povo2.0はオンライン受付で展開している格安プランで、基本料0円・30日使える3GBは990円などのトッピングを必要に応じて課金して使う仕組みです。
しかし、いくら安くても通信速度が遅かったら意味がないと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
この記事ではpovo2.0の通信速度の仕様や、実際に使っている人が投稿している口コミ評判を紹介します。
快適な通信速度で通信できるのか、心配な方は参考にしてくださいね。
目次
povo2.0の通信に使われる回線はauと同じで高品質!
povo2.0はいわゆる他社提供の「格安SIM」ではなく、auが自ら提供している一つの料金プランです。
そのため、通信品質はauの回線そのものとなっています。
povo2.0公式サイトにも、「auのネットワークを使用」「エリアも品質も安定」といった記述がありました。
今までauを使っていた人なら、変わらない使用感で月額料金だけを下げられることになりますね。
au回線は人口カバー率99.9%でしっかりつながる!
povo2.0で使われているauの回線は、人口カバー率が99.9%となっています。
日本国内の幅広い地域にauの電波が届いているため、旅行などで遠くに行ってもしっかり通信できるのもauの魅力です。
ちなみに、人口カバー率99.9%にするために使われているのが「4G LTE 800MHz」の周波数帯の電波です。
もしもpovo2.0で使う機種が4G LTE 800MHzの「プラチナバンド」に対応していないと、使える場所が減ってしまうことにはご注意ください。
スマホのスペック表などで「Band18」に対応している機種なら問題ありません。auスマホやiPhoneなら多くが対応していますが、ドコモやソフトバンクで買ったAndroidスマホには注意しましょう。
5Gにも対応!auと同等のエリアが利用可能
povo2.0はもちろん5Gも利用できます。
追加の料金がかかるような事はなく、auと同じエリアが使えますよ。
auは5Gの拡大に力を入れており、今後対応エリアはさらに広がる予定です。
5G対応端末を利用している方はpovo2.0で5Gの高速・大容量通信を体感しましょう。
au回線の提供エリアは公式サイトから確認できる
povo2.0で使われているau回線の提供エリアは、公式サイトの「エリア」内にある「詳細はこちら」から確認できます。
まだauを契約しておらず、電波状況が不安な場合は乗り換え前に確認してみてください。
5Gエリアの確認もできるので、身の回りのどこが5Gに対応しているかをチェックしてみることをおすすめします。
povo2.0最大のメリット!24時間データ使い放題のトッピングを提供中
povo2.0を契約して日々使っていくうえで知っておきたいのが、トッピングのオプション「データ使い放題24時間」です。
1回330円の「データ使い放題24時間」を申し込むと、24時間のデータ通信量が無制限となります。
一定期間内に大量にデータ通信をすると混雑時の速度が制限される注意点はありますが、1日自由に通信できるオプションの存在はpovo2.0独自のメリットです。
たくさん通信を行いたい日はオプションの存在を思い出して活用してみてください。
他にも1ギガ追加の場合の有効期限は7日間~150ギガ追加の場合の有効期限180日などのトッピングもあります。
テザリングも無制限で使える!
本家auのプラン「使い放題MAX 5Gは月間30GB」などはテザリングで使える通信量に制限が課せられているものも多いですが、povo2.0はトッピングで追加したデータ量の範囲内であればテザリングも制限無しで自由に使えます。
もちろん24時間データ使い放題もテザリングで運用可能です。
パソコンやゲーム機などをインターネットに接続して自由に活用できるのも、povo2.0の魅力ですよ。
povo2.0の実測通信速度を他社と比較!朝・昼・夜でも比較!
続いて、povo2.0の通信速度を他社と比較しました。
よく比較で用いられる「最大○Mbps」という表記は理論上の速度のため、今回は実際のユーザーが計測した速度を確認できる「みんそく」から速度を引用しています。
比較の結果、povo2.0はどの時間帯でも60Mbpsを超える速度で非常に快適なことがわかりました。
朝 | 昼 | 夜 | |
povo2.0 | 72.56Mbps | 64.81Mbps | 60.58Mbps |
ドコモ | 151.97Mbps | 121.01Mbps | 111.48Mbps |
au | 97.06Mbps | 46.25Mbps | 57.71Mbps |
ソフトバンク | 107.55Mbps | 58.08Mbps | 60.78Mbps |
ワイモバイル | 75.71Mbps | 77.68Mbps | 66.99Mbps |
UQモバイル | 65.87Mbps | 60.12Mbps | 63.59Mbps |
ahamo | 109.96Mbps | 72.03Mbps | 92.47Mbps |
LINEMO | 96.5Mbps | 76.05Mbps | 95.07Mbps |
OCNモバイルONE | 70.73Mbps | 30.92Mbps | 50.09Mbps |
BIGLOBEモバイル | 19.58Mbps | 2.21Mbps | 21.22Mbps |
速度の引用元:みんそく
2023年5月26日時点の情報 直近3ヶ月間(2023年2月26日~2023年5月26日)の下り速度の平均値
上記のように、速度で定評のあるUQモバイルやワイモバイルと比較しても非常に速い速度で通信ができています。
また、人気格安SIMのOCNモバイルONEやBIGLOBEモバイルと比較すると混雑時間帯である昼の速度で圧倒的な違いが見れますね。
やはりauの回線を直接利用できるメリットは非常に大きく、安さと速度を両立したい方にはpovoがおすすめです。
povo2.0の通信速度に関する口コミ評判を調査!
仕様上はauと違いがないことがわかったpovo2.0の通信速度ですが、「実際は制限がかかっていたりするんじゃないの?」と疑心暗鬼になってしまいますよね。
ここからは、実際にpovo2.0を使っている人の口コミを調査し、通信速度が遅くないかどうか確認していきます。
結論を先にいうと、povo2.0の通信速度はauや他社と比べてとくに遅いこともなく、高速となっていましたよ。
povo2.0のスピードテスト結果を徹底調査!
auの格安simブランドpovo。お昼11時50分頃のスピードテスト。そこそこの速度。オラ的には十分速い。
—中宮崇2@中年童貞 (@pxPzQQQDkIIwctG)March 24, 2023
混み合いやすい休日のお昼時に、379Mbpsの高速が出ている口コミがありました。
そいえば、povoのデータが今日までだったからスピードテスト回してみたけど、家の中で下りはまぁまぁ出るんや…
普通の人は困らなさそう?
—ゆっくり工房/YukkuriKouBou (@yukkurikoubou_)March 23, 2023
こちらも、下り100Mbps以上のスピードが出ています。
日付変わったからpovoを使い始めてみた
試しにスピードテストしてみたけど楽天の倍以上出るんだな❗
しかも自宅の光Wi-Fiよりもめっちゃ速いじゃん
やるねーpovo✨
—RyuseiKai@ND Roadster LIFE【Team Shake・sky】 (@RyuseiKai2007)February 19, 2023
家にいない人が多い+昼休みでとくに回線が混み合いやすいお昼でも高速が出ています。
また、中には180Mbpsという超高速が出ている声もありました。
【auひかりの測定結果】
ダウンロード速度:2300.2Mbps(非常に速い)
アップロード速度:1687.3Mbps(非常に速い)
Ping(応答速度):4ms(非常に速い)
—羅針 (@HatsuneMiku_Lat) April 21, 2023
こちらが本家auの通信速度です。
povo2.0と比べてauのほうが極端に速い口コミなどは見つからず、とくにpovo2.0とauでの速度の差はないと考えられます。
ahamoやLINEMOと、povo2.0の速度の違いを調査してみた!速いのはどこ?
povo2.0の通信速度に関する口コミ・評判を、ahamoやLINEMOといった他社のオンライン向け格安プランとも比較してみましょう。
楽天モバイルからahamoに変更したのでなんだかサクサク速い気がします
文字の変換とかアプリの切り替えとか
—アベユキヤDOOMベース (@abeyukiya_doom)May 11, 2023
ahamoも同様に高速で、中には下り100Mbps以上の高速で使えている声もありました。
格安SIM色々試しましたが、LINEMO、ワイモバイルの通信速度(特に混雑時間帯、場所)が他の会社と比べて圧倒的に速いんですよね
ここから他会社に移って幸せになれる気がしません
—?Kate.LL? (@Kate_LL31)May 12, 2023
LINEMOでも、100Mbps以上の口コミが見つかりました。
以上のことから、「ahamo、povo2.0、LINEMOの3大新プランはどれも速度が速い」と考えられます。
それぞれの速度について詳しく知りたい方は以下もチェック!
5G対応に関するpovo2.0の口コミ・評判を調査!
他社の速度に関する口コミを見ると、既に5Gで高速通信ができている声もたくさん見つかります。
5Gエリアでスピードテスト?
Galaxy S23 Ultra➡️docomohttps://twitter.com/mikacha1229/status/1656506360190865409/photo/1
Phone14 Pro➡️Rakutenhttps://twitter.com/mikacha1229/status/1656506360190865409/photo/2
iPhone13 Pro➡️povohttps://twitter.com/mikacha1229/status/1656506360190865409/photo/3
お昼はpovoが速い!!
—??gomaru?? (@mikacha1229) May 11, 2023
ただし、5Gはエリアの拡大がまだまだ進んでいません。
5Gを日常生活で使える人はごく僅かなので、あまり気にする必要はないと考えられます。
povo2.0の通信速度・回線に関する注意点
最後に、povo2.0の通信速度や使われる回線に関する注意点を改めて簡単にまとめます。
注意点も理解し、納得の上で申し込んでくださいね。
povo1.0は毎月使える容量が20GB・使い切ると月末まで最大1Mbpsに制限
povo1.0は月間のデータ容量が20GBで、使い切ると速度が最大1Mbpsに制限されます。
1MbpsでもWeb閲覧や画質を抑えての動画再生などはできますが、高画質動画の再生やアプリダウンロードなどは読み込みが長くなってしまいます。
日々の通信量はしっかりやりくりし、必要に応じて24時間のデータ使い放題オプションも活用してみてください。
24時間使い放題は速度制限がかかる場合あり
povo2.0のデータ使い放題24時間オプションでは、一定期間内に大量のデータ通信をすると混雑する時間帯の速度が制限されます。
常時フルスピードでどんなことにも使えるわけではないので、あくまで「通信量が自由」なオプションということですね。
4Kの動画を24時間再生し続ける、といったようなハードな使い方は想定されていないと考えられます。
3Gでの通信には対応していない、3G通信のみ対応の端末は利用不可
povo2.0は4G回線と5G回線にのみ対応していて、3G回線での通信はできません。
3G通信にしか対応していないガラケーなどは利用不可なので注意が必要です。
節約モードなどの速度切り替えができない!データ量超過後は128kbpsに制限される
povo2.0はトッピングしたデータ容量超過すると速度が128kbpsに制限されます。
制限されるとサイトの読み込みが遅い、動画は途切れるなど、かなりストレスを感じる状態になります。
そして、povo2.0にはギガを消費しないように速度切り替えができる「節約モード」や「低速モード」がありません。
なので日々の通信量を節約して、利用時にストレスがかからないようにしましょう。
povo2.0は基本料無料!サービスの概要と特徴
ここまでpovo2.0の通信速度について解説しましたが、本章ではpovo2.0のサービス内容や料金プランについて紹介します。
povo2.0が一体どのようなサービスなのか詳しく解説するので、契約を検討中の方はぜひ参考にしてください。
基本料金0円!トッピングで自分好みのプランを作ろう
povo2.0の基本料金はなんと0円です。
データや通話など、自分好みのトッピングを選んで使うのが大きな特徴です。
トッピングにはデータや通話以外に動画サービスなどもありますが、今回はデータと通話のトッピングのみ紹介します。
データトッピング | 有効期限 | 料金 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
1GB | 7日間 | 390円 |
3GB | 30日間 | 990円 |
20GB | 30日間 | 2,700円 |
60GB | 90日間 | 6,490円 |
150GB | 180日間 | 12,980円 |
通話トッピング | 料金 |
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
上記以外のトッピングにも、期間限定で50GBや30日間有効の1GBなどのトッピングが選べる場合もあります。
期間限定のトッピングは時期によって異なるので、ぜひpovo公式サイトをチェックしてみてくださいね。
トッピングなしでも維持は可能!ただし180日以内に利用が必要
povo2.0はトッピングなしで利用することも可能です。
基本料金が0円なので、メインで使っている回線で通信障害が起きた時などの予備回線や、必要な時だけ使うサブ端末用にもおすすめですね。
ただし、180日間以内にトッピングの購入がないと利用停止になるので、回線を維持するために半年に一度はトッピングを購入するようにしましょう。
有効期限が切れる度にトッピング追加が必要なので少々面倒かも?
一般的なキャリアや格安SIMであれば、プランを選択した時点で自動的に毎月同じものが適用されます。
しかし、povo2.0のトッピングには有効期限があり、期限が切れたら新たに購入をしなければいけません。
つまり30日間20GBのトッピングを購入した場合は毎月購入手続きが必要となります。
毎月わざわざ購入しなければいけないなんて少々面倒、と感じる方もいますよね。
毎月購入するのが面倒であれば費用の負担は大きくなりますが、90日間や180日間使える長期のトッピングを購入すると良いでしょう。
まとめ
povo2.0はauが展開している格安プランで、回線の仕様はとくに通常のauのプランと変わりありません。
実際に使っている人の口コミをチェックしてみても、高速で快適に使えている声が大多数でした。
4G・5Gに対応しているiPhoneやandroid端末で利用できます。
povo2.0は格安で快適に使えるプランなので、速度重視の方でも満足できますよ。