



ドコモの名義変更は来店者によって提出する書類が違うので、しっかりと下調べしておく必要があります。
そこでこの記事では、ドコモの名義変更に関する以下の点について解説します。
- 名義変更が必要なパターン
- 名義変更手続きができる場所
- 名義変更する際に必要なもの
- 名義変更する際の注意点
スマホの名義変更ってどういう時に必要?


契約者を変更する時
名義変更が必要になる最も一般的なパターンは、単純に契約者を変更する時です。
親の名義を子供の名義にする場合や、逆に子供の名義を親に変更する場合、家族ではなく第三者にケータイを譲る場合などに名義変更手続きが必要になります。
法人で使っていたケータイを個人で使うことになった時
退職にともない、法人で使っていたケータイをそのまま個人で使うことになった時も名義変更が必要です。
この場合、家族間ではないので2,200円の名義変更手数料がかかります。
また、法人の確認書類として登記簿謄本や現在事項証明書、印鑑証明書などが必要です。

結婚・離婚で姓が変わった時は改称
結婚や離婚で姓が変わった時も名義変更が必要と思ってしまいそうですが、実際は名義変更する必要はありません。
この場合、契約者自体は同じで苗字だけが変わっただけなので、必要な手続きは「改称」です。

なお、結婚中はパートナーの名義で契約していて、離婚をきっかけに自分の名義にしたいといった場合は契約者が変わるので名義変更が必要になります。
ドコモで名義変更する際に必要なもの


名義変更前と変更後の名義人がどちらも来店する場合
名義変更前と変更後の名義人がどちらもドコモショップに来店する場合に必要な書類は以下の通りです。
変更前の名義人 | 変更後の名義人 | |
必要なもの | ・本人確認書類 | ・本人確認書類
・クレジットカードもしくはキャッシュカード |
名義変更前と変更後の名義人が2人とも来店する場合は、それぞれの本人確認書類と変更後の名義人の名義のクレジットカードもしくはキャッシュカードを準備するだけでOKです。
また、キャッシュカードがない場合は通帳と印鑑でも手続きできます。
変更後の名義人のみ来店する場合
ドコモショップに来店できるのが名義変更後の人だけの場合に必要な書類は以下の通りです。
変更前の名義人 | 変更後の名義人 | |
必要なもの | ・本人確認書類
・変更前の名義人が記載した委任状 |
・本人確認書類
・クレジットカードもしくはキャッシュカード |
変更後の名義人のみ来店する場合は、来店できない変更前の名義人が記載した委任状が追加で必要になります。
名義変更前の名義人のみ来店する場合
ドコモショップに来店できるのが名義変更前の人だけの場合に必要な書類はこちら。
変更前の名義人 | 変更後の名義人 | |
必要なもの | ・本人確認書類
・クレジットカードもしくはキャッシュカード ・変更後の名義人と家族であることを確認できる書類 |
・本人確認書類
・変更後の名義人が記載した委任状 |
ここから少し複雑になります。
まず、名義変更後の人が来店できない場合でも変更後の名義人の委任状があれば名義変更自体は可能です。
ですが、支払い方法は変更後の名義人のクレジットカードやキャッシュカードで設定できません。

この場合、支払い方法は来店している変更前の名義人のクレジットカードもしくはキャッシュカードで設定する必要があります。

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第三者のみ来店する場合
これはかなりレアなケースたと思いますが、変更前の名義人と変更後の名義人の両方が来店できず、第三者のみが来店する場合に必要な書類は以下の通りです。
変更前の名義人 | 変更後の名義人 | 第三者 | |
必要なもの | ・本人確認書類
・変更前の名義人が記載した委任状 |
・本人確認書類
・変更後の名義人が記載した委任状 |
・本人確認書類
・クレジットカードもしくはキャッシュカード ・変更後の名義人と家族であることを確認できる書類 |
第三者のみ来店の場合は、変更前の名義人のみが来店する場合よりも必要な書類がさらに増え、変更前の名義人と変更後の名義人それぞれが記載した委任状が必要です。
支払い方法は変更前・変更後どちらの名義人も設定できず、来店している第三者のクレジットカードまたはキャッシュカードで設定しなければいけません。
また、第三者であれば誰でも支払い方法を設定できるわけではなく、この人物が変更後の名義人の家族である必要があります。
そのため、店頭では戸籍謄本や本人確認書類の住所欄で家族の確認が行われ、家族と判断されてはじめて支払い方法を設定可能です。

ドコモで名義変更する時の委任状の書き方


ドコモの名義変更の際に使う委任状は、以下のリンク先の「委任状」からダウンロードできます。
同意書・委任状のダウンロード | お客様サポート | NTTドコモ
委任状のファイルに同梱されている委任状の記入例を見ながら、必要な部分を記入していきます。
出典:ドコモ公式サイト(https://www.docomo.ne.jp/support/consent_form/index.html)
名義変更の際に、最低限記載が必要な箇所は以下の通りです。
- 作成日
- 携帯電話番号
- □名義変更+dポイントクラブ入会にチェック
- 契約者(委任者)
- 代理人(受任者)

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ドコモの名義変更の際に注意すべきこと
ドコモの名義変更は必要な書類を見ても分かる通り少し複雑です。
また、書類以外にも注意点があるので以下にまとめておきます。

名義変更手続きできるのはドコモショップのみ。オンラインでは不可
ドコモのケータイの名義変更手続きできるのはドコモショップのみです。
My docomoなどのオンラインでは名義変更ができません。


来店予約の方法はこちら!
名義変更手数料がかかる場合がある
ドコモで名義変更する際に、名義変更手数料として2,200円かかる場合があります。
名義変更手数料が発生するパターンと発生しないパターンは以下の通りです。
名義変更手数料が発生する | 名義変更手数料が発生しない |
家族間以外の名義変更 | 家族間の名義変更 |
手数料がかからないのは親から子供など三親等以内の家族に名義変更する時だけで、家族ではない人に名義変更する場合は必ず名義変更手数料がかかります。


ファミリー割引 | 料金・割引 | NTTドコモ(nttdocomo.co.jp)
なお、三親等以内でも名義を譲り渡す方と譲り受ける方の姓と住所がどちらも異なる場合は、家族であることを証明できる戸籍謄本などの用意が必要です。

支払いはそのままでドコモの名義変更をするには条件あり
支払いはそのままで名義変更だけしたい方もいると思います。
現在の支払い方法によっては、支払いをそのまま引き継ぐことも可能です。
条件は、現在の支払い方法が一括請求グループとしてまとめて口座から引き落とされていることです。
この場合、名義変更時に改めて「一括請求グループに追加」手続きをすれば支払いはそのままで名義変更できます。
手続きに必要なものは以下の通りです。
- 一括請求グループ代表契約者様の本人確認書類(コピー可)
- 名義変更後の契約者の本人確認書類(コピー不可)
- ファミリーグループ代表者の同意(同意書または、店舗スタッフからの直接電話確認)

利用料金や残債の支払いは翌月から変更後の名義人に請求される
名義変更が適用されるのは手続きをした月の翌月からですが、ケータイの利用料金や端末の残債の支払いについても翌月からは変更後の名義人が支払うことになります。

引き継がれるものと引き継がれないものがある
ドコモで名義変更すると、そのまま引き継がれるものと引き継ぎができないものがあります。
引き継がれるもの | 引き継がれないもの |
・携帯電話など機種本体
・ネットワーク暗証番号(留守番電話サービスや転送電話サービスなど) ・ネットワークサービス ・一定額到達通知サービス ・継続利用期間 |
・dポイントクラブ
・dポイント ・dアカウント ・マイメニュー ※ ・ケータイデータお預かりサービス ※ ・メールアドレス ※ ・ドコモクラウド ※ ・ゆうゆうコール ※ ・オプションパック割引 ・料金明細サービス ・mopera U
|
※ 家族間の名義変更で利用者が変わらない場合は引き継がれる


また、メールアドレスも基本は引き継がれずランダムな英数字の組み合わせになりますが、家族間の名義変更で利用者が変わらない場合に限りそのまま引き継がれます。


名義変更後に、それまで使っていたメールアドレスを再度取得することは可能です。
ですが、簡単なメールアドレスだと他のユーザーに取られてしまう可能性があります。
名義変更が終わったら、早めにメールアドレスの変更手続きを参考に元のアドレスを取得しましょう。
ドコモ光のペア回線はドコモ光の契約も同一名義に変更する必要がある
名義変更する電話番号がドコモ光のペア回線の場合、ドコモ光の契約も同一名義に変更する必要があります。
その際に、ドコモ光の名義変更手数料として2,200円が別途かかる点には注意が必要です。

また、名義変更時点までに支払っていない工事費の残債なども含む料金もすべて変更後の名義人に引き継がれます。
名義変更する電話番号がドコモ光のペア回線になっていないかどうかについても、忘れずにチェックしておきましょう。
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まとめ
はこの記事では、ドコモにおける名義変更の以下の点について主に解説しました。
- 名義変更が必要なパターン
- 名義変更手続きができる場所
- 名義変更する際に必要なもの
- 名義変更する際の注意点
ドコモの名義変更はMy docomoなどのオンラインでは手続きできないため、ドコモショップで手続きしなければいけません。
また、名義変更の際に必要なものは来店する人が誰かによって違ってきます。
支払い方法も、場合によってはひとまず変更前の名義人や他の家族の名義で設定し、名義変更が適用後に新しい名義人による支払いに変更するといった手続きが必要です。
名義変更は手続きが複雑なので、来店する前にチャットサポートやドコモインフォメーションセンターで必要な書類などを確認することをおすすめします。
また、ドコモショップに来店する際はあらかじめ来店予約をしておくと短い待ち時間で手続きできるので、ぜひ活用しましょう。
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