



povoの料金はかなり安いようだけど、通信エリアとか繋がりやすさは大丈夫?と、少し心配になりますよね。
この記事ではpovoの通信エリアと、その他のメリットをどこよりも詳しく徹底的に解説します。
povoの特徴は?

通常、スマホの回線は毎月決まった料金が発生します。
例えばauで代表的な「使い放題MAX 5G ALL STAR パック2」は税込み月額10,648円ですが、povoはこの基本料金がかかりません。
その代わり、自分の利用状況に応じて好きなプランを一つ一つ選択(トッピング)することが可能となっています。
povo2.0では次のようなトッピングが用意されています。
データトッピングの種類詳細
1)データ使い放題 (24時間):330円
2)データ追加1GB(7日間):390円
3)データ追加3GB (30日間):990円
4)データ追加20GB (30日間):2,700円
5)データ追加60GB(90日間):6,490円
6)データ追加150GB(150日間):12,980円
トッピングをせずに0円で使用している際は最大128kbpsの速度で使用できますが、180日以上トッピングをしないと利用停止や契約解除になる可能性があるので注意が必要です。
また、通常のトッピングとは別に、以下のような期間限定のものも随時提供されています(以下は2023年10月時点のもの)。
トッピング名 | 1回の料金 | 期間 |
データ追加0.5GB+通話ボーナス | 220円 | 3日間 |
データ追加40GB | 3,800円 | 30日間 |
データ追加120GB | 20,000円 | 365日間 |
データ追加200GB | 14,800円 | 180日間 |
データ使い放題 | 790円 | 3日間 |
いずれも、期間限定ですが1GB~120GBと大容量のトッピングが選択肢として多いのが特徴です。
povoのトッピングについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
povoは全ての申し込み、変更、解約、種々の問合せはオンライン(チャット、メール、お問い合わせ画面への質問記入等)で完結します。
特に解約などは今までは店舗に足を運ぶ必要がある、などの手間が発生していたため、気軽に手続きができるのはメリットですね。
新規契約/他社からの乗り換えはこちら
povoの通信エリアは?


<国内サービスエリア>
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/)
povoは非常に価格が安いので、「通信サービスエリアがauに比べて狭いのでは?」と心配になりますね。
しかし、auの4G/5Gエリアとまったく同じなので心配は不要です。
日本全国の市街地や平野部の人口の99.9%(山間部を除く)をカバーしていますので「auと比べて繋がりづらい」ということはありません。

主要エリア(東京、大阪、名古屋、北海道、福岡)の通信状況は?
では、日本の主要エリアでの利用状況を確認してみましょう。
<東京近郊の通信エリア> (2023年6月現在)
出典:povo公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/map/)
上図のように、首都圏エリア(東京近郊)は西の山間部以外は黄色の4G LTEエリアのため問題はありません。
また、右下の東京湾もすべて水色の4G LTEエリア(通信可能域)のため、povoは使用可能です。
<大阪近郊の通信エリア> (2023年4月現在)
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/map/)
大阪・京都・神戸エリアでは山間部に一部使用できないところがありますが、市街地では通信可能な黄色の4G LTEエリアとなり全く問題がありませんね。
<名古屋近郊の通信エリア> (2023年4月現在)
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/map/)
名古屋近郊では西側の山間部以外の市街地は黄色4G LTEエリアになっており、通信に支障がありません。また、名古屋中心部では5Gサービスも使用可能です。
<北海道中心部の通信エリア> (2023年4月現在)
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/map/)
北海道中心部では、札幌周辺の南西側山間部を除けばほぼ通信可能な黄色エリアです。よって市街地の通信はまったく問題がないことが分かります。
<福岡近郊の通信エリア>(2023年4月現在)
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/area/map/)
主要都市の福岡市、北九州市を含む市街地では通信サービスは黄色エリアであり全く問題ありません。
新規契約/他社からの乗り換えはこちら
3G回線/5G回線の対応は?
povoは3G回線については非対応となっています。
そのため、ガラケーやお持ちのスマホが古い3Gのみ対応の端末の場合は使えないので注意が必要です。

5Gは2021年9月14日より対応を開始しました。もちろん追加料金などは不要で使用可能ですよ。
3G非対応について詳細はこちら
新規契約/他社からの乗り換えはこちら
povoの通信速度はどれくらい?
povoの凄いところは格安SIMとは違い、通信速度が本家auと全く同じところです。
どのくらいの通信速度になるのか具体的に確認してみましょう。
■povo時間帯別の全国平均速度(直近3カ月)(2023年7月11日~10月11日時点の情報)
(単位:Mbps)
時間帯 | 下り | 上り |
朝 | 82.14Mbps | 14.47Mbps |
昼 | 79.66Mbps | 16.4Mbps |
夕方 | 137.08Mbps | 18.67Mbps |
夜 | 69.96Mbps | 15.21Mbps |
深夜 | 104.88Mbps | 16.91Mbps |
次に参考として「au」の通信速度と比較します。
■au時間帯別の全国平均速度(直近3カ月)(2023年7月11日~10月11日時点の情報)
(単位:Mbps)
時間帯 | 下り | 上り |
朝 | 95.66Mbps | 13.8Mbps |
昼 | 41.45Mbps | 7.73Mbps |
夕方 | 103.7Mbps | 14.66Mbps |
夜 | 49.88Mbps | 11.01Mbps |
深夜 | 77.28Mbps | 14.8Mbps |
結果として、通信速度はpovoとauは遜色ないことがわかります。

■povo通信エリア別の平均速度(直近3カ月)(2023年7月11日~10月11日時点の情報)
1)下り速度(単位:Mbps)
時間帯 | 東京 | 大阪 | 愛知 | 北海道 | 福岡 |
朝 | 91.14Mbps | 119.92Mbps | 90.59Mbps | 46.44Mbps | 178.43Mbps |
昼 | 58.24Mbps | 226.38Mbps | 44.14Mbps | 24.58Mbps | 146.74Mbps |
夕方 | 104.88Mbps | 105.09Mbps | 353.7Mbps | 48.11Mbps | 51.3Mbps |
夜 | 84.13Mbps | 107.22Mbps | 166.62Mbps | 37.35Mbps | 45.04Mbps |
深夜 | 95.95Mbps | 144.04Mbps | 272.3Mbps | 69.56Mbps | 0.06Mbps |
2)上り速度(単位:Mbps)
時間帯 | 東京 | 大阪 | 愛知 | 北海道 | 福岡 |
朝 | 14.47Mbps | 16.1Mbps | 15.87Mbps | 12.16Mbps | 15.18Mbps |
昼 | 13.65Mbps | 42.28Mbps | 8.19Mbps | 9.05Mbps | 33.45Mbps |
夕方 | 12.28Mbps | 10.58Mbps | 44.6Mbps | 7.51Mbps | 24.21Mbps |
夜 | 18.81Mbps | 16.73Mbps | 1.33Mbps | 11.33Mbps | 12.67Mbps |
深夜 | 15.21Mbps | 35.25Mbps | 44.36Mbps | 14.44Mbps | 1.08Mbps |
エリア別の通信速度については地域別のバラツキがありますが、下り速度は全て20Mbps以上のため、動画視聴などでの利用でも全く問題ありません。

新規契約/他社からの乗り換えはこちら
海外の通信エリアは?


povoの国際ローミングサービスは、今後開始予定ですがまだKDDIからの発表はありません。(2025年2月現在)
なお、海外からメッセージを送るSMSサービスについては利用できます。

povoのSMSについてはこちら!
他社のサービスエリアは?
ネット専用の格安プランはドコモのahamo、ソフトバンクモバイルのLINEMOがあり、格安プランの通信エリアはいずれも大手キャリアのそれと同じです。
また、これらと比較されやすいサービスとしては楽天モバイルもあります。
いずれのサービスも4Gエリアはほぼ同じなものの、5Gエリアの広さは各サービス毎に異なっています。
特に人が多い首都圏で比較すると以下のようになっています。
ahamoの通信エリア
<ahamo 通信エリア:首都圏>(2023年6月11日現在)
ahamoはドコモの4G/5G回線を使用でき、そしてその広さはドコモエリアと同じです。
しかし、首都圏エリアで両者を比較すると4Gエリアは同じですが、5Gエリアはahamoの方がやや広くなります。よって5Gではahamoが有利ですね。
こちらもチェック!
乗り換えで20,000ポイント!
LINEMOの通信エリア
<LINEMO通信エリア:首都圏>(2023年5月現在)
LINEMOもソフトバンクモバイルの4G/5G回線を使用できます。
出典:LINEMO公式(https://www.linemo.jp/area/)
但し、首都圏で比較すると4Gはpovoと同じですが、5Gはpovoの方がやや広いようです。
こちらもチェック!
他社から乗り換えで最大20,000円相当!
楽天モバイルの通信エリア
<楽天モバイル通信エリア:首都圏>(2023年6月1日現在)
出典:楽天モバイル公式(https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/)
楽天モバイルの通信エリアには、自前の回線と一部KDDIのau回線が使用されています。2023年6月以降はパートナー回線がデータ無制限と大幅強化された最強プランがスタートしています。
人口カバー率99.9%と、povoのエリアとほとんど変わらない状況です。
ただし首都圏で通信エリアを比較すると4Gは同じですが、5Gはpovoの方が断然広いです。
こちらもチェック!
乗り換えで6,000円相当還元中!
まとめ
では、povo利用のメリット・デメリットを最後にもう一度振り返ってみましょう。
ポイント ・通信エリアはauの4G/5Gエリアと同じ。ほぼ全国をカバー 上記のまとめから判断してもpovoに乗り換えるメリットは大きいです。 特に、従来au回線を利用してきた方々にとっては、通信エリアや速度が変わる事なく、簡単に乗り換えができるのでコストパフォーマンスが大きいサービスです。 是非、乗り換えを検討しては如何でしょうか?
・4G/5Gの複数au回線を使用するため通信が安定
・通信速度はauと同様で非常に速く動画視聴も問題なし
・5G通信エリアはahamoに次ぐ業界2位の広さを確保
・3G回線は利用不可