


「ahamoでeSIMが使えたら便利だな」と思っている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うとahamoはeSIMでも利用することができます。
この記事ではahamoのeSIM対応状況とeSIMのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
ahamoはeSIMに対応済!通常のSIMカードからの切り替えもできる

ahamoは2021年9月よりeSIMに対応しています。
ahamoで利用できるSIMは従来の物理的なSIMカードとeSIMの2種類となっています。
格安SIMだとeSIMを選べなかったり、通常のSIMをeSIMに切り替えられずに申し込み直しが必要だったりすることもあります。
ahamoなら既存のユーザーが通常のSIMカードからeSIMに切り替えることもできますし、もちろん申込時にeSIMを選ぶこともできますよ。
そもそもeSIMとは?|スマホ等の対応端末にデータだけをダウンロードして使えるSIM


ahamoでも注目度の高いeSIMですが、そもそもeSIMとは何なのかよく分からない方もいるかもしれません。
eSIMとは端末に埋め込まれたSIMのことを指します。
従来の物理SIMは端末に小さなSIMカードを挿すことで通話や通信できるようになりますが、それに対してeSIMは端末にあらかじめデータの入っていない空のSIMが埋め込まれているイメージです。
通信に使うデータをダウンロードすることで利用ができるようになるので、手作業でSIMカードの抜き挿しを行う必要がありません。
eSIMのメリット|申し込み後にすぐ使える!デュアルSIM運用も便利


eSIMには物理SIMにはないメリットが他にもあるので紹介していきます。
その日からすぐに使えるので時間がかからない
eSIM最大のメリットはら申し込んだその日のうちに使えるので時間がかからない点です。
物理SIMの場合が申し込みを終えた後にSIMが発送され、手元に届くのに2~3日ほどかかってしまうので使い始めるまでにタイムラグが生じます。
それに対してeSIMは申し込み後にeSIM発行完了手続きのメールが届き、端末にeSIMの情報をダウンロードすればその日のうちに使い始めることができます。

1台で複数のSIMを使い分けるデュアルSIM運用ができる
iPhoneをはじめ、近年販売されてる多くのスマホは物理SIMとeSIM両方に対応しています。
これらの端末を持っていれば1台の端末で複数のSIMを利用する、いわゆるデュアルSIM運用が可能です。
片方のSIMをデータ通信用・もう片方を音声通話用といったように使い分けたり、片方が速度制限にかかったらもう片方に切り替えたりなど色々な使い方ができますよ。

海外旅行の際に便利
eSIMは海外旅行でも活用できます。
海外で使えるSIMカードでよくあるのが物理型のプリペイドSIMで、旅行前に日本国内で購入しておいて設定も済ませておくパターンです。
このパターンの場合、旅行前にSIMを購入して端末にセットするといった物理SIMならではの手間がかかります。
また、日本で使っているSIMと海外旅行用のSIMを入れ替える作業中にSIMを紛失してしまう可能性もなくはありません。

普段使っているSIMをeSIMにしておけば海外旅行用のSIMカードを入れる作業だけなので、このような紛失をするリスクが無くなるのは嬉しいですね。
最近では海外用のSIMをeSIMで提供しているサービスも多くなってますので、こちらであればそもそもSIMカードを差し替えるという作業も不要となります。
eSIMは発行手数料など無料の場合が多い
ahamoであれば通常のSIMカードを再発行する際に1,100円の手数料が発生、チャットを利用する場合はさらに高い3,850円もの料金がかかってしまいます。
最近では元々各種手数料が無料だった楽天モバイルも、物理SIMの再発行に3300円の手数料を設定すると発表をしました。
SIMカード自体もそうですし、郵送も行ってコストがかかってしまうので仕方がない部分ですね。
しかし、eSIMであればデータをダウンロードするだけなのでこれらのコストがかからず、再発行に対して手数料無料で提供している事業者がほとんどです。
気軽に再発行できるのは嬉しいですね。
なお、ドコモショップでahamoのeSIMを発行する際は手続きサポート料として3,300円の手数料がかかってしまいます。
負担を抑えたい方場合はオンラインで発行するように気をつけましょう
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eSIMのデメリットは?|ahamoではWi-Fi環境必須、機種変更もちょっと手間…
メリットの多いeSIMですが、デメリットや注意点もあるので解説します。
しっかり把握してから申し込むようにしましょう。
設定にはWi-Fi環境が必要
eSIMは申し込みから設定までオンラインで完了するサービスです。
eSIMが登録されていない状態の端末はネットに繋がらないので、設定を完了させるのにWi-Fi環境が必要になります。
外出先や海外旅行時など、外でeSIMの設定をする場合はその場所にWi-Fi環境があるかを確認しておきましょう。
別の端末で使う際に不便
機種変更の際、物理SIMなら新しい機種へSIMカードを入れ替え、ネットに接続するためのAPN設定を行うだけで使えるようになりますが、eSIMの場合は最初に再発行をし、その情報を新しい端末に登録するという手間がかかります。

機種変更だけでなく、複数の端末でSIMカードを入れ替えて使ってるような場合は特に不便になってしまいますね。
時間はそれほどかかりませんが、SIMカードを入れ替えるのと比べると少し手間という点は注意しておきましょう。
対応機種に注意!eSIMに対応する端末がまだ少ない
eSIMはサービスが始まってから時間があまり経っていないので、対応している端末自体がまだ少ないのもデメリットといえます。
ただ、iPhoneに関しては2018年以降に発売されたモデルはすべて対応しているので、iPhoneユーザーの方はそれほど心配する必要はありません。
Androidも対応機種は多くなってきましたが、非対応の機種もまだ少なくありません。
使う予定のスマホがeSIMに対応しているかどうかはしっかり確認しておきましょう。
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eSIMと物理SIMの両方に対応する端末を用意しておこう
ahamoのeSIMを利用するには対応の端末が必要です。
従来の物理SIMのみ対応のスマホでは利用できないので、eSIMで契約予定の場合は必ずeSIM対応の端末を用意しておきましょう。
対応機種にはeSIMだけに対応する機種と、eSIMと物理SIMの両方に対応する機種があります。
どちらのタイプの機種にすればいいか迷う方もいるかもしれませんが、基本的にはeSIMと物理SIMの両方対応の機種がおすすめです。

最近では2枚のSIMカードを1台のスマホに入れる「デュアルSIM」が徐々に広がってきてますが、eSIMのみ対応している端末の場合もう一方のSIMも必然的にeSIMにする必要があります。
物理SIMとeSIM両方に対応している機種であればahamoをeSIMで契約し、もう一方を物理SIMのみ提供してる格安SIMから選択する事も可能なので、その分選べる幅が広がるのでおすすめです。
ちなみに、eSIMと物理SIMに対応しているiPhoneのモデルは以下とおりです。
eSIM・物理SIM対応iPhone
iPhone 16シリーズ
iPhone 15シリーズ
iPhone 14 シリーズ
iPhone 13 シリーズ
iPhone 12 シリーズ
iPhone SE(第2・3世代)
iPhone 11シリーズ
iPhone XR
iPhone XS
iPhone XS Max
Androidでahamoを使う予定の方は、その機種がeSIMと物理SIMに対応しているか必ず確認しておきましょう。
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ahamoでSIMカードからeSIMに切り替え・変更する方法・手順は?
現在ahamoをSIMカードで契約している方がeSIMに切り替える方法・手順について解説します。
また、これからahamoを申し込む際にeSIMを選ぶ方法についても合わせて紹介します。
新規契約やMNPで申し込む場合は契約手続き時にeSIMを選べばOK
これからahamoを新規契約やMNP契約する場合は、申込時にSIMカードの種類として選べばeSIMで契約できます。
通常のSIMカードを選んでしまうとSIMカードが発送されることになってしまうので間違えないよう気をつけてくださいね。
なお、とくにeSIMの新規発行に手数料などはかかりません。
通常のSIMカードからeSIMへの切り替えやeSIMを再発行したりする方法
現在ahamoを通常のSIMカードで使っている場合は、ahamoの手続きサイトで「その他の手続き」を選択しましょう。
続いて「eSIM発行・再発行のお手続き」を選び、eSIMで使いたい機種の「EID」を入力します。
EIDはiPhoneだと「設定→一般→情報」、Androidスマホは「設定アプリのデバイス情報→SIMのステータス」からチェックできますよ。
あとは申込みを終えれば、プロファイルをダウンロードして利用を開始できます。
iPhoneでahamoのeSIMプロファイルを新規発行・再発行後、開通させる方法
まずはiPhoneでahamoのeSIMを開通させる手順を見てみましょう。
eSIMを申し込むと「お申込受付のご連絡」というメールが届き、こちらがが届けば開通が可能となります。
Wi-Fi環境が必須なので、スマホをWi-Fiに接続したうえで手続きを開始しましょう。
eSIMプロファイルはiPhoneの場合、他のパソコンなどで設定用ページを開き、ページ上のQRコードを設定アプリの「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」と進めて開いたカメラから読み取りましょう。
他にWebを開ける機器がない場合はスマホでモバイル通信プランを追加の際に「詳細情報を手動で入力」を選び、設定用ページの「アドレスをコピーする」でコピーした文字列を入力すれば対応可能ですよ。
あとはSMSで受信した確認コードを入れれば、iPhoneでahamoのeSIMが使えるようになります。
併せて端末の再起動を行いましょう。
iPhone同士の機種変更ならeSIMのクイック転送もできる
既にahamoのeSIMを利用中で、iPhoneからiPhoneに機種変更後する場合は面倒な手続きをしなくてもクイック転送機能を使えばSIMを簡単に移動させることができます。
これからeSIMを使いたい端末の設定アプリで「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」→「電話番号を選択でahamoの番号を選択」→旧端末で表示されたメニューより「SIMを転送」ボタンを押せば完了します。
クイック転送手順については公式サイトにも詳細な説明があるので、併せて参考にしてくださいね。
AndroidにおいてahamoでeSIMのプロファイルを新規発行・再発行後、開通させる方法
Androidの場合は若干iPhoneと手順が異なります。
「お申込受付のご連絡」メールを受け取ったら、Wi-Fiに接続してから設定アプリの「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「SIMをダウンロード」へ進んでいきましょう。
あとは設定用ページのQRコードをパソコン等で開いてカメラで読み取るか、設定用ページをスマホで開いてボタンからアドレスをコピー・設定アプリの「自分で入力」ボタンよりペーストしてSMS認証をすれば完了です。
最後に端末を再起動すれば無事にeSIMが開通しますよ。
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eSIMに対応しているおすすめの通信事業者


ahamoのほかにもeSIMに対応している通信事業者はいくつも存在します。
ここからはahmao以外でeSIMを提供している、おすすめのSIMを紹介させていただきます。
楽天モバイル
楽天モバイルは1ヶ月の通信量が3GBまでなら料金が1,078円と非常に安いのがメリットのSIMです。
通話も可能なeSIMはどの通信業者よりも早く提供を開始しました。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |

また、3GBを超えて通信する場合でも最大3,278円という安さでネットが使い放題という点も魅力。

また、楽天モバイルは自社で回線を持つキャリアなのも大きな特徴です。
大手キャリアから回線を借りてサービスを提供している格安SIMは平日の昼間などネットを利用する人が増える時間帯に速度が極端に遅くなることがありますが、自社回線を利用している楽天モバイルはこのような時間帯でもかなり速度が速く、ストレスなく通信できます。
eSIMの再発行などは手数料無料なので、ahamoと同じように利用する事ができますよ。
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povo2.0

povo2.0はauがahamoと同様に提供しているオンライン専用の格安プランで、eSIMにも対応しています。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
基本の月額料金が0円、データ容量は決まっていなく、使いたいときに使いたいデータ量を購入して使うという他には無い特徴を持ってます。
データの購入をしなければ料金は発生しないので、特に通信障害時の予備回線として利用するのにおすすめができます。
ahamoと組み合わせればドコモとau両方の回線がカバーできるので、例えばドコモで何か障害が起きたときに330円で24時間使い放題のトッピングを購入する、という使い方などが可能になります。
新規契約/他社からの乗り換えはこちら
LINEMO
LINEMOはソフトバンクが提供しているオンライン専用の格安プランです。
LINEMOの料金プラン概要 | ||
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
月額料金 | 990円・2,090円 | 2,970円 |
データ容量 | 3GB・10GB | 30GB |
低速時速度 | 最大300kbps・ 128kbps(容量15GB超過後) |
最大1Mbps・ 128kbps(容量45GB超過後) |
通話料 | 22円/30秒 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
LINEMOは上記2つのプランから自分のスタイルに合ったものを選択することができます。
他にはない特徴としては「LINEギガフリー」によりLINEを利用する際の通信がデータ容量を消費しないという点が挙げられます。
トークやタイムラインの利用はもちろん、音声通話やビデオ通話まで、LINEでよく使う機能をどれだけ使っても契約しているデータ容量は減りません。

eSIMの再発行はもちろん、物理SIMからeSIM、その逆も含めて手数料無料なのは嬉しいポイントです。
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IIJmio
IIJmioは月額料金が格安SIM最安水準であるのが特徴です。
eSIMは通常の音声通話が出来るものとデータ通信専用の2種類が用意されており、特にデータ通信専用のものは月額440円からと非常に安く設定されています。
毎月利用できるデータ料が決まっている通常プランの他、「データプランゼロ」というプランも選ぶことができます。
データプランゼロは標準のデータ通信容量が0GBで月額料金が165円、必要な時に1GBあたり330円~495円でデータ容量を追加していきます。

月額料金はかかりますが、povoと少し似ていて維持費がかからないので、こちらも予備回線としての契約や、タブレット用などにもおすすめ出来ますね。
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ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクが自ら手掛けている格安SIMで、料金プランは以下のとおりです
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要
S
M
L
月額料金
2,365円
2,915円・4,015円
2915円・5,115円
各種割引適用後料金
(契約翌月以降)1,078円
1,078円・2,178円
1,078円・3,278円
データ容量
4GB
~1GB・20GB
~1GB・30GB
低速時速度
最大300kbps
最大1Mbps
通話料
22円/30秒
データ繰り越し
◯
5G対応
◯
※表は右にスクロールできます
ワイモバイルの特徴は家族2人以上で契約すると家族割引によってトータルの費用が安く済む点です。
例えば、ひと月のデータ容量が20GBのMプランを3人で契約した場合は、以下のようになります。
1人目 | 4,015円 |
2人目 | 2,915円 |
3人目 | 2,915円 |
3人合計 | 9,845円 |
1人あたり平均 | 3,281円 |
家族割引は2回線目以降が安くなり合計で9,845円。それを3人で割ると1人あたり3,281円となります。
また、最大9回線で家族割引を適用できるので、契約する家族が増えるほど1人当たりの実質支払い額は安くなっていきます。

ahamoと組み合わせればドコモ回線とソフトバンク回線がカバーできるので、この2つの回線を持っておきたい場合におすすめです。
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まとめ
以上、ahamoのeSIMについて解説させていただきました。
ポイント
- ahamoでもeSIMは使える?
- eSIMの特徴やメリット・デメリット
- eSIMに対応しているおすすめの通信事業者
eSIMには対応端末がまだ少ないなどのデメリットはありますが、申し込んだその日から使える点や、複数のSIMを管理しやすい点などのメリットも多くあります。
今回ご紹介をさせていただいた、ahamo以外でeSIMを提供しているSIMとデュアルSIMで運用するのもおすすめですよ。
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