ということでこの記事では、
- ドコモからの乗り換えでIIJmioでスマホもセット契約する場合の手順
- 端末はそのままでドコモからIIJmioに乗り換える手順
- ドコモからIIJmioに乗り換える際の注意点
について詳しく解説します。
この記事通りに丁寧に進めれば、失敗することはありません。もちろん電話番号が消滅することもありません。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドコモからIIJmioへの乗り換えは2パターン
ドコモからIIJmioへの乗り換えはたったの3~5ステップで完了します。
詳しい手順は、
- IIJmioを契約する際に端末もセット購入する
- 手持ちの端末をそのまま使う
のどちらを選ぶかで少しだけ異なります。
両方のケースについて詳しく解説するので、自分に当てはまる方をチェックしてください。
ドコモからIIJmioの乗り換え(スマホセット契約する場合)3ステップ
ドコモからの乗り換えでIIJmioでスマホもセット契約する際は以下の3ステップで完了です。
- MNP予約番号をドコモから取得する
- セット契約するスマホを選びIIJmioを申し込む
- IIJmioが届いたら開通手続きを行う
ステップ①MNP予約番号をドコモで取得する
最初に「MNP予約番号」をドコモから取得します。
今のキャリアで使っている電話番号を他のキャリアにそのまま引き継ぐことを「MNP」と呼び、これを利用することでドコモで使っている電話番号のままIIJmioに乗り換えることが可能です。
その際に必要なのが「MNP予約番号」です。ドコモでMNP予約番号を取得する方法は全部で3通りあります。
取得方法 | 受付窓口 | 受付時間 |
パソコン | 「My docomo」内の「各種お申し込み・お手続き」 | 午前9:00~午後9:30 |
電話 | ドコモ携帯から:151 一般電話から:0120-800-000 |
午前9:00~午後8:00 |
ショップ | 全国のドコモショップ | ショップの営業時間(ショップによる) |
どの方法でも取得できますが、おすすめはオンラインです。
ショップに行くと待ち時間が長いことがありますが、パソコンからなら待ち時間もなくスムーズに手続きできます。
MNP予約番号取得後はそのままIIJmio申し込みに進むのがスムーズ
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、それを過ぎると失効してしまうため、取得したあとはそのままIIJmioの申し込みに進むのがおすすめです。
さらに、IIJmioを申し込む際には有効期限が7日以上残っている必要があります。
予約番号を取得してから日にちが経つと、気づいたら有効期限が切れていたなんてことになりかねません。出来れば取得した日のうちに、遅くても翌日にはIIJmioの申し込みに進みましょう。
ステップ②セット契約するスマホを選びIIJmioを申し込む
MNP予約番号を取得したらIIJmioに申し込みます。
申し込む際の流れは以下の通りです。
- プランとオプションを選ぶ
- セット契約する端末を選ぶ
- 契約者情報(名前や住所など)を入力する
- 本人確認書類をアップロード(店舗の場合は掲示)する
まずはプランとオプションを選びます。
IIJmioには、
- データ通信専用SIM:データ通信だけできる
- SMS付きデータ通信専用SIM:SMSとデータ通信ができる
- 音声通話SIM:音声通話、SMS、データ通信ができる
の3種類がありますが、ここでは音声通話SIMを選んでください。
続いてセット契約する端末を選びます。
IIJmioでは常時20~40種類以上といった膨大な数のスマホを取り扱っているので、この中からご自身の好きなものを選びましょう。
申し込みは店舗でもできるが、キャンペーンを考慮するとウェブの方がお得!
IIJmioの申し込みは店舗でもできますが、お得なキャンペーンを利用することができるウェブから行うのがおすすめです。
詳細は以下の記事でご紹介していますが、基本料割引やデータ増量、ギフト券プレゼントなど、様々なキャンペーンが展開されています。
これらのキャンペーンの中にはウェブ限定のものも多いですので、契約の際はぜひ活用してお得にIIJmioデビューしてくださいね。
IIJmioは届くまで1週間ほどかかる!審査にスムーズに通ることが大切!
IIJmioの申し込みが終わったら、あとはSIMカードと端末が届くのを待ちましょう。到着まではだいたい1週間前後かかります。
この際、審査にスムーズに通っているかどうかで到着までの日数が変わってきます。
IIJmioの審査はそこまで厳しくないので、よほど料金の不払いや延滞を繰り返さない限り落ちることはありません。
しかし、本人確認書類に不備があることで審査に通らないことが多いです。
ウェブから申し込む場合は本人確認書類の写真をアップロードしますが、アップロードした写真が不鮮明で文字が読めず、審査に落ちて再度アップロードし直し、ということがよくあります。
他にも、
- 引っ越しまたは結婚した直後で本人確認書類の住所や名前が古いままだった
- 本人確認書類は正しかったが入力した契約者情報が間違っていた
といった理由で本人確認がうまくいかず、審査に落ちることが多々あります。
審査に落ちてしまうとそれだけ到着が遅れてしまうので、なるべくスムーズに受かるようにしたいですね。
そのためにも、
- 正しい契約者情報(名前、住所、生年月日)を入力しているか
- 本人確認書類の名前や住所は最新のものか
- 本人確認書類の写真は鮮明に撮影されているか
の3つに気を付けて申し込みを行いましょう。
ステップ③IIJmioが届いたら開通手続きを行う
IIJmioのSIMカードとスマホが届いたら開通手続きを行いましょう。
開通手続きは専用の窓口に電話し、自動音声ガイダンスに従うだけで簡単に完了します。
IIJmioオンデマンド開通センター:0120-711-122
(年中無休、受付時間は午前9:00~午後7:00)
開通手続きの際には「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードの識別番号の下4桁」が必要です。SIMカードの認識番号はSIMカードの裏に記載されているので事前に確認しておきましょう。
IIJmioが開通したらドコモは自動で解約となるので別途解約手続きの必要は無し
開通手続きが終わると、それまで契約していたドコモは自動で解約となります。
別途、解約手続きをする必要がないので楽ですね。
ちなみに残ったドコモのSIMカードについては返却する必要はありません。ハサミ等で裁断して破棄しましょう。
ドコモからIIJmioの乗り換え(SIMカードだけ契約する場合)5ステップ
端末はそのままで、IIJmioではSIMカードだけを契約する場合の流れは以下の通りです。
- お手持ちのスマホがIIJmioできちんと使えるか確認
- ドコモからMNP予約番号を取得
- IIJmioを申し込む
- IIJmioが届いたら開通手続きを行う
- 手持ちのスマホでAPN設定を行う
端末もIIJmioで契約するときと比べると、こちらのほうがやや複雑です。
スマホセットで契約する場合と異なる、ステップ①と⑤を中心に解説させていただきます。
お手持ちのスマホがIIJmioできちんと使えるか確認する
まずは手持ちのスマホがIIJmioできちんと使えるかどうかを確認しましょう。
IIJmioには
- ドコモ回線
- au回線
の2種類があり、このうち「ドコモ回線」であればドコモのスマホはそのまま使える場合がほとんどです。
ただし、au回線を選ぶ場合や、ドコモ以外で購入したスマホをドコモ回線で利用する場合は、事前に「そのスマホがIIJmioで問題なく利用できるのかどうか」を確かめる必要があります。
確かめ方は簡単で、IIJmio公式サイトの「動作確認済み端末」にアクセスしましょう。
このリストにお手持ちのスマホが入っていれば、IIJmioで問題なく利用できます。
なお、スマホによっては事前に「SIMロック解除」が必要ですので、その辺りも合わせて確認しておきましょう。
具体的には2021年9月以前に発売された端末はSIMロックがかかっているので必ず確認するようにしましょう。
SIMロック解除は大手キャリアの店舗や、オンラインページから無料で解除できますよ。
手持ちのスマホでAPN設定を行う
スマホセットの場合は事前に設定がされているので不要ですが、手持ちのスマホの場合は開通手続きが完了した後にIIJmioのSIMカードをスマホに挿したら「APN設定」を行います。
これまでドコモで使っていたスマホでは「ドコモの設備を利用してデータ通信を行う」という設定がされています。
それを「IIJmioのSIMでデータ通信を行う」という風に切り替えるのがAPN設定です。
APN設定の方法はiPhoneとAndroidで異なります。
iPhoneのAPN設定
iPhoneのAPN設定は「APN構成プロファイル」というファイルをインストールするだけでOKです。
iPhoneをWi-Fiに接続してSafari(ブラウザ)を起動し、IIJmioのプロファイルダウンロードページにアクセスします。
次に自分のiPhoneのiOSバージョンに合ったプロファイルのダウンロードボタンをタップ、あとは画面の指示に従うだけでプロファイルのインストールが完了です。
AndroidのAPN設定
Androidの場合はAPN情報を手動で入力する必要があります。
まずはAPN設定の画面に進みましょう。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「高度な設定」の順にタップし、その中にある「APN設定」をタップしましょう。
なお、この手順は端末によって異なるので詳しくは取扱説明書なども参考にしてください。
APN設定画面が表示されたら以下の情報を入力してください。
APN | iijmio.jp |
ユーザ名 | mio@iij |
パスワード | iij |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
入力が完了したら保存し、これでAPN設定は完了です。
ドコモからIIJmioへ乗り換える注意点
ここまで端末も新しく契約するパターンと、SIMだけを契約するパターンに分けてドコモからIIJmioへの乗り換え手順を紹介しました。
最初は難しく感じていたかもしれませんが、意外と簡単に乗り換えられることが分かりますね。
しかし、ドコモからIIJmioへ乗り換える際にはいくつか注意点もあります。
①ドコモのポイント等が残っている場合は使ってしまった方がベター
ドコモを利用していると「dポイント」が貯まりますが、基本的には解約すると消えてしまいます。
dアカウントを継続利用する場合は解約しても引き続き貯まったdポイントを買い物などで使えますが、ドコモを解約したらdアカウントは要らないという人も多いでしょう。その場合は解約する前に使い切ってしまうのがベターです。
dポイントはマクドナルドやローソンといった実店舗でも使えるので使い切るのも簡単です。
使い切る前に解約して消失してしまうのだけは避けましょう。
②ドコモのキャリアメールはIIJmioでは使えないので要注意
ドコモで使っていたキャリアメールはそのままだとIIJmioで使えません。
もし引き継ぐ場合は月額330円の「ドコモメール持ち運び」のオプションを乗り換え後に契約する必要があります。
有料オプションを使いたくない場合はGmailやYahoo!メールといったフリーメールで代用はできますが、
- キャリアメールが必要な携帯サイトに登録できない
- キャリアメールにメールを送るとブロックされて届かないことがある
というデメリットがあることに注意してください。
とくに親御さんや周りの友だちがキャリアメールの場合、迷惑メールフィルタにブロックされてメールが届かないことがありますので、このような場合は事前に迷惑メールフィルタの設定を変更してもらうようにしましょう。
③ドコモは月末締めで解約月も満額請求となる!IIJmioは初月料金は日割り計算
IIJmioに乗り換える際にはドコモの「解約月の料金」にも注意しましょう。
プランにもよりますが、原則としてドコモの解約は月末締めで解約月の料金は日割りされず、いつ解約をしても1ヶ月分丸々請求されてしまいます。
一方、IIJmioの初月料金は日割り計算されるのでいつ契約しても損をすることはありません。
そのため、できる限り月末までドコモを使ってからIIJmioに乗り換えるほうがお得です。
まとめ
以上、ドコモからIIJmioに乗り換える手順を紹介しました。
ポイント
- MNP予約番号を事前にドコモから取得しておき、出来るだけ早く乗り換える
- 申し込みはWebから行うのがおすすめ、キャンペーンを駆使するべき
- dポイントが余っているなら解約する前に使い切る
- IIJmioに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなる
- ドコモの解約月の料金は原則日割りされない
もう一度手順を振り返ってみましょう。
スマホセットでの乗り換え手順
- MNP予約番号をドコモから取得する
- セット契約するスマホを選びIIJmioを申し込む
- IIJmioが届いたら開通手続きを行う
SIMカードのみでの乗り換え手順
- ドコモからMNP予約番号を取得する
- IIJmioを申し込む
- IIJmioが届いたら開通手続きを行う
- 手持ちのスマホでAPN設定を行う
こうやって1つ1つ丁寧に確認してみると「自分でもできそう」と思えてきませんか?
そうなんです。
「スマホの乗り換え」と言うととても難しそうに思えますが、実際の手続きはとてもシンプルで簡単なんです。
なんとなく難しそうと乗り換えを先延ばしにしても、毎月の通信費は一向に安くなりません。
今ならキャンペーンで非常にお得に乗り換えられますし、今回ご紹介した通りに乗り換えを進めれば失敗することはありません。この機会を逃すのは非常にもったいないと思いますよ。
ドコモからIIJmioに乗り換えたいと思っている方は、ぜひ参考にして乗り換えを進めてみてくださいね。
また、IIJmio以外の格安SIMも同時に検討したい方は下記記事も参考にしてみてください。