ワイモバイルを検討するにあたって、できれば節約モードを使いたい場合もありますよね。
節約モードに対応していれば通信量の消費を抑えて無駄なく高速通信ができます。
この記事では、ワイモバイルの節約モードへの対応状況や節約モードが使えるおすすめの格安SIMなどについて解説します。
目次
格安SIMにおける節約モード・低速モードとは?
格安SIMでは、一部の対応するサービスにおいて節約モード(低速モード)という機能を使えます。
節約モードとは、アプリやマイページから機能をオンにしている間の通信速度を速度制限中と同じにする代わりに、契約している高速通信量を消費せずに通信できる機能です。
スマホ等の通信は、することによって消費する通信量が変わります。
通信量が多い動画再生やアプリのダウンロードなどは、高速通信を行わないと読み込みが長くなってストレスです。
しかし、文字が中心のSNSサービスやメール、音質がの高くない音楽・ラジオ系サービスなどを利用する程度なら、速度はそれほど速い必要はありません。
節約モードに対応するサービスを利用している方は、用途に合わせてモードを切り替えることで通信量を節約、速度が必要な場面に絞って通信量を消費して効率よくやりくり可能になります。
全くスマホを使っていない時でもバックグラウンドでは常に通信が行われているので、こういった分も節約できるのは嬉しいですね。
注意!残念ながらワイモバイルには節約モードがない
ワイモバイルは4GB、20GB、30GBの3種類の料金プランがありますが、残念ながら節約モードに対応していません。
契約した高速通信量を使い切るまで、そのまま高速で通信することになります。
月額550円で通信量を2~10GB増やせるデータ増量オプションはありますが、節約を自分から行えるモードはないのでご注意ください。
ワイモバイルは速度制限時にシンプル2 Sは最大300kbps・M/Lは最大1Mbpsで使える
ワイモバイルでは、契約している高速通信量を使い切ってもそこそこ高速で通信し続けられます。
とくにシンプル2 M/Lであれば、一般的な大手キャリアなどと比べても制限速度はかなり速いです。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要 | |||
S | M | L | |
月額料金 | 2,365円 | 2,915円・4,015円 | 2915円・5,115円 |
各種割引適用後料金 (契約翌月以降) |
1,078円 | 1,078円・2,178円 | 1,078円・3,278円 |
データ容量 | 4GB | ~1GB・20GB | ~1GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
シンプル2 Sは速度制限時に最大300kbpsで通信でき、画像が多くないSNSやWebサイト閲覧程度であれば利用可能です。
シンプル2 M/Lは最大1Mbpsで通信できるので、動画再生などもある程度快適に行なえますよ。
ただしワイモバイルでは、速度制限後の通信量が契約しているプランの基本容量の半分を超えてしまうと最大128kbpsまでさらに速度制限が行われてしまうので使いすぎにはご注意ください。
ワイモバイルのデータ容量を節約する方法|ソフトバンクWi-Fiスポットなどを活用しよう
ワイモバイルにおける、通信量を節約できるその他の機能について解説します。
Wi-Fiスポットへの接続で通信量を節約
ワイモバイルではソフトバンクWi-Fiスポットが利用できます。
駅や喫茶店などの対応するお店ではソフトバンクWi-Fiスポットに接続して通信するようにすれば、通信量の消費をできるだけ抑えることができますよ。
一度設定してしまえば次回からはスムーズに接続ができますし、かなり多くの場所で提供されてるのでできるだけ積極的に利用しておきたいですね。
余ったデータ容量の翌月への繰り越しには対応している!
ワイモバイルでは余った通信量を翌月まで繰り越して使うことができます。
例えばシンプル2 Mは月20GBのプランですが、もし5GB余っていれば翌月は20GB+繰り越し分5GBで合計25GBの通信が行えますよ。
繰り越した通信量は翌月末まで使えます。
節約モードの提供があるおすすめの格安SIMを紹介!
ワイモバイル以外の選択肢であれば節約モードが利用できる格安SIMはたくさんあります。
ここからは、節約モードを使えるおすすめの格安SIMを紹介します。
それぞれのサービス内容等を踏まえつつ、自分に合ったサービスを探してみてください。
なお、以下記事でもより詳しく紹介をしてるので、気になる方はぜひご覧になってください。
IIJmioは最大300kbpsの節約モードへ切替可能、使い過ぎには注意!
IIJmioはドコモ回線とau回線から好きなタイプを選べる格安SIMで、月額料金が2GB850円など安価になっているのが特徴です。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
節約モードを使うことで最大300kbpsでの通信が可能になります。
余った通信量の翌月繰り越しも問題なく行えますよ。
ただし、節約モードで3日間に366MB以上通信した場合は、速度が制限されてしまうので節約モードの使い過ぎにはご注意ください。
mineoはパケット放題Plusで1.5Mbpsの節約モードを使える!
mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線から好きなものを選んで契約できる格安SIMで、プランは1、5、10、20GBの通信量から好きなものを契約可能です。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
そして、月額385円・10GB以上の契約なら無料でパケット放題Plusというオプションが利用できます。
パケット放題Plusを契約している場合は、節約モードが通常最大200kbpsのところ、なんと最大1.5Mbpsで通信できてしまいます。
動画再生や音楽再生、SNSなど色々なことを便利に使えるので、節約モードを快適にたくさん使いたいならmineoを選ぶのがおすすめですよ。
ただし、パケット放題Plus利用時は直近3日間に10GB以上通信していると速度がもれなく200kbpsに制限されてしまうので使いすぎにはご注意ください。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
UQモバイルはミニミニプランで最大300kbpsの節約モードを使える
UQモバイルはKDDIがauのサブブランドとして展開中の格安SIMで、au回線が使われています。
3種類のプランがあり、このうち「ミニミニプラン」が節約モード対応です。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
ミニミニプランは節約モードに切り替えると最大300kbpsで通信可能となっています。
月4GBと通信量が抑えめなミニミニプランですが、節約モード込みならたくさん通信をすることができますよ。
また、UQモバイルはお昼などの回線混雑時でも高速で通信可能な高品質サービスです。
できるだけ長い時間快適に通信を行いたい方も、UQモバイルを検討してみてください。
まとめ
今回は、ワイモバイルが節約モードに対応しているかどうかについて解説しました。
ポイント
- 節約モードは切り替えている間、データ容量を消費せずに通信できる便利な機能
- ワイモバイルには残念ながら節約モードがない
- ワイモバイルはソフトバンクのWi-Fiスポットや翌月へのデータ繰り越し機能に対応している
- ワイモバイルは高速通信量を使い切ってもそこそこのスピードで通信できる
- ワイモバイルの制限速度は、基本容量の半分の通信量を使うと128kbps上限になってしまうので注意
- IIJmioは速度制限時や節約モードでも最大300kbpsで通信できる
- mineoはパケット放題Plusの利用で、最大1.5Mbpsで通信可能な節約モードがある
- UQモバイルはミニミニプランが最大300kbpsの節約モードに対応する
ワイモバイルは節約モードに非対応ですが、ソフトバンクWi-Fiスポットなどを活用すれば通信量を節約できます。
IIJmioやmineo、UQモバイルといったサービスでは節約モードを使えるので、どうしても使いたい場合は乗り換えを検討してみてください。