



ソフトバンクは、日本国内だけでなく海外での利用にも対応しています。
この記事では、ソフトバンクにおける海外利用の方法や注意点などについて解説します。
ソフトバンクのスマホは、海外でもデータ通信ができる!
ソフトバンクのスマートフォンなら、海外旅行に行った時も手持ちのスマホやSIMカードはそのままで手軽にネットを使えます!
大手キャリアの中でも、とくに海外利用に強いのがソフトバンクです。

アメリカやハワイでは、アメリカ放題で使い放題
アメリカやハワイに行った場合は、「アメリカ放題」によりネットも通話も利用料金無料で使えてしまいます。
音声通話も日本やアメリカへの発信は無料、着信も無料となっています。


アメリカ放題はSprint、AT&T、T-Mobile USA、Union、CLARO PUERTO RICOのネットワークで利用でき、以下の5箇所で利用可能です。
- アメリカ本土
- ハワイ
- アラスカ
- バージン諸島(アメリカ領)
- プエルトリコ
グアムやサイパンなどの場所ではアメリカ放題が対象外なので、ご注意ください。
iPhoneやAndroidスマートフォンだけでなく、タブレットやガラケー、モバイルルーターでもアメリカ放題を利用できますよ。
とくに日本国内で契約しているプランに指定はなく、ソフトバンクユーザーならもれなくアメリカ放題を利用できますよ。

他の国も1日3GB980円ですべてのデータ通信を使える

出典:ソフトバンク公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/anshin-flat-rate/)
アメリカ以外の国でも、海外あんしん定額・定額国Lなら、1日980円で3GBのデータ通信を行えます。
定額国L以外の地域では、海外あんしん定額・定額国Sを利用することができます。
4Gや、対応している国なら5Gでも通信できますよ!

海外あんしん定額サービスは1日のデータ通信量が決まっていますが、データを使い切ると自動で通信を停止するため、高額請求される心配は不要です。
なお、料金とデータ通信量は、渡航先によって異なります。
海外あんしん定額利用料金 |
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定額国L 対象国・地域 |
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定額国S 対象国・地域 |
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なお、定額国Lは対象となる国で利用可能です。ソフトバンクの利用者実績(2019年)調べでは、人気の渡航先の 99.8% をカバーしています。
定額国Lの対象外地域でも、定額国Sの対象エリア内であればデータ通信を利用することができます。
データ量上限に達したあとは速度制限(最大128Kbps)され、料金が追加されることはありません。

現地に向かう前に、必ず行き先の国が対象かどうかを公式サイトで確認しておきましょう。
3Gケータイ向け!どれだけ使っても1日最大2,980円
3Gケータイでも、海外パケットし放題というオプションにより定額で通信を行えます。
海外パケットし放題は1日ごとの利用料金が決まっていますが、上限があるため上限以上の金額がかかることはありません。
海外パケットし放題の利用料金 | |
〜386KB | 使った分だけ |
〜10MB | 1,980円 |
10MB〜 | 2,980円 |
386KBまで段階的に料金が上がり、以降は10MBまでは1,980円の定額、それ以上になると2,980円の定額で自由に使えます。
3Gケータイだけでなく4G・5Gスマホの申し込みも可能ですが、スマホで利用する場合は上述の海外あんしん定額の方がおすすめです。
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海外でスマホを使って通信・通話をする方法は?申込みは必要?

海外でソフトバンクを使うには、事前準備や現地でのちょっとしたスマホの操作などが必要な場合があります。
通信や通話における、サービスの申込みや設定について解説します。
海外でのデータ通信には、世界対応ケータイへの申込みが必要
ソフトバンクを海外で使うには、事前に「世界対応ケータイ」への申込みをしておく必要があります。
世界対応ケータイは月額料金が無料のサービスなので、申し込むことでの負担はとくにありません。
My SoftBankへログインして申込状況を確認、申し込んでいなかった場合は海外に行く前に必ず申し込みを済ませておいてくださいね。
アメリカ放題や海外パケットし放題で、個別の申し込み手続きは必要なし
海外でもソフトバンクのスマホを使ってネットができる、アメリカ放題や海外パケットし放題といったサービスは対象国に行けばすぐに使えます。
個別にオプションを申し込む必要はありません。

海外あんしん定額は申し込みが必要
海外あんしん定額の場合、専用サイトから申し込みが必要です。
申し込み手順は以下のとおり。
- 「海外あんしん定額を利用する」をタップ
- 「申込」ボタンをタップ
以上で申し込みとが完了します。なお、利用開始したいタイミングで「利用開始する」ボタンをタップする必要があるので注意しましょう!
海外旅行先でのデータ通信は、データローミングをオンにするだけで使える
海外旅行先でソフトバンクスマホを使ってデータ通信をする際は、設定アプリから「データローミング」をオンにする必要があります。
例えばiPhoneでは、設定アプリの「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」でオンにできますよ。
Androidスマホでは、「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」などの名称の項目でオンにできます。

使い終わって日本に帰国したら、忘れずデータローミングをオフにしておきましょう。


海外からの通話は設定不要、発信時に国番号を入れれば利用可能
海外から電話をかける際に、とくに個別の設定をする必要はありません。

日本にいる相手や現地にいる日本人(一緒に旅行している人など)の携帯電話宛に電話をかける時は、相手の電話番号の前に「+81」を付け、「080~」などの電話番号の頭の「0」を一つ外して入力する必要があります。

現地の人(現地で暮らす友達やお店、ホテルなど)宛に通話する場合は、相手の番号をそのまま入れればOKです。

海外から国際電話をかける時は通話料金に注意!
国際電話をする時は、海外向けの通話料金が発信側・着信側の両方でかかります。
例えば中国から電話を日本にかけるなら、発信側は1分195円、着信側は165円です。
アメリカ放題の対象エリアなら通話も無料ですが、他の国から電話をかける時は通話料金にご注意ください。
SMSはそのままの電話番号で利用可能、S!メールはデータローミングのオンのみ必要
SMSを利用する際は、普段どおり電話番号を入れてメッセージを入力・送信すればOKです。
国際SMSの受信料金は無料、送信料金は1通につき100円(70字)~1,000円(670字)かかります。
ソフトバンクのキャリアメールサービス・S!メールを使う場合はデータローミングをオンにしておく必要があり、電話番号やメールアドレスは普段どおりの入力でメッセージを送れますよ。
海外で通信をお得に行う方法は他にもある!

海外に行った際に使える、便利な通信手段はソフトバンクの通信サービス以外にもあります。
主なその他の通信方法について、最後に紹介します。
対応する駅やお店などでは、無料Wi-Fiスポットが使える
日本と同じように、海外にも無料Wi-Fiスポットがたくさん用意されています。
空港や駅、街中のお店などにあるWi-Fiスポットを利用すれば、ソフトバンクの通信料金を発生させずにネットを利用できますよ。
ただしWi-Fiスポットは設置されている場所で使えるサービスなので、行き先になかった場合は使用不能です。
行く予定の観光地などにWi-Fiスポットがあるかどうか事前に日本で調べてみたり、行ってからチェックしたりして、利用が厳しい場合は大人しく他の通信手段を活用しましょう。
現地でプリペイドSIMを購入する
海外旅行者向けに、空港や駅などではプリペイドSIMが販売されています。
プリペイドSIMを購入すれば、現地で決められた量の通信を行えますよ。

ソフトバンクだと1日最大2,980円の通信料金がかかるので、自分の使う内容なども踏まえてお得ならプリペイドSIMを選ぶのもおすすめです。


プリペイドSIMを使うには、どんなSIMでも自由に使えるSIMフリーのスマートフォンを用意する必要があります。
他社のSIMを使えない制限・SIMロックがかかっているスマートフォンでも、解除手続きをすればSIMフリーにできますよ。
ソフトバンクで販売されている機種は2021年10月以前発売のものだと多くの場合SIMロックがかかっているので、海外で使う場合は事前にMy SoftBankからSIMロックを解除しておきましょう。
SIMフリースマートフォンにプリペイドSIMを入れたら、同梱の説明書などを参考に通信設定をすれば通信を開始できますよ。


海外旅行で使えるレンタルWi-Fiルーターを契約する
日本国内では、海外旅行者向けにレンタルWi-Fiルーターのサービスが積極的に行われています。
レンタルWi-Fiルーターには、以下の3つのメリットがありますよ。
- 複数の端末をネットに接続できるので、家族や友達などとの旅行で予算を削減できる
- 日本国内で事前に準備を整えておける
- 空港でレンタルや返却ができるサービスもあり、手軽に使える

例えば「イモトのWiFi」というサービスを中国において家族3人で使うなら、1GB1日1,580円、使い放題1日2,080円などの料金で利用できます。
もしも海外パケットし放題なら1人あたり最大2,980円、3人家族で1日最大8,940円かかってしまうことを考えると、レンタルWi-Fiルーターは圧倒的に割安ですよね。
ただし専用の端末を持ち歩く形になるので、紛失や盗難、バッテリー切れには要注意です。
レンタルなので、使い終わったら指定の場所への返却も忘れずに行いましょう。

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まとめ
今回は、ソフトバンクの海外における利用方法について解説しました。
ポイント
- ソフトバンクは、世界対応ケータイを申し込むことで海外でも使える
- アメリカやハワイなどではアメリカ放題の対象となり、現地でネットや通話が自由に無料で使える
- 海外あんしん定額は1日3GBを980円で使える
- 3Gケータイも1日最大2,980円・使い放題で通信を行える
- 海外で通信をする際は、データローミングを忘れずにオンに!
- 日本宛の国際通話をする際は、「+81」を電話番号の頭につけ、電話番号冒頭の「0」を1つ取り除いて番号を入力!
- できるだけ安く通信したい場合は、プリペイドSIMやレンタルWi-Fiルーター、現地のWi-Fiスポットを活用するのもおすすめ
ソフトバンクは、海外利用向けのサービスが充実しています。
今回の解説を参考に、ソフトバンクを使って海外でも通信や通話を活用してみてください!
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