


「LINEMO」はソフトバンクのオンライン専用料金プランであり、「povo」も同じくauのオンライン専用料金プランです。
どちらも大手キャリアが扱うプランとは思えないほど安いですが、それぞれ異なった特徴が多くあります。
この記事では、両者の特徴をそれぞれ押さえながらオススメポイントを解説させていただきます。
目次
LINEMOとpovo2.0の料金・サービスを比較
はじめに、LINEMO・povo2.0それぞれの概要やスペック、料金などの基本情報をまとめました。
特に、povo2.0については以前のプランと大きく変更になっていますので、1つずつしっかりと確認していきましょう。
LINEMOの概要│ソフトバンクのオンライン専用プラン
LINEMOは、格安SIMの「LINEモバイル」を吸収して誕生したソフトバンクの格安料金プランです。
メッセージアプリ「LINE」での通信が使い放題の「LINEギガフリー」やLINEスタンプが使い放題など、「LINE」と提携した強みを大いに発揮しています。
プランの種類は2種類あり、最大10GBまで使えるLINEMOベストプランと、最大30GBまで使えるLINEMOベストプランVです。
データの利用量が少なかった月はその分料金が安くなるので、毎月のデータ利用量にばらつきがある方にもおすすめです。
povoの2.0概要│auのオンライン専用プラン

「povo」は、auの格安料金プランです。
povo2.0の最大の特徴は、ベースプランとなる基本料が0円ということ。
以前は20GBプランのみだったデータ容量は「データトッピング」に形を変え、1GB~150GBまでを自分で選べるようになりました。
povo2.0では、データトッピングの他にも5分以内通話かけ放題の「通話トッピング」やDAZNやsmash.が使い放題の「コンテンツトッピング」があります。
全10種類のトッピングの中から自分にあった「トッピング」を選ぶことができるため、カスタマイズ性の高さがポイントです。
LINEMOとpovo2.0のスペック、料金
次に、LINEMO・povo2.0のスペック、料金は次の表の通りです。
LINEMO | povo2.0 | ||||
---|---|---|---|---|---|
月額料金プラン | 3GBまで 10GBまで |
990円 2,090円 |
ベースプラン:0円 | ||
20GBまで 30GBまで |
2,970円 3,960円 ※5分かけ放題つき |
||||
トッピング (オプション) |
追加データ | 1GB (追加購入) |
550円 | 1GB (7日間) |
390円 |
3GB (30日間) |
990円 | ||||
20GB (30日間) |
2,700円 | ||||
60GB (90日間) |
6,490円 | ||||
150GB (180日間) |
12,980円 | ||||
使い放題 (24時間) |
ー | 使い放題 (24時間) |
330円 | ||
通話(月額) | 5分以内 通話し放題 |
550円 | 5分以内 通話し放題 |
550円 | |
24時間 通話し放題 |
1,650円 ※30GBプランは1,100円 |
24時間 通話し放題 |
1,650円 | ||
データ容量 | 3GB/20GB | データトッピングによる利用 | |||
データ容量超過後の速度 | 10GB | 最大300kbps ※15GBまで |
最大128kbps | ||
30GB | 最大1Mbps ※45GBまで |
||||
eSIM対応 | ◯ | ◯ | |||
海外データローミング | 対応 | 未対応 | |||
サポート | Webサイト LINE |
Webサイト |
※この表は、右にスクロールできます


LINEMOとpovo2.0の一番大きな違いは?
LINEMOとpovo2.0の一番大きな違いは「LINEギガフリー」と「トッピング」です。
ここでは、LINEMO・povo2.0それぞれの特徴を確認していきましょう。
LINEMOの特徴
LINEMOの特徴は、次の通りです。
- LINEとLINEスタンプが使い放題
- 最大10GB・最大30GBまで使える2種類のプランを展開
- LINEで申し込みやサポートが受けられる
- データ容量超過後の速度は、3GBで最大300kbps。20GBで最大1Mbps。
やはりLINEとの強力な連携が一番の特徴でしょう。
LINEの通話やビデオ通話をいくら利用してもLINEMOの場合はギガを消費しません。
普段、家族や友人とLINEを使ったコミュニケーションを取っている人にはメリットは大きいと言えます。
また、LINE以外の通信をあまり使わない方にとっては3GB未満利用時に990円になる、LINEMOベストプランが使いやすいでしょう。
何か困ったときに、LINEで気軽に問い合わせができるのもLINEMOならではです。

他社から乗り換えで最大20,000円相当!
povo2.0の特徴
対して、povo2.0の特徴は次の通りです。
- 月額基本料が0円
- データ容量は1GB~150GBのトッピングの中から好きなものを選べる
- 「コンテンツトッピング」でDAZNなどの動画サブスクが利用可能
- 13歳以上の個人契約が可能
基本料が0円ということ、そして、10種類の「トッピング(オプション)」から自分でトッピングを選べることが大きいですね。
その中でも特にデータトッピングが特徴的で、あまりデータを使わなそうな月は1~3GBなどの低容量を購入、多くデータを使いそうな月は20GB以上の大容量の購入と、その時に合わせて調整が可能です。
また、LINEのメッセージなど、高速通信を必要としない利用であればデータをトッピングしなくても0円で利用出来るというのも魅力的となっています。

また、13歳以上の個人でも契約できるようになったのも学生さんには嬉しいポイントです。
新規契約/他社からの乗り換えはこちら
LINEMOvs povo2.0│速度を比較してみた
LINEMOとpovo2.0の通信速度を比較しました。
項目 | LINEMO | povo2.0 |
下り速度 | 80.85Mbps | 98.42Mbps |
上り速度 | 14.83Mbps | 17.31Mbps |
※上記の測定値は実測3ヵ月分の平均値です。
※測定期間:2024年4月7日~2024年7月7日
※出典:みんそく
実際の通信速度を調べた結果、どちらもそこまで大きく変わらないことがわかりました。
LINEMOはソフトバンクの格安プランであり、povo2.0はauの格安プランです。
どちらも大手キャリアと同様の品質で回線が使えるといわれているので、非常に安定しています。
スマホを快適に使う上で必要な通信速度は30Mbps前後といわれているため、LINEMOもpovo2.0も基準は満たしていますね。
通信速度でどちらかを選ぶ必要はないので、自分にとってどちらが使いやすい回線かどうかで決めるのもおすすめです。
他社から乗り換えるならどっちが良い?LINEMOがおすすめな人の特徴
LINEMOは、以下のような人にオススメです。
LINEMOはこんな人にオススメ
- 通話や連絡はほとんどLINEを使っている
- 困ったときに、LINEでサクッと相談したい
- データ容量超過後も、ある程度の通信速度を確保したい
LINEMOは、普段コミュニケーションツールとしてLINEをよく利用している人にオススメです。
LINEを使っていればいるほど、LINEMOを利用するメリットを受けることができます。
また、困ったときにLINEで相談できるのでLINEMOでスマホデビューという人にもオススメです。
万が一データ容量を使い切ってしまった場合でも、10GBプランで300kbps、30GBプランで1Mbpsの速度があるのも安心ですね。

ただし、10GBプランで低速後に15GB以上、30GBプランで45GB以上使うと、LINEMOでも128kbpsに低速化されてしまうので注意が必要です。
他社から乗り換えで最大20,000円相当!
他社から乗り換えるならどっちが良い?povo2.0がおすすめな人の特徴
povo2.0は、以下のような人にオススメです。
povoはこんな人にオススメ
- 毎月使うデータ量に合わせてカスタマイズしたい
- DAZNなどのコンテンツも楽しみたい
- 日常でもギガを貯めて節約したい
- 18歳未満の個人(13歳以上)
povo2.0は、10種類のトッピングから自分の好きなものだけを選ぶことができるので、自分に合うスマホプランを探している人にオススメです。
13歳以上の個人なら契約できるので、学生さんにもオススメです。

新規契約/他社からの乗り換えはこちら
ドコモの格安プラン「ahamo」はどうなの?
ソフトバンクの格安プランであるLINEMOと、auの格安プランであるpovo2.0。
なら次に気になるのはドコモの格安プランですよね。
ドコモにも「ahamo」という格安プランがあり、20GBと5分かけ放題がついたプランを月額2,970円で使えます。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
さらに「ahamo大盛り」という80GB追加オプションを利用すると、月額4,950円で計100GBの通信が可能です。
ドコモの格安プランということで、LINEMOとpovo2.0と変わらず安定した通信速度で使えるのも魅力です。
5分かけ放題つきの20GBのプランは3社の中でahamoが1番お得なので、通話もネットもたくさん使いたい方はahamoがおすすめですよ。
また、月100GB使いたい方(自宅に光回線がない・外出先でテザリングなどをよく使うなど)もahamoが適しているでしょう。
5分無料通話付き!
LINEMOとpovo2.0をデュアルSIMで併用するメリットはある?
最近では、eSIMを使って1つのスマホで2つの回線を使うデュアルSIM運用をする方も増えています。
LINEMOとpovo2.0をデュアルSIM運用するメリットは、povo2.0を使わない間は0円で維持できる点でしょう。※180日以内にトッピング購入がないと利用停止になります。
そのためpovo2.0は、LINEMOでデータが足りなくなった時などの緊急用のSIMとして用意することができます。
povo2.0なら1週間期限の1GBのトッピングを390円で購入できるため、LINEMOで1GB追加するよりも安いですよ。
また、povo2.0もLINEMOと同様に音声通話機能もあるので、仕事用など電話番号を複数持ちたい方にも適しています。
ただしデュアルSIM運用する場合は、eSIM対応の機種が必要になるので注意してください。
まとめ:LINEMOとpovo2.0は大手キャリアの格安プラン!料金の安さと通信速度の速さが魅力
今回はLINEMOとpovo2.0の比較をさせていただきました!
LINEMOとpovoはサービス内容から料金までさまざまな違いがあります。
携帯キャリアの乗り換えを検討する際には、スマートフォンを利用するにあたって自分が何を優先するのか、普段どのような使い方をしているのかを今一度洗い出すことが重要です。
本記事を参考に、ムダなく自分にあったスマホライフを送りましょう!
他社から乗り換えで最大20,000円相当!
新規契約/他社からの乗り換えはこちら