400 円 | 12,800 円 |
iPhone 13 Pro | 42,800 円 | 83,800 円 | |
iPhone 13 | 42,800 円 | 68,800 円 | |
iPhone 13 mini | 34,800 円 | 59,400 円 | |
iPhone 12 Pro max | 50,800 円 | 92,400 円 | |
iPhone 12 Pro | 42,800 円 | 83,800 円 | |
iPhone 12 | 42,800 円 | 68,800 円 | |
iPhone 12 mini | 34,800 円 | 59,400 円 | |
iPhone XS、iPhone X、iPhone 11 Pro | 33,440円 | 65,780円 | 7,400円 |
iPhone XS Max、iPhone 11 Pro Max | 39,380円 | 71,280円 | |
iPhone XR、iPhone 11 | 23,980円 | 48,180円 | |
iPhone 8、iPhone 7、iPhone 6s | 18,040円 | 8:41,580円/7:38,280円/6s:36,080円 | 5,400円 |
Androidの場合:メーカーによって幅がある!
Androidスマホの場合はメーカーごとに修理代金が異なります。
修理代金は問い合わせをしなければわからないケースが多いので、お手持ちのスマホの製造メーカーに問い合わせてみましょう。
定価の半額~それ以上になってしまうこともあるので、あまり壊さない方は「万が一壊れてしまったら新しいのを購入する」くらいの気持ちでいて、保証はつけないのも十分ありだと思います。
逆にスマホを頻繁に壊しがちな方は高額な修理代金を避ける為に保証に加入するのもありですね。
格安SIMが提供しているもの以外の保証サービス
まま子さんのように「あまりスマホは壊さない方はあるけど保証が全くないのは不安」という方は、格安SIMの保証サービスではなく専門の保証サービスを利用するのも1つの手です。
最近は格安SIMで契約できる保証サービス以外にもスマホの保証サービスがあるんです。
当記事ではその中でも有名な2社「モバイル保険」と「AppleCare+」について解説するので、それぞれサービスを魅力的に感じたら申し込んでみるのもオススメですね。
①モバイル保険:月額700円で3台まで保証対象!複数端末あるなら便利
モバイル保険はスマホやパソコン、ゲーム機などの電子機器専門の保証サービスで、月額700円で3台までを保証対象にできます。
保証金額は年間最大10万円なので、iPhoneシリーズなど高額なスマホの修理代にもある程度対応できるでしょう。
特に一人で複数台のスマホを持っていたり、家族でスマホを使っていたりするならトラブルに備えて入っておくのもオススメです。
詳細はこちら!
②Apple Care+:安くはないがiPhoneに特化していて安心度は高い
iPhoneユーザーはAppleが提供している保証サービスを検討するのもありです。
「AppleCare+」はApple公式の保証サービスで、加入しておくと画面損傷なら1回3,700円、他の故障は12,900円で修理してもらえます。
2023年秋時点で販売されているiPhoneのAppleCare+料金(税込、年間) | |
iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max | 31,800円 |
iPhone 15 Plus、iPhone 14 Plus | 28,800円 |
iPhone 15、iPhone 14, iPhone 13 | 23,800円 |
iPhoneSE第3世代 | 11,800円 |
Apple専用の保証ということで、安心感や利便性はありますが、料金は比較的高めに設定されています。
AppleCare+は購入から30日は加入可能です。じっくり考えてみて「スマホを壊しがちだから入っていた方が安心」「長く大切に使いたい」と言う場合は加入してみるといいと思います。
保証には加入せずに、アクセサリーで故障を防ぐのもあり!
さて、ここまでは故障時の保証サービスをご紹介してきましたが、スマホに一工夫をしておくで「そもそもの故障を防ぐ」という方法もあります。
個人的にはこちらの方がリーズナブルでおすすめです(笑)
もちろん保証サービスもいざという時には役に立ちますが「あまりスマホを壊さない」という方は、これからご紹介する方法で故障を防いだ方が、よっぽとコスパは高いと思いますよ。
①画面割れ防止にスクリーンプロテクターは必須
スマホで一番壊れやすいのが本体の液晶画面です。
経験がある方も多いのではないでしょうか?
街中では画面が割れたスマホを使っている人もよく見かけますよね。画面がバキバキなだけで残念感が出てしまうのは間違いありません(あくまで個人的な意見ですが)。
画面割れを防止するにはスクリーンプロテクターとなる液晶保護フィルム、保護ガラスの利用がおすすめです。
最近はゴリラガラスと呼ばれ非常に強度の高いガラスフィルムもたくさんあります。価格も1,000〜3,000円程度ですのでお財布にも優しいですね。
価格はリーズナブルでも性能はしっかりしているものが多いので、そういったフィルムで画面を保護していれば落としても画面へのダメージは回避できます。実は私もつい先日iPhoneを落としてしまったのですが、犠牲になったのはガラスフィルムだけで…ひやりとしました(汗)
また、フィルムは大きな傷以外にも細かな小さな傷からスクリーンを守ることができるのも特徴です。
- カバンの中でキーホルダーと擦れてしまった
- バックの中に入れたら、よくわからない小さな傷がたくさんできた
という経験をお持ちの方。フィルムがあるだけで、フィルムに傷がつくことはあっても本体はしっかり守られます。ぜひ新品のうちに購入・貼り付けをオススメします(←全力で!)
②ケースは耐衝撃のものにすると安心
スマホのケースは耐衝撃性能が高いものを選べば落としても画面が割れにくく、本体もダメージを受けにくいです。
私も耐衝撃系のケースを使っているので今まで何度かスマホを落としたことはありますが、それが原因でスマホを壊したことはありません。
画面よりもケースが高い位置にある形状であれば、さらにGOODです。落とした時にケースだけが床に当たるので、画面に衝撃が加わりにくくなります。
よりしっかり保護したい場合は、手帳型ケースなどの画面全体を完全に覆っておけるケースを使うのも良いと思います。
③バンカーリングでスマホをそもそも落とさないようにするのもGOOD
スマホにバンカーリングを付けていれば、滑って落とすなどのトラブルが少なくなります。
リングがあればしっかり本体を握れるので操作がしやすくなるのもメリットです。特に最近は大画面で本体が重いスマホが主流になっていますから、手が小さな女性にはバンカーリングは非常にオススメです。
また、バンカーリングがあることでちょっとした時にスマホを立てることもできるのも便利です。
- 保護フィルム・ガラス
- ケース
- バンカーリング
以上3つを全て装着すれば備えは完璧、万が一落としても壊れる確率はかなり下がります。
もちろん、それでも故障してしまうことはあるとは思いますが、何も準備をしないでただただ高額にな保証に加入するよりかは、しっかりアクセサリーを整えて、故障そのもののリスクを下げておく方がコスパが高いです。
故障してしまうと、費用以外にも手間がかかりますからね…。データの損失等のリスクを考えても「スマホをそもそも壊れにくい状態にしておく」ことは非常に大切だと思います。
まとめ
今回は格安SIMや外部サービスで展開されているスマホの保証サービスについて解説しました。
ポイント
- 格安SIMの保証サービスは、月額料金に加えて修理・交換時に追加料金がかかる場合あり
- 格安SIMの保証サービスは、基本的にセット購入端末用と、持ち込み端末用の2種類で展開されている
- 高額なiPhoneなどを利用予定で、よくスマホを落とすなら、保証サービスに入っておくのもおすすめ
- 安いスマホを使う、滅多に落とさない場合は、無理に保証サービスへ入る必要なし
- モバイル保険は月額700円(非課税)で3代までのスマホを保証してくれるので、複数のスマホを持っている人や家族におすすめ
- iPhoneユーザーは、AppleCare+に入っていれば修理代を抑えられる
- 保護フィルムやケース、バンカーリングなどを使えば、落とした時などに壊れるリスクを抑えられる
何度かご紹介していますが、スマホを頻繁に壊してしまう方は保証に入るのも良いでしょう。
しかし、格安SIMに乗り換えてせっかく安くなったスマホ代が、保証オプションに加入したことよってそこまでお得にならないケースもあります。
「なんとなく不安だから」と、盲目に加入してしまうのではなく、ご自身にとって「本当に必要か」をしっかり考えることが大切です。
フィルムやケース等である程度のリスクを下げることもできますので、こういった方法も検討した上で決めてくださいね。
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