



楽天モバイルで、2022年2月に新しいスマートフォン「Rakuten Hand 5G」が発売されました。
Rakuten Hand 5Gは片手で持ちやすいサイズと充実した本体性能、特に5G対応という面を持ちながらも価格を20,000円以下に抑えた高コスパなスマホです。
この記事では、Rakuten Hand 5Gの特徴やメリットとデメリットについて解説します。
楽天モバイルで新しいスマホを購入したいと考えている方は、参考にしてくださいね。
また、Rakuten Hand 5Gについては下記記事でも詳しく紹介しているので、あわせて御覧くださいね。
「Rakuten Hand 5Gってどんな機種?スペックや価格、その他特徴を紹介!」
目次
Rakuten Hand 5Gは5.1インチ画面のスリムなスマートフォン
楽天モバイルで発売された「Rakuten Hand 5G」は、充実した機能・性能を備えた高コスパなスマートフォンです。
本体は一見普通の縦長なスマートフォン型に見えますが、サイズも「片手操作がしやすい」という特徴を持っています。

動画やゲームなどが普及した昨今ではスマートフォンのサイズが大型化し、横幅も広い機種が多くなってきています。
しかしRakuten Hand 5Gは横幅が63mmと短く、片手でもしっかり握れるようになりました。
以前登場したRakuten Miniも小型でしたが、Rakuten Miniは3.6インチ画面で非常に小さく、性能も低めで万人向けとは言い難い仕様でした。
Rakuten Hand 5Gは縦長の形状により5.1インチと大きめな画面サイズを維持していて性能も上がり、より万人向けとなっています。


Rakuten Hand 5Gの特徴は?主な機能を確認!
Rakuten Hand 5Gは、様々な便利機能を備えているスマートフォンです。
活用方法と合わせて、どんな特徴・機能があるか紹介します。
なんと言っても価格が安い!
Rakuten Hand 5Gは税込みで19,001円です。
低価格なスマートフォンは色々ありますが、1万円台で買える機種はそう多くありません。
しかも楽天モバイルではキャンペーンが行われていて、SIMカードとのセット購入で最大19,000円相当の値引きを受けられます。
つまり1円で本体を購入できる安さが、Rakuten Hand 5Gの大きなメリットです。


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おサイフケータイ対応!モバイルSuicaなどで支払いに使える
Rakuten Hand 5Gは、なんとおサイフケータイに対応しています。
財布をわざわざ取り出さなくても、登録したモバイルSuicaやiDなどで支払いを行うことが可能です。
主な電子マネー
- モバイルSuica
- 楽天Edy
- iD
- QUICPay
- nanaco
- WAON
低価格なスマートフォンだとおサイフケータイに非対応なことも多いですが、Rakuten Hand 5Gなら心配ありません。

楽天モバイルで使える他のおサイフケータイ対応端末も紹介中!
指紋認証と顔認証に対応!いつでも快適に画面ロックを解除できる
Rakuten Hand 5Gは、指紋認証と顔認証に対応しています。
最新のiPhone 15シリーズは指紋認証に非対応で、マスクをしている場合はパスコードを打たないと画面をロック解除できません。
iPhone SE(第3世代)は反対に顔認証が使えず、指紋認証のみとなります。
Rakuten Hand 5Gならマスクをしていない自宅では顔認証、外では指紋認証といったように使い分けられます。
いつでもどこでも快適に画面ロックを解除して使い始められるのも、Rakuten Hand 5Gのメリットですよ。
またRakuten Hand 5Gの指紋認証は、画面内にセンサーが内蔵されている「画面内指紋認証」なのも見逃せません。
親指などで画面に表示されたセンサーを触れば、すぐにロックが解除される最先端の仕様です。
カメラは広角レンズと深度測位レンズを搭載
Rakuten Hand 5Gのカメラは、通常のレンズ(広角レンズ)と深度測位レンズのデュアルレンズ仕様です。
背景をぼかしたポートレート写真を撮影できたり、AIで状況を認識してキレイな仕上がりの写真を作れたりします。
美顔モードで肌をキレイにすることができるのも、自撮りが多い方にとって嬉しい仕様ではないでしょうか。
Rakuten Hand 5Gは画面が有機ELの鮮やかな仕様なので、撮影した写真をきれいな表示で楽しめるのも嬉しいポイントです。


防水に対応である程度の水濡れなら安心
Rakuten Hand 5Gは、IPX8の防水に対応しているため、多少の水濡れであれば問題なく使用できます。
スマホは日常使いするものですし、少し濡れたくらいで壊れてしまうのでは困りますよね。Rakuten Hand 5Gは、「IPX8等級」の防滴仕様を備えているため、ある程度の水濡れには対応できます。
具体的には、常温の水深1.5mのところに携帯電話を静かに沈め、約30分間放置後に取り出しても使用可能というものです。
しかし、潜水など意図的に水にぬらす環状態が長く続く場合などには内部に水滴が入り込んで故障の原因になってしまう恐れがあります。

キッチンや洗面所の近くででスマホを使うことが多い方に嬉しい要素です!

メインカメラ6,400万画素のデュアルカメラでクセのない写真を撮影できる
Rakuten Hand 5Gのカメラは比較的スペックが高く、クセが少なくて扱いやすいこともメリットです。
詳細スペックは後述しますが、Rakuten Hand 5Gのメインカメラは約6,400万画素の広角カメラと、約200万画素の被写界深度センサーのデュアルカメラ仕様です。フロントカメラは約1,600万画素で、メインカメラ同様にハイスペックです。
しかもRakuten Hand 5Gのカメラは、環境や場面に応じて色調を自動調節する「AIシーン認識機能」や、特殊な光源処理でコントラストを最適化する「HDR機能」を備えています。

Rakuten Hand 5Gのカメラはさまざまな機能を備えているため、価格からは想像できないほどハイレベルな写真を撮影できるでしょう。
Rakuten Hand 5Gはカメラのスペックを重視する方にもおすすめです!

通信速度は普段使いなら問題なし
Rakuten Hand 5Gの通信速度は、次のとおりです。
送受信 | 通信速度 |
LTE受信時 | 400Mbps |
LTE送信時 | 102Mbps |
インターネットに必要な通信速度としては、
- Web検索:10Mbps
- 動画(YouTubeなど):20Mbps
と言われているため、Rakuten Hand 5Gの通信速度があれば、普段使いには問題ないでしょう。しかし楽天回線エリアとパートナー回線エリアでは、通信速度に多少のちがいがでるようなので、利用する際には注意しましょう。
コンパクトスマホとしては十分なバッテリー容量で使いやすい
Rakuten Hand 5Gのバッテリー容量は2,630mAhで、コンパクトスマホとしては十分なバッテリー容量です。
連続使用可能時間については、連続待受時間(LTE)は約343時間で、連続通話時間(LTE)は約26.6時間(約1,596分)となっています。
1日2時間ほど使うくらいであれば、3日ほどバッテリーが持続するようです。
ハイエンドのスマホと比べるとバッテリー容量は少ないため、ゲームや動画視聴など電池の消耗が大きな用途で使用する場合は、少しバッテリーの持ちが悪い感じがするかもしれません。
一方で、コンパクトスマホはサイズの都合からバッテリーサイズが制約されるため、その中では十分なバッテリー容量で健闘しているだと言えるでしょう。

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Rakuten Hand 5Gのスペックをチェック|ゲームも遊べる充実性能・ただし注意点も
Rakuten Hand 5Gは機能だけでなく、性能も価格を考えるとかなり高めです。
以下の表に、Rakuten Hand 5Gのスペックをまとめました。
価格 | 19,001円、最大19,000円相当のポイント還元で実質1円 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 480/ オクタコア 2.2GHz + 2.0GHz + 1.9GHz + 1.8GHz |
内蔵メモリ | 4GB(RAM)/128GB(ROM) |
外部メモリ | 非対応 |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 5.1インチ、1,520×720 |
カメラ | アウトカメラ4,800万画素+200万画素/インカメラ1,600万画素 |
サイズ | 138×63×9.5,mm |
重さ | 134g |
バッテリー容量 | 2,630mAh |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
連続待受時間 | ・LTE:約402時間 ・3G:約421時間 ・GSM:非対応 |
連続通話時間 | ・LTE:約18時間 ・3G:約23時間 ・GSM:非対応 |
通信速度 | ・LTE受信時:400Mbps ・LTE送信時:75Mbps ※ベストエフォート方式による理論値であり、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑状況によって変化する |
SIM | eSIM |
おさいふケータイ | 対応 |
防滴/防塵 | 対応 (IPX8 / IP6X) |
デザリング | 10台 |
OS | Android 11 |


Snapdragon 480搭載!ゲームもサクサク動作
Rakuten Hand 5Gに搭載されているCPUは、Snapdragon 480です。

Snapdragon 480はエントリー向けの性能で、2万円で買えるスマホとしては値段相応となっています。

Snapdragon 480を搭載しているRakuten Hand 5Gなら調べ物や音楽再生、SNSなどはある程度快適にプレイ可能です。
「安いスマホだと動作が重そうで不安…」という方も用途が限定されているならRakuten Hand 5Gを選んでおけば心配はありません。
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最大10台のテザリングに対応!楽天回線エリアなら使い放題で自由に活用できる
Rakuten Hand 5Gは、最大10台でのテザリングに対応しています。
たくさんのゲーム機やパソコン、タブレットなどを接続して、インターネットに接続できるのも見逃せません。
重要なのは、Rakuten Hand 5Gが楽天モバイルでセット購入可能なスマートフォンであることです。
楽天モバイルは楽天回線エリアなら使い放題なので、光回線などのように自由な用途で通信できますよ。

4×4 MIMO搭載でダウンロード速度が高速
Rakuten Hand 5Gは低価格なスマートフォンですが、4×4 MIMOという高速通信技術(4本のアンテナを内蔵)に対応しています。
しっかり高速通信ができる環境を整えられているのも、気配りがなされていて嬉しいですね。
Rakuten Hand 5Gのデメリット・注意点は?


Rakuten Hand 5Gは価格やCPU性能などが優秀ですが、反対にイマイチな点もあります。
主なデメリット・注意点をまとめるので、自分にとって問題がないかどうか確認してみてください。
microSDカードに非対応
Rakuten Hand 5Gはストレージ容量が64GBで、microSDカードによる容量の増設には対応していません。

スマホゲームには1つで7GBなどの大容量になるものもあるので、ゲームでたくさん遊ぶ人は容量不足になる恐れがあります。
写真などのデータもたくさん貯まると容量を圧迫するので、こまめにGoogleフォトやパソコンなどへ移すことが重要になります。
一方でスマホは主に連絡やSNS用、あまりアプリなどは入れないといった使い方であれば、64GBでも十分な容量です。


CPUが高性能ではない
Rakuten Hand 5Gは、Snapdragon 480搭載のスマートフォンです。
比較的新しいゲームなどはカクついたり動かない恐れがあります。
エントリーモデル用のCPUなので、ゲームや重いアプリの運用には向いていないと考えておいたほうが良いでしょう。

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画面解像度はフルHD未満
Rakuten Hand 5Gの画面解像度は1,520×720の「HD+」で、フルHDや4Kではありません。
昨今のスマホはフルHDなどの高画質端末も多いので、スペックだけ見ると少々見劣りしていると感じられます。
ただし画面サイズ・本体サイズ自体もそこまで大きくないため、あまり気にならない方もいると考えられます。

どう見えるか不安な場合は家電量販店などに行って、実物の画面を確認してみましょう。

バッテリー容量が抑えめ(評判自体は悪くない)
Rakuten Hand 5Gは2,630mAhのバッテリーを搭載しています。
AQUOS sense7など、4,000mAh以上の大容量バッテリーを備えた機種も多いため、スペック上の数値は少々見劣りしていると感じました。
しかし公式サイトの記述では、「日常生活に十分なバッテリー」と説明されていました。
つまり朝から晩までずっとスマホを使うような人でなければ、電池持ちには満足できると考えられます。

eSIM対応、他社では提供がないこともあるので注意!
Rakuten Hand 5GはeSIMという、通信関連のデータを本体にダウンロードするタイプのSIMが使われるスマホです。
ドコモやauなどで広く使われている、物理的なSIMカードは使えません。
2023年現在大手キャリアや一部格安SIMではeSIMが選べるようになっていますが、格安SIMなどの中には非対応なものもあります。

今後他の格安SIMやキャリアへ乗り換える可能性がある場合は、ご注意ください。
Rakuten Hand 5Gはどんな人におすすめ?

- 片手で持ちやすいコンパクトなスマホを使いたい
- 支払額1円で買える安いスマホが欲しい
- モバイルSuicaなどを使う機会があるので、おサイフケータイ対応端末を安く手に入れたい
Rakuten Hand 5Gは性能が必要十分で、価格も安いのでゲームや動画再生などの用途では使わない人におすすめできます。
反対にRakuten Hand 5Gをおすすめしづらいのは、以下のような方です。
- 迫力のある大画面で動画やゲームを楽しみたい
- どんな用途でも最上級の快適さを得たいので、最高のカメラやCPU性能が欲しい
Rakuten Hand 5Gは画面サイズがそこまで大きくありません。(とはいえ5.1インチなので、小さすぎることもありませんが…)
性能もあくまで「価格を考えると高め」、最上級ではないので、とにかくなんでも便利・快適にこなしたい場合は他の端末を検討しましょう。
楽天モバイルでは、AQUOS R5GやGalaxy Note10+など、大画面で高性能なスマホもたくさん取り扱われています。
まとめ
今回は、楽天モバイルで発売された「Rakuten Hand 5G」のメリットやデメリットを解説しました。
ポイント
- Rakuten Hand 5Gは5.1インチ画面で、片手でも握りやすいスリムな形状が魅力
- Rakuten Hand 5Gは19,001円(税込)、キャンペーンの割引で本体価格が1円に!
- Snapdragon 480搭載で十分、ただしストレージの増設ができないことに注意
- カメラはデュアルレンズ、背景ボケのある写真を撮影できる
- おサイフケータイ搭載で支払いにも役立つ、ただし防水には非対応
- 指紋認証と顔認証の両方に対応する
- 楽天モバイルは楽天回線エリアなら使い放題、テザリングを使えばパソコンなどでも自由に通信可能
自分がRakuten Hand 5Gを使いこなせるかどうか、今回の解説を参考に考えてみてくださいね。
その他最新の端末情報を知りたい方はこちらあわせて読みましょう!
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