



最近はガラケーのように折りたためるスマホが登場し、話題を集めています。
折りたたみスマホに興味はあっても、実際の使い勝手がわからず、購入しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、折りたたみスマホの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
2023年8月現在、日本で購入できる機種も紹介するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
折りたたみスマホとは?
まずは、折りたたみスマホの特徴をチェックしてみましょう。
折りたためる有機ELディスプレイを使用
従来のスマホには液晶ディスプレイが採用されていましたが、折りたたみスマホには有機ELディスプレイが搭載されています。
構造が複雑で加工が難しい液晶ディスプレイと違い、有機ELディスプレイは折り曲げたり丸めたりすることが可能です。
この有機ELディスプレイを採用したことで、折りたたみスマホが実現できるようになりました。
「横折り型」と「縦折り型」の2種類のたたみ方がある
折りたたみスマホには、本のように折りたためる横折り型と、ガラケーのように折りたためる縦折り型の2種類あります。
横折り型なら、スマホを広げたときにタブレット並の大画面になるため、電子書籍を読むのに便利です。
縦折り型の場合、折りたたんだときに手のひらに収まるコンパクトサイズになるので、持ち運びしやすいメリットがあります。

日本では流通量が限定的|キャリアによって購入できる機種が異なる
折りたたみスマホを販売しているメーカーは少ないため、日本で購入できる機種は限られています。
また、キャリアによって取扱機種が異なるため、普段自分が使っているキャリアと欲しい機種が合わない場合があります。
折りたたみスマホのメリット5つ
折りたたみスマホには、従来のスマホにはないメリットがたくさんあります。
折りたたみスマホのメリット①:画面が大きい!大画面で動画や映画を楽しめる!
折りたたみスマホを開くとタブレットのような大画面になるため、動画や映画を大迫力で楽しめます。
日頃持ち歩くスマホが大画面になれば、仕事や読書もさらに快適になるでしょう。
読書のためにタブレットを持ち歩く手間が省けるのは、大きなメリットです。
折りたたみスマホのメリット②:コンパクトで持ち運びが楽
縦折り型は従来のスマホの半分のサイズに折りたためるため、非常にコンパクトで持ち運びに手間がかかりません。

「大画面のスマホを持ち歩きたい」と考えている方には、最適なスマホだといえるでしょう。
折りたたみスマホのメリット③:角度調節がしやすい
折りたたみスマホは、好きな角度に固定して操作できます。
理想の角度をキープした状態で使用できるため、わざわざスタンドを使用する必要はありません。

折りたたみスマホのメリット④:壊れるリスクが低い
折りたたみスマホは耐久性が高く、丈夫です。
折りたためば画面が守られるため、一般的なスマホよりも壊れにくいといえます。

折りたたみスマホのメリット⑤:複数のアプリを同時に操作できる
折りたたみスマホを開くと2画面で操作できるため、複数のアプリを同時に利用できます。
動画を見ながらSNSをしたり、2つのショッピングサイトを開いて価格を比較しながら買い物するといった便利な使い方も可能です。

折りたたみスマホのデメリット4つ
折りたたみスマホはメリットがある反面、デメリットもあります。
折りたたみスマホのデメリット①:画面に折り目がつく
折りたたみスマホは画面の中央に折り目がついてしまうため、完全な平面とはいきません。
片方の画面だけで動画や映画を視聴する場合は問題ありませんが、全画面で視聴する際は折り目が気になることもあるでしょう。
折りたたみスマホのデメリット②:横折り型は分厚くて重い
折りたたみスマホは折りたたむとコンパクトになりますが、分厚くて重いデザインになるのが難点です。
一般的なスマホの厚さは8~9mmほどですが、折りたたみスマホは倍近くの約15mmの厚さになります。
折りたたみスマホを開くとタブレット並みに大きくなるため、重量もタブレット並に重いです。
一般的なスマホの重さは200g以下ですが、折りたたみスマホの重さは270~300gほどあります。

折りたたみスマホのデメリット③:値段が高くて手が届きにくい
折りたたみスマホは製造が複雑でコストがかかるため、値段は一般的なスマホよりも高額です。
20万円を超えるモデルもあるので、手軽に購入できる端末とはいえません。
キャリアの割引サービスを使用しても、機種代金は15万円程になります。
今後折りたたみスマホが普及すれば値段が下がるかもしれませんが、現時点では手の届きにくいスマホだといえるでしょう。
折りたたみスマホのデメリット④:日本製の折りたたみスマホがない
2022年8月現在、日本製の折りたたみスマホは販売されていません。
現時点で購入できるのは、すべて外国製の折りたたみスマホになります。

日本製の丈夫でハイスペックな折りたたみスマホを使いたいと考えている人には、選択肢のない状況だといえます。
折りたたみスマホのおすすめモデル5選
2023年8月現在、日本で購入できる折りたたみスマホを紹介します。

【ソフトバンク】razr 5G:手のひらにスッポリ収まるコンパクトサイズ
出典:ソフトバンク公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/products/smartphone/razr-5g/)
モトローラ製のrazr 5Gは、5G通信規格に対応している高性能な縦折りスマホです。
高処理CPUと大容量8GBメモリを備えており、普段使いからビジネスまでさまざまなシーンで快適に使用できます。
折りたたむと手のひらにスッポリ収まるサイズ感で、全体的に丸みを帯びたラウンドフォルムは持ち運ぶのにピッタリです。
背面パネルは光沢の強い鏡面仕上げになっており、折りたたんだ状態でもクイックビューディスプレイでアプリの操作やメッセージの送信ができます。


特徴 | |
たたみ方 | 縦折り型 |
CPU | Snapdragon 765G |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 256GB |
バッテリー容量 | 2,800mAh |
カメラ | インカメラ:約2,000万画素
アウトカメラ:約4,800万画素 |
認証 | 顔、指紋 |
画面サイズ | 約6.2インチ |
本体サイズ | 約169.2×約72.6×約7.9mm |
重さ | 約192g |
購入可能なキャリア | ソフトバンク |
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【ドコモ・au・楽天モバイル】Galaxy Z Flip4 5G:超ワイドの画面で映画視聴に最適
サムスン電子製の「Galaxy Z Flip4 5G」は、小さめのポケットに入れて持ち運べる縦折り型のスマホです。
画面をL型に折り曲げるフレックスモードを使用できるため、机に置いたときに画面を自分の方に向けて動画などのコンテンツを楽しめます。

折りたたんだ時に使えるサブディスプレイを搭載しているため、わざわざスマホを開かなくても、写真撮影や音楽再生をすることが可能です。
タイマーや天気予報など、さまざまなウィジェットを表示できる利便性も備えています。
特徴 | |
たたみ方 | 縦折り型 |
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
カメラ | インカメラ:約1,000万画素
アウトカメラ:約1,200万画素 |
認証 | 顔、指紋 |
画面サイズ | 約6.7インチ |
本体サイズ | 開いた状態:約165×約72×約6.9mm 閉じた状態:約85×約72×約15.9mm |
重さ | 約187g |
購入可能なキャリア | ドコモ、au、楽天モバイル |
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【ドコモ・au】Galaxy Z Fold4 5G:タブレットとしても使用可能
サムスン電子製の「Galaxy Z Fold4 5G」は、高性能CPUを搭載したハイエンドモデルです。
オープン時には7.6インチの大画面になるため、電子書籍を読んだり画像編集をしたりするなど、タブレット的に使用することも可能です。


おサイフケータイにも対応しているほか、専用スタイラスの「Sペン」に対応しているため、日常シーンからビジネスシーンまで、さまざま場所で活用できます。
IPX8等級の防水性能も備わっているので、雨の日の使用も安心です。
特徴 | |
たたみ方 | 横折り型 |
CPU | Snapdragon 8+ Gen1 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB |
バッテリー容量 | 4,400mAh |
カメラ | インカメラ:約1,000万画素/約400万画素
アウトカメラ:約1,200万画素 |
認証 | 顔、指紋 |
画面サイズ | 約7.6インチ |
本体サイズ | 約155×約130×約6.3mm 約155×約67×約14.2mm |
重さ | 約263g |
購入可能なキャリア | ドコモ、au |
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【ドコモ・au・ソフトバンク】Google Pixel Fold:待望の折り畳み式pixel
出典:ドコモ公式サイト(https://www.docomo.ne.jp/product/pixelfold/)
Google製の「Google Pixel Fold」は、高性能CPUを搭載したハイエンドモデルです。
GalaxyFold同様、オープン時には7.6インチの大画面、ゲームやビデオ鑑賞にぴったり。
おサイフケータイにも対応しているほか、4,821mAhの大容量バッテリーを搭載しているため長時間の使用が可能です。
IPX8等級の防水性能も備わっているので、雨の日の使用も安心です。
特徴 | |
たたみ方 | 横折り型 |
CPU | Google Tensor G2 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB |
バッテリー容量 | 4,821mAh |
カメラ | インカメラ:800万画素
アウトカメラ:約4,800万画素+約1080万画素約1080万画素 |
認証 | 生体認証、顔、指紋 |
画面サイズ | 約7.6インチ |
本体サイズ | 約139.7×約158.7×約5.8mm 約139.7×約79.5×約12.1mm |
重さ | 約283g |
購入可能なキャリア | ドコモ、au、ソフトバンク |
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まとめ
今回は2023年8月現時点で購入できる折りたたみスマホについて紹介しました。
ポイント
- 折りたたみスマホは「横折り型」と「縦折り型」の2種類
- 大画面でマルチタスクがはかどりやすい
- 折りたたむとコンパクトで壊れにくい
- 日本では流通数が少なく、高額なモデルが多い
- キャリアによって購入できる機種が異なる
折りたたみスマホは日本で普及し始めたばかりなので、購入できる機種は限定的です。
しかし、画面を分割して複数アプリを同時に操作できるなど、平面タイプのスマホにはない魅力があります。
今回紹介した記事を参考に、お気に入りの折りたたみスマホを入手して、時代を先取りしましょう。