



楽天モバイルは、3GB、20GB、使い放題の3段階に分かれた料金プラン「Rakuten最強プラン」でサービスを展開しています。
使っていくにあたって、データ繰り越し機能があれば次の段階までに余っている通信量を無駄なく使えたりしそうで便利に感じられますよね。
この記事では、楽天モバイルのデータ繰り越し機能の有無やおすすめのデータ繰り越し対応格安SIMなどに関する情報をまとめました。
目次
そもそも、データ繰り越しとは?
データ繰り越し機能とは、余った通信量を翌月に繰り越せるしくみのことです。
例えばワイモバイルという格安SIMでは、月末時点で余っていた通信量を翌月末まで繰り越して使い続けることができます。
4GBのシンプル2 Sを契約していて、11月30日時点で1GB余っていたら、12月は基本容量4GB+繰越分1GBで合計5GB使える…といったようなしくみですね。
一方で繰り越し機能がないahamoやLINEMOといった格安プランは、例えばahamoは20GB、LINEMOは3GBまたは20GBという契約したプランの容量しか毎月使うことはできません。
もしも月末時点で通信量が余っていても、繰り越せないので月が変わった時点で無駄になってしまうのです。

無駄なくスマホで通信を行いたい場合は、データ繰り越し機能があるサービスを利用するのが基本的にお得となります。
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楽天モバイルでは通信量が余っても、翌月へのデータ繰り越しが出来ない
楽天モバイルが現在展開中のプランは、毎月使った通信量に応じて月額料金を支払う段階制のものとなっています。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、使い放題3,278円という価格設定で、そもそもデータ通信量が余るという概念がありません。
そのため、データ通信量の翌月繰り越しには対応していません。
例えば1ヶ月間で4GB使ったら2,178円の月額料金がかかり、20GB以内なら同額ですが、本来なら同額のまま使えた16GBを翌月に使えるといったことはないのでご注意ください。


海外利用時の月間通信量2GBも繰り越しには非対応
楽天モバイルは海外で使う場合、毎月2GBまで追加料金無しで通信可能です。

海外で使う場合の月間2GBという通信量も、とくに余ったからといって翌月まで繰り越せるわけではありません。
このように楽天モバイルの通信量は繰り越しに一切非対応です。
ちなみに、かつては楽天回線がエリア外の場所で使えるauのローミング回線が月5GBという上限有りでしたが、現在は上限撤廃済みです。
auローミングの通信量についても、とくにデータ繰り越しなどの概念はありません。
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MVNOサービスの旧楽天モバイルなら、余ったデータ容量の翌月繰り越しができる!
楽天モバイルは元々、ドコモやau回線を借りてサービスを運営するMVNO形式が取られていました。
MVNOサービスの旧楽天モバイルは新規申込受付を終了済みですが、既存ユーザーであればそのまま使い続けることができています。

MVNOサービスの旧楽天モバイルについては、余ったデータ容量を翌月まで繰り越して使えます。
繰り越し分の通信量は有効期限が近い順番に消費、繰り越し分はプラン変更時にも消失することはありません。
有効期限が同じデータ通信量は繰越分を先に消費、続いて契約プランの基本容量→データチャージ分の容量という順番に消費されますよ。
データ繰り越しをどうしても使いたいなら、格安SIMへの乗り換えもおすすめ
楽天モバイルはデータ繰り越しに非対応ですが、3GBを超えるとあとは20GBまで月額料金が変わりません。
また、20GB使ったとしても以降はどれだけ使っても使い放題で月額3,278円のままです。
通信量が変動することが多く、また、通信量が多い月が頻繁にあるのであれば、楽天モバイルはデータ繰り越しがないことを踏まえても十分おすすめです。
しかし、通信量が月20GB未満なことが多く変動も少ないような場合は、無理に楽天モバイルにせず他の格安SIMをデータ繰り越し機能を活用しながら使うのがおすすめです。


例えばmineoは1、5、10、20GBの選択肢があり、10GB以上の契約なら通信速度が最大1.5Mbpsの使い放題サービス「パケット放題Plus」も利用できます。(3日間10GBの通信量制限あり・制限時は200kbps)
もちろん、データ繰り越しにも対応していますよ。
IIJmioも2、5、10、15、20GBと豊富な通信量の選択肢があり、なおかつ余ったデータ容量を翌月まで繰り越せますよ。
データ繰り越しが可能なおすすめの格安SIMや機能の活用方法については、以下の記事において詳しく解説しています。

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まとめ
今回は、楽天モバイルが余ったデータ容量の繰り越しに対応しているかどうかについて解説しました。
ポイント
- データ繰り越し機能は、余ったデータ容量を翌月末まで繰り越して使えるのが特徴
- 楽天モバイルは繰り越し機能に非対応
- 3GB、20GB、使い放題の3段階に分かれていて使った通信量に対応する月額料金を支払う
- 旧楽天モバイルの料金プランでは余った通信量の繰り越しが可能
- 通信量があまり多くなく変動も少ないなら、IIJmioやmineoなどのデータ繰り越しが可能な格安SIMへ乗り換えるのもおすすめ
楽天モバイルでは、残念ながらドコモやau回線を使用している古いプランの契約でない限りデータ繰り越しができません。
旧プランユーザーで繰り越し機能を使っている場合は、最新のプランに切り替えないように気をつけましょう。
楽天モバイルはどれだけ使っても3,278円の月額料金で安価ですが、変動が少なくあまり通信もしない人はIIJmioなどのデータ繰り越し対応格安SIMへ乗り換えるのもおすすめですよ。
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