



スマートフォンのような精密機器は水に濡れると壊れてしまう危険性がありますが、防水性能が高い機種を選んでおけば万が一のときも壊れにくいので安心です。
この記事では、2023年最新のおすすめ防水スマホを6種類紹介します。
アウトドアや普段の生活でスマホを水濡れによる故障から守りたい方は、機種選びの参考にしてくださいね。
スマートフォンに防水性能は必要?防水だとどんな時に役立つ?
スマートフォンに防水性能があれば、水に濡れた時に壊れにくくなります。

例えば台所で洗い物をしている時などに、作業をしながら動画を見たり音楽・ラジオを聴いたりしたい時がありますよね。
スマホが防水じゃなかった場合は、たまたま跳ねた水がかかってしまった結果壊れてしまうかもしれません。
しかし防水なら、多少水がかかった程度なら壊れる心配は薄くなりますよ。
他にも、お風呂に入りながらスマホでネットサーフィンや動画再生などをしたい時は防水スマホを使えば、ジップロック等のケースに入れなくても手軽に使えますよ。

また外を移動中に突然雨が降ってきてしまっても、防水スマホを使っていればそこまで壊れる心配をする必要がありません。
川など、アウトドア環境でスマホを使う場合も防水スマホのほうが安心ですね。
水によるあらゆる場面でのトラブルによる心配を少なく抑えられるのは、防水スマホを使う大きなメリットですよ。

注意!防水スマホは防水性能が機種ごとに異なる
防水スマホを購入する際に注意したいのは、機種ごとに防水性能が異なることです。
防水と防塵(チリやホコリの混入を防ぐ性能)には性能の高さを示す等級があり、メーカーの公式サイトなどを見れば防水・防塵性能がどれくらい高いかをチェックできますよ。
防水性能の等級と内容 | |
IPX0 | 防水性能なし |
IPX1 | 垂直に水滴が落ちても大丈夫 |
IPX2 | 垂直から左右15度以内から雨がかかっても大丈夫 |
IPX3 | 垂直から左右60度以内から雨がかかっても大丈夫 |
IPX4 | いかなる方向から水の飛沫がかかっても大丈夫 |
IPX5 | いかなる方向から水を噴射しても問題なし |
IPX6 | いかなる方向から水を強く噴射しても問題なし |
IPX7 | 水面下15cm~1mに30分間入れても水が侵入しない |
IPX8 | 水面下でも使用可能 |
防塵性能は例えばIP5Xなら粉塵からの保護、IP6Xなら完全に全体が防護されているといった内容です。
防水・防塵性能はまとめて「IP○(防塵性能)○(防水性能)」として表記され、防水・防塵が完璧な状態がIP68ですよ。
基本的に防水性能はIPX7以上が安心、防塵はIP5X以上が望ましいと考えられます。


2023年のおすすめ防水スマホ6選
2023年時点で、おすすめの最新防水スマホを6種類紹介します。
価格や特徴をまとめているので、機種選びの参考にしてくださいね。
なお価格は、2023年8月時点での情報を記載しているので、合わせて公式サイトで最新情報をご確認ください。

iPhone SE(第3世代)は4万円台から買える低価格な防水iPhone!

出典:UQモバイル公式サイト(https://www.uqwimax.jp/mobile/)
iPhoneは2016年のiPhone 7以降防水・防塵に対応していて、2023年4月時点で一番安価な最新モデルがiPhone SE(第3世代)です。
iPhone SE(第3世代)のスペック・価格一覧 | |
価格(UQモバイル、povo1.0・au以外からの乗り換え・増量オプションII契約時) | 64GB:48,935円/128GB:60,190円/256GB:81,415円 |
CPU | A15 Bionic |
メモリ | 非公表 |
ストレージ容量 | 64GB/128GB/256GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素/インカメラ700万画素 |
画面 | 4.7インチ、1,334×750 |
重さ | 144g |
バッテリー持ち(ビデオ再生時) | 最大15時間 |
おサイフケータイ・防水 | 対応(IP67) |
iPhone SE(第3世代)はIP67の防水・防塵性能で、最上級ではないものの十分高い防水性能を備えていますよ。
iPhone SE(第3世代)は4.7インチ画面の小型モデルなので、衣服のポケットなどに入れて持ち運びやすくなっています。
弱点はデザインが2014年のiPhone 6とほとんど変わらないのでちょっと古さを感じさせることですが、結果的に古い機種を使っている人が乗り換えても操作が変わらないなどのメリットもあります。
UQモバイルなら乗り換えにより48,935円から購入可能なので、できるだけ安く最新iPhoneを手に入れて使いたい方はiPhone SE(第3世代)を検討してみてください。
大画面・デュアルレンズ対応!安心の最新iPhone・iPhone 15
出典:Apple
iPhone15 | |
---|---|
価格 | 140,800円〜→最大19,000ポイント還元 |
ディスプレイ | 6.1インチ有機EL |
高さ×幅×厚さ | 147.8mm×71.9mm×8.0mm |
CPU | A16 Bionic |
メモリ | 6GB |
本体容量 | 128GB/256GB 512GB |
広角カメラ | 4,800万画素(1/1.5インチ) |
超広角カメラ | 1,200万画素 |
望遠カメラ | 光学2倍相当 |
インカメラ | 1,200万画素 Dynamic Island |
リフレッシュレート | 60Hz |
カラー | ブラック/ホワイト/ピンク/ライトグリーン(シアン)/イエロー |
充電端子 | USB Type-C |
iPhone 15は6.1インチ大画面を搭載していて、顔認証対応となっています。
iPhone SEと異なり、超広角レンズを搭載していて前後左右を広く切り取った写真を撮影できるのも魅力ですよ。
バッテリー持ちが優れているので、長時間外で動画や音楽などを楽しみたい方にもiPhone 15がおすすめです。
防水性能もiPhone SEより15のほうが上で、最上級のIP68に対応しています。
楽天モバイルなら初めての回線契約や楽天カードによる分割を条件で加入可能な「楽天モバイル超トク買い替えプログラム」適用・下取りで最大19,000円分のポイント還元があるので、お得に入手できますよ。

AQUOS sense7はバッテリー持ち1週間!旅行・アウトドアでも満足の電池持ちでおサイフケータイ・防水対応
出典:IIJmio公式(https://www.iijmio.jp/device/sharp/sense7.html)
AQUOS sense7はシャープのAndroidスマートフォンで、IIJmioでは他社からの乗り換えにより15,900円から購入できます。
AQUOS sense7のスペック・価格一覧 | |
価格(IIJmio) | 通常価格42,980円→MNP時一括29,000円 |
CPU | Snapdragon 690 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 64GB/128GB |
画面 | 6.1インチ、2,432×1,080 |
重さ | 158g |
カメラ | アウトカメラ5,030万画素+800万画素+800万画素/インカメラ800万画素 |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応(IP68) |
AQUOS sense7はIP68の充実した防水・防塵性能を備えていて、風呂場での使用にも正式に対応しています。
ただし湿度90%以上や周囲温度35度以上での使用は推奨されていないので、お風呂場で使用する際は換気をするなどして室内の状態を調整するのがおすすめです。
AQUOS sense7はそこそこ高い性能のCPUを搭載しているのでゲームなどもある程度楽しめますし、おサイフケータイ対応なのでモバイルSuicaなども問題なく使えますよ。
バッテリーは最長1週間持つ長持ち仕様なので、旅行の移動中などに充電ができなくても問題なく長い間動画やゲームなどを楽しめるのも嬉しいですね。

AQUOS wish3はシャープの激安防水スマホ!IIJmioで一括19,800円から
出典:IIJmio公式(https://www.iijmio.jp/device/sharp/wish3.html)
AQUOS wish3はシャープが販売している低価格スマホで、IIJmioではなんと乗り換えで19,800円から入手可能です。
AQUOS wish3のスペック・価格一覧 | |
価格(IIJmio) | 33,800円→MNP時一括19,800円 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
カメラ | アウトカメラ1,300万画素 インカメラ600万画素 |
画面 | 5.7インチ |
重さ | 161g |
バッテリー容量 | 3,730mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応(IP68) |
AQUOS wish3は低価格スマホですが、しっかりおサイフケータイや防水性能を備えています。
低価格な分CPU性能はやや抑えめですが、ネットサーフィンや動画再生・SNSといったライトな用途ならサクサク動作しますよ。

徹底的に安く、防水対応のスマホを手に入れたい方はAQUOS wish3を検討してみてください。
子供に持たせる連絡用スマホとしても、雨にぬれても壊れにくいAQUOS wish3はおすすめの選択肢ですよ。
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Zenfone 9はSnapdragon 888搭載のハイエンド・コンパクト防水スマホ!
出典:IIJmio公式(https://www.iijmio.jp/device/asus/zenfone9.html)
Zenfone 9は台湾のスマホメーカー・ASUSが販売している機種で、Zenfoneシリーズとしては初めて日本で重視されているおサイフケータイ・防水に対応しました。
Zenfone 9のスペック・価格一覧 | |
価格(IIJmio) | 8GB・128GBモデル:89,980円→他社からの乗り換えで74,800円
8GB・256GBモデル:109,800円→他社からの乗り換えで92,800円 16GB・256GBモデル:124,980円→他社からの乗り換えで105,800円 |
CPU | Snapdragon 8 |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ容量 | 128GB/256GB |
カメラ | アウトカメラ5,000万画素+1.200万画素/インカメラ1,200万画素 |
画面 | 5.9インチ、2,400×1,080 |
重さ | 169g |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応(IP68) |
Zenfone 9に搭載されているCPUはSnapdragon 8という高性能なものです。
最新ゲームなども快適・なめらかに動作するので、ゲーマーの方にもおすすめですよ。
本体サイズが小さめなので、片手で持ちやすいコンパクトスマホを求める方にもZenfone 9がおすすめです。
Zenfone 9の弱点は、私が使ってみた感想としてはバッテリー持ちがやや悪いことです。
電池持ち重視の場合は、AQUOS sense7やiPhone 15も検討しましょう。
Androidスマホで高性能かつ防水対応の機種を探している方は、Zenfone 8を検討してみてください。
ワイモバイルで販売中!充実仕様で一括360円から買えるLibero Ⅲ 5G
出典:ワイモバイル公式(https://www.ymobile.jp/lineup/libero5giii/)
Libero 5G IIはワイモバイルで販売されていて、なんと他社からの乗り換えで一括360円から入手できます。(プランM/L加入が必須)

Libero 5G IIのスペック・価格一覧 | |
価格(ワイモバイル) | 24,480円→MNP時一括360~3,960円 |
CPU | Dimensity 700 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
カメラ | アウトカメラ1,300万画素+200万画素+200万画素/インカメラ800万画素 |
画面 | 6.67インチ、2,400×1,080 |
重さ | 207g |
バッテリー容量 | 4,120mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応(IP57) |
Linero 5G Ⅲは防水対応、おサイフケータイも使えますよ。
防水はIPX7、防塵はIP5Xなので最高クラスの防水・防塵性能ではありませんが、実用上は十分と言えます。

Libero 5G Ⅲは低価格スマホながらそこそこゲームなども遊べるCPU性能、大画面で動画なども大きな見やすい表示で楽しめますよ。

防水・耐水スマホのよくある質問
本章では、防水・耐水スマホのよくある質問についてまとめました。
それぞれの質問について詳しく回答するので、ぜひチェックしてください。
防水スマホは風呂や海に入れても問題ないの?
防水と認定されたスマホはスペック表に「IPX〇」と記載されますが、その基準を定める際には基本的に常温の水道水にて防水テストが行われています。
つまり、スマホの防水性能の項目にある「IPX〇(数字)」は、常温の水道水の場合での防水性のレベルを示しています。
お風呂の温かいお湯や海水の場合は、防水性能が下がる恐れがあるので水中の中にスマホを入れることは極力控えた方が安心です。
特に海水は塩分濃度が高く内部基盤の腐食に繋がる恐れがあるので、「海水でも使える」と記載のあるスマホ以外は防水ケースなどに入れて利用することをおすすめします。
OPPOなど格安のAndroidスマホでも防水は問題ない?
OPPOなど5万円以下で購入できるスマホでも、防水性能があると記載があれば多少水回りで使用しても問題ありません。
ただし、海外製の安価なスマホの中には防塵のみで、防水に対応していないスマホもあります。
防水性能のある格安スマホを購入したい時は、必ずスペックについて詳しく調べるようにしましょう。
安いSIMフリースマホでも防水と記載があれば水没しても大丈夫?
防水と記載があれば、等級に応じてある程度水没にも耐えられるでしょう。
スマホの防水性を示す際、スペック表には「IPX〇」と表示されます。
〇の部分に数字が入りますが、数字によって防水の程度が変わるので注意しましょう。
等級 | 保護の程度 |
IPX0 | 特に水の侵入に対しての保護はなし |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
IPX5 | いかなる方向の水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX6 | いかなる方向の水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX7 | 規程の圧力・時間で水中に没しても水が浸入しない |
IPX8 | 水面下での使用が可能 |
前章にも記載していますが、こちらの表を参考にスマホの防水性がどの程度なのか調べることをおすすめします。
水没することを前提にスマホを探すのであれば、IPX7かIPX8の記載があるスマホを選ぶと良いでしょう。
ただし、上記の等級を定める際のテスト時には常温の水道水が使われているため、お湯や海水になると防水性が低下する恐れもあるので注意してください。
まとめ
今回は、防水対応のおすすめスマートフォンについて解説しました。
ポイント
- 防水・防塵性能は機種によって異なり、最高はIP68
- iPhoneシリーズは2016年以降防水対応、iPhone SE(第3世代)やiPhone 15がおすすめ
- AQUOS sense7はおサイフ・防水対応で電池持ちも抜群!お風呂でも安心して使える
- AQUOS wishは性能抑えめの低価格防水スマホ
- Zenfone 9はハイエンド、最新ゲームなども快適に遊べる
- Libero 5G Ⅲはワイモバイルで販売中、おサイフ・防水対応で大画面
今回の解説を参考に、自分に合ったベストな防水スマホを見つけてみてくださいね。