「ahamoが使えるエリアは広いのかな?」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
また、海外でahamoを使いたいと思っている方もいるかもしれません。
結論から言うと、日本国内については注意点はあるものの、基本的にはドコモの広いエリアで使えます。
また、海外は使える国と地域が限られますが、日本人がよく行く旅行先はほとんどカバーしているので問題なく利用可能です。
この記事では、日本国内と海外で使えるahamoのエリアについてまとめています。
目次
ahamoの日本国内の対応エリアを解説!
まずは、ahamoの日本国内における対応エリアについて、5Gと4G、3Gでそれぞれ詳しく解説していきます。
5Gに対応!エリアは狭い?
ahamoは次世代通信規格の「5G」に対応しています。
5Gは4Gよりも高速で大容量の通信ができるのが特徴です。
ただ、ドコモの5Gは現時点でのエリアは広くありません。ドコモによると5Gの人口カバー率は2024年3月までに全国すべての市区町村へ展開、人工カバー率90%以上の実現を目指しているとのこと。
なお、5Gのエリアは以下から確認できます。
Xi(4G LTE)にももちろん対応
ahamoはXiに対応しています。Xiは4G LTEのことで、ドコモでメインで使われている通信規格です。
Xiの人口カバー率は2014年度末で99%となっています。
そのため、ahamoのSIMを挿したスマホを使っていて普段の生活圏内で繋がらないことはほぼなく、安心して使うことができます。
3Gには非対応
ahamoは3Gに対応していない点には注意が必要です。
ドコモの3Gは4Gが普及する前にメインで使われていた通信規格で、2026年3月31日に終了します。
3Gエリアの多くがすでに4Gに切り替わっていますが、東京・京都の海上や山間部など、現在も3Gでしか通話や通信できない「FOMAプラスエリア」と呼ばれる場所はあります。
もっと詳しく知りたい方はこちらから!
ahamoの電波は山間部や地下でも使える?
ahamoではドコモの電波をキャリアと同じように利用できますが、山間部や地下など、一般的に電波が繋がりにくいと言われている場所ではどうなるのでしょうか?
ここからは山間部や地下など、電波が繋がりにくい場所でahamoを利用することについて解説します。
ドコモの回線は山間部もカバーできるように考慮されている
ドコモでは、登山道でも電波が繋がりやすくなるように以下の対策を講じています。
- 登山道専用のアンテナを追加
- 山小屋周辺などエリアを小分けして小型基地局を設置
- 麓の基地局から電波が届く場所にブースター基地局を設置し電波を増幅
- 登山シーズン限定の基地局を設置
登山中は天気を確認したり友人や家族と連絡したりするためにスマホをよく使いますよね。ドコモでは登山中になるべくたくさんの情報を取得できるように通信環境の整備を積極的に行っています。
ドコモ公式サイトでは、携帯電話をを利用できるエリアを検索できるので、ahamoユーザーで登山の予定がある方はぜひチェックしてみましょう。
ただし、前述したようにFOMAなどの3G回線は利用できないので注意してください。
地下鉄などの駅で利用できる場所も検索可能
また、ドコモ公式サイトでは地下鉄など駅や駅間でドコモの回線が使える場所の検索も可能です。
全国の駅・路線を検索できるので、ぜひドコモ公式サイトでチェックしてみてください。
ahamoを広いエリアで使うには対応機種の確認も忘れずに
ahamoのSIMを挿したスマホを使ってできるだけ圏外になることなく通話や通信するにはエリアの確認だけでは不十分です。
より重要なのが対応機種です。
ahamoの公式サイトで公開されている対応機種を使えば、ahamo以外のドコモのプランとほぼ同じ電波状況で利用することができます。
逆に、他キャリアで販売されたスマホなど、対応機種以外の端末にahamoのSIMを挿して使うと、対応エリアが狭くなってしまうことがあります。
その結果、電波の入りが悪いと感じたり、最悪の場合圏外で使えないといった事態になりかねません。
対応機種の詳細はこちら!
ahamoのエリア内なのに圏外になるときの対処法
稀に、ahamoの対応機種を使っていてエリア内であるにもかかわらず、ahamoへプラン変更後やMNP転入後に圏外表示になるトラブルが起きることがあります。
その場合は以下の手順で設定を見直してみてくださいね。
iPhoneの場合
ahamoは3Gに非対応なので、VoLTEがオンになっていないと圏外になります。
まずは、端末のVoLTEがオンになっているか確認してみてください。
- 最新のiOSにアップデート
- 設定アプリをタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTE」をオンに
- 再起動する
上記の手順で圏外表示が解消されない場合は、優先ネットワークを切り替えてみてください。
- 設定アプリをタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「5G」「4G, VoLTEオフ」「3G」などを一度タップし、再度「4G, VoLTEオン」をタップ
- 機内モードをオンオフ
上記の操作をしても圏外表示のままの場合は、以下の手順でネットワーク設定のリセットを試してみましょう。
- 設定アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
- リセットが完了するまで待つ
Androidの場合
AndroidもiPhoneと同じで、まずはVoLTEがオンになっているかのチェックから始めます。
- 設定アプリをタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTE」もしくは「4G回線による通話」をタップ
- 再起動する
上記の手順で圏外表示が解消されない場合は、以下の手順で優先ネットワークを切り替えてみましょう。
- 設定アプリをタップ
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「優先ネットワークの種類」をタップ
- 「5G/4G/3G/GSM」の中から4G以外のいずれかをタップした後、再度4Gをタップ
- 機内モードをオンオフする
それでも圏外のままの場合は、ネットワーク設定のリセットも試します。
- 設定アプリをタップ
- 「システム」をタップ
- 「リセットオプション」をタップ
- 「ネットワーク設定のリセット」をタップ
- リセットが完了するまで待つ
上記の手順で、圏外の表示がなくなる可能性が高いです。
ahamoは5Gエリア内でも4Gで通信する場合がある
ahamoを使っていると、マップ上は5Gエリア内にもかかわらずステータスバーのアイコンは4Gで通信することがしばしばあります。
5Gは4Gに比べて障害物に弱いので、5Gエリア内でもビルの中など、5Gの電波が届かない場合は4Gに自動で切り替わる仕様です。
また、iPhone 12シリーズなど5Gに対応しているiPhoneのモデルには「5Gオート」という機能があります。
5Gで通信しても4Gと速度があまり変わらないと判断すると自動的に4Gに切り替わり、5Gエリア内でも4Gで通信します。
ahamoは海外でも使える!海外ローミング対応エリアについて
ahamoの大きなメリットの1つに、海外でも利用できる点が挙げられます。
また、海外でも30GB以内・1回の渡航につき14日以内なら追加料金なしでデータ通信できるのが特徴です。
ahamoがデータ通信できる海外の82の国と地域は以下の通りです。
北米 | アメリカ(本土)/アラスカ/カナダ/グアム/サイパン/ハワイ |
アジア | インド/インドネシア/カンボジア/シンガポール/タイ/フィリピン/ブルネイ/ベトナム/マカオ/マレーシア/ミャンマー/ラオス/韓国/香港/台湾/中国/バングラデシュ |
オセアニア | オーストラリア/ニュージーランド/フィジー/ナウル |
ヨーロッパ | アイルランド/アゾレス諸島/アンドラ/イギリス/イタリア/エストニア/オーストリア/オランダ/カナリア諸島/キプロス/ギリシャ/クロアチア/サンマリノ/スイス/スウェーデン/スペイン/スペイン領北アフリカ/スロバキア/チェコ/デンマーク/ドイツ/トルコ/ノルウェー/バチカン/ハンガリー/フィンランド/フランス/ブルガリア/ベルギー/ポーランド/ポルトガル/マディラ諸島/モナコ/ラトビア/リトアニア/リヒテンシュタイン/ルーマニア/ルクセンブルク/ロシア |
中南米 | 米領バージン諸島/プエルトリコ/ブラジル/ペルー/メキシコ/チリ/エクアドル |
中東 | カタール/オマーン/イスラエル/ヨルダン/サウジアラビア |
アフリカ | エジプト/モロッコ/南アフリカ/レソト |
ahamo以外のプラン向けに提供されている海外ローミングサービス「WORLD WING」では231の国と地域で利用できます。
WORLD WINGに比べるとahamoの海外ローミング対応国と地域は少ないですが、ドコモが2019年に調査した結果によるとahamoで利用できる国と地域には日本人の渡航先の95%が含まれているので、ほとんどの場合は問題なく利用することができます。
もっと詳しく知りたい方はこちらから!
まとめ
この記事では ahamoのエリアの以下の点について解説しました。
- 5Gと4Gに対応しているので広いエリアで使える
- 対応機種でないと使えるエリアが狭くなる可能性がある
- 海外でも使える
ahamoは3Gには対応しておらず、海上や山間部で一部つながらない場所もあります。
ですが、都市部は4Gと5Gでほぼカバーしているので対応機種を使えば普段使いで電話が使えなくて困ることはほぼありません。
また、ahamoは海外でも使えるのがメリットです。料金についてもデータ容量30GB以内であれば追加料金がかからずに通信できるのでぜひ活用しましょう。
ahamoに関する注意事項
・ahamoはオンライン限定のサービスとなります
・キャリアメールは各社の持ち運びサービスオプションで利用可能です
・ahamoの申し込みサポートは有償で店頭でも可能です
・ahamoでは⼀部ご利⽤できないサービスがあります。
・ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。
ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート(※2)」(税込3,300円)をご利⽤ください。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご⾃⾝で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移⾏の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)(※3)」を別途お申込みください。
※2お客さまのご要望に基づき、ahamo専⽤サイトからのお申込みの補助を⾏うものです。
※3お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専⽤サイトからのお⼿続き補助を⾏うものです。
・オンライン⼿続きはサイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。
・記載の月額料金とは別途機種代⾦が発生します(機種を購入の場合)
・国内通話料⾦は5分超過後、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦がかかります。
・海外パケット通信は15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。
・ご利⽤端末がドコモで提供している通信⽅式とは異なる通信⽅式のみに対応している機種の場合、またSIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利⽤いただくことはできません。ご利⽤中の機種が対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。
・SIMカードのご契約はMNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み⼿続きが必要です。