Galaxyシリーズは大手キャリアを中心に展開中のAndroidスマートフォンです。
たくさんのラインナップがあるためどれを買うべきか迷ってしまうGalaxyですが、性能やカメラ、価格などの特徴をチェックしていくことで自分にピッタリの1台を見つけることができますよ。
この記事では、2023年におけるGalaxyのおすすめモデルについて解説します。
目次
Galaxy(ギャラクシー)はサムスンが販売しているAndroidスマートフォン
Galaxyは、韓国の大手電機メーカーであるサムスンが販売しているAndroidスマートフォンのシリーズです。
まずはGalaxyの主な特徴について、かんたんに紹介します!
おサイフケータイや防水対応の機種が多く、多くの人におすすめな仕様
海外製のAndroidスマートフォンにはたくさんの種類がありますが、中にはおサイフケータイや防水といった日本国内で需要の大きい機能が搭載されていない機種も多いです。
日本国内で販売されているGalaxyシリーズは、多くのラインナップがおサイフケータイや防水といった日本人に人気のある機能をしっかり搭載しているのが魅力です。
スマホを買う際に機能の充実を求める方には、Galaxyシリーズがおすすめですよ。
他にもミドルスペック以上のモデルを中心としたステレオスピーカーの搭載や、Ultraシリーズなら文字やイラスト作成に使えるSペンを利用できるなど便利な機能・設計がGalaxyには多数施されています。
Galaxyは主にキャリアで販売、SIMフリーモデルは1種類のみ
Galaxyシリーズは主に大手キャリアや大手キャリア系列の格安SIM・プランで販売されています。
基本的にドコモや格安プランであるahamo、au、auのサブブランドである格安SIM・UQモバイルでGalaxy端末を購入可能です。
今まではほぼキャリアでしか取り扱いがなかったGalaxyですが、例外として2022年にはSIMフリーのGalaxy端末「Galaxy M23」が販売されました。
将来的には、最新のハイエンドモデルなども含めてSIMフリーでもっと気軽にGalaxy端末を購入できる時代が来ることに期待したいですね。
【疑問を解消!】Galaxyって、キャリアの回線を契約しないと買えないの?
Galaxyは大手キャリアでしか取り扱いがない機種がほとんどですが、現在大手キャリアでは回線契約をしなくても端末だけを買うことが可能となっています。
キャリアショップや家電量販店で「端末だけ購入したい」と言えば、在庫があれば販売してもらえますよ。
ドコモオンラインショップやau Online Shopでも、「端末のみ購入」の項目が商品ページ内にあれば本体だけをWeb上で購入できます。
注意!SIMロックありのGalaxyは解除しないと他社回線で使えない
大手キャリアのGalaxyシリーズは、2021年秋よりも前に発売された機種の場合基本的に「SIMロック」がかかっています。
SIMロックがかかっている端末は、解除しなければ他社の海鮮を使っている格安SIM等で利用できません。
SIMロックはMy docomoやMy auといったキャリアのマイページから、誰でも無料で解除可能です。
ただし端末残債がない状態か、クレジットカードで分割払い中、または前回のSIMロック解除から101日目以降といった条件を満たしていない場合はすぐにSIMロックを解除できないことにご注意ください。
注意!キャリア版Galaxyは販売されていた以外のキャリアの回線と電波の相性が悪い
キャリア版のGalaxy端末は、販売先のキャリア以外で使われている電波の「周波数帯」にしっかり対応しきれていないケースが多いです。
例えばドコモ版Galaxyをauやソフトバンクの回線を使用している格安SIMで使おうとすると、地方や地下、屋内などの一部の場所で電波が弱くなってしまう場合があることにご注意ください。
なおSIMフリーモデルとして販売されているGalaxy M23 5Gなら、ドコモやau、ソフトバンクの4G回線で使われる周波数帯にはしっかり対応しています。
参考までに、Z Flip 4やZ Fold 4など2022年秋発売の製品は他社回線にも対応するようになったため相性の問題は解消されました。
近年は大手もサブキャリアを用意するほか多くの格安回線も認知度が上がっているため、2023年以降はさらに改善されるかと推量します。
Galaxyのハイエンドモデル・SシリーズはS23が最新!型落ちモデルもおすすめ
ココがポイント
2023年最新のS23シリーズは4月20日に発売されました!
Galaxyのハイエンドモデルは主にSが付くモデルが万人向けとして展開中で、2023年最新はGalaxy S23シリーズです。
日本国内では、Galaxy S23と上位モデルのGalaxy S23 Ultraがラインナップされてドコモ・au・楽天モバイルから販売されます。
Galaxy S23は比較的コンパクトサイズ・軽量が魅力|予算があれば一番おすすめ!
Galaxy S23は、画面サイズ6.1インチで大きすぎない本体サイズながら高性能なカメラやCPUを搭載しています。
Galaxy S23のスペック・価格 | |
価格(au) | 136,330円 |
CPU | Snapdragon 8 Gen2 |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 256GB |
画面 | 6.インチ、2,340×1,080 |
重さ | 168g |
カメラ | アウトカメラ:5,000万画素+1,200万画素+1,000万画素/インカメラ:1,000万画素 |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/IPX5/8 |
Galaxy S23は3つのアウトカメラレンズを搭載しています。
広角カメラに加えて超広角カメラと望遠カメラを搭載しているので、広い空間を写真・動画に収められたり遠くの景色をしっかりキレイに撮影できたりしますよ。
夜景や人物写真を明るくハッキリ撮影可能、手ぶれ補正が強力なので動画を歩きながら撮影した時なども映像がしっかり見やすい仕上がりになります。
S22からの不要な部分を消すことができる、AI消しゴム機能も健在です。
ちなみに望遠レンズは光学3倍ズーム対応で、最大30倍までズームをしての撮影ができます。
本体性能も非常に高く、最新の3Dゲームを高画質設定でもサクサク動かすことができますよ。
Galaxy S23 Ultraは大画面!Sペン内蔵で最大100倍ズーム対応カメラが魅力
Galaxy S23 UltraはS23シリーズの最上位モデルで、6.8インチの大画面を搭載しています。
Galaxy S23 Ultraのスペック・価格 | |
価格(au) | 197,650円~ |
CPU | Snapdragon 8 Gen2 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | 6.8インチ、3,088×1,440 |
重さ | 234g |
カメラ | アウトカメラ:2億画素+1,200万画素+1,000万画素+1,000万画素/インカメラ:1,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/IPX/5/8 |
価格は約20万円とかなり高めですが、その分カメラ性能など全体的に圧倒的な高性能になっていますよ。
約2億画素という圧倒的な画素数のメインレンズに加えて超広角レンズ、さらに光学3倍ズームと光学10倍ズームの望遠レンズが搭載されている仕様です。
カメラは最大100倍ズーム対応、かなり遠くまで撮影可能となっています。
本体に内蔵されているSペンを使って、イラスト作成やメモ書きなどができるのも便利ですよ。
また画面サイズが6.8インチとかなり大きいので、動画や写真などを見やすいのも魅力的です。
折りたたみモデルのGalaxy Z Fold 4やZ Flip 4も販売中!性能や携帯性重視の人におすすめ
Galaxy Z Fold 4は横に開いてタブレットのようになるAndroidスマホ、Galaxy Z Flip 4 5Gは縦に折りたたんでコンパクトにできるスマホです。
どちらも通常のGalaxyシリーズと比べて非常に高額(Z Fold3は約25万円、Z Flip3も約16万円程度)ですが、画面を折り畳める・開けるという非常に変わった仕様が魅力的な端末ですよ。
おそらく今年秋にはそれぞれの後継モデルが発売されるので、「他の人がまず持っていない変わった機種を使いたい!」という方はチェックしてみてください。
Galaxyのミドルスペックモデルは最新A54に加えてA53とM23が販売中!高コスパで展開
Galaxyは長い間主にハイエンドモデルを国内展開していましたが、スマホが年々高額化してしまっていることもあってか2年程度前からは「5~7万円くらいで買えるミドルスペックモデル」も販売しています。
格安SIMやキャリアの割引キャンペーンを利用すれば、3万円台などもっと安い価格で入手できることもありますよ。
最上級は求めないものの、問題なく使える性能の機種を選びたいといった方はミドルスペックモデルのGalaxyを検討してみてください。
2023年5月に新発売!Galaxy A54 5GはUQモバイルやドコモ、auで販売中
Galaxy A54 5Gは、2023年5月に発売された最新の高コスパモデルです。
Galaxy A54のスペック・価格 | |
価格(UQモバイル) | 他社からの乗り換え・トクトクプラン以上・増量オプションII加入時52,730円 |
CPU | Exynos 1380 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.4インチ、2,340×1,080 |
重さ | 201g |
カメラ | アウトカメラ:5,000画素+1,200万画素+500万画素/インカメラ:3,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/IP68 |
大容量バッテリーを搭載していて電池持ちが抜群、25Wの急速充電に対応しているため素早く充電も終えられますよ。
カメラでは明るくキレイな写真を撮影可能になりました。
またGalaxy A54 5Gでは画面の明るさが旧モデルよりも強化されていて、晴天時など外でも画面を見やすくなっています。
細かい部分では画面のスクロールがなめらかになる120Hzリフレッシュレートに対応していたり、ステレオスピーカーで高音質んに音楽などを楽しめたりもしますよ。
Galaxy A53 5Gはドコモやau、UQモバイルで販売
2022年発売のGalaxy A53は、UQモバイルへの乗り換えで22,160円から購入可能となっています。
Galaxy A53のスペック・価格 | |
価格(UQモバイル) | 他社からの乗り換え・トクトクプラン以上・増量オプションII加入時37,835円 |
CPU | Exynos 1280 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.5インチ、2,400×1,080 |
重さ | 189g |
カメラ | アウトカメラ:6,400画素+1,200万画素+500万画素+500万画素/インカメラ:3,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/IP68 |
Galaxy A53は画面サイズが6.5インチと大きめで、そこそこ安く買える機種ながら120Hzのリフレッシュレートが採用されています。
Galaxy A53はさらにステレオスピーカーにもS22シリーズ同様対応、横持ち時に左右から音が聞こえるので動画や音楽などをよりよい音で楽しめるのも嬉しいですね。
バッテリー容量が5,000mAhもあり、さらに25Wの急速充電対応なので素早く充電できることも見逃せません。
カメラは望遠レンズ非搭載・流石に上位モデルには敵わないものの、光学手ブレ補正搭載できれいな写真をしっかり撮影可能となっていますよ。
本体性能も最新ゲームなどをそこそこの動作でプレイ可能(かなりの高性能が求められるものなどは画質を抑えるなどの調整が必要な場合あり)、おサイフケータイや防水にもしっかり対応しています。
SIMフリーのGalaxy M23 5Gはネット通販で販売、しかし注意点も…
Galaxy M23 5Gは通販サイトなどで販売されている、Galaxy初の国内向け・キャリア販売でないSIMフリーモデルです。
Galaxy M23 5Gのスペック・価格 | |
価格(価格ドットコム、2023年8月27日時点) | 36,933円~45,080円 |
CPU | Snapdragon 750G |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.6インチ、2,408×1,080 |
重さ | 198g |
カメラ | アウトカメラ:5,000万画素+800万画素+200万画素/インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 非対応/非対応 |
性能はそこそこの高さ、SNSやネットサーフィン、動画再生などの一般的な用途ならまったく問題ありません。
デザインは正直一昔前の設計といった印象、今後の後継機での発展に期待したいですね。
120Hzリフレッシュレート対応で5,000mAhの大容量バッテリー搭載など、A53と同じような仕様の部分も多く見られますが、注意したいのはおサイフケータイや防水に非対応なことです。
Galaxyの低価格エントリーモデルはGalaxy A23が2023年最新!安いのが最大の魅力
Galaxy A23はドコモで販売されている、Galaxyのエントリーモデルです。
価格が定価で33,440円と圧倒的な安さで購入できますよ。
Galaxy A23のスペック・価格 | |
価格(ドコモオンラインショップ) | 33,440円 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.8インチ、1,560×720 |
重さ | 168g |
カメラ | アウトカメラ:約5000万画素/インカメラ:約500万画素 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応・IPX5/8 |
Galaxy A23の性能は抑えめで、SNSやネットサーフィン、動画再生といったライトな用途向けです。
おサイフケータイや防水にはしっかり対応しているので、連絡用などで使うのに向いています。
変わった特徴としては「Galaxy使い方相談」という機能があり、専用ボタンから無料の相談窓口に電話をかけられます。
ガラケーを使っていた方のスマホデビューにも、Galaxy A23はオススメですよ。
Galaxyはどれを買うのがおすすめ?目的ごとのおすすめモデル
最後に、ここまで紹介したGalaxyの中から目的・用途ごとのおすすめ機種を3種類に厳選して紹介します。
カメラ性能最重視ならGalaxy S23 Ultraがおすすめ
とにかく2023年時点で最上級の性能を持つカメラを使いたい場合におすすめしたいのは、Galaxy S23 Ultraです。
最大100倍ズーム対応で、とにかく望遠に強いカメラを利用できますよ。
その他の機能・性能も充実していて、ゲームや音楽、動画、SNSなどあらゆることを最大限に楽しめます。
格安SIMとセットでお得に入手したいならGalaxy A54 5Gがおすすめ
格安SIMへの乗り換えに合わせてできるだけ安く高性能なGalaxyを手に入れたい場合は、ahamoのGalaxy S20と合わせてGalaxy A54 5Gも検討してみることをおすすめします。
Galaxy A54 5Gは全体的にハイエンドモデルにも引けを取らない充実した多機能さ・性能を持っているので、5万円台で入手できれば大きな満足感を得られますよ。
ココに注意
2023年8月時点でahamoはGalaxyS20を販売終了しています。
おすすめ中古Galaxyシリーズをランキング形式で紹介
最後に、Galaxyシリーズは人気が高く中古でも広く取り扱われているということで、おすすめの中古Galaxyを簡潔にランキング形式でまとめて紹介します。
- 第1位:Galaxy S22
- 第2位:Galaxy S22 Ultra
- 第3位:Galaxy S21
第1位のGalaxy S22は、2023年8月時点で中古が6万円台程度から購入可能となっています。
Galaxy S23と同様コンパクトサイズなハイエンドモデルで、できるだけ軽くて持ち運びやすいうえでゲームの快適さなど性能重視の方に最適です。
第2位のGalaxy S22 Ultraは100倍ズーム対応、Snapdragon 8 Gen1搭載でゲーム性能も非常に高くなっています。
Galaxy S22 Ultraであれば中古10万円以下でも買えるので、高性能なUltraモデルが欲しいけどS23 Ultraの約20万円という価格は出しづらい!という方におすすめです。
ただし筆者がそれぞれ使ってみた限りでは、S22 Ultraはバッテリー持ちや画面の発色の綺麗さ、スピーカー音質において最新モデルと比べてやや劣る印象があるので、徹底的に性能重視なら最新モデルがやはりおすすめですよ。
第3位のGalaxy S21は2021年モデルで、未使用品でも7万円台前半・中古なら4万円台くらいで買えることもあります。
望遠レンズなども搭載されたできるだけ高性能な機種を使いたいけど、価格は抑えたい方におすすめですよ。
まとめ
今回は、Galaxyの2023年時点におけるおすすめモデルについて紹介しました。
ポイント
- Galaxy S23はコンパクト・高性能が特徴!最大30倍ズームにも対応
- Galaxy S23 Ultraは最大100倍ズーム対応!大画面・Sペン搭載
- Galaxy Z Fold4は横開き・Galaxy Z Flip4は縦開きのAndroidスマホ
- Galaxy A53 5GはUQモバイルで3万円台から、Galaxy A54 5Gは5万円台から!充実した機能・性能で高コスパ
- Galaxy M23 5GはSIMフリーモデル!おサイフケータイや防水には非対応
- Galaxy A23 5Gはエントリーモデル!スマホ初心者向けで低価格
Galaxyは多くがおサイフケータイや防水に対応した充実仕様で、日本人にも使いやすい仕上がりとなっています。
今回の解説を参考に、自分の使い方に合った1台を見つけてみてくださいね。