無料通話アプリの流行により、最近では使うことがめっきり減ってきた電話回線での通話。
しかし、電話回線での通話が必要な場面も何かと多いことでしょう。
本記事では、ソフトバンクの通話料の概要から通話料をお得にする方法など詳しく解説していきます。
通話が多い方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ソフトバンクの通話料を詳細に解説|スマホで音声通話の料金は高い?
まずは、ソフトバンクの通話料の概要について詳しくみていきましょう。
ソフトバンクの通話料
- 通話の基本料金
- 準定額オプション+
- 定額オプション+
- 国際電話料金
- その他オプション
- 通話料の確認方法
普段あまり気にしないような内容ですが、この機会にぜひ把握しておきましょう。
なお、法人向けプランも同様の内容となっています。
通話の基本料金|家族通話はお得!
ソフトバンクの基本料金は、音声通話とデータ通信に対応する「基本プラン(音声)」と、データ通信専用の「基本プラン(データ)」の2種類に分けられています。
基本プラン(音声)の概要は以下の通りです。
基本プラン(音声) | |
月額料金 | 1,078円 |
対象機種 | iPhone/Google Pixel/スマートフォン/ケータイ |
通話料 | ソフトバンク宛
→終日22円/30秒 (家族間は無料) その他宛 →終日22円/30秒 |
+メッセージ | データ定額サービスに含まれる |
SMS | 送信料3.3円/通(全角70文字まで)
受信料無料 家族への送信料無料(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛)※1 |
S!メール(MMS) | ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛
→無料※2 その他宛 →データ定額サービスに含まれる |
データ通信料 | データ定額サービスに含まれる |
※1「家族割引」適用時は、グループ加入の家族への通話が24時間無料になり、SMS送信も無料となります。
※2一部機種とのメール送受信など、通信料がかかる場合があります。
通話の基本プランとなる「基本プラン(音声)」の月額料金は1,078円となっています。
通話料は、国内の携帯電話や固定電話に対して22円/30秒で利用でき、ソフトバンクの「家族割引」適用時はグループ加入の家族への通話が24時間無料となり、加えてSMS送信も無料となります。
基本プラン(音声)には無料通話分は含まれておらず、使った分に応じて料金が加算されていく仕組みです。
通話の頻度や通話時間が長い場合は、後述する通話オプションに加入することでお得に利用できます。
通話の着信メインで利用する方は基本プラン(音声)のみでもお得に利用できるでしょう。
着信は無料
ソフトバンクに限らず、スマホの電話において着信料金は無料となっているので、ご安心ください。
ただかかってきた電話を受けるだけなら、余計な費用はかかりません。
準定額オプション+/定額オプション+
ソフトバンクでは、通話が比較的多いユーザー向けにかけ放題の通話オプションを2種類用意しています。
それぞれのオプションの詳細は以下の通りです。
準定額オプション+ | 定額オプション+ | |
月額料金 | 880円 | 1,980円 |
通話料 | 1回5分以内
→国内通話料無料 5分超過 →22円/30秒 |
国内通話料無料 |
SMS料金 | ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛
→送信料3.3円/通 受信料無料 家族への送信料無料 その他宛 →送信料3.3円/通(全角70文字まで) 受信料無料 |
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛
→無料 その他宛 →送信料3.3円/通(全角70文字まで) 受信料無料 |
※一部番号への通話は無料通話の対象外です。
「準定額オプション+」は、月額1,078円で1回5分以内の国内通話が何回でも無料になるオプションで、5分超過分の通話料は通常通り22円/30秒で加算されていく仕組みです。
一方で、「定額オプション+」は、月額1,980円で国内通話が24時間無料になるほか、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛のSMSが無料となります。
準定額オプション+/定額オプション+がおすすめな人
「準定額オプション+」は短い通話が多い方、「定額オプション+」は通話の回数が多く1回あたりの時間も長めという方におすすめのオプションです。
なお、準定額オプション+の場合は、1回あたりの通話時間が短く、1ヶ月あたりの通話時間が累計20分を超える方であれば通話料を抑えることができます。
また、定額オプション+の場合は、1ヶ月あたりの通話時間が累計45分を超えることが多い方であればオプション加入で安くすることが可能です。
こちらでより詳しく解説中!
国際電話の料金
ソフトバンクでは、国内だけでなく海外にも電話をかけることができます。
国際電話の場合、「準定額オプション+」や「定額オプション+」は適用されず、国や地域によって決められている30秒ごとの通話料が発生するので注意しましょう。
主な地域別の通話料は以下の通りです。
地域 | 30秒あたりの通話料 |
北・南アメリカ | 36~199円 |
オセアニア | 36~249円 |
アジア | 79~199円 |
中東 | 149~199円 |
ヨーロッパ | 60~199円 |
アフリカ | 109~199円 |
※価格は課税対象外です。
国際電話の場合は、国や地域によって通話料が大きく異なります。
なお、海外からの電話を日本国内で受けた場合には通話料は発生しません。
ただし、ソフトバンクのスマートフォンで自身が海外在住中に国際電話を受けた時は着信量がかかることがあります。
その他オプションについて
ソフトバンクでは、「準定額オプション+」「定額オプション+」という2種類の通話オプションを必要に応じて追加することができますが、これら2つのオプションには以下4つのサービスがついています。
サービス名 | 内容 |
留守番電話+ | 3分までの伝言を100件まで1週間保存 |
割込通話 | 通話中にかかってきた電話を受けられる |
グループ通話 | 相手を切り替えながら最大6人まで同時に通話が可能 |
一定額ストップサービス | 携帯電話などの利用金額が設定額を超えた場合に発信を停止 |
どれもより通話を便利に使うためのサービスとなっているので、通話オプション加入の方はぜひ利用してみてください。
通話料を確認する方法
ソフトバンクの通話料は、「My SoftBank」から確認することができます。
My SoftBankで通話料を確認する手順
- My SoftBankにログイン
- 「料金・支払い管理」を選択
- モバイルの「もっと詳しく見る」を選択
- 「請求明細(モバイル)」の「通話料」で確認
上記の手順でソフトバンクの通話料を詳しく把握することができます。
気づかないうちに通話料が高額となっているケースもあるので、通話オプション加入の判断材料としても、こまめに確認するとよいでしょう。
ソフトバンクと他大手キャリアの通話料・通話オプションを比較
ソフトバンクと他大手キャリアの通話料・通話オプションの比較表は以下の通りです。
ソフトバンク | ドコモ | au | 楽天モバイル | |
国内通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | OS標準アプリを使用した場合
→22円/30秒 「Rakuten Link」アプリを利用した場合 →無料※ |
名称(5分かけ放題オプション) | 準定額オプション+ | 5分通話無料オプション | 通話定額ライト2 | なし |
月額料金(5分かけ放題オプション) | 880円 | 880円 | 880円 | なし |
名称(15分かけ放題オプション) | なし | なし | なし | 15分(標準)かけ放題 |
月額料金(15分かけ放題オプション) | なし | なし | なし | 1,100円 |
名称(24時間かけ放題オプション) | 定額オプション+ | かけ放題オプション | 通話定額2 | なし |
月額料金(24時間かけ放題オプション) | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 | なし |
※この表は、右にスクロールできます。
※一部番号への通話は無料通話の対象外です。
大手4キャリアを比較したところ、30秒あたりの通話料は22円でどこも均一で、楽天モバイルのみ「Rakuten Link」という専用通話アプリを利用することで国内通話が無料となります。
また、通話オプションについては、ソフトバンク・ドコモ・auの3社が「1回5分まで」と「24時間」かけ放題を提供しており、月額料金はほぼ同じです。
楽天モバイルは「1回15分」のかけ放題オプションを提供しています。
全体的にみると、楽天モバイルが特徴的ですが、基本的には通話料やオプションの月額料金や内容などはキャリアによって大きな違いはないと言えるでしょう。
ソフトバンクの通話料を安くするには?
ソフトバンクの通話料は他キャリアと同額程度となっていますが、通話料をさらに安くするための方法について詳しく見てみましょう。
ソフトバンクの通話料を安くする方法
- できる限り発信を控える
- 使い方に応じて通話オプションに加入する
- 無料通話アプリを使う
- アメリカから日本に電話をかける場合は「アメリカ放題」がお得
1.できる限り発信を控える
基本的なことですが、通話料を安くする方法としてまず考えられるのはできる限り通話の発信を控えるということです。
国内通話であれば発信時のみ通話料がかかります。
短時間で済ませるつもりでも、気づいたら数十分経過していたということはよくあるので、可能な限り発信を控えることで通話料を抑えられるでしょう。
2.使い方に応じて通話オプションに加入する
どうしても通話をしなければならないことが多い場合は、自分の使い方に合わせて通話オプションに加入しましょう。
ソフトバンクの場合は1回5分までの通話が回数無制限で無料になる「準定額オプション+」と、24時間国内通話が無料になる「定額オプション+」の2種類のオプションから選ぶことができます。
それぞれオプション料金はかかりますが、通話頻度が多い場合は料金を抑えられるので検討してみるとよいでしょう。
3.無料通話アプリを使う
無料通話アプリを利用するのも通話料を抑える一つの手段です。
現在では「LINE」をはじめさまざまな無料通話アプリが提供されており、ほとんどのスマートフォンユーザーが利用しています。
万が一通話したい相手が対象のアプリを利用していなくても、「Skype」など相手の電話番号がわかれば音声通話ができるアプリも存在します。
仕事の連絡などの場合は難しいかもしれませんが、無料通話アプリを使うのは最も手軽でおすすめの方法です。
4.アメリカから日本にかける場合は「アメリカ放題」がお得
アメリカ本土やハワイ、アラスカなどに滞在中であれば、日本やアメリカへの通話が無料になる「アメリカ放題」サービスを利用するのがおすすめです。
通話やSMS・データ通信が無料で使えるため、アメリカ滞在中にはもってこいのサービスだと言えます。
アメリカから日本およびアメリカ以外の国への発信は210円/分の通話料がかかることに注意が必要ですが、基本的にはお得に使えるため検討してみるとよいでしょう。
海外での利用についてはこちら!
ソフトバンクの通話プランを変更する方法
ソフトバンクでは、「My SoftBank」やソフトバンクショップにて通話プラン含め料金プランの変更が可能です。
ただし、WEBと店頭のどちらで申し込んだとしても、適用は翌月1日となるため注意しましょう。
それでは、それぞれの変更方法を確認してみましょう。
1.「My SoftBank」アプリからプラン変更する方法
「My SoftBank」アプリでプラン変更を行う手順は以下の通りです。
My SoftBankアプリでプラン変更を行う手順
- My SoftBankアプリをタップ
- 「照会・設定」をタップ
- 「プラン・オプション」の内容をタップ
- 「プランを変更する」をタップ
- 加入するプランを選択し「変更内容を確認する」をタップ
- 「同意して申し込む」をタップ
My SoftBankではいつでも自分の好きなタイミングでプラン変更をすることができます。
時間帯によっては反映が遅くなることがありますが、ショップに行くタイミングが取れない方におすすめの方法です。
2.ソフトバンクショップでプラン変更する方法
ソフトバンクショップでもプラン変更の手続きをすることができます。
My SoftBankの場合とは異なり、ショップスタッフにプラン変更したい旨を伝えるだけで対応してくれるので、自分ひとりでは不安だからスタッフに手伝ってもらいたいという方におすすめの方法です。
ただし、ソフトバンクショップで手続きをする場合は、原則として契約者本人の来店と本人確認書類の提出が必要であるほか、お店の混雑状況によっては時間がかかってしまうことがあるため注意しましょう。
スムーズに手続きを進めるためにも、ショップに来店の際は事前に来店予約をすることをおすすめします。
まとめ
本記事では、ソフトバンクの通話料について詳しく解説してきました。
本記事のポイントは以下の通りです。
ポイント
- ソフトバンクの通話料や通話オプションの内容はドコモ・auとほぼ同一である
- 国際電話は通話オプションの対象にならず、国と地域によって通話料は異なる
- 通話料の確認やプラン変更はMy SoftBankアプリでできる
- 通話料を安くするには、発信を控える、無料通話アプリを使う、通話オプションに加入するなどの方法がおすすめ
- アメリカ滞在中は「アメリカ放題」でお得に利用できる
ソフトバンクの通話料は他社とほとんど同じであり、使い方によってお得に利用できます。
通信費を節約できるよう、こまめに通話料を確認しておきましょう。