



IIJmioから他の格安SIMへ乗り換えようと考えていて、UQモバイルがとくに気になっている。
そんな人のために、今回はIIJmioからUQモバイルへ乗り換えるメリットやデメリット、そして乗り換え方法について詳しく解説します。
最後まで読めば自分が乗り換えるべきかがわかり、乗り換えをスムーズに行えるので、参考にしてくださいね。
目次
IIJmioからUQモバイルへ乗り換えるメリットは?
IIJmioはインターネットプロバイダなどを手掛けるIIJが、UQモバイルはauと同じKDDIが展開している格安SIMです。
IIJmioからUQモバイルへ乗り換えることで、様々なメリットを得られます。
まずは、IIJmioからUQモバイルへ乗り換えるとどんなメリットがあるのかを解説します。
UQモバイルは通信速度が安定して高速!
IIJmioはドコモやauから回線帯域の一部を借りてサービスを提供しています。
自社が広い回線を所有しているわけではないので、IIJmioでは利用者が増えるお昼や夕方~夜にかけてなどの時間帯は回線が混み合いやすくなっています。
回線が混み合うと速度が下がり、動画やSNSなどの読み込み時間が普段より長くなってしまいます。

UQモバイルはKDDIが自社で所有するau回線を使ってサービスを提供しているので、混み合いづらくいつでも快適に通信可能です。
IIJmioで通信速度に不満を持っていた場合は、UQモバイルに乗り換えることで今までのストレスが解消される可能性がありますよ。
私はUQモバイルとIIJmioを両方契約していますが、実際に使ってみてもIIJmioだとちょっとお昼は読み込みが長め、UQモバイルならサクサクです。
UQモバイルの速度についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
UQモバイルはキャリアメールに対応!
UQモバイルは格安SIMとしては珍しくキャリアメールに対応しています。
IIJmioではキャリアメールが使えないので、キャリアメールを使っている相手との連絡や、銀行などの一部の会員ページへの登録などで困っている方もいるのではないでしょうか。
例えばゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」では、ドコモメールなどのキャリアメールを登録しなければ行えない手続きもあります。
UQモバイルなら月額220円でキャリアメールを使えるので、キャリアメールを使いたい人も安心です。
60歳以上の方は、「60歳以上通話割」により無料でキャリアメールを使えますよ。

もっと詳しく知りたい方はこちら!
新品iPhoneのセット購入ができる

出典:UQモバイル公式サイト(https://www.uqwimax.jp/mobile/iphone/)
UQモバイルでは新品のiPhoneをセット購入できますが、IIJmioには中古iPhoneしか取り扱いがありません。
機種数はIIJmioの方が豊富ですが、中古なので一度人の手に渡ったものに抵抗がある方にはおすすめできません。
UQモバイルなら新品iPhoneを契約と同時に購入でき、契約種別や加入プランに応じて割引も利用できるので、新品のiPhoneをお得に購入したい方にもおすすめですよ。
店舗でのサポートが充実!
UQモバイルは全国のUQスポットやauショップ、au Styleでサポートを受ける事ができます。
IIJmioは大手キャリアのように店舗でのサポートを受けられないので、UQモバイルにおけるサポートの充実度の高さは魅力的ですね。
速度制限時のスピードが速い!
IIJmioは速度制限時に最大200kbpsとなるため、文字中心のSNSやメッセージアプリなどを除くとちょっと読み込みが長めです。
一方、UQモバイルは速度制限時最大300kbpsもしくは1Mbpsで通信できます。

IIJmioと比べて速度制限時も快適、とくにトクトクプラン/コミコミプラン+の最大1MbpsだとYouTubeで動画を見るなどの使い方も問題なくできますよ。

通信量を使い切っても快適に通信できるのは、UQモバイルの大きなメリットです。
IIJmioからUQモバイルへ乗り換えるデメリット・注意点はある?
IIJmioとUQモバイルを比べてみると、いくつかデメリットも存在しています。
IIJmioからUQモバイルへ乗り換えるデメリットについて解説します。

月額料金は基本的に高くなってしまう|IIJmioとUQモバイルで月額料金を比較してみた
IIJmioとUQモバイルを比べると、月額料金は基本的にIIJmioの方が割安です。
UQモバイルではauでんきやauひかりなどの対象サービスを使っていると「自宅セット割」を適用できるということで、割引時も含めて料金を比べてみました。
IIJmioとUQモバイルの月額料金比較 | |||
IIJmio | UQモバイル (基本料金) |
UQモバイル (割引適用) |
|
1GB | × | 2,277円 | 990円 |
2GB | 850円 | × | |
4GB | × | 2,365円 | 1,078円 |
5GB | 990円 | × | |
10GB | 1,500円 | × | |
15GB | 1,800円 | 3,465円 | 2,178円 |
20GB | 2,000円 | × | × |
30GB | 2,700円 | 3,278円 | |
20GB~ | 3,300円(40GB) 3,900円(50GB) |
- | - |
見てのとおり、IIJmioの方が安いです。
3~4GBの通信量は、基本料金での比較だとIIJmioの方が1GB多くて1,000円以上割安です。
快適さやサービスの充実よりも通信料金を重視する場合は、IIJmioに留まったほうが良いことにご注意ください。
最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
選べる回線はauのみ、ドコモ回線ユーザーは古い端末の場合SIMロック解除を忘れずに
IIJmioではドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAを選べましたが、UQモバイルはau回線しか選べません。

現在IIJmioでタイプDを契約してドコモのスマホで使っている人は乗り換え前にSIMロック解除を忘れず行いましょう。
SIMロック解除をすることでau回線のUQモバイルで手持ちの機種を使えるようになります。

ただしドコモのiPhoneでなくAndroidスマホを使っている場合は、手持ちの機種がauで使われている電波にしっかり対応していないケースもあります。

ドコモの電波に対応しきれていない機種だと圏外になりやすいなどのデメリットがあるので、できれば乗り換え時に新しいスマホへ機種変更をすることをおすすめします。
大容量プランを契約できない
UQモバイルだと増量オプションIIを契約しても最大の通信量は38GBですが、IIJmioなら最大50GBでの契約までできます。
UQモバイルの38GBだと通信量が物足りない、という方にはデメリットになってしまうのでご注意ください。
IIJmioからUQモバイルに乗り換える時に必要なもの・費用は?
IIJmioからUQモバイルに乗り換える際は、以下の7点が必要です。
- メールアドレス
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- 支払いに使うクレジットカードまたは銀行口座
- IIJmioの解約月の月額料金(満額)
- UQモバイルの初期費用3,300円
- UQモバイルの初月月額料金(日割り)

各種書類・費用について、解説します。
MNP予約番号はWebから発行できる!
MNP予約番号は、電話番号をそのままで他社に乗り換える際に必要な番号です。

IIJmioのMNP予約番号は発行がかんたんで、Web上ですぐに受付ができます。

参照:IIJmio公式サイト(https://www.iijmio.jp/)
会員ページにログインし、「契約内容」内の「MNP予約番号発行・確認」から申し込みを行えますよ。
本人確認書類は運転免許証や健康保険証などを使える
UQモバイルへ乗り換える際に必要となる本人確認書類は、以下のとおりです。
- 運転免許証または運転経歴証明書(2012年4月1日以降発行のもの)
- 健康保険証+補助書類
- パスポート(2020年2月以降発行のものは+補助書類)
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
- 在留カード+外国発行パスポート
- 身体障害者手帳または療育手帳または精神障害者保健福祉手帳
補助書類が必要な本人確認書類を使う場合は、発行から3ヶ月以内となっている公共料金領収書や住民票、届出避難場所証明書、行政機関が発行した領収証といった書類を別途用意しましょう。
支払いに使えるのはWeb申し込みだとクレジットカード!
UQモバイルはクレジットカードと口座振替による支払いに対応しています。
ただし公式サイトからUQモバイルを新しい電話番号で新規契約する際は、クレジットカードでの支払いに限られます。
IIJmioはクレジットカード払いなので、おそらくクレジットカードをもう持っていると思いますが、持っていない場合はご注意ください。
乗り換えに必要な各種費用
IIJmioは最新のギガプランなら最低利用期間や解約金の設定がありません。
いつでも無料で解約可能、乗り換え時のMNP転出手数料もかかりません。
つまりかかる費用はIIJmioの解約月とUQモバイルの初月月額料金、そしてUQモバイルの初期費用3,300円のみです。
IIJmioは解約月の月額料金が満額請求で、UQモバイルの初月月額料金は日割り請求となっています。

最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
IIJmioからUQモバイルへ乗り換える手順
IIJmioからUQモバイルへの乗り換えは、Webサイトからかんたんに行なえます。
乗り換え手順や初期設定について、解説します。
必要なものを揃えたら、UQモバイルのオンラインショップより申し込み開始!
前項で解説したUQモバイルの申し込みに必要なものを揃えたら、UQモバイルのオンラインショップから申し込みを行いましょう。
申し込み手順
- UQモバイルオンラインショップにいく
- 「SIMカードお申し込み」を選択
- SIMサイズを選択
- 「のりかえ」を選択
- プランとオプションを選択
- 契約者情報を入力
- 利用者本人なら「ご契約者と同じ」を選択
- MNP予約番号を入力
- クレジットカード情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
なお、スマホをセット購入したい場合は、手順2で「機種+SIMのお申し込み」から好きな端末を選んで申し込めばOKです。
画面の指示に従ってプランやオプションなどを選択し、住所・氏名などの必要事項を入力したり本人確認書類の画像をアップロードしたりするだけなので、簡単に申し込みができます。

最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
SIMカードが届いたら回線の切り替え、そして初期設定をすればOK!
UQモバイルの申込みを終えると、数日後に新しいSIMカードやセット購入したスマホが自宅に届きます。
my UQ mobileの「受付情報確認」ページ内にある「回線切替」ボタンを押せば、UQモバイルの新しいSIMを使えるようになります。
そして手持ちのスマホでUQモバイルを使う場合はAPN設定の手続きを行いましょう。

iPhoneでは一旦設定アプリの「一般」内にある「VPNとデバイス管理」より、IIJmioの設定プロファイルを選んで削除しましょう。

あとは以下の手順を進めれば、UQモバイルのSIMをiPhoneで使えるようになりますよ。
- Wi-Fiに接続後、Safariを開いてUQモバイルの「iOS製品の設定方法」ページにアクセスする
- 手持ちのiPhoneの設定項目に掲載されているURLから、プロファイルをダウンロードする
- 設定アプリを開き、「プロファイルダウンロード済み」からインストールする
Androidでは、手動で設定を入力する必要があります。
設定アプリを開いたら、以下の手順を進めてUQモバイルでの通信設定を登録・適用しましょう。
- 「無線とネットワーク」内の「その他の設定」にある「モバイルネットワーク」に含まれている「APN」より、設定の追加ボタンを押す
- 以下の表に記載した必要事項を入力して保存する
- APN一覧で、「uqmobile.jp」を適用させる
設定項目は機種ごとに若干異なるので、ご注意ください。

UQモバイルにおけるAPN設定用項目 | |
APN名 | uqmobile.jp |
APN | uqmobile.jp |
ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
表に記載した部分以外の設定は変更せず、そのまま保存しましょう。
まとめ
今回は、IIJmioからUQモバイルへ乗り換えるメリットやデメリット、そして乗り換えの手順について解説しました。
ポイント
- IIJmioはドコモ・au回線、UQモバイルはau回線の格安SIM
- UQモバイルは通信速度が高速で安定している
- 料金的にはIIJmioの方が割安な傾向にある
- UQモバイルなら、かけ放題やキャリアメールが使える
- 乗り換え時に必要なMNP予約番号は、IIJmioの会員ページからすぐに発行できる
- 乗り換え後は回線切替やAPN設定を忘れずに
ここまでの解説を参考に、IIJmioからUQモバイルへの乗り換えをスムーズに行ってみてくださいね。
なお、他の格安SIM等からUQモバイルへの乗り換えについても気になる場合は下記記事も併せて参考参考にしてみてください!
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