iPhone SEは、Appleが数年おきに発売している低価格帯のiPhoneです。
比較的気軽に購入できるため日本国内でも強い人気があるiPhone SEに、2022年3月第3世代が登場しました!
この記事では、iPhone SE第3世代の価格やスペックなどの特徴を第2世代と比較しながら詳しく解説します。
目次
2022年3月に、iPhone SEの第3世代が発売!
2022年3月18日より、iPhone SE第3世代が発売されました。
Apple StoreのSIMフリーモデルだけでなく、ドコモ等の大手キャリアやワイモバイルなどの格安SIMでも取り扱いがありますよ。
前回の第2世代は、2020年の4月発売でした。
第1世代は2016年登場だったので、第1世代→第2世代はなんと4年越しでの登場でした。
第2世代→第3世代は前回と比べるとかなり早めの登場となりましたが、それでも2年ぶりの新作となっています。
iPhone SE第3世代は、第2世代からどう変わった?
iPhone SE第3世代の発表を見て、「これ、どこが変わったの?」と思ってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
確かに、iPhone SEの第3世代は一見ほとんど第2世代と変わらないように見えます。
しかし細かく見ていくと、第2世代のイマイチだったいくつかの部分が改善されたバージョンアップ仕様になっていますよ。
iPhone SE(第3世代)の特徴について、第2世代と比較しながら解説します。
本体デザインは変化なし、TouchIDの指紋認証にも今まで通り対応
iPhone SE(第3世代)の本体デザインは、ほぼ第2世代と同じです。
要するに、2017年に登場したiPhone 8のデザインが引き継がれています。
とはいえ完全に第2世代と同じデザインなわけではなく、実はiPhone SE(第3世代)だと本体カラーが少し変更されました。
黒、白、赤の3色なのはそのままですが、公式サイトの比較で並べてみると黒はブラックから少し明るい「ミッドナイト」に変更されています。
赤のPRODUCT(RED)は、第2世代より第3世代の方が濃い目の色合いになっています。
白も第2世代のホワイトより、第3世代のスターライトのほうがややベージュ寄りな色合いです。
そしてiPhone SE第2世代から外観が変更されていない結果、TouchID対応のホームボタンが第3世代にもしっかり搭載されています。
iPhoneを昔から使っていて、「ホームボタンがない機種は使いづらい」「手軽な指紋認証を使いたい」という方もたくさんいるのではないでしょうか。
iPhone SE第3世代ならホーム画面に戻りたい時はホームボタンを押せばOK、指紋認証も活用できます!
良いところを残しつつ新しいカラーを取り入れているのが、iPhone SE第3世代の外観上の特徴です。
搭載チップがiPhone 13と同じA15 Bionicになった!
iPhone SE(第3世代)では、搭載されているチップがA15 Bionicチップに変更されました。
iPhoneに搭載されているチップ | |
iPhone SE第3世代 | A15 Bionic |
iPhone SE第2世代 | A13 Bionic |
iPhone SE第2世代からは、最大1.2倍のグラフィック性能になっているとのことです。
最大1.2倍速いグラフィックス性能
出典:Apple公式サイト(https://www.apple.com/jp/iphone-se/)
最新ゲームなどをより快適に動作させられるのは第3世代だと考えられますが、実のところ第2世代の時点で現在快適に動かないゲームはとくにありません。
将来的には第3世代の方が快適なゲームなどがでてくる可能性もありますが、現状はそこまで大きな性能差を感じることはないと思われます。
ちなみにiPhone SE第3世代に搭載されているA15 Bionicは、2021年発売のiPhone 13シリーズと共通しています。
低価格帯のモデルでありながらも、最新のCPUをしっかり搭載しているのはiPhone SE(第3世代)の嬉しいポイントですね!
5Gに対応!対応エリアではより高速な通信が可能に
iPhone SE(第3世代)では、5G通信に対応しました。
5Gに対応するエリアでは、第3世代なら第2世代よりも高速で通信できますよ。
SE第2世代が発売された2020年は、まだまだ5Gエリアが広くありませんでした。
2年経った2022年も「どこでも5Gにつながる」とまでは言えませんが、少なくとも私の周囲では5Gに接続される場所もかなり増えてきました。
最先端な5Gに対応しているのは、iPhone SE(第3世代)を選ぶ上で重要なポイントだと思います。
バッテリー持ちが第2世代からパワーアップ!ビデオ再生時間が最大2時間増加
iPhone SE(第3世代)ではバッテリー持ちが第2世代から改善されました。
第2世代は正直燃費が悪く、すぐバッテリー残量が少なくなってしまっていたのですが、第3世代は第2世代よりビデオ再生時間が最大2時間増加しました。
朝から晩まで安心してiPhoneを使い続けたいなら、iPhone SE第3世代を選んでおくのがおすすめです。
おサイフケータイや防水には今までどおり対応
iPhone SE(第3世代)では、今まで通りおサイフケータイや防水に対応しています。
モバイルSuicaなどで支払いを行えますし、防水なので水場でも安心してiPhoneを使えますよ。
カメラは第2世代と同じシングルレンズ仕様、Deep Fusionやフォトグラフスタイルへ対応
iPhone SE(第3世代)のアウトカメラは1,200万画素のシングルレンズで、明るさを示すF値がF1.8というところまで第2世代と共通しています。
しかし全く同じ性能のカメラというわけではなく、第3世代ではDeep Fusionやフォトグラフスタイルに対応しました。
Deep Fusionは暗めな場所でも細かい部分をしっかり描写できるしくみ、フォトグラフスタイルは写真の質感を手軽にいくつかの候補から選択して調整できる機能です。
またiPhone SE第3世代では「スマートHDR 4」に対応していて、最大4人の人物を認識して明るさや肌の色合いなどを調整・キレイに人物写真を撮れるようになりました。
他には動画撮影時に、1080p・120fpsのスローモーションビデオも撮影可能になっていますよ。
一見ほとんど変わらないように見えるiPhone SE第3世代のカメラですが、実は細かく進化しています。
本体価格は第2世代から少し上がった
私が特徴を見比べて思った唯一の惜しいポイントが、価格です。
iPhone SEの第3世代では、第2世代と比べて価格が8,000~9,000円程度上がりました。
iPhone SEの本体価格比較(SIMフリーモデル) | ||
第3世代 | 第2世代 | |
64GB | 57,800円 | 49,800円 |
128GB | 63,800円 | 55,800円 |
256GB | 76,800円 | 67,800円 |
たくさんの機能改善があることを考えると価格アップは妥当とも考えられますが、最安でも6万円に近い57,800円という金額になってしまっているのは要注意ポイントです。
なおiPhone SE第2世代は既に販売終了済みなので、今からSEを買うなら必然的に第3世代となります。
iPhone SEの第3世代は、どんな人におすすめ?
iPhone SE(第3世代)は、以下の3つの条件のいずれかに当てはまる方におすすめです。
- できるだけ安く、新品のiPhoneを手に入れたい
- 機種変更をしたいけど古いiPhoneに慣れていて、ホームボタンや指紋認証がなくなるのは嫌
- 軽くて持ちやすい小型のiPhoneを、安く手に入れて使いたい
第2世代と比べるとちょっと価格が上がったものの、iPhone SE(第3世代)の本体価格はまだまだ安価です。
安くiPhoneを新品で購入したいなら、SE第3世代は要検討ですよ。
また手持ちのiPhoneが古くなったので機種変更をしたいけど、デザインは8以前のままのほうが安心…という方にもおすすめの候補がiPhone SE(第3世代)です。
そしてiPhone SE(第3世代)は4.7インチの小型画面、重量も144gと軽いです。
軽くて持ちやすいiPhoneを手に入れたい方には、5.4インチ画面・140gのiPhone 13 miniと共におすすめの選択肢になりますよ。
iPhone 13 miniは128GB86,800円~という価格設定になっていて、SEと比べるとちょっと高めです。
安く小型iPhoneを手に入れたい人はSE第3世代、高くてもいいので大画面かつより軽量な機種を使いたい人はiPhone 13 miniを選んでみてください。
第2世代を持っている人は無理に買い換える必要なし!
色々と進化があったiPhone SE(第3世代)ですが、第2世代を持っている人が無理に買い換える必要はないと考えられます。
もちろん進化に魅力を感じたなら買いですが、ここまでの説明を読んでもあまりピンとこなかった人はあえて買い換える必要はありません。
「iPhone SE第2世代から機種変更をして、進化を体感したい!」という方は、大画面の最先端デザインで超広角レンズも搭載されているiPhone 13や13 miniを選んだほうが満足できると思われます。
iPhone SEの第3世代は、格安SIMのワイモバイルでも購入可能!
iPhone SE(第3世代)は、格安SIMのワイモバイルでも購入可能です。
ワイモバイルはソフトバンクが展開している格安SIMで、朝・昼・晩と快適に通信できる高品質なソフトバンク回線を利用できますよ。
ワイモバイルでは、実は新規契約や他社からの乗り換えを条件にiPhone SE(第3世代)をとても安く割引購入できます!
iPhone SEの本体価格比較(SIMフリーモデル) | ||
Apple Store | ワイモバイル | |
64GB | 57,800円 | 67,680円→新規・乗り換えで46,080円 |
128GB | 63,800円 | 74,880円→新規・乗り換えで53,280円 |
256GB | 76,800円 | 90,000円→新規・乗り換え出68,400円 |
例えば64GBならApple Storeで本体を買うよりも11,720円お得、128GBも10,520円、256GBは8,400円割安です。
そしてワイモバイルは、4GB月額2,365円などの低価格で通信を行えます。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要
S
M
L
月額料金
2,365円
2,915円・4,015円
2915円・5,115円
各種割引適用後料金
(契約翌月以降)1,078円
1,078円・2,178円
1,078円・3,278円
データ容量
4GB
~1GB・20GB
~1GB・30GB
低速時速度
最大300kbps
最大1Mbps
通話料
22円/30秒
データ繰り越し
◯
5G対応
◯
※表は右にスクロールできます
ワイモバイルに乗り換えつつiPhone SE第3世代を購入すれば、本体の購入金額を抑えつつ通信料金もお得にできますよ。
まとめ
今回は、2022年3月に発売となったiPhone SE(第3世代)について解説しました。
ポイント
- iPhone SE第3世代は、iPhone 13と同じA15 Bionicを搭載(第2世代より2世代新しいチップになった)
- iPhone SE第3世代では5Gに対応、バッテリー持ちやカメラ性能も向上した
- 本体デザインはiPhone SE第2世代とカラーが若干変わったのみ、指紋認証やおサイフ・防水はそのまま搭載
- 価格は第2世代より少し高くなっている
- 細かい部分の改善が中心なので第2世代所有者は無理に乗り換える必要なし
- ワイモバイルへの乗り換えや回線新規契約と共に購入すれば、Apple Storeよりも価格がお得!
5万円台から新品の高性能iPhoneを入手できるということで、iPhone SEの第3世代はなかなか魅力的な選択肢だと思います。
今回の解説を参考に、自分にとってiPhone SE第3世代がベストな選択肢かどうかをじっくり検討してみてくださいね。