
多くの人にとって欠かせない存在である「スマホ」。
ただ「スマホ」と言ってもたくさんの機種が存在しているため、どのくらい種類があるのか、自分が持っているスマホはどの種類に該当しているのか、いまいちよく分かりませんよね。
現在利用しているスマホを選んだ理由は人によって様々かと思いますが、種類を細かく把握した上で選んだという方は少ないのではないでしょうか。
私も初めてスマホを持った日から現在まで長年iPhoneを利用していますが、最初に選んだ理由は「家族や友人が持っているから」でした。
しかし現在は、Androidのスマホについても調べ「自分にとって一番合うスマホは実はiPhone以外にもあるのかも?」と色々と探索しているところです。
今回の記事では、スマホの種類とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
今後スマホを選ぶ上で参考になる内容となっているので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
スマホの種類ってどんな分類があるの?
スマホの種類は、次のように大きく2つの分類分けがあります。
・キャリアの違いによる分類


OSの違いによるスマホの分類
「OS」とは、「オペレーティング・システム(Operating System)」の略で、スマホの基本動作やアプリを利用するための土台となるものです。
画面をタップしてアプリを開いたり文字を入力するなど、当然のように利用できている機能はこの「OS」のお陰で実現しているため、人間の臓器で例えると「脳」のような働きを持ちます。
「OS」には日々改善や変更が繰り返されており、このような機能の違いを「OSバージョン」と言います。常に最新のバージョンに更新することで、快適にスマホを利用することができます。
この「OS」は以下の2種類に分類されます。
・Android OS系



iOS系(iPhoneなど)の特徴
「iOS系」とはアメリカのApple社が独自で開発から管理を行なった製品に搭載されているOSです。
Apple製品に特化した構造となっているからか、タッチの感度が高くサクサクと利用できるのが特徴です。
スマホの種類はiPhoneシリーズのみですが、日本の利用者率は全体の45.7%にも及びます。(※「2021年12月スマートフォンOSシェア調査」(MMD研究所、https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2012.html))
特に10代〜20代には人気が高く、「型落ち機種でもいいからiPhoneを使いたい!」という傾向にあるようです。
そんな「iOS系」のメリットとデメリットは次のとおりです。
・他のApple製品(Macなど)との互換性が高い
・安全性が高いアプリが提供されている
・スマホカバーが種類豊富に選べる
・利用者が多いため、不明点もすぐに解消できる
・カスタマイズの幅が限られる
・SDカードなど外部ストレージの選択肢が限定的
・「App Store」で取り扱いのないアプリは利用できない


Android OS系(Android)の特徴
「Android OS系」とはアメリカのGoogle社が無償でその仕組み提供しているOSです。
無償で提供されているため、世界中のメーカーでカスタマイズが施されており、日々沢山のスマホが生まれています。
スマホのメーカーは国内国外問わず、数えきれないほど存在しています。
代表的なメーカーと取り扱っている端末は以下の通りです。
・SONY:Xperia など
・SHARP:AQUOSなど
・富士通:arrowsなど
・京セラ:TORQUEなど
・楽天モバイル:Rskuten Miniなど
■アメリカ・カナダ
・Google:Google Pixelなど
・Motorola:motoなど
・BlackBerry:BlackBerryなど
■中国
・HUAWEI:HUAWEIなど
・ZTE:Liberoなど
・OPPO:Reno など
・VIvo:iQOOなど
・TCL:TCLなど
・Xiaomi:Redmiなど
■韓国
・サムスン:Galaxyなど
・LGエレクトロニクス:LGなど
■台湾
・ASUS:ZenFoneなど
・HTC:HTCなど
そんな「Android OS系」のメリットとデメリットは次のとおりです。
・外部ストレージを利用するなど購入後も独自のカスタマイズができる
・ホーム画面のレイアウトも自由に変更できる
・アプリを開かなくても確認や操作ができる「ウィジェット」の表示内容の自由度が高い
・おサイフケータイや防水機能など従来の機能が豊富
・無償で提供されているため、セキュリティ面に懸念がある
・機能や操作がやや複雑で分かりにくいことも
・端末によっては利用者が限定的のため、リアルな感想を聞きにくい


キャリアによるスマホの分類
キャリアとは携帯電話サービスを提供している通信会社を意味します。
中でも自社で通信回線網を設置して独自に携帯電話サービスを提供している通信会社のことを「大手キャリア」と呼びます。
最近は格安SIMと呼ばれるMVNOが増えていますが、これらの会社は「大手キャリア」が管理している通信回線を借りてサービスを展開している通信会社です。
キャリアによって、得られるサービスや料金プラン、通信状態の質などが異なります。
「大手キャリア」は以下の4種類に分類されます。
・au


ドコモ
ドコモは大手キャリアの中でも歴史が長く、安定的な人気を誇るブランドです。
基地局数が圧倒的に多く、通信エリアが広いかつ通信の質が高いことが大きな特徴です。市街地では他の大手キャリアと大差ありませんが、山間部などではドコモが最も繋がりやすいと評判です。
ドコモでは、対象プランを3年以上利用するユーザーに向けて「長期利用ありがとう特典」など、長期利用者にとって魅力的なサービスも用意されています。
一時期「料金プランが複雑で分かりにくい」という声が上がっていましたが、2021年4月からは「ギガライト」と「ギガプラン」の2つのプランに絞られたことで、一気に分かりやすくなりました。
最近では「ahamo」という格安の新料金プランも提供されています。
ドコモ回線を利用している格安SIMは以下の通りです。
・イオンモバイル
最新iPhone14にも対応!
au
auはKDDIが運営する、ドコモと同じくらい充実したユーザー数と基地局数を誇るブランドです。
着メロや着うたなど携帯業界に音楽再生機能を持ち込んだのはauで、業界に大きな革命をもたらしました。
auはドコモやソフトバンクよりもスマホメーカーの取り扱いが幅広く、iPhoneやXperiaなどの人気ブランド以外にも、京セラやLG製の端末など個性的なスマホも扱っています。
最近では「povo」というオンライン専用の新料金プランが開始され、「データトッピング」という珍しい仕組みを採用し人気を集めています。
au回線を利用している格安SIMは以下の通りです。
・IIJmio(ドコモ回線もあり)
新iPhone機種変更お得割実施中!
ソフトバンク
ソフトバンクは大手キャリアの中でも特に成長率の高いブランドです。
ドコモやauに比べて携帯電話事業への参入は遅い方でしたが、この2社と大差ないくらいのキャリアとして注目され続けています。
今一番利用されているQRコード決済「PayPay」ですが、ソフトバンクユーザーであれば「PayPay」ポイントがたくさん受け取れるような仕組みとなっています。
他にも対象プランで契約していればYahoo!プレミアム会員が無料で利用できるなど、お得なサービスが豊富です。
ソフトバンク回線を利用している格安SIMは以下の通りです。
paypayポイントも貯められる!
楽天モバイル
楽天モバイルは楽天株式会社が提供する通信サービスです。
2020年4月に携帯電話事業に参入し、前述した3つの大手キャリアと並ぶ第4の大手キャリアと呼ばれるようになったブランドです。
3つの大手キャリアに比べて基地局数は少ないですが、2022年2月には人口カバー率96%突破しており、国内5GBまで利用できるようになっています。
料金プランは3GBまで1,078円で3,278円(税込)でデータ使い放題と、携帯電話業界の常識を覆すようなプランを提供しています。もちろん大手キャリアの中では断トツで安く、格安SIMなのでは?と勘違いされてしまうほど。
さらに月々の支払い110円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まるので、楽天会員の方はよりお得に利用できます。
貯まったポイントは楽天市場でのショッピングやスマホ代の支払いにも利用可能です。
まだ携帯電話事業に参入して約2年のため、これからの成長に注目が集まりそうなキャリアです。
乗り換えで6,000円相当還元中!
まとめ
ポイント
- スマホはOSの違いとキャリアの違いがある
- OSはAppleが提供する「iOS系」と、Googleが提供する「Android OS系」の2種類ある
- 「iOS系」はシンプルで分かりやすいが、カスタマイズの幅が限定的
- 「Android OS系」はこだわって選べるが、セキュリティ面に懸念がある
- キャリアには、4つの大手キャリアとMNVOがある
- キャリアによって料金プランや通信速度の質が異なる
この記事では、スマホの種類と分類分けについて詳しく説明させていただきました。
スマホにはOSの違いとキャリアの違いがあり、それぞれメリットとデメリットが存在します。
この記事を読んで、自分に合うスマホ選びの参考にしてくださいね!