LINEMOを契約してタブレットやモバイルWi-Fiルーターでデータ通信専用SIMとして使いたいこともありますよね。
この記事ではLINEMOをデータ通信専用SIMで契約して使えるかどうかについて解説します。
他のおすすめの格安SIMなどについても合わせて紹介しているので、参考にしてくださいね。
目次
注意!LINEMOにデータ通信専用SIMは存在しない
LINEMOでは残念ながらデータ通信専用SIMが存在していません。
契約できるのは音声通話対応SIMのみとなっています。
SMS対応のデータSIMや完全にデータ通信専用のSIMカードはLINEMOで契約できないことにご注意ください。
通常の音声通話対応SIMを契約して、タブレットなどでデータ通信専用として利用できる
LINEMOで契約した音声通話対応SIMは、タブレットやモバイルルーターなどに入れればデータ通信専用として使うことが可能です。
機器がSMSや音声通話に対応していなければもちろんそれらの機能は使えませんが、データ通信ならAPN設定(iOSはAPN構成プロファイルのインストール)ができれば問題なく行えますよ。
LINEMOのSIMをデータ通信専用機器で使うにはどうすればいい?方法を解説
LINEMOのSIMはデータ通信専用のタブレットやモバイルルーターに入れれば普通に通信が行えます。
APN設定が保存されておらずSIMを入れただけで通信できない場合は設定を行いましょう。
iPhoneやiPadの場合はSafariから設定ページを開いて構成プロファイルをダウンロード、設定アプリの「プロファイルがダウンロードされました」項目よりインストールすればOKです。
Android端末などは設定アプリのAPN(アクセスポイント名)といった項目でLINEMOを選択しましょう。
LINEMOの項目がない場合は新規追加ボタンを押し、以下の情報を入力・保存して一覧からLINEMOを選べばOKです。
LINEMOのAPN設定 | |
名前 | LINEMO |
APN | plus.acs.jp.v6 |
ユーザー名 | lm |
パスワード | lm |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | default,ia,mms,supl,hipri |
以上の手順を進めれば、LINEMOを利用できるようになりますよ。
データ通信専用SIMとしてLINEMOのSIMカードを使う場合の注意点
LINEMOをデータ通信専用として使う場合の注意点について解説します。
LINEMOには3GB~10GBと20GB~30GBのプランしかない点に注意!
LINEMOで契約できるプランは3GB990円~10GB2,090円の2段階式であるLINEMOベストプランと、20GB2,970円~30GB3,960円に5分かけ放題が標準付帯されているLINEMOベストプランVという2種類です。
他の容量のプランは存在せず、また、データ通信専用として使う場合でも料金が下がったりすることはありません。
通信量の選択肢が少ない点はLINEMOをデータ通信専用SIMとして使う場合のデメリットに挙げられます。
格安SIMならIIJmioなどでもっと安く豊富なデータ容量を選べる!
LINEMO以外の、とくに大手キャリアから回線帯域の一部を借りてサービスを提供している「MVNO」系の格安SIMなら、もっと安い料金設定で通信量も豊富な選択肢から選ぶことができるケースがあります。
どうしてもLINEMOを使いたいのでなければ、データ通信専用SIMが契約できる他の格安SIMからを選ぶのもおすすめです。
ただし、MVNO系の格安SIMはお昼などの混雑時に速度が下がりやすいデメリットがあるので、速度重視ならあえてLINEMOや続いて紹介するpovo2.0を契約するのもおすすめです。
格安SIMでデータ通信専用SIMとして契約するのに一番おすすめなのはIIJmio
IIJmioはデータ通信専用SIMやデータeSIMを通常の音声通話対応SIMより低価格で提供しています。
IIJmioのデータSIM・月額料金 | |||
音声通話SIM | データSIM | データeSIM | |
2GB | 850円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,840円 | 3,540円 |
とくにデータeSIMは2GB440円など、非常に安い料金設定です。
できるだけ安くデータ通信専用SIMを契約して使いたい場合はIIJmioを検討してみてください。
使いたい機器がeSIM対応なら、データeSIMでの契約がおすすめですよ。
大手キャリアの格安プランをデータ通信専用に使うならpovo2.0がよりおすすめ!
大手キャリアの格安プランで通信速度が速いことがLINEMOの魅力ですが、実はタブレットやモバイルルーターで使うならもう1つおすすめの選択肢がpovo2.0です。
povo2.0は月額基本料金がなんと0円で、使いたいときだけトッピングを購入することでお得に高速通信を行えます。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
料金も24時間使い放題で330円や、1GB・7日間で390円など低価格です。
不定期に使うタブレットやモバイルルーターなどでお得に通信を行いたい人は、LINEMOでなくpovo2.0の申込みも検討してみてください。
povo2.0はauのオンライン申し込み専用プランなので、通信速度は非常に快適な高品質ですよ。
まとめ
今回はLINEMOをデータ通信専用SIMとして使えるかどうかや、おすすめの他サービスなどについて解説しました。
ポイント
- LINEMOは音声通話対応SIMのみでサービスを展開している
- 3GB990円~のLINEMOベストプランと20GB+5分かけ放題で2,970円~のLINEMOベストプランVが契約可能
- LINEMOのSIMをデータ通信専用のタブレットやモバイルルーターなどに入れれば、普通にデータ通信専用SIMとして使える
- APN設定が必要になる場合があるのでSIMを入れても通信できない場合は忘れずに行う
- IIJmioならデータSIMが契約可能、2GB440円のデータeSIMなどもあり金額的にもお得
- povo2.0は基本料金が0円で、使いたいときだけトッピングしつつ回線品質もauの格安プランなので高い
LINEMOをデータ通信専用SIMとして使うことは可能ですが、もっと安いIIJmioなどの選択肢がありますし、選べる通信量も少ないのであまりおすすめはできません。
どうしてもソフトバンク回線を安くデータSIMとして使いたいならLINEMOもアリですが、安さ重視ならpovo2.0やIIJmioを選ぶのがよりおすすめです。