



SoftBankで購入したスマホをLINEMOなどの格安SIMで使うためには、SIMロック解除が必要になります。
「SIMロック解除」とことばだけ聞くと、難しそうかもしれませんが…、実はそんなことはありません。
この記事では、SoftBankのスマホでSIMロック解除をする方法を1つ1つ写真付きで解説していきます。
スマホは苦手、とことん機械音痴という方でも100%理解できるように説明していきますので安心してくださいね!
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目次
SIMロックとは|他社キャリアでiPhoneなどのスマホを使えないようにする制限、今販売中のスマホでは撤廃済み!
SIMロックとは、キャリアとスマートフォンを個人情報や端末に関する情報を埋め込んだSIMにロックをかけることです。

SIMロックがかかっているスマートフォンは、契約したキャリアでしかスマホ利用できません。

例えば、以下の通りです。
キャリア間の移行 | SIMロック解除について |
ドコモ→au | SIMロック解除しないとauでは利用できない |
au→ソフトバンク | SIMロック解除しないとソフトバンクでは利用できない |
ソフトバンク→ドコモ | SIMロック解除しないとドコモでは利用できない |
表のようにSIMロックがかかっていると、別のキャリアで利用できないため乗り換えの際には手続きが必要です。
またソフトバンクのスマホは、同じソフトバンク回線が使われている格安プラン・LINEMOや格安SIMのワイモバイルで使う場合もSIMロック解除が必要となっています。

次の項から詳しく「SIMロック解除」について見ていきましょう。

なお、法改正により、2021年10月以降に発売される端末に関しては原則SIMロックが禁止となったので、今販売されているスマホやタブレットではとくに気にせず他社キャリアでも使えますよ。

出典:au公式サイト(https://www.au.com/iphone/product/iphone-13/)
2021年9月に発売された「iPhone 13シリーズ」や2022年のiPhone 14シリーズについても、どのキャリアもSIMロックはかかっていないので、ソフトバンク版をそのまま使うことができますよ。
SIMロック解除ってそもそもなに?自分でできる方法はあるの?
「SIMロック解除」を初めて聞いた!という方のために、そもそもSIMロック解除とは何なのかを簡単にご紹介します。
やり方だけ確認したいという方は次の段落まで読み飛ばしてくださいね。
SIMロック解除とは要するに、今までSoftBankの電波だけを拾うように鍵がかかっていたスマホの鍵を開けることです。
鍵をあけることで、他の会社の電波も拾えるようになるんです。


一般的に知られているSIMロック解除の方法は、ソフトバンクショップで店員さんにやってもらう方法ですが、この記事では自分でSIMロック解除をする方法をご紹介します。
これなら、ソフトバンクショップに行く必要もなくなりますし、SIMロック解除手数料3,300円(税込)も払わなくていいので節約になりますよね!

SIMロックが解除されているか確認する方法は?
手持ちのスマホ等のSIMロックが解除されているか確認するには、他社の回線のSIMカードを入れてみればOKです。
問題なくインターネットに接続できていれば、SIMロックは解除されています。
ソフトバンクにおけるSIMロック解除の手順|My SoftBankからのオンライン手続きがかんたん!
まず、前提としてSoftBankにはSIMロック解除ができるスマホと、できないスマホがあります。
SIMロック解除ができるスマホの条件は以下の通りです。
SIMロック解除の条件
- SIMロック解除機能を搭載している
- 2015年5月以降発売の機種
- 購入日より101日目が経過している
※一括購入やクレジットカードでの分割払いをしている場合は、買ったその日から解除可能! - 故障や水濡れがない
- ネットワーク利用制限がかかっていない
- 製品の機能が制限されていない(安心遠隔ロックなど)
SIMロック解除はかつて条件がかなり厳しめでしたが、今は一括購入済みかカードで分割購入をしていればすぐ解除できます。
2015年5月以降発売の機種がSIMロック解除対応ということで、おそらくほとんどの方は現在解除可能な機種を使っていると思います。

「ネットワーク利用制限がかかっていない」と「製品の機能が制限されていない(安心遠隔ロックなど)」が分かりにくいかもしれませんが、この2つに該当する方は現在スマホが使えない状態になっています。
スマホが普通に使えている方は①〜④の条件を満たしていれば問題ありません。

すでに本体代金を一括購入で支払い済みか分割購入から101日以上経過、あるいはクレジットカードで分割代金を支払っていれば、あなたのスマホはいつでもSIMロック解除ができます。
中古端末販売店で購入したスマホや、知人・友人などから譲渡されたスマホでもSIMロック解除が可能です。

以前機種変更前のスマホ等でSIMロック解除をした経験がある場合は、以下の条件が満たされていれば、例外として購入日から100日以内でもSIMロックは解除が可能です。
- (口座振替などで支払っている場合)前回のSIMロック解除から101日目以降になっている
- (口座振替などで支払っていて、過去にSIMロック解除をした事がある場合)前回SIMロック解除したのは2015年5月以降発売の機種
ポイント
- SIMロック解除は、2015年5月以降発売の機種で解除可能
- SIMロック解除は、購入から101日以上経過しているか一括購入済みならできる!
- 購入日から100日以内でも、クレジットカードでスマホ代を支払っているなどの条件を満たしていればSIMロック解除可能
- 中古品もOK!
ソフトバンクで昔使っていたスマホはSIMロック解除できるの?

以前は解約済みだと店頭でしかSIMロックを解除できませんでしたが、今はMy SoftBankからでも、手持ちの古いスマホをSIMロック解除できますよ。

ポイント
- 機種変更前のスマホも店頭・WebでSIMロック解除可能!
- ソフトバンク解約後のスマホも、店頭やWebでSIMロック解除可能!
SIMロック解除が不要なのはどんな人?
これまでをまとめると、SIMロック解除が不要なのは次のような人です。
- 2021年4月14日〜2021年5月11日の間に、ソフトバンクで以下の支払い方法で端末を購入した
・一括払い
・分割でクレジットカード払い - 2021年5月12日以降に、ソフトバンクでSIMロック解除済みの端末を購入した
- 2021年8月18日以降に、以下で乗り換えをした
・ソフトバンク
・ワイモバイル
・LINEMO

SoftBankにおけるSIMロック解除の手順
では、SIMロック解除の概要や条件が分かったところで、早速解除手順を見ていきましょう!
SIMロック解除は通常、乗り換える前に行う手続きですので、単純に乗り換えの準備の1つだと思ってくださいね。
当記事では2つのやり方をご紹介します。


【SIMロック解除方法①】店舗(ソフトバンクショップ)で解除
まずは、ソフトバンクショップでSIMロック解除をする方法です。こちらのメリットは、店員さんがやってくれるので安心・楽チンなところです。
しかし、一方で解除手数料3,300円(税込)がその場で請求されます。

自分でやれば誰でもたった3分でできる作業に3,300円も支払うのはもったいないので、私はオススメしません。
加えて、ソフトバンクショップは、非常に混雑していて待ち時間が発生する場合が多いのにも注意が必要です。
SoftBankに募金をしたいと思う方以外は、次に説明する方法で手数料分の3,300円を節約したほうが良いのではないかと思います。

【SIMロック解除方法②】My SoftBankで解除
さて、この記事のメイン部分ですね。
SoftBankユーザーにはおなじみの、My SoftBankを使って、SIMロック解除を行う方法をご紹介していきます。
My SoftBankとは、オンラインのマイページです。
ちなみに中古スマホのSIMロック解除を考えていて自分で現在ソフトバンクを契約していなかったとしても、My SoftBankのアカウントを無料で作ってSIMロック解除を行えるのでご安心ください!
〈手順1〉事前準備
まず、事前準備として、IMEIと呼ばれる15桁のコードをコピーもしくはメモしておきます。IMEIはスマホの製造番号のことです。
IMEIのコピー方法
- iPhoneの場合
- 設定→一般→情報
- Androidの場合
- 設定画面から端末の情報→端末の状態
- もしくは、電話アプリで「*#06#」をタップ

〈手順2〉My SoftBankにアクセスして解除手続き(6STEP)
次はいよいよMy SoftBankにアクセスします。
もし、パスワードを忘れてしまってアクセスできない時は「【絶対解決】My SoftBankのパスワードが分からない時の対処方法3パターン!」を参考にして下さいね。

① 右下の3本線をタップする
![My SoftBankトップ]()
② 契約・オプション管理をタップする
③一番下までスクロール!SIMロック解除の手続きをタップ
④ 先ほどコピーしたIMEIを入力→次へをタップ
⑤ 解除手続きをするをタップ
⑥ この画面で完了!アンドロイドの場合は解除コードをメモしておく。


〈手順3-1〉【iPhone】新しいSIMカードを入れる!
他社の新しいSIMカードを挿入したら、以下たったの2ステップでiPhoneはSIMロック解除が完全に完了します。
- iPhoneの電源を切り、他社のSIMカードをソフトバンクのiPhoneに挿入する
- 電源を入れ、iPhoneをアクティベートする

〈手順3-2〉【Android】新しいSIMカードを入れる!
Androidの場合は、SIMカードの状態を更新し、「他社の新しいSIMカードを入れましたよー!」とスマホに認識させる必要があります。

- スマホの電源を切り、他社のSIMカードをソフトバンクのスマホに挿入する
- 電源を入れ、Wi-Fiに接続する
- 「SIMロックの解除コード」画面が出たら、SIMロック解除コードを入力
- 「ロック解除」をタップする(ここで完了すればOK)
- (④までで完了しなかった場合)設定 → 端末情報 → SIMカードの状態 → SIMカードの状態を更新
- 設定ファイルがダウンロードできたら、再起動し終了!
【補足】SIMロック解除後でも、SoftBankは引き続き使える!


SIMロック解除をすると、SoftBankのSIMカードにしか反応しなかったスマホが他社のSIMカードも読み込めるようになるだけです。
もちろん、引き続きSoftBankを使い続けることも可能です。

LINEMO・ワイモバイルへの乗り換えはSIMロック解除不要
ソフトバンクユーザーがLINEMOやワイモバイルに乗り換えると、手持ちのソフトバンクで買って現在使っているスマホではSIMロックが自動的に解除されます。
ソフトバンク株式会社は、2021年8月18日から※1、“ソフトバンク”と“ワイモバイル”、“LINEMO(ラインモ)”のブランド間ののりかえ時の事務手続きを簡素化するとともに、自動的にSIMロック解除の手続きを行います。これにより、お客さまに最適なブランドを、より手軽に選択していただけるようになります。
出典:ソフトバンク公式サイト(https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2021/20210810_01/#:~:text=%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E3%80%812021,%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)
ただし「直近で使っていたスマホ」がSIMロック自動解除の対象なので、機種変更前に使っていた古いスマホなどは手動で解除する必要があることにご注意ください。

手軽に格安SIMに乗り換えて手持ちのスマホを使いたい方には、ソフトバンクユーザーならLINEMOやワイモバイルへの乗り換えがおすすめです!
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解約後にSIMロックを解除する際の注意点4つ


他社のSIMカードを挿入して使えるようにするSIMロック解除ですが、しっかりと対応しなければいけない注意点も存在しています。
もし、ソフトバンク解約後にSIMロック解除を検討している方は事前にチェックしておきましょう。
どんなことに注意しなければならないのか分かっていれば、SIMロック解除を行うときに焦らずに対処できます。
【注意点①】解約後のSIMロック解除は機種契約番号とパスワードが必要
ソフトバンク解約後にSIMロック解除の手続きを行う場合は、機種契約番号とパスワードが必要になります。

解約手続きの際、もしくはWEBから確認することができるので、事前にメモしておきましょう。
パスワードが不明な場合、4桁の暗証番号で再設定が行えるので安心してくださいね。
【注意点②】中古スマホのSIMロック解除は、すぐにはできない可能性あり
中古で販売されているソフトバンクスマホは、すぐにSIMロックを解除できない可能性があります。
中古スマホを最初にソフトバンクから買った前所有者が口座振替で端末を分割購入している場合、購入から101日目(または前回のSIMロック解除から101日目)以降であれば誰でもSIMロックを解除できます。
ゲオなどの中古ショップで販売されているスマホはいつ購入されたものかわからず、SIMロックを解除できると思って買ったけどまだ解除可能日になる前だった…ということが起こり得るのでご注意ください。
中古でスマホを買って格安SIMで使う場合は、SIMロック解除済みのものやSIMフリーとしてApple Storeなどで販売されていたスマートフォンの中古購入がおすすめです。
また2021年10月以降発売のソフトバンクスマホ(iPhone 13シリーズも含む)なら、最初からSIMロックがかかっていないので中古で買ってもそのまま格安SIMなどで使えますよ。
【注意点③】Androidスマホは、SIMロック解除をしても「周波数ロック」で他社回線を使えない場合あり!
iPhoneなら問題ないのですが、Androidスマホだと機種ごとに電波の「対応周波数帯」や細かい通信方式が違うことがあります。
ソフトバンクなどキャリア販売のAndroidスマホでは、SIMロック解除を行っても乗り換え先のSIMカードで使われる回線と相性が悪く、うまく通信や通話ができないケースもあることにご注意ください。
販売していたキャリア以外の回線で使われる周波数帯にしっかり対応していない状態は、「周波数ロック」と呼ばれることがあります。
周波数ロックがある機種の場合、他社回線のSIMで使おうとすると主に室内や地下、地方などで電波が繋がりにくくなるケースがあるので要注意です。




iPhoneならどこで買ってもSIMロックさえ解除していればドコモ・au・ソフトバンク・楽天といった回線でしっかり使えるので、買ったスマホをどこでも自由に使いたい場合はiPhoneを使うのがおすすめになります。
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【注意点4】電話窓口でのSIMロック解除はできない
ソフトバンクのSIMロック解除は、ソフトバンクショップかMy SoftBankでの対応となります。
電話窓口でのSIMロック解除はできません。
まとめ:ソフトバンクのSIMロック解除は自分でやれば3,300円の節約ができる!
いかかでしたか。今回はSoftBankのSIMロック解除方法をご紹介しました。
自分でやるとこんなに簡単なことでも、ソフトバンクショップでやってもらうと3,300円も取られてしまうんです。この記事でご紹介した通りにやれば、誰でも3,300円を節約できますのでぜひ参考にしてみて下さい。
2023年現在は中古スマホもWebから無料でSIMロックを解除可能になり、ハードルはかなり下がりました。
SIMロック解除をしたスマホで格安SIMに乗り換えて、毎月の料金も抑えることができたら言うことなしですね!
またLINEMOやワイモバイルへ乗り換えるなら、自動でSIMロックが解除されるので面倒な手続きは不要です。
なお、当サイトでは格安SIMの情報をたくさん発信しています。格安SIMはソフトバンクのスマホそのままで乗り換えると、毎月のスマホ代が1,500円程度(平均。さらに安いプランもあります)になるんです。
私もスマホそのままで乗り換え、スマホ代が5,000円も安くなりました!
「格安SIMについてもっと詳しく知りたい!」という方は当サイトの他記事の他、格安SIM毎に以下もありますので是非ご覧くださいね!
ぜひ参考にしてみてください。