家族で契約しているパケットをシェアできる「データシェア」は、残念ながらドコモなどの大手キャリアでは契約することができません。
しかし、格安SIMであればたくさんの会社がプランやオプションとしてデータシェアを提供しています。
料金もリーズナブルですので、家族でパケットを分け合い、お得にスマホを使いたい方は格安SIMを契約するのがおすすめです。
ということで、この記事では、格安SIMのデータシェアの特徴や注意点を解説します。
この記事さえ読めば
- データシェアを提供している格安SIM6社
- 各社の特徴
- 格安SIMでデータシェアを契約する際に気をつけたいこと
の3つが初心者の方でもしっかりわかる構成になっています。
最後まで読めばご自身合った選択肢を知ることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
データシェアを提供している格安SIM一覧
データシェアは様々な格安SIMが提供しています。
まずは主な選択肢を一覧にまとめたのでご覧ください。
- IIJmio
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- NifMo
- mineo(パケットシェア)
- ワイモバイル
データシェアができる格安SIMで一番のオススメはここ!IIJmio
先に結論を言うと、家族で容量シェアをしたい場合に一番オススメなのはIIJmioです。
オススメの理由は主に以下の4つが挙げられます。
- 10人まででシェアできるので、家族が多くても対応可能
- 家族間通話割引もある
- キャンペーンでお得に契約できる
格安SIM各社で提供されている容量シェアプランは、最大5枚での容量シェアが一般的です。一方、IIJmioは6人以上でも容量シェアができる唯一の選択肢なので、家族が多くても対応しやすいというメリットがあります。
さらに格安SIMでは珍しく家族間通話割引を提供しています。こういったサービスがあるのもIIJmioがご家族での利用にオススメできる理由ですね。
加えて、IIJmioではキャンペーンが積極的に展開されていて、以下のような特典を適用できます(※時期によって異なります)。
- スマホ大特価セール
- モバイルルータ超特価キャンペーン
- タブレット&PC大特価(ギガプラン同時申込)
- (既存ユーザー向け)ご愛顧感謝キャンペーン
- 初期費用1,650円、通話定額オプション410円×6ヶ月間割引
初期費用やオプション料金を抑えられたり、スマホの購入価格などを割引にできたりしますよ。
最新のキャンペーン情報については下記記事にまとめてるので、気になる方はぜひご覧ください。
データシェアを提供している各格安SIMのご紹介
データシェアを提供している格安SIMはたくさんありますが、各社で特徴や料金設定が異なります。
それぞれおすすめ順に解説するので、ご自身にはどれが合っているかをじっくり検討してみてください。
①IIJmio:最大10人でシェア!
IIJmioでは3つのプランが展開されていて、最大10人で各プランの容量をシェアができます。
プランの月額料金は以下にまとめたとおりです。
2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
音声 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 |
データ | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
eSIM | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
加えてIIJmioでは同一mio IDで契約すると家族間通話割引が受けられます。通常30秒につき20円の通話料が60%割引となり、30秒あたり8円となります。
②イオンモバイル:最大5人でシェア
イオンモバイルはイオンが展開している格安SIMで、最大5人で容量をシェアできるプランが展開されています。
シェア音声プランの月額料金は以下のとおりです。
さいてきプランの月額料金 | |
1GB | 1,188円 |
2GB | 1,298円 |
3GB | 1,408円 |
4GB | 1,518円 |
5GB | 1,628円 |
6GB | 1,738円 |
7GB | 1,848円 |
8GB | 1,958円 |
9GB | 2,068円 |
10GB | 2,178円 |
以下は20GB以上のプランです。
さいてきプランMORIMORIの月額料金 | |
20GB | 2,288円 |
30GB | 3,388円 |
40GB | 4,488円 |
50GB | 5,588円 |
上記料金に加えて、音声SIM1枚追加ごとに+220円の追加料金がかかることにご注意ください。
イオンモバイルはオプション無しでも20GB〜50GBまで10GB刻みの大容量プランが契約できるので、家族の中にたくさん通信する人がいる場合に要検討ですね。
また、その他のメリットとしてイオンの携帯電話売り場にあるイオンモバイルの窓口でサポートを受けられることが挙げられます。
セット購入したスマホの故障修理受付や、プラン変更などのアフターサポートを受けられるので、設定などの手続きが苦手な方にもおすすめですよ。
③BIGLOBEモバイル:最大5人でシェア
BIGLOBEモバイルは通常プランに追加料金を支払って、最大5人・30GBまでの容量をシェアできる仕組みとなっています。
音声通話SIM(電話/データ通信) | 1回線目 | 2回線目以降 |
プランS(1ギガ) | 1,078円 | 858円 |
プランR(3ギガ) | 1,320円 | 1,100円 |
プランM(6ギガ) | 1,870円 | 1,650円 |
12ギガ | 3,740円 | 3,520円 |
20ギガ | 5,720円 | 5,500円 |
30ギガ | 8,195円 | 7,975円 |
以下はデータSIMの料金です。
1ギガプラン | ― |
3ギガプラン | 990円 |
6ギガプラン | 1,595円 |
12ギガプラン | 2,970円 |
20ギガプラン | 4,950円 |
30ギガプラン | 7,425円 |
音声通話SIMを追加契約する場合、1枚追加ごとに+990円の料金がかかり、データSIMは220円のシェアSIM料金がかかるのでご注意ください。
BIGLOBEモバイルを選ぶメリットは、月額308円の「エンタメフリー・オプション」の契約により、対象サービス利用時のデータ消費をなくせることです。
主な対象サービス
- YouTube
- AbemaTV
- U-NEXT
- Apple Music
- Spotify
- rajiko.jp
ご家族の中にYouTubeなどのコンテンツをたくさん利用している人がいる場合、BIGLOBEモバイルなら対象回線にエンタメフリー・オプションを適用しましょう。
オプション導入により大量のデータ消費を抑えられるので、契約する容量は6GBや12GBといった小容量に抑えることも可能です。
④NifMoは家族(最大7人)それぞれがプランを契約・共有する仕組み
NifMoは他社のように1つのプラン容量をシェアするのでなく、家族それぞれが契約したプランの容量をシェアする仕組みが取られています。
容量を無駄なく使えるのはメリットですが、料金面でとくにお得にはならないことにご注意ください。なお「ファミリープラン」加入により、家族それぞれに0.5GBのボーナスパケットが付与されるのも魅力と言えるでしょう。
NifMo公式サイト⑤mineoはプランで余った繰り越し容量を分け合う仕組み
mineoではオプションとしてデータ容量をシェアするサービスが無料提供されています。
前月から繰り越したデータを、グループ内でシェアできるのが特徴です。
10回線まで対応で、家族以外のユーザーも対象、周りにmineoユーザーが多い場合は無駄なくデータを使えるようにサービスを申し込んでみるのも良いでしょう。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
⑤ワイモバイルは539円でSIMカード3枚を追加可能
ワイモバイルの最新プラン・シンプル2 S/M/Lでは、月額539円で3枚のデータSIMカードを追加して通信量のシェアが可能です。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要 | |||
S | M | L | |
月額料金 | 2,365円 | 2,915円・4,015円 | 2915円・5,115円 |
各種割引適用後料金 (契約翌月以降) |
1,078円 | 1,078円・2,178円 | 1,078円・3,278円 |
データ容量 | 4GB | ~1GB・20GB | ~1GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
過去のプランでは小容量プランだとシェアプランの料金が割高になったりもしていましたが、現在は同額になりました。
ワイモバイルはソフトバンクが自ら提供しているサービスで通信速度が高速、いつでも快適にシェアSIMで高速通信を行えるのも魅力です。
シェアSIMではSMSも利用可能なので、SMS認証が必要なサービスなども問題なく登録・利用できますよ。
格安SIMでデータシェア・複数SIM契約する際に気をつけたいこと
さて、ここまではデータシェアを提供している格安SIMと各社の特徴をご紹介してきましたが、格安SIMにおいて家族などでデータをシェアしたり、複数のSIMを契約したりする際は様々な注意点があることに気をつけなければいけません。
家族で一気に乗り換えてから「そんなこと知らなかった!」なんていう事態になると大変ですので、事前にしっかり目を通して本当にシェアプランにして大丈夫か確認してくださいね。
格安SIMによってはシェアプランがお得じゃないこともある!個別プランと比較しよう!
格安SIMの中にはシェアプランを選ぶより個別プランを選んだほうがお得になるものもあります。
個別プランとしっかり比較して、本当に同程度の個別プランよりシェアプランのほうがお得になるか確認しましょう。
また、シェアプランの方が安上がりでも金額的には数十円〜数百円の違いしかないケースもしばしばです。
「容量をシェアする」のはデメリットにもなり得るので、使い方を踏まえて考えると、金額的には安くても個別プランのほうがお得になる可能性もあります。
容量に制限をかけられない
格安SIMのデータシェアは、基本的に各SIMカードに容量上限を付けられません。
ドコモの旧プラン「カケホーダイ&パケあえる」なら上限を設定できましたが、格安SIMでは基本的にできない仕様になっています。
結果として、誰か一人が使いすぎた場合は家族全員が速度制限にかかってしまう問題が発生するのです。
極端に使いすぎる人が家族内にいる場合はその人だけ個別プランにする、あるいは家族全員個別プランで契約するといった調整が必要ですね。
データはシェアできても、通話料が割引されるところはほとんどない
データシェアのプランはあくまでデータ容量をシェアできるのみで、通話料金は割引にできません(IIJmioを除く)。
格安SIM各社でかけ放題や通話割引オプションが提供されているので必要に応じて申し込みましょう。
データシェアする回線は同一名義でないといけないケースがほとんど→IIJmioはバラバラでもOK!
データシェアをするにあたって、適用する回線の名義は全て同一である必要があります。
例えばBIGLOBEモバイルは他社からシェアSIMに電話番号を引き継ぐ(MNP)ことができますが、条件に「回線名義が同一」であることが設定されています。
他社からシェアSIMに乗り換える際、回線ごとに名義が異なる場合は事前にショップで名義をまとめる、番号を変えて新規契約するといった対処が必要です。
しかし、IIJmioは2019年9月24日より名義がバラバラの回線をそのまま乗り換えられるようになりました。
自動的にすべての回線の名義が契約者名義に統一されるので、IIJmioへの乗り換えなら、名義を機にする必要はありませんよ。
契約時に一気に複数枚契約するのと、後から追加で契約する2パターンがある
シェアSIMは契約時にまとめて複数枚契約する方法と、後から追加契約する方法があります。
例えば、IIJmioの場合契約時に同時に申し込めるのは5枚まで(ファミリーシェアプラン)で、6枚目以降のシェアSIMを使いたい場合は後から追加契約が必要です。
家族全員の回線をまとめてシェアSIMに乗り換えられるか、事前に確認しておくのがおすすめですよ。
まとめ
いかかでしたか。
今回はデータ容量をシェアできるプラン・オプションを提供している格安SIMについて解説しました。
ポイント
- 様々な格安SIMで容量シェアのプランやオプションが提供されている
- IIJmioは最大10人で容量をシェアできる
- YouTubeをたくさん見る人が家族にいるならBIGLOBEモバイルがおすすめ
- mineoは繰り越し容量のみを家族や知人とシェアできる
- ワイモバイルは月額539円でシェアSIM3枚を利用可能
- 容量シェアには一人が使いすぎると家族全員が速度制限にかかるデメリットもあるので注意
家族でお得にスマホを使えるデータシェアのプラン・オプションですが、巻き添えで速度制限にかかるなどのトラブルが発生することもあります。本当に使いこなせるかじっくり検討しつつ、希望の格安SIMでサービスを申し込んでみてくださいね。
個人的には家族利用には、データの幅も広く家族間無料通話もあるIIJmioがオススメかと思いますよ。
なお、当サイトでは主要格安SIM13社をニーズ毎に比較した記事もありますので、その他SIMの情報も見たい方はぜひ併せてご確認ください。
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