



現在ドコモを契約していて、UQモバイルに乗り換えを検討している方。
UQモバイルでは手元にあるドコモスマホが引き続き使えるか気になるますよね。
スマホって1年や2年じゃなかなか壊れませんから、このままのスマホでUQモバイルへ乗り換えて、基本料だけを安くしたいとお考えの方も多いかと思います。

先に結論から言うと、UQモバイルはau回線の格安SIMですが、ドコモで販売されていたスマホでも問題なく利用可能です。
ただし!
「使える」と言っても、実は様々な注意点があり、今お使いの機種や住んでいる場所によっては、UQモバイルのSIMカードを入れても快適に使えないケースもあるんです。また「SIMロック解除」という手続きが必須になることにも、注意しなければいけません。

そうなんです。この辺りは少しややこしいので、注意点を丁寧に解説した専用の記事を用意しました!
当記事では、ドコモのスマホをUQモバイルで使う方法や、快適に使うために事前に知っておきたい注意点を解説していきます。
この記事さえ読めば「お手持ちのドコモスマホがUQモバイルでも快適に使えるのか」がしっかりわかるはずです。
ドコモからの乗り換えを考えている方。参考にしてみてくださいね。
目次
ドコモ端末のスマホをUQモバイルで使うには、まずSIMロック解除が必要!乗り換え後は初期設定も忘れずに
まず、2021年10月1日以降に新たに発売された端末にかけられている「SIMロック」は、正当な理由がない限り、SIMロックを設定せず販売することが義務付けられました。
これにより、キャリアの販売する端末でも他社のSIMカードを自由に組み合わせられるようになっています。
しかし、2021年9月以前に発売された端末は「SIMロック」がかかっていて、そのままではUQモバイルのSIMカードを入れても通信・通話ができません。


SIMロックがかかっているドコモのスマホをUQモバイルで使うには「SIMロック解除」の手続きが必須です。
SIMロック解除とは特定の携帯会社の電波しか拾えないように制限されていたスマホの制限(ロック)を外してあげる手続きです。
この手続きさえしっかりできれば、ドコモのスマホであってもUQモバイルの電波が拾えるようになるんです。

とはいえこの説明だけではあまりにもザックリしていて分かりづらいと思うので、ここからはより具体的にドコモのスマホをUQモバイルで使えるようにするまでの手順を解説していきたいと思います。
SIMロック解除の具体的な方法:My docomoでSIMロックを解除しよう
ドコモのスマートフォンをUQモバイルで使うために必要な「SIMロック解除」手続きは、My docomoから行えます。
- My docomoへログインする
- 「ドコモオンライン手続き」内にあるSIMロック解除の項目から、SIMロック解除手続きを行う
- Androidスマートフォンの場合は、解除コードが発行される
- UQモバイルなど、他社回線のSIMカードをスマートフォンに入れて起動する
- Androidスマートフォンは解除コードを入力、iPhoneは画面の支持に従ってアクティベーション手続きをすれば、SIMロック解除完了
以上のとおり、WEB上ですぐに手続きを終えられます。

他にはドコモショップでの手続きでも行えますが、お店で手続きをする場合移動や待ち時間の負担が発生してしまいますので、おすすめはやはりオンラインでのSIMロック解除になります。

中古スマホも、オンラインでSIMロックを解除できる
ちなみに、ドコモの中古スマートフォンを使っている場合もMy docomoからSIMロックを解除可能です。
ドコモを現在未契約でもOKですので「ドコモオンライン手続き」を利用して同様の手順を進めれば、SIMロックはすぐに解除できます。

UQモバイルへ乗り換えたら、ドコモのスマホでで初期設定が必要
SIMロック解除が無事に完了したら、UQモバイルでドコモスマホを使うための事前準備はバッチリです。


ドコモのスマホをUQモバイルで使うには、SIMロック解除以外にも「APN設定」または「構成プロファイルのインストール」手続きが必要です。
iPhoneとAndroidにおける設定手順を解説するので、手順に従って手続きを進めてくださいね。

UQモバイル契約後の初期設定:iPhoneでの構成プロファイルインストール手続きの流れ
iPhoneでは、以下の手順で設定ファイルをインストールすればすぐに通信環境が整います。
- Safariを起動し、設定URLにアクセス
- 画面の指示に従い、プロファイルを本体にダウンロード
- 設定アプリの「一般」→「プロファイル」を開く
- ダウンロードされたプロファイルを選択し、インストールする
手動でデータを入力する必要はないので、迷わずに設定を進められますね。

UQモバイル契約後の初期設定:AndroidスマートフォンにおけるAPN設定の流れ
Androidスマートフォンでは、設定アプリを利用して、ご自身で設定内容を入力・適用する必要があります。
ちょっと時間はかかりますが、内容自体はそれほど難しくないのでご安心ください。
- 設定アプリを起動
- 「モバイルネットワーク」→「APN」→「追加(または+ボタン)」を選択
- 以下の表に記載した項目の情報を入力・保存し、一覧から選択して設定を適用させる
入力項目は以下の通りです。設定自体には他にもいくつかの項目がありますが、下記の項目以外は空欄で問題ありません。
設定項目 | |
アクセスポイント名 | UQ mobile |
APN | uqmobile.jp |
ユーザーID | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4v6、IPv4/IPv6 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
なお、Androidスマホは、機種ごとに各種項目の名称が若干異なるのでご注意ください。
設定を適用させれば、ドコモスマホでもau回線のUQモバイルで通信・通話が可能となります。


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UQモバイルで、ドコモ端末(スマートフォン)は快適に使えるの?乗り換えて後悔しない?
さてここまでは、ドコモスマホをUQモバイルで使う方法をご紹介してきました。
振り返ると…
- SIMロック解除をする
- 初期設定(APN設定・構成プロファイルインストール)をする
となります。この2つのステップが踏めれば、ドコモスマホをUQモバイルで使用すること自体は可能です。
しかし、実は「使える」というのと「快適に使える」と言うのは別問題でして…。


iPhoneユーザーなら概ね問題なしですが、XperiaやGalaxyなどのAndroidスマートフォンを使っている方は要注意です。
ここからは、「UQモバイルだとドコモスマホではできないこと」を解説していくので、参考にしてみてください。
ドコモのAndroidスマホは、対応バンドがドコモ回線の電波に最適化されている可能性あり
まずは、電波の最適化の問題ですね。
ドコモのスマホはドコモで快適に使えるように設計されていて、実はauの電波には完全に対応しきれていないケースもあります。
auで使われる主な電波の周波数帯は以下のとおりとなっています。
auの周波数帯(対応バンド)
- Band1
- Band11
- Band18
- Band26
- Band28
- Band42



しかし、ドコモのスマートフォンでは、iPhone以外の機種だと基本的にBand18や26に対応していません。


実際に2019年夏に発売された機種では、Pixel3aくらいしか対応していませんでした。
結果としてドコモのスマホをUQモバイルで使うと、場所によっては電波がうまく繋がらず、圏外になってしまうこともあるのです。
iPhoneであればしっかり対応しているので、SIMロック解除さえ忘れなければ心配はありませんが、Androidスマホの場合は、機種によっては、地方ではうまく電波が拾えない可能性がありますので、ご注意ください。


【参考】2022年頃から、au回線のプラチナバンド等に対応するドコモ端末も増えてきた
2022年の秋頃から、徐々に大手キャリアでは他社のプラチナバンドにしっかり対応するスマホも増えてきています。
プラチナバンドとは地方や地下、屋内などでも繋がりやすい電波です。
例えばGalaxyの場合、2022年春の「Galaxy S22」シリーズまでは販売していたキャリア以外のプラチナバンドに非対応でした。
しかし2022年秋の「Galaxy Z Fold4/Flip4」や2023年春の「Galaxy S23」シリーズでは、auやソフトバンクといった他社4G回線のプラチナバンド対応です。
ドコモ公式サイトで使用可能な周波数帯のデータがまとめられているので、Band18や26対応の機種を使えていればUQモバイルでも問題なく通信を行えますよ。
UQモバイルのメールサービスなどに非対応な機種もある
加えて、一部のドコモスマホでは、UQモバイルが提供するメールサービスなどに非対応なことがあります。
例えば「MONO MO-01J」は、メールサービスに非対応です。
UQモバイル公式サイトの「動作確認端末一覧」から対応可否を確認できるので、乗り換え前に確認しておきましょう。
出典:UQモバイル公式サイト(https://www.uqwimax.jp/mobile/products/sim/devices/)
ドコモユーザー向けの各種サービスは使えなくなるので注意!
ドコモでは、ドコモユーザー向けに地図アプリやアシスタントアプリなどを提供していますが、UQモバイルではそういったサービスを利用することはできません。
ドコモのサービスを使い続けたい場合は、ドコモの契約を続ける必要がありますので、ご注意くださいね。

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UQモバイルへ乗り換える際は必要に応じて機種の買い替えもオススメ!
ここまで読み進めてみて「UQモバイルでドコモスマホを使うのはイマイチかも…」と感じた方。
そんな時は、乗り換えと同時にUQモバイルで新しい機種を購入するのもオススメです。
実際にUQモバイルを使ってみたら近所で電波が繋がらなかったり、メールサービスなどに非対応なことが確認されたりしたら、やはり新しい機種を購入してしまうのが一番安全、かつ手っ取り早いですからね。

UQモバイルでは、iPhoneシリーズであるiPhone 12や、おサイフケータイ・防水にしっかり対応するGalaxy A54 5Gなど、様々な機種が販売されています。
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まとめ:UQモバイルでもドコモの端末は使えるが、電波の相性の問題もあるので要注意。
今回は、UQモバイルでドコモスマホを使う際の注意点等を解説しました。
ポイント
- ドコモのスマートフォンをUQモバイルで使うにはSIMロック解除が必要
- UQモバイルとドコモは周波数帯が異なり、ドコモスマホはUQモバイルの周波数帯に対応しきれていない傾向にある
- UQモバイルの周波数帯に対応しきれていないドコモスマホは、地方などで繋がらず圏外になることがある
- iPhoneシリーズなら基本的にどこの回線の周波数帯にも対応しているので心配なし
- UQモバイルのメールサービスに対応していない機種がある
- ドコモの各種サービスは、UQモバイルに乗り換えてからは使えなくなる
- UQモバイルに乗り換える際は、必要に応じて機種変更をするのもオススメ
iPhoneの場合は問題ないことがほとんどですが、Androidユーザーの方は、乗り換えるとうまく電波が繋がらなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。
心配な方はUQモバイルで新しい機種を買うのが賢いかと思います。
当記事を参考に、ぜひUQモバイルへの乗り換え準備を進めてみてくださいね!なお、乗り換えると決めた際は「UQモバイルへのMNP乗り換え手順!ドコモauソフトバンクからでも大丈夫?」が参考になるかと思います。こちらも合わせて参考にしてみてください。
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