



povo2.0は月額基本料が0円、必要に応じてデータをトッピング(購入)する仕組みが魅力なので、ガラケーでお得に使いたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事ではpovo2.0をガラケーで使えるのかについて徹底的に詳しく解説します。
先にお伝えすると、povo2.0でガラケーを使うのはあまりおすすめできません。完全な状態で快適に使うなら、おすすめはスマホでの利用になります。
目次
povo2.0はガラケーやガラホでも使える?|音声通話やSMSは使えるかも、ただし自己責任
povo2.0はガラケーやガラホに正式対応しているプランではありません。


povo2.0の対応端末リストに、ガラケーやガラホはない
povo2.0の公式サイトには対応端末のリストが掲載されていますが、対応端末に掲載されているのはiPhoneとiPad、Androidスマホです。
ガラケーやガラホといった機種は対応端末として掲載されていません。
auで販売されていた機種も、他社モデルも一律で対応リストでは未掲載となっていました。


対応リストにない端末の利用は保証外・自己責任
対応端末リストにないからと言って、絶対に通信や通話ができないわけではありません。
あくまでauが動作確認をしていないというだけで、実際にSIMカードを入れれば使える可能性はあります。

対応リストにない端末をpovo2.0で利用する場合はauの保証外となり、自己責任となります。
もしも使えなかったり、一部機能に対応していなかったりいても自己責任ということですね。
トラブルを避けるためにも、povo2.0は対応端末リストであるスマホで使うことをおすすめしたいところですが、どうしてもガラケーやガラホで使いたいのであれば自己責任で試すことは可能、ということですね。
3G専用端末では利用が不可
ガラケーで使いたい場合に注意したいのは、povo2.0は4Gと5Gにのみ対応していることです。
手持ちのガラケーやガラホが3Gでの通信・通話にしか対応しておらず、4Gが利用できない場合は当然ながらpovo2.0で使えません。
なお、auの3G回線は2022年3月31日をもって終了しましたので、auで3Gケータイを使っている人はいませんが、ドコモとソフトバンクで3Gのガラケーを使っている場合は4Gモデルへの機種変更が必要になります。

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povo2.0がガラケーやガラホで使えた場合のメリット
povo2.0でガラケーやガラホを使いたいと思っている方は、通信ではなく通話専用として検討している場合が多いと思いますが、もし使えた場合のメリットは月額0円で通話専用のケータイが持てる点です。

ただし、180日間トッピングの購入が無いと利用解除されてしまうので注意しましょう。
一応、180日間の間に通話料とSMS送信料が合計660円を超えていればトッピング購入が無くても利用解除は免れますので、これらのに注意して利用をする必要が出てきます。
そしてもう一つのメリットは、auよりも安くかけ放題のガラケーが持てる点です。
通話専用の場合はかけ放題付きでの利用が想定されますが、povo2.0で用意されているのは月額550円の5分かけ放題と、1,650円の時間制限が無い完全かけ放題です。
auと料金を比較してみましょう。
povo2.0 | au(ケータイプラン) | |
月額料金 | 0円 | 1,078円 |
5分かけ放題込の料金 | 550円 | 1,958円 |
完全かけ放題込の料金 | 1,650円 | 3,058円 |
povoは最大128kbpsで通信も可能ですが、auのケータイプランで通信を行う場合はさらに月額330円の「LTE NET」に加入する必要があるので、これも踏まえると、povoでガラケーが利用できた際のメリットは大きいですね。

なお、かけ放題を利用するにはpovoのアプリから通話トッピングを行う必要があります。
一度トッピングをすれば翌月以降も継続して利用はできるので、初回分は一度アプリをインストールしたスマホにSIMカードを入れ、トッピング購入後にガラケーへ差し替えるという面倒な手順を踏むことになります。
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povo2.0をガラケーやガラホで使う場合の注意点
もしpovo2.0をガラケーやガラホで使えたとしても、ここまで説明した点以外にも色々注意点があるので見ていきましょう。
ガラケーやガラホの場合povo2.0トッピングアプリを使えない可能性あり
これは上記でも少し触れましたが、ガラケーやガラホでpovo2.0を使う場合、povo2.0トッピングアプリを使えない可能性がります。
povo2.0ではアプリを使って契約プランやオプションの変更などを行ないますが、アプリはiOSやAndroid向けの提供です。
ガラホは利用できる可能性がありますが、ガラケーだとアプリをダウンロードできず、様々な手続きを行えない恐れがあることにも気をつけましょう。
povo2.0はキャリアメールに非対応
もう一つ注意したいのが、povo2.0だとキャリアメールが使えない点です。
ガラケー時代は、みんな携帯電話での連絡にキャリア提供のメールアドレスを使っていましたよね。
しかし、povo2.0はキャリアメールが未提供なので、そのまま乗り換えるとキャリアメールが使えなくなってしまいます。
ただ、現在ではキャリア各社で解約後もメールアドレスが利用できる「キャリアメール持ち運びサービス」を提供してるので、これを利用すれば引き続き使えるものの、月額330円程度かかるのでわざわざpovo2.0に乗り換えるメリットは薄れてしまいます。
ガラケーやガラホはPCメールに非対応な場合あり
キャリアメールの代わりにGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを使うという手段もありますが、ガラケーやガラホの場合、機種によってはキャリアメール以外のアドレスを利用できないこともあります。

PCメール非対応の機種でpovo2.0を使うとメールが使えない、電話とデータ通信(対応している場合)でしか運用できないガラケーとなってしまうのです。


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ガラケーユーザーのpovo2.0申し込み方法|新規契約や乗り換えには別途スマホが必要なので注意
povo2.0はアプリから契約する仕組みとなっており、ガラケーやパソコンなどから申し込むことは基本的にできません。
auから乗り換える場合のみWEBで申し込めます。
それ以外の場合はスマホを用意し、スマホにpovo2.0のアプリを入れてそこから申し込みを行うことになります。
クレジットカードと運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれか、そして他社から乗り換える場合はMNP予約番号を用意して、アプリから申し込み手続きを行ってください。
あとはSIMカードが届いたら、端末に入れることで音声通話などが行えます。
4Gや5Gのデータ通信に必要なpovo2.0のAPN設定内容
手持ちの端末がAPN設定に対応している場合は、設定画面からAPN情報を新規登録すればデータ通信ができる可能性があります。
入力項目は以下の3つです。
povo2.0のAPN設定内容 | |
名前 | povo2.0 |
APN | povo.jp |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
上記項目以外はそのままで保存・APNリストからpovo2.0を選べば、端末がau回線の電波に対応していれば通信を行えるようになりますよ。
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【参考】BASIO activeなどシンプル操作対応スマホなら対応機種もある!
スマホを使ったことがないのでpovo2.0をガラケーで使いたいと思っていた方は、シンプル操作対応のスマホを用意してみてはどうでしょうか。
出典:au公式サイト(https://www.au.com/mobile/product/smartphone/basio_active/)
BASIO activeなど、様々な「シンプル操作」対応機種がpovo2.0でも使えますよ。
シンプル操作ならガラケーとあまり変わらない操作感でスマホが扱えるので初心者にも最適ですよ。


対応端末を未所有の場合は中古品の購入やauショップでの入手が必要
現在povo2.0で使えるスマホを持っていない場合はpovo2.0を契約する前に手に入れておく必要があります。
というのも、povo2.0では端末のセット販売が行われていません。

中古品で対応機種を購入するか、auユーザーならpovo2.0へのプラン移行前にauショップで新しい端末に機種変更をしましょう。
分割で支払いを選んでpovo2.0へプラン移行してからでも、代金は引き続き分割で支払えますよ。
「スマホトクするプログラム」などの負担を抑えて端末を使えるサービスも、povo2.0に乗り換えてからも適用し続けられます。


最新のpovo2.0で使える端末情報は下記記事でも解説中です。
他社販売の端末はSIMロック解除を忘れずに
povo2.0で他社から購入した端末を使う場合は、SIMロックがかかっている端末がSIMロック解除を忘れずに行ってください。
ドコモだと2021年8月27日以降、ソフトバンクは2021年5月12日以降に発売した機種であればかかっていませんが、これより前の機種でSIMロックがかかっている場合はau回線での通信・通話ができません。
SIMロックはMy SoftBankやドコモオンライン手続きからであれば無料で行なえます。
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UQモバイルなら一部ガラケー・ガラホでも使える
povo2.0でのガラケー・ガラホ利用はおすすめできないのが現状ですが、UQモバイルであれば正式に一部の機種が対応しています。
UQモバイルはauがpovo2.0とは別に展開しているサブブランドの格安SIMです。
4GB月額2,365円などの安価なプランを展開していて、以下の5つの機種で動作確認済みとなっています。
- DIGNO Phone(UQモバイル)
- らくらくホン F-01M(ドコモ)※留守電と三者通話は利用不可
- GRATINA 4G KYF31(au)※安心アクセスVとセキュリティーサービス利用不可
- AQUOS K SHF33(au)※安心アクセスVとセキュリティーサービス利用不可
- AQUOS K SHF32(au)※安心アクセスVとセキュリティーサービス利用不可
対応機種を持っている方・手に入れられる方は、UQモバイルで運用してみても良いですね。
最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
まとめ
povo2.0の動作確認済み端末リストに、ガラケーやガラホは存在していません。
機種によっては使える可能性もゼロではありませんが、動作の保証はないためスマホでpovo2.0を使った方が安心と考えられます。
ガラケーを使うなら料金プランも安価で新品を買える、auなどの大手キャリアを利用するのがおすすめですよ。
格安SIMでガラケーを使いたい場合は、対応機種が5種類あるUQモバイルや、ガラケーを新しく契約できるワイモバイルをご検討ください。
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