



ドコモ・au・ソフトバンクには、分割でスマホを購入し一定期間内にスマホを回収すると、機種代金の支払いが最大24回分免除となるサービスがあります。
※キャリアによって免除となる機種代金の支払い回数は異なるので注意してください。
本記事では、最大24回の機種代金の支払いが免除となるソフトバンクの「新トクするサポート」の内容やメリットについて詳しく解説していきます。
約2年のスパンで新しい機種を使い続けたい方にはぴったりなサービスなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
ソフトバンクの「新トクするサポート」とは?
出典:ソフトバンク公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/products/new-tokusuru-support/)
まず、ソフトバンクの「新トクするサポート」とは一体どのようなサービスなのか概要を解説していきます。
本章では、どのようなサービス内容なのか、プログラムに加入するにはどうすれば良いのか、プログラムの特典を利用する条件はあるのかという点について触れていきます。
最大24回分の機種代金が支払い不要に!
ソフトバンクの新トクするサポートでは、最大24回分の機種代金の支払いが免除となります。

iPhone SE(第3世代)の64GBモデルで見てみましょう。
iPhone SE(第3世代) | 分割払い | 総額 |
新トクするサポート適用前 | 1,530円×48回 | 73,440円 |
新トクするサポート適用後 (48回の分割購入後25ヶ月目にスマホを回収した場合) |
917円×24回 | 22,008円 |
新トクするサポートは48回の分割でスマホを購入し、25ヶ月目までにスマホの回収を行うと、機種代金の支払いが最大24回免除となります。


新トクするサポートを適用する期間が遅ければ遅いほど、支払い免除となる支払い回数が少なくなってしまうので、最大限お得に活用するなら25ヶ月目までに回収を行うことをおすすめします。
1年くりあげオプションなら13ヶ月目以降に機種変更または回収が可能!
ソフトバンクの新トクするサポートには、1年くりあげオプションと呼ばれるものもあります。
機種変更またはスマホの回収を1年前倒しにできるオプションであり、13ヶ月目以降に回収が可能となります。


1年前倒しできるからといって、その分支払い免除となる回数が増えるわけではないので注意しましょう。
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プログラムの加入条件
新トクするサポートに加入するにはどうすれば良いのでしょうか?
ココがポイント
- 対象機種を48回の分割契約で購入すること


新トクするサポートは無料で加入が可能です。
また、加入条件としてプランの指定がありません。ソフトバンクの回線を契約せずスマホ単体で購入した場合も新トクするサポートに加入できます。

ただし、新トクするサポート対象の機種は限られています。以下に一例を記載します。
- iPhone SE(第3世代)
- Phone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 7
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 6
- Google Pixel 5a(5G)
- AQUOS R7
- AQUOS sense7 plus
- BALMUDA Phone
- Redmi Note 10T
- Xperia 10 Ⅳ
- Xperia 5 Ⅳ
- Xperia 1 Ⅳ
- arrows We
- OPPO A55s 5G
- シンプルスマホ6
- Apple Watch Series 7
- iPad Air(第5世代)
スマホだけでなく、タブレットやApple Watch、ケータイなども対象です。自分の購入したい機種が対象かどうかは、ソフトバンク公式サイトのこちらのページで確認してみてください。
プログラムの特典利用条件
では、新トクするサポートの特典を利用(支払い回数を免除)する際の条件について見ていきましょう。
ココがポイント
- 電話番号(ソフトバンクユーザー)または機種契約番号(ソフトバンクユーザー以外)を申告の上、特典の利用を申し込む
- 特典利用の申し込み日が属する月の翌月末までに、ソフトバンクが機種を回収し査定を完了していること
- 機種が査定基準を満たしており、製造番号(IMEI)を確認できること
- 特典利用の申し込みの時点でプログラムを解約、解除または終了していないこと
- 支払いを怠っていないこと
特典の利用に必要なのはスマホの回収のみなので、必ずしもソフトバンクで機種変更を行う必要はありません。以前の「トクするサポート+」の時は機種変更が必須だったため、混同しないようにしましょう。
また、回収するスマホの状態が査定基準を満たしていないと、回収不可または22,000円(不課税)の追加料金が発生することがあります。

尚、査定の概要については後述にて解説するので、気になる人はぜひチェックしてください。基本的に破損や不具合もなく綺麗にスマホを使っているのであれば、査定に引っかかることはありません。
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ソフトバンクの「新トクするサポート」の5つのメリット
では次に、ソフトバンクの「新トクするサポート」の5つのメリットについて見ていきましょう。
新トクするサポートの5つのメリット
- 機種代金が最大24回分支払い不要になる
- 最短1年で新しい機種に変更できる
- 48回の分割払いなので月々の負担も少ない
- ソフトバンクの回線契約がなくても利用できる
- 回収のみで特典利用が可能
下記にて、詳しく解説していきます。
新トクするサポートのメリット①:機種代金が最大24回分支払い不要になる
48回の分割で購入し最大24回の支払いが免除となるため、スマホの機種代金の支払いを最大半額に抑えることが可能です。


25ヶ月目までに機種の回収が必要ではありますが、今まで使った機種を手元に置いておく必要がない方であれば、約2年のスパンで新しい機種を使い続けることができます。

新トクするサポートのメリット②:最短1年で新しい機種に変更できる
基本的に25ヶ月目以降に回収が可能ですが、新トクするサポートには「1年くりあげオプション」もあります。
1年くりあげオプションを適用すれば、13ヶ月目以降に機種の回収を行うことができます。
前章では2年のスパンと言いましたが、最短1年スパンで新しい機種に変更することも可能ということです。


定期的に新しい機種を使い続けたい方にも適しているでしょう。
新トクするサポートのメリット③:48回の分割払いなので月々の負担も少ない
新トクするサポートは48回の分割払いで購入することが条件となるため、支払い回数が多い分月々の機種代金の負担も少なくなります。
iPhone 15 128GBの場合 | 分割支払い金 |
24回払い | 5,850円×24回 |
48回払い | 2,925円×48回 |


しかし新トクするサポートは、48回払いで購入しても支払い回数を最低24回に抑えることができます。支払い回数は変わらず、毎月の負担が半額になるのはお得ですよね!
新トクするサポートのメリット④:ソフトバンクの回線契約がなくても利用できる
新トクするサポートの加入条件は、対象機種を48回の分割で購入するだけです。
ソフトバンクの回線契約が条件に含まれていないため、スマホ単体での購入でも加入できます。


そのため、回線はドコモやau、格安SIMをキープしていたいという方も、スマホだけソフトバンクで購入して新トクするサポートに加入することができます。
回線契約を気にせずに、欲しい機種を将来的に安く購入できるのは嬉しいポイントですね。
新トクするサポートのメリット⑤:回収のみで特典利用が可能
トクするサポート+以前のプログラムでは、ソフトバンクでの機種変更も条件に含まれていました。
そのため、ソフトバンクでの回線契約が必須であり、機種代金の支払いを免除するには新たに機種変更を余儀なくされていたのです。
しかし、新トクするサポートでは回収のみで特典の利用が可能であり、必ずしも機種変更をする必要がありません。


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ソフトバンクの「新トクするサポート」の3つのデメリット
一方で、新トクするサポートには3つのデメリットもあります。
新トクするサポートの3つのデメリット
- 機種の回収が必須
- 査定条件を満たさない場合は22,000円(不課税)の支払いが必要
- 下取りプログラムとの併用は不可
以下にて詳しく見ていきましょう。
新トクするサポートのデメリット①:機種の回収が必須
新トクするサポートでは、今まで使っていた機種の回収が必須となります。
つまり、これまで使っていたスマホを手元に置き続けることができません。


新しいスマホを購入した方の中には、古いスマホを手元に置き続けてゆっくりデータやアプリの移行を行っていた方もいるかもしれません。
しかし、機種を回収する時点でデータを全て初期化しなければいけないため、事前にデータのバックアップを取っておく必要があります。
今まで使ってきたスマホを引き続き持ち続けたいという方には、あまり適していないでしょう。

新トクするサポートのデメリット②:査定基準を満たさない場合は22,000円(不課税)の支払いが必要
新トクするサポートでは、機種を回収するだけでなく査定にクリアしなければいけません。
査定基準を満たさない場合は、追加料金として22,000円(不課税)が発生することもあり、最悪の場合回収を拒否されることもあります。



回収を拒否される場合、追加料金がかかる場合の明確な例なども後述にて解説するので、気になる方はぜひチェックしてください。
新トクするサポートのデメリット③:下取りプログラムとの併用は不可
ソフトバンクには下取りプログラムもあります。
下取りプログラムとは、今まで使っていたスマホをソフトバンクが回収し、機種に応じて割引やポイントとして還元するプログラムです。
残念ながら、新トクするサポートと下取りプログラムを併用することはできません。
iPhone 12の場合 | 良品 | 良品でない場合(破損・不具合など) |
PayPayポイント | 37,200円 | 11,160円 |
機種代金割引 | 36,000円 | 10,800円 |


下取りプログラムと新トクするサポートを比較し、どちらの方がお得になるかチェックしてから利用するプログラムを選ぶことをおすすめします。
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ソフトバンクの「新トクするサポート」の査定の概要
では次に、新トクするサポートの査定について詳しく解説します。
これまでも査定基準があること、基準を満たさない場合は追加料金が発生することについて何度か触れてきましたが、この章ではより深く査定の基準について紹介します。
どんな状態の機種だと査定に引っかかるの?
前章でも述べた通り、機種が査定基準を満たさなかった場合、回収に加えて最大22,000円(不課税)の支払いが必要となります。
ココに注意
Apple Watchに付属しているバンドのみ査定基準を満たさない場合は、2,000円(不課税)の支払いが必要です。

回収する機種が以下の状態だと、回収不可または追加料金が発生する恐れがあります。
ココに注意
- 電源が入らない
- スリープボタンが正常に機能しない
- 初期化されていない
- 各種ロックが解除されていない
- 改造などメーカー保証対象外になっている
- 外装が変形している
- 液晶表示に異常(液漏れや焼き付き、縦線・横線がある、画面が暗くて文字が読めないなど)をきたしている
- タッチパネルが動作不良
- ガラスや外装が破損している(ヒビ割れやボタンなどの破損・欠陥)
- 本体に不具合がある※Apple Watchのみ(本体が破損してバンドが正常に着脱できないなど)
- バンドに不具合がある※Apple Watchのみ(商品購入時のバンドが破損または紛失など)
新トクするサポートの査定には、下取りプログラムの最新の基準が設けられています。
上記に当てはまらない場合でも、機種が著しく破損している、不具合が生じている場合は追加料金がかかる可能性があるので注意してください。
通常22,000円(不課税)の支払いが必要だが保証オプション加入で減額も可能
基本的に追加料金が必要な場合は最大22,000円(不課税)がかかりますが、保証オプションに加入している場合は減額も可能です。
機種 | 対象のあんしん保証パック | 減額の詳細 |
iPhone/iPad | あんしん保証パック with AppleCare Service | ・ガラスまたは外装が破損:3,740円 ・その他故障など:12,980円 |
Apple Watch | ・本体が破損:9,200円 | |
Pixel/Androidスマホ/ケータイ/タブレット・パソコン | あんしん保証パック プラス または あんしん保証パック |
5,000円 |
※表内の価格は全て不課税です。


減額された料金は、全て保証オプションを適用して修理を行う際の修理費と同額です。
つまり、対象の保証オプションに加入することで、保証オプション適用時の修理費を支払えば新トクするサポートの利用が可能ということです。
機種を回収できない場合もあるので注意
また、追加料金を払うのではなく、そもそも機種を回収できないケースもあります。
ココに注意
- 回収した機種の製造番号(IMEI)が確認できない
- 回収した機種の分割払いが完済している
- 回収した機種の状態と分割払いの残りの金額が一定の基準に達している場合

主に以下のような状態の場合は、回収することができません。
機種 | 査定基準 | 対象のあんしん保証パック 加入の有無 |
分割払いの残り |
全般 | 満たしていない | 未加入 | 22,000円以下 |
Apple Watchのバンドのみ | 満たしていない | 未加入 | 2,000円以下 |
iPhone/iPad | 画面割れ | 加入 | 3,740円以下 |
その他故障 | 12,980円以下 | ||
Apple Watch | 本体破損 | 9,200円以下 | |
バンドのみ査定基準を満たしていない | 2,000円以下 | ||
Pixel/Androidスマホ/ケータイ/タブレット・パソコン | 満たしていない | 5,000円以下 |
つまり、分割支払いの残りの金額が追加料金を下回っている場合は、回収することができません。

新トクするサポートを利用する際は、13ヶ月目以降または25ヶ月目以降になるべく早く手続きを行うことをおすすめします。
ソフトバンクの「新トクするサポート」は本当にお得?
ここまで新トクするサポートの内容について解説しましたが、新トクするサポートは本当にお得なのでしょうか?


2年間使って機種代金の総支払額が通常の約半額になるのはお得
2年間使って機種代金の支払い額が最大半額にまで抑えることができるので、お得なのは間違いありません。
例えば10万円のスマホを実質5万円で利用できる計算となるため、高額なハイスペックスマホも安く運用することが可能です。
また、48回の分割払いなので毎月の負担は減るものの、支払い回数が最低24回というのも嬉しいポイントです。
ちなみに、ここまで綺麗に免除額が半額になるのはソフトバンクしかありません。

キャリア | プログラム内容 | 例 |
ソフトバンク | 48回の分割払いで最大24回分の支払いが免除 | iPhone SE(第3世代)64GB(73,440円)の免除額:最大36,720円 |
ドコモ | 23回目までの支払い額が減額され、24回目の支払い額が免除される | iPhone SE(第3世代)64GB(65,230円)の免除額:31,920円 |
au | 23回目までの支払い額が減額され、24回目の支払い額が免除される | iPhone SE(第3世代)64GB(70,935円)の免除額:32,640円 |
ソフトバンクは機種代金も高いですが、ドコモ・auと比較してプログラムの免除額も高いです。
48回払いで最大24回分の支払いが免除になり半額になるという非常にシンプルな内容でもあるため、覚えやすいのも魅力的ですね。
1年~2年のスパンで新しい機種を使いたい人には◎
新トクするサポートは機種の回収が必須のプログラムなので、回収後に新たなスマホを用意する必要があります。
そのため、1年から2年のスパンで常に新しい機種を使い続けることができます。その都度ソフトバンクのトクするサポートを利用すれば、常に機種代金を最大半額まで抑えることが可能です。


回収が必須なので今まで使った機種を手元に残したい人には不向き
ただ、新トクするサポートは回収してはじめて機種代金の支払いが免除されるため、今まで使ってきたスマホを手放したくない人は注意が必要です。
ただ、48回の分割支払いで購入すれば加入できるプログラムというだけであり、必ずしもプログラムの特典を利用する必要はありません。
「もしかしたら使うかも」と思って48回分割で購入し、後から同じ機種をこの先も使い続けようと思った場合は引き続き機種代金の支払いが可能です。

1年から2年先の話になるので、まだ利用するかどうかわからないと迷っている方は、とりあえず48回分割でスマホを購入しておくことをおすすめします。
同じ機種を長く使い続けるのであれば必ずしも利用する必要はない
前章でも触れましたが、新トクするサポートは1年から2年のスパンで新しい機種に買い替える方に向いているプログラムです。
そのため、同じ機種を長く使い続けたい方は、新トクするサポートを利用する必要はありません。
スマホの寿命は2年から3年といわれていますが、利用頻度によっては4年以上持つ場合もあります。(筆者は実際に4年前に購入したXperia XZ2をまだ使用しています)
スマホの操作にあまり慣れていない・自信がない方の中には、あまりコロコロと機種を変えたくないという方もいるでしょう。
そのような方は、新トクするサポートを利用して新しい機種を買い続けるのではなく、同じ機種を長く使い続ける方が適していると思われます。
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ソフトバンクの「新トクするサポート」は回収に抵抗がなく定期的に新しい機種を安く使いたい人に◎
本記事では、ソフトバンクの新トクするサポートについて解説しました。
ポイント
- ソフトバンクの新トクするサポートは48回分割で対象機種を購入するのが条件
- 25ヶ月目に回収すると機種代金の支払いが最大24回免除される
- 1年くりあげオプションを使えば、13ヶ月目以降に回収が可能
- 破損や不具合など査定基準に満たない場合は22,000円(不課税)の追加料金がかかる恐れがある
- 対象の保証オプションに加入している場合は追加料金の減額が可能
- 下取りプログラムとの併用は不可なので注意
- 1年から2年のスパンで新しい機種を使いたい人におすすめ!
新トクするサポートは、機種代金の実質負担を最大半額まで抑えることができ、48回分割なので毎月の負担も減らせます。
一方で、査定基準を満たないと追加料金が発生するなど厳しいポイントもあるので、新トクするサポートを利用する場合はあらかじめスマホを大事に利用しましょう。

また、回収が必須条件なので、今まで使い続けたスマホを手元に置いておくことはできません。同じ機種を長く使い続けたい方は必ずしも利用する必要はないでしょう。
48回分割で機種を購入したら加入できるプログラムであり、加入したからといって必ず利用しなければいけないわけではありません。
新トクするサポートを利用するか迷っている方は、とりあえず48回分割で機種を購入し、様子を見てはいかがでしょうか。
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