格安SIMへ乗り換えるにあたってメールアドレスがどうなるのかは心配ですよね。
結論から言うと、どうしても使いたい場合は今使っているアドレスをそのまま使えますが、今のアドレスにこだわらないなら無料のフリーメールアドレスに変更するのがおすすめです。
中には独自にメールアドレスを提供している格安SIM会社もありますよ。
この記事では格安SIMにしたらメールアドレスがどうなるのかについて詳しく解説します。
目次
格安SIMにしたら現在のキャリアメールアドレスは使えなくなる
格安SIMに乗り換えると、今使っているドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアのメールアドレスは使えなくなるという話を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
実は、格安SIMに乗り換えてからも今キャリアで使用中のメールアドレスはそのまま使えます。
持ち運びサービスにより、キャリアメールが使用可能に
確かに、以前は大手キャリアから格安SIMへ乗り換えると基本的にキャリアメールは使えなくなってしまっていました。
しかし現在は状況が変わっていて、キャリアの解約後も月額330円の有料オプション(ソフトバンクは年額3,300円のサービスもある)という形でメールアドレスを引き続き使えるようになっているんです。
各社のメールオプションについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
格安SIMでも一部でメールアドレスは発行される
キャリアメールのオプションを利用しない場合も、メールアドレスの提供がある格安SIM会社に乗り換えれば新しいメールアドレスが使えます。
詳しくは記事の後半で紹介しますが、ワイモバイルや楽天モバイルなど様々な格安SIMでキャリアメールを使うことができますよ。
また、パソコンなどで使うためのメールアドレス(PCメールアドレス)を提供している格安SIM会社もあります。
格安SIMでメールを使う3つの方法をメリット・デメリットと共に解説!
格安SIMに乗り換えてからもメールを使う方法は3つ存在しています。
- フリーメールを使う
- メールアドレスの提供がある格安SIM会社へ乗り換える
- キャリアメール持ち運びサービスを使う
それぞれ解説するので、自分にとってベストな方法でメールを今後も使い続けましょう。
①どこの格安SIM・キャリアでも継続できるフリーメールを使う
一番手っ取り早いのがフリーメールアドレスを発行して使う方法です。
フリーメールアドレスとは無料で発行して使い続けられるメールアドレスで、維持費がかからないため気軽に何個でも作って利用できることがメリットです。
仕事用やプライベート用、通販用など、自由に用途を分けて複数のフリーメールを使う事もできますよ。
デメリットは、キャリアメール宛にメッセージを送ると迷惑メールとして扱われてしまい、メールが届かない場合があることです。
相手が自分のアドレスの受信許可設定をしてくれれば問題なくメールは届けられます。
主なフリーメールアドレスを3つ紹介します。
GmailはAndroidスマホユーザーなら既に持っている無料アドレス
GmailはGoogleで発行できる無料のメールアドレスです。
現在Androidスマホを使っている方は、ほとんどが既に持っている「◯◯@gmail.com」という形式のアドレスです。
Gmailはパソコンやスマホでログインすることで、すぐにメールの送受信を行えます。
iPhoneユーザーであってもGmailアプリやメールアプリにGmailのアカウントを登録して利用できるので気軽に利用できますよ。
Yahoo!メールはYahoo!で提供されている無料アドレス
Yahoo!メールはYahoo!JAPANで提供されているメールアドレスです。
PayPayやヤフオクなどでも使われているので、こちらもGmailと同様持っている方は少なくありません。
筆者はもう20年以上、Yahoo!メールを使い続けています…(笑)
Yahoo!メールも無料でずっと使い続けられますし、Yahoo!メールアプリやメールアプリなどで手軽に送受信が可能です。
iCloudのメールアドレスはiPhoneユーザーが使えるフリーメール
iCloudメールはiPhoneなど、Apple製品を使っているユーザーが無料で発行可能なメールアドレスです。
iPhoneのメールアプリや、設定を行えばWindowsパソコンやAndroidスマホなどでも送受信が可能になりますよ。
②キャリアメールアドレスを提供している格安SIM会社を選ぶ
格安SIMの中にはワイモバイルやUQモバイル、楽天モバイルなどキャリアメールを提供しているものもあります。
メールアドレス提供ありの格安SIM会社に乗り換えれば、アドレスは変わりますが引き続きメールを使い続ける事ができますよ。
格安SIM会社のメールアドレスを使うメリットは、キャリアメールなのでガラケーなどを使っているユーザー宛にもしっかりメールが届けられることです。
デメリットは格安SIM会社を解約したら使えなくなってしまうことと、mineoなど一部のメールアドレスはただのPC向けメールアドレスなので、キャリアメール宛にメールを送ってもブロックされる場合があることです。
また、UQモバイルは通常月額220円など、中には有料でメールアドレスを提供している会社もあることに気をつけましょう。
③キャリアメール持ち運びサービスを使う|引き継ぐ際の注意点も!
先ほど紹介したとおり有料にはなりますが、キャリアメール持ち運びのサービスをキャリアで契約して使う方法もあります。
今まで使っていたメールアドレスを引き続き使えるので連絡先変更などの連絡が不要なことがメリットで、もちろん他のキャリアメールユーザー宛にも今まで通りメールが送れます。
反対に有料なこと、そして改めて通信のための設定が必要になる場合がある点がデメリットです。
例えばドコモのAndroidスマホで有料のドコモメールを使う場合は、自分でメールソフトを用意して設定を行わなければいけません。
ただオプションを契約するだけではアドレスを引き続き使えない可能性があることには気をつける必要があります。
おすすめはフリーメールアドレスの利用
これから格安SIMに乗り換える場合、おすすめなのはフリーメールアドレスの利用です。
キャリアメール持ち運びのサービスは確かにアドレス変更がないのは便利なものの、設定のし直しが必要なことがあったり有料だったりするのは難点です。
キャリアメールを提供している格安SIMへの乗り換えも、今後また他の会社に乗り換える際はアドレスの変更を検討しなければいけないのが不便です。
いずれのメールアドレスにもメリット・デメリットはありますが、迷ったらとりあえず無料で今後ずっと使い続けられるフリーメールアドレスを検討してみてください。
フリーメールなら一度連絡先の変更を友人・知人に伝えたり利用中のサービスに申請したりしてしまえば、あとは機種変更や格安SIM会社の乗り換えなどをしてもアプリを入れてログインするなどの簡単な設定だけで、メールアドレスを変わらず使い続けられますよ。
格安SIMで使えるメッセージアプリ|SMSは使える?
格安SIMで利用できる文字での連絡手段としては、メールの他にLINEなどの外部サービスやSMSも存在しています。
各サービスの利用可否や利用時の注意点について解説します。
LINE
LINEは文字やスタンプなどを使ってメッセージの連絡ができるサービスです。
無料通話機能を使って音声や映像付き通話を行うこともできます。
LINEはアカウントを作成しておけば今後他社へ乗り換えたり機種変更をしたりしても使い続けられるのでメインの連絡手段としておすすめですよ。
Messenger
MessengerはFacebookやInstagramなどと連携させて利用できるメッセージアプリです。
LINEと同じく文字や写真、絵文字などを使って相手と会話を行えます。
必要に応じてLINEと使い分けつつ、連絡を取り合うのに活用してみてください。
格安SIMでもSMSは使用可能!※注意点あり
SMSとは相手の電話番号がわかれば文字などで連絡を取り合えるサービスです。
音声通話対応SIMかSMS対応のデータSIMで格安SIMを契約していれば問題なく利用ができますよ。
言い換えるとデータ通信のみ対応のSIMカードを契約している場合は利用できないことにご注意ください。
メールアドレスを提供している格安SIM:おすすめ5選
格安SIM会社の中には、メールアドレスを提供しているものもあります。
各社の特徴とあわせて提供されるメールアドレスの内容を解説するので、乗り換え先を決める参考にしてくださいね。
ワイモバイルは無料でキャリアメールを提供している!
ワイモバイルはソフトバンクが手掛けている格安SIMサービスで、4、20、30GBの3種類から好きな料金プランを選べます。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要 | |||
S | M | L | |
月額料金 | 2,365円 | 2,915円・4,015円 | 2915円・5,115円 |
各種割引適用後料金 (契約翌月以降) |
1,078円 | 1,078円・2,178円 | 1,078円・3,278円 |
データ容量 | 4GB | ~1GB・20GB | ~1GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
そして、ワイモバイルはどの容量で契約しても2つのメールアドレスを新たに取得して利用できます。
「◯◯@yahoo.ne.jp」のメールアドレスはいわゆるパソコン向けの普通のメールアドレスで通販や友人との連絡などで自由に使え、「◯◯@ymobile.ne.jp」のアドレスはMMSと呼ばれる、いわゆるキャリアメールです。
MMSならキャリアメールユーザーにもしっかりメールを届けられるので、連絡用に活用しましょう。
そしてYahoo!のアカウントを作成・連携させれば、フリーメールであるYahoo!メール「◯◯@yahoo.co.jp」も利用できます。
公式アプリを利用して複数のメールアドレスを一括で管理できるのもワイモバイルの魅力です。
追加出費無しで複数のメールアドレスを活用したい方には、ワイモバイルがおすすめですよ。
ワイモバイルは回線速度も高速、料金も安価、さらにキャリアショップでのサポートも充実しているので、キャリアからの乗り換えには最適です。
楽天モバイルも無料でキャリアメールが使える
楽天モバイルは楽天が展開している携帯キャリアのサービスです。
厳密には格安SIM・格安SIMではありませんが、料金設定は格安SIMのような内容なのでキャリアでありながら低価格なのが魅力です。
楽天モバイルの料金プラン | |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
最大3,278円で使い放題という格安な料金設定になっていて、Rakuten Linkというアプリを使って電話をかければ、通話料金無しでかけ放題通話ができるのも魅力です。
そして、楽天モバイルでは「楽メール」という無料のキャリアメールサービスが提供されています。
Rakuten Linkアプリを使って無料でメールアドレスが取得・利用できますよ。
UQモバイルは月額220円・60歳以上は無料でキャリアメールが使える
UQモバイルはKDDIがauのサブブランドとして展開している格安SIMのサービスで、3、20、33GBの3種類で料金プランが展開されています。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
基本料金はワイモバイルよりも安く設定されていますが、電気サービスやネット回線とのセット割利用時はワイモバイルの割引料金と同額となっています。
そしてUQモバイルではキャリアメールが使えますが、通常月額220円の有料となっています。
例外として、60歳以上の方のみがキャリアメールを無料で使えるようになっています。
BIGLOBEモバイルはdocomo・au回線でPCメールを提供
BIGLOBEモバイルはドコモ回線・au回線が選択可能な格安SIM会社で、1~6GBの料金設定が安価になっています。
BIGLOBEモバイル 料金プラン概要 | ||||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,078円 | 1,320円 | 1,870円 | 3,740円 | 5,720円 | 8,195円 |
月額基本料 (データSIM) |
- | 990円 | 1,595円 | 2,970円 | 4,950円 | 7,425円 |
データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB | 12GB | 20GB | 30GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||||
通話料 | 9.9円/30秒(BIGLOBEでんわアプリ利用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
|||||
データ繰り越し | ◯ | |||||
5G対応 | △ ※ドコモ回線のみ |
12GB以上のプランについてはちょっと割高な価格設定になってしまっていることにご注意ください。
BIGLOBEモバイルユーザーはBIGLOBE発行のメールアドレスが使えますが、あくまでBIGLOBEユーザー向けの普通のPC用メールアドレスとなります。
キャリアメールのようにガラケーユーザーなどにしっかりメールを送れる保証がない点には注意が必要です。
mineoもPCメールを無料で維持可能
mineoはオプテージが展開するドコモ、au、ソフトバンク回線対応の格安SIMサービスで、低価格な料金で利用できます。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
「◯◯@mineo.jp」のメールアドレスを発行して使えますが、携帯電話向けキャリアメールではなくPCメールアドレスなので、あくまでおまけといったところです。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
格安SIMのメールアドレスはフリーメールがおすすめ!(まとめ)
今回は格安SIMでメールが使えるかどうかについて詳しく解説しました。
ポイント
- 大手キャリアを解約すると基本的にキャリアメールアドレスは使えなくなるが、有料オプションを申し込めば継続可能
- ワイモバイルやUQモバイルなどではキャリアメールを利用できる
- フリーメールなら今後他社へ乗り換えるなどしてもそのまま使えるのが便利
- 格安SIM提供のメールアドレスは乗り換えると基本的に使えなくなる、PCメールだとキャリアメール宛にメッセージが届かない場合あり
今回の解説を参考に今後の格安SIMでのメール利用について検討してみてください。
迷ったらYahoo!メールやGmailなどに切り替えて使うのがおすすめ、どうしてもキャリアメールが必要ならワイモバイルなど提供ありの会社を選ぶか有料オプションで今使っているアドレスを継続しましょう。
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