


povoはauのオンライン専用格安プランで月額料金は0円から。
都度必要なデータ容量をトッピングしていくスタイルが魅力的ですが、手続きやサポートはオンラインでしか行えないのは変わらず。分からないことがあると不安なので乗り換えられないですよね。
この記事ではpovoに乗り換えるときに、多くの人が不安に思うSIMカードの変更方法について説明していきます。
povoで発行できるSIMカードの種類や、SIMカードの発行方法について知りたい人はぜひ参考にしてください。
目次
povoで発行できるSIMカードの種類は?

povoで発行できるSIMカードは以下の2種類です。
SIMカードの種類 | 特徴 |
au ICカード (標準・nano・microSIMサイズ) |
・小型のカード型SIMで端末に差し込んで利用できる ・申し込み後に郵送されるため自分で挿入する必要がある ・nanoサイズは古い端末の場合使えない可能性がある ・microサイズはiPhone4/4sなどの古い機種で必要 |
eSIM | ・埋込み型のSIMでデータをダウンロードすることで利用できる ・オンラインで開通手続きが可能なため、契約後すぐに利用できる |
au ICカードは従来のSIMカードと変わらないもので、SIMサイズはnanoとなります。
標準やmicroサイズは選べませんが、現在はほとんどのスマホがnanoサイズに対応しているため問題ないでしょう。
また、eSIMはiPhoneのXS・XR以降、Google Pixel 5以降など、ここ数年で徐々に対応している機種が増えてきてますが、非対応のものもまだ少なくありません。
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auから乗り換えであればSIMカードの変更は原則不要
auの他料金プランを契約していてpovoに乗り換えたい人の場合、SIMカードの変更は原則必要ありません。
また、現在auで使っているスマホのまま乗り換えられるため、SIMロック解除やMNP手続きも不要です。
ただし、以下のスマホを使っている人の場合はSIMカードの交換が必要になります。
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
上記のスマホはeSIMに対応しておらず、au ICカードの変更が必要になるため注意しましょう。
povoを申し込む画面で「ご利用中の端末はiPhone 7,iPhone 7 Plus,iPhone 6s,iPhone 6s Plus,iPhone SE(第1世代)ですか?」と聞かれるため、「はい」を選択して手続きを進めてください。

povo対応スマホの購入とSIMカードの変更が必要になることがある
povoへの乗り換え時にSIMカードの変更は原則必要ありませんが、使っているスマホやケータイによってはpovo対応スマホの購入とSIMカードの変更が必要になることがあります。
- 2014年10月以前にauで販売されたAndroidスマホ
- auケータイ
- 「au Nano IC Card 04」「au Nano IC Card 04 LE」以外のSIMカードで利用可能な端末
上記のいずれかに当てはまる場合は「povo対応スマホの購入」と「SIMカードの変更」が必要です。
また、povoはスマホとのセット販売を行っていないため、スマホを買い替える場合はご自身で用意する必要があります。
povo対応スマホは「対応機種」のページから確認できるため、申し込み前に確認を行って事前にスマホを購入しておきましょう。
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eSIMへ変更したい場合の手順
eSIMはスマホに空の状態のSIMがあらかじめ埋め込まれており、、これに必要なデータをダウンロードして情報を書き込むすることで通信ができるようになります。
au ICカードは物理的なSIMカードなのでau側から送られてくるのを待つ必要がありますが、eSIMであれば契約直後にダウンロードして使え、待ち時間などが発生しません。
また、SIMカードスロットが1つしかないスマホでも、sSIMにも対応していれば通常のSIMカードとeSIMの2つの設定ができ、2プランを同時に利用できるメリットがあります。
そのため、au ICカード契約後にeSIMに変更したいという人も多いかと思います。
eSIMに変更する場合、
- povo1.0は一度au ICカードで申し込みを行った後にeSIMへ変更不可
- povo2.0は物理SIMからeSIMへの変更が可能
となっています。
初めてpovoに申し込みを行う人で、eSIMを選びたい人は以下の手順を参考にしてください。
- povo公式サイトにアクセスして契約手続きを行う
- MNPの場合はWebサイトまたは電話で回線の切り替えを行う
- povoを使用しないデバイスからプロファイル取得用のURLにアクセス
- au IDを入力してQRコードを表示
- eSIMのQRコードをpovo使用スマホでスキャン
- 他社端末やSIMフリースマホの場合はAPN設定を行う
- 111へ発信してガイダンスを最後まで聞いて完了
eSIMからau ICカードへの変更はKDDIお客さまセンターへ電話にて申込をする必要があります。
■KDDIお客さまセンター
0120-924-253(無料)
※ 9:00~20:00(年中無休)

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povo2.0やpovo1.0でSIMカードを再発行したい場合の手順・料金
ここからはpovoのSIMカードを再発行するときの手順や料金について説明していきます。
eSIMを再発行する時とau ICカードを再発行する手順は若干異なるため、それぞれに分けて説明します。
なお、再発行の手数料に関してはpovo2.0公式サイトに以下のように記載されています。
povo2.0なら、SIMカード(eSIMからの変更時含む)の場合は税込3,850円 、eSIM(SIMカードからの変更時含む)の場合は税込440円の再発行手数料が必要ですが、当面の間は無料です。
出典元:povo2.0公式サイト
povo1.0でeSIMを再発行する手順|サポートの営業時間に注意
- 朝9時~夜20時の間にサポートに電話をかける
- 再発行手続きメールを受信後、記載されたURLにアクセスするor電話で手続きを進める
- povoを使わないデバイスでeSIMプロファイルダウンロードページにアクセスしてpovoを使うスマホでQRコードを読み込む
- 他社端末やSIMフリーAndroidスマホはAPN設定を行う
eSIMを再発行する手順は上記のとおりです。
一つずつ詳しく解説していくためご覧ください。
朝9時~夜20時の間にサポートに電話をかける
eSIMカードを再発行するためには、朝9時~夜20時の間に契約者本人がサポートに電話をかけなければいけません。
- KDDIお客様センター
電話番号:0120-924-253(無料)
受付時間:朝9時~夜20時(年中無休)
サポートセンター自体は夜20時まで受け付けていますが、切り替えに時間がかかってしまうため余裕を持って電話をかけたほうが良いでしょう。
再発行手続きメールを受信後、記載されたURLにアクセスするor電話で手続きを進める
サポートセンターに発信した後、1~2時間程度経つとauからメールが届きます。
メールを開くと「https://my.au.com/support/kirikae/index.html」のURLが記載されているため、オンラインで手続きを進めたい人はこちらにアクセスして「SIM・eSIM交換のお客さま」を選んでください。
その後は画面に沿って手順を進めていき、先ほど送られてきたメールに記載された「9桁の申し込み番号」「povo回線の電話番号」「暗証番号」の3つを入力して完了です。
電話で手続きを進めたい人は「0120-914-367」に発信しましょう。
電話が繋がった後は自動音声に従って「1」を選び、申込書番号の下5桁を入力して完了です。申込書番号にアルファベットが含まれている場合は、アルファベットの場所は数字の0を入力しましょう。
povoを使わないデバイスでeSIMプロファイルダウンロードページにアクセスする
切り替え手続きが完了した後は、povoを使わないデバイスで「https://my.au.com/rd/esim_dl」にアクセスしてください。
上記のURLにアクセスするとQRコードが表示されるため、povoを使うスマホでQRコードを読み込んでください。
iPhoneシリーズの場合やauで購入したAndroidスマホの場合はここでeSIMの切り替えは完了です。
他社端末やSIMフリーのAndroidスマホはAPN設定を行う
他社で購入したAndroidスマホやSIMフリーのAndroidスマホの場合はAPN設定を行いましょう。
Androidスマホの設定アプリを開き「接続」→「モバイルネットワーク」→「APN」の順番でタップしてください。
使っているAndroidスマホによって名称が異なる可能性があるため、見つからなかった場合は近いものを選択していきましょう。
その後は以下のAPN情報を入力してください。
使用するスマホ | 入力する情報 |
4Gスマホ | 名前:povo APN名:uno.au-net.ne.jp ユーザー名:685840734641020@uno.au-net.ne.jp パスワード:KpyrR6BP 認証タイプ:CHAP |
5Gスマホ | 名前:povo APN名:uad5gn.au-net.ne.jp ユーザー名:au@uad5gn.au-net.ne.jp パスワード:au 認証タイプ:CHAP |
APN設定で入力する情報は、4G対応スマホと5G対応スマホの、どちらを使っているのかによって変わるため、間違えて入力しないよう注意しましょう。
povo1.0でau ICカードを再発行する手順
- povo公式サイトにアクセスして画面右下の「チャットで質問」を選ぶ
- チャットの画面で「A002」と入力
- お客さまセンターに電話
- au ICカードが届き回線切り替え設定を行う
au ICカードを再発行する手順は上記のとおりです。

povo公式サイトにアクセスして画面右下の「チャットで質問」を選ぶ
まずはpovo公式サイトアクセスしてください。
公式サイトにアクセスすると、画面の右下あたりに「チャットで質問」というボタンが表示されるため、こちらを選んだください。
チャットの画面で「A002」と入力する
チャット画面を開くと自動メッセージが届き複数の選択肢が表示されますが、すべて無視して入力欄に「A002」と入力してください。
入力すると「au ICカードの再発行についてですね。…」という自動メッセージが届くため、表示されるお客さまセンターの電話番号に発信しましょう。
- お客さまセンター
電話番号:0120-924-253
受付時間:朝9時~夜20時(年中無休
上記の番号に発信するとお客さまセンターに繋がります。
お客さまセンターに電話する
お客さまセンターに電話するとオペレーターに繋がるため、au ICカードを交換したいと伝えましょう。
契約者本人の確認や住所確認を行うだけで電話での手続きは完了します。
電話自体は5分もかからないため、空いた時間に手続きを行っても良いでしょう。
au ICカードが届き回線切り替え設定を行う|発行にかかる時間は1週間程度
オペレーターとの電話完了後、1週間程度で新しいau ICカードが送付されます。
au ICカードと一緒に手続きの案内用紙が届くため、案内用紙に沿って回線切り替え手続きを行って交換は完了です。
回線切り替えの手続きは「eSIMを再発行する手順」で紹介したものと変わらないため、こちらを参考にしてください。


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povo2.0はアプリから再発行できる|アプリを使えない場合はチャットで対応
1.0の場合は手続きが少しややこしいですが、povo2.0ではアプリから物理SIMもeSIMも再発行可能です。
手数料は最大3,850円かかりますが、povo2.0では当面無料です。
本人確認書類として運転免許証かマイナンバーカード、在留カードのいずれかをご用意のうえで手続きを進めてくださいね。

発行手順は以下のとおりです。
- povo2.0アプリ左上の「契約管理」を選択
- SIMカード再発行手続きを選択
- 再発行するSIMカードタイプを選択(SIMかeSIM)
- 「SIM再発行申請フォーム」を選択後、再発行の理由・契約者生年月日を入力
- 本人確認(eKYC)をして手続き完了

【参考】povo2.0のeSIMは、iPhoneならクイック転送で素早く機種変更可能
povo2.0のeSIMは、現在使っているスマホがiPhoneの8シリーズ以降でこれからもiPhoneを使うなら機種変更時に再発行手続きが不要です。
設定アプリの「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」→「近くのiPhoneから転送」と進めていき、これから使う機種に表示されたメニューから受け取り操作をすれば新しいiPhoneにSIMのデータが移りますよ。
【参考】povo2.0の契約事務手数料は無料、ただし1年以内に6回線以上の契約時は3,850円
現在展開中のpovo2.0では回線契約時に事務手数料が無料となっています。
ただし、1年以内に同一名義で6回線以上新規契約する場合は1回線あたり3,850円が請求されるのでご注意ください。
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まとめ
この記事ではpovoのSIMカード変更方法や発行できるSIMカードの種類について説明してきました。
povoで発行できるSIMカードはau ICカード(nanoサイズ)とeSIMの2種類あります。
eSIMの場合は非対応の機種も少なくないため、au ICカードになる人も多いかもしれません。
- povo2.0は物理SIM→eSIMの変更が可能
- povo1.0は一度au ICカードで発行をされた方はeSIMへ変更が出来ない
ので注意が必要です。
すでにau ICカードを利用している人であれば、交換手続き不要でpovoに乗り換えられる可能性が高いです。
一部の機種を使っている場合のみ、au ICカードの交換が必要になるため、この記事で紹介した手続き方法を参考にして交換してくださいね。
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