



ahamoは30GBと110GBを使える料金プランですが、人によっては「通信量が多すぎる」といったこともありますよね。
30GBで月額2,970円かかるので、もっと安く抑えたい場合もあるのではないでしょうか。
この記事では、ahamoからUQモバイルへ乗り換えるメリットや注意点、乗り換えの方法についても解説します。
ahamoを使っていてちょっと不満を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ahamoはドコモが展開している格安プラン

ahamoはドコモがオンライン受付でサービスを展開している格安の料金プランです。

月額2,970円で30GB、4,950円で110GBが利用可能、さらに5分かけ放題も追加料金無しで使えます。
30GBの通信量を使い切っても、最大1Mbpsとそこそこ速いスピードで通信できるのも嬉しいポイントですね。

ドコモの通常の料金プランだと、3GBでも月額2,167円・9GBで3,377円という金額がかかってしまいます。
月額2,970円で30GB+5分かけ放題を使えるahamoは、間違いなく魅力的なサービスです。

ahamoではキャリアメールが利用できない
ahamoはドコモの料金プランの1つですが、キャリアメールサービスが提供されていません。
GmailやYahoo!メールなど、無料のメールアドレスを別途用意した上での申込みが必要です。

今までドコモで使っていたドコモメールで家族等と連絡を取りたい場合は、ドコモからの切替時に月額330円のドコモメール持ち運びサービスを申し込まなければいけません。

30GBと110GB以外を選べない
ahamoは料金プランが2種類のみで、30GB+5分かけ放題と110GB+5分かけ放題以外での契約ができません。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |

30GBや110GBでは多すぎるという人にとっては、ahamoだと料金を高く感じたり使い勝手が悪く感じたりしてしまうこともあります。
サポートもWeb中心となってしまう
ahamoにおける大きな注意点が、サポート対応がWeb受付になってしまうことです。

わからないことがある際はドコモショップで基本的に対応してもらえず、公式サイトからチャットで相談することになります。
チャットはチャットボットによる自動回答だけでなく有人対応の窓口も用意されていますが、タイミングによっては混み合っていてなかなか繋がらないケースもあります。
一応ドコモショップでのサポートも受けられますが、3,300円と高めの手数料がかかってしまうのでちょっと利用しづらいしくみです。

ahamoからUQモバイルへ乗り換えるメリット
ahamoからUQモバイルへ乗り換えれば、様々なメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、見ていきましょう!
回線は高品質!昼でも快適に通信できる
UQモバイルはau回線の格安SIMですが、実はKDDIが自ら手がけているauのサブブランドです。
格安SIMは回線速度が不安定など、回線品質がイマイチなケースもありますが、UQモバイルなら高品質なキャリア回線を使えるので、お昼などの速度の低下に悩まされる心配はありません。
4、15、20GBから選べる!自宅セット割で月額990円~
UQモバイルは料金プランが3種類あり、4GB、15GB、30GB(データ増量特典込み33GB)の容量から選べます。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
ahamoは料金プランが2種類あり、30GB、110GBの容量どちらかが選べます。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
UQモバイルの月額料金は通常1GB2,277円からですが、自宅セット割・au PAY カードお支払い割を申し込めば1GB990円からとさらに安い料金で使えますよ。
自宅セット割は、電力自由化のauでんきまたはauひかりなどの対象ネット回線を使っていれば申し込めます。
増量オプションIIで、通信量を最大38GBにすることも可能
UQモバイルでは、月額550円の増量オプションIIを申し込めば4GB→6GB、15GB→20GB、30GB→35GB(データ増量特典込み38GB)に通信量を増やせます。
オプション料金は、初回の申込みなら最大7ヶ月間無料になりますよ。

キャリアメールも月額220円で利用できる!
UQモバイルでは、キャリアメールも月額220円で利用可能となっています。
ahamoで使うGmailなどのフリーメールアドレスも十分便利ですが、ガラケーを使っている友人との連絡などでは稀にキャリアメール以外からのメッセージを受け付けない設定になっていることがありますよね。
私も以前は家族がガラケーでキャリアメール以外の受信拒否設定をしていて、Gmailから連絡を送れない状態でした…。(現在は個別にGmailの受信許可をしてもらいつつ、主にLINEで連絡を取っています)
UQモバイルなら有料ではあるもののキャリアメールを使えるので、キャリアメールが必須な場面でも対処可能です。
また60歳以上なら、実は「60歳以上通話割」により無料でキャリアメールを使えますよ。
UQスポットやauショップ、au Styleでもサポートを受けられる!
UQモバイルは、店舗でのサポートが充実している格安SIMです。
auショップやUQスポット、au Styleといった店舗で申し込みや相談ができるので、困った時のサポートは万全ですよ。
最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
ahamoからUQモバイルへ乗り換える際の注意点は?
ahamoからUQモバイルへ乗り換える際は、いくつか注意したいこともあります。
乗り換えを検討している方は、しっかり確認しておきましょう!
au回線なので、電波の届く場所が若干変わる
ahamoはドコモ回線ですが、UQモバイルはau回線なので使われる電波が異なります。
今までドコモ回線で繋がっていた場所が繋がりづらくなった、反対にau回線のUQモバイルになってから繋がりやすくなったという事が起こる可能性があることは覚えておきましょう。


ドコモで買ったAndroidスマホは電波の相性が悪い可能性あり
キャリアで販売されているAndroidスマホは、販売しているキャリア以外の回線にしっかりと対応していない場合があります。
AQUOSの多くの機種など一部例外もありますが、GalaxyやXperiaなどは基本的に販売しているキャリアに特化しています。
結果、ドコモで買ったAndroidスマホは、ahamoからUQモバイルに乗り換えるとau回線の電波を完璧な状態で受信できないため、電波が弱く繋がりづらくなったり圏外になったりする可能性があります。
ちなみに私も以前ドコモのスマホをau回線のSIMで使ったことがありますが、圏外になることはほぼなく快適さへの影響もとくになかったものの、アンテナの立ちが悪い(1~2本)ことは度々ありました。
ドコモ公式サイトの「SIMロック解除」ページの「他社のSIMカードなどをご利用いただく際の動作保証について」にある対応周波数帯PDFより、手持ちの機種を確認してみましょう。
LTEのBand18/26がauで広く使われている電波なので、手持ちの機種が非対応だった場合はちょっと繋がりが悪くなるかもしれないことにご注意ください。
不安な場合は、UQモバイルへの乗り換え時に機種変更を行うことをおすすめします。
なおiPhoneはどこのキャリアで買ってもどこの回線にも対応しているので、とくに相性問題はありません。
スマホのSIMロック解除も忘れず行う必要あり!
ドコモで買ったスマホをahamoで使っている場合は、端末にSIMロックがかかっていてそのままではUQモバイルを使えない可能性があります。
2021年10月以降発売の機種ならSIMロックはかかっていませんが、それ以前のものでSIMロックがかかっていないのはiPhone 13シリーズなど一部の機種のみです。
My docomoのドコモオンライン手続きから無料でSIMロックを解除できるので、乗り換え前に解除を終えておきましょう。

ahamoからUQモバイルへ乗り換える際に必要なもの・費用は?
ahamoからUQモバイルへ乗り換える際は、いくつかひつような準備物や費用があります。
それぞれ解説するので、用意してから申し込みを開始しましょう!
MNP予約番号の発行は必須!
ahamoからUQモバイルへ電話番号を引き継ぐには、MNP予約番号を専用のお手続きページから発行する必要があります。
発行後はUQモバイルの契約時に番号を入力すれば、電話番号が引き継がれますよ。
本人確認書類
UQモバイルの申込みに使う本人確認書類は、以下のものから選べます。
- 運転免許証または2012年4月1日以降発行の運転経歴証明書
- 健康保険証(支払い方法がクレジットカード以外の場合は補助書類必須)
- 写真付きの住民基本台帳カード
- 日本国パスポート(2020年2月以降のものは補助書類必須)
- マイナンバーカード
- 療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳
- 在留カード+外国発行のパスポート
補助書類は、発行日から3ヶ月以内の以下の書類を利用できますよ。
- 公共料金の領収証
- 住民票
- 届出避難場所証明書
- 行政機関が発行した領収証

支払い方法はクレジットカードや口座振替を選べる
UQモバイルの支払い方法は、クレジットカードや口座振替を選ぶことができます。
ただしオンラインショップで新しい番号による新規契約を行う場合のみ、クレジットカードのみを選択可能となっています。
UQモバイルは契約時に事務手数料が3,850円かかる!
ahamoからUQモバイルへ乗り換える際、違約金やMNP転出手数料がかかることはありません。
ただし、UQモバイルは契約時に事務手数料3,850円が発生します。

またUQモバイルで新しいスマホを買った場合は、その端末代もかかるので合わせてご注意ください。
スマホを分割購入中の場合は引き続き支払える
現在ahamoでスマホを分割購入していて、まだ残債が残っている場合は解約後も引き続き支払うことになります。
分割で支払えるしくみで、一括でまとめて支払う必要はありません。
最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
ahamoからUQモバイルへ乗り換える手順・初期設定の方法
ahamoからUQモバイルへ乗り換える手順は、以下のとおりです。
- MNP予約番号や本人確認書類など、必要なものを準備する
- UQモバイル公式サイトで、申し込み手続きを開始する
- SIMカードや購入する端末を選び、住所・氏名などの必要事項を入力して申込みを終える
- SIMカードが届いたら、回線切替の手続きをする
- UQモバイルの初期設定をして、利用開始!
- 機種変更をする場合は、データ移行も忘れずに行う
UQモバイルは、UQ mobile公式サイトより申し込みを行えます。
SIMのみを乗り換えるなら「SIM」、機種変更をするなら「端末+SIM」から手続きを行いましょう。
手続き時は、契約方法で「他社から乗り換え」を選ぶようにしましょう。

必要事項を入力・本人確認書類の画像をアップロードしたら、送料無料(※2,750円以上の場合、KDDIが送料負担)・最短翌日にはSIMやスマホが発送されますよ。
基本的に手続きは画面の説明を読みながら進めるだけで、難しいことはありません。
わからないことがあっても、画面に表示されるサポートチャットから問い合わせができますよ。

回線切替はWebで行う!
新しいUQモバイルのSIMを使い始めるには、回線切替をWebから行う必要があります。
受付サイトの「ご注文履歴」より、9時~21時15分に手続きを行いましょう。
auIDか注文番号でログインし、「回線を切り替える」ボタンを押せば手続きが完了しますよ。
UQモバイルで使うスマホの初期設定方法
UQモバイルで使うスマホの初期設定は、iPhoneとAndroidで手順が異なります。

iPhoneでは、一部機種でプロファイルのダウンロードが必要
iPhoneの場合は新しいUQモバイルのSIMを入れれば、iPhone 8以前の機種やiPhone 13シリーズ、SE第2世代ならすぐに利用が可能になります。
ソフトウェアアップデートの表示が設定アプリに出ている場合のみ、設定を行っておきましょう。
iPhone X以降の機種は、そのままで通信できない場合Wi-Fiに接続した状態でSafariを開いて設定用URL内の「APN設定構成用プロファイル」をタップ・ダウンロードしましょう。
あとは設定アプリを開き、「プロファイルがダウンロードされました」の表示をタップしてインストールを行えば初期設定は完了です。
公式サイトでも初期設定について解説されているので、合わせて参考にしてくださいね。
AndroidスマホはAPN設定の登録が必要!
AndroidスマホでUQモバイルを使う場合は、APN設定という操作が必要になります。
設定アプリを開き、「無線とネットワーク」内の「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」といった項目を開きましょう。

APN一覧にUQ mobileがない場合は設定が必要なので、「・・・」ボタンなどから追加画面を開きましょう。
あとは以下の情報のみを表のとおりに変更して保存・一覧からuqmobile.jpを選べば設定完了です。
UQモバイルのAPN設定内容 | |
名前 | uqmobile.jp |
APN | uqmobile.jp |
ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv46(IPv4/IPv6) |
APNタイプ | default, mms, supl, hipri, dun |

Androidの初期設定についても、公式サイトを合わせてチェックしながら進めてみてくださいね。
機種変更時はデータ移行も忘れずに!
UQモバイルへの乗り換え時に機種変更をした場合は、データ移行も行いましょう。
iPhone同士の場合は新しいiPhoneを初期設定する際、古いiPhoneを手元に用意していれば「クイックスタート」でAppleIDやアプリなどのデータを移行できます。
Androidは設定アプリで事前にバックアップをオンにしておけば、新スマホの初期設定時に同じGoogleアカウントでログインしてデータを移行可能です。
違うOSのスマホに乗り換える場合はアプリのデータは移行できませんが、Android→iPhoneは「iOSに移行」アプリを使うことで連絡先などのデータを移行できます。
iPhone→Androidは、Google Driveアプリでバックアップを行えば手軽に電話帳や写真などを移行できますよ。
LINEなど一部のアプリはそのままでデータを移行できないので、アプリから個別に機種変更手続きを行いましょう。
まとめ
今回は、ahamoからUQモバイルへの乗り換えについて解説しました。
ポイント
- ahamoは月額2,970円で30GB、4,950円で110GB使える
- UQモバイルは最安月額990円から、1~30GB使える
- UQモバイルはau回線の格安SIM、高品質
- 回線が異なるので、電波のつながりやすさなどの変化には注意
- MNP時にかかる費用は3,850円
- 回線切替や初期設定、機種変更時はデータ移行を忘れずに!
今回の解説を参考に、ahamoからUQモバイルへの乗り換えを検討してみてくださいね。
なお、ahamo以外からUQモバイルへの乗り換えについては下記記事で解説してるので、ぜひ併せて参考にしてみてください!
最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元