ドコモでスマートフォンを分割購入する際は、一部機種において「スマホおかえしプログラム」を利用することで端末の返却を条件に支払価格を抑えられます。
2~3年程度スマートフォンを使って機種変更をする場合、手元にスマホが残らなくてもOKなら、スマホおかえしプログラムを利用するのがおすすめです!
この記事では、スマホおかえしプログラムの特徴や注意点、現在別途提供中の「いつでもカエドキプログラム」との違いも合わせて解説します。
目次
ドコモではスマホおかえしプログラムを展開中!サービスの特徴は?
ドコモにおいて、スマホおかえしプログラムという独自の端末購入者向けプログラムが提供されています。
ドコモでiPhoneやAndroid端末を購入する際、選んだ機種がプログラムの対象の場合に利用できますよ。
まずはスマホおかえしプログラムの特徴について、チェックしていきましょう!
36回分割で購入・返却で最大12ヶ月分の分割代金が支払い不要になる!
ドコモのスマホおかえしプログラムは、対象となるスマートフォンを36回分割で購入する際に申し込めます。
スマホおかえしプログラムを利用すると、後日不要になった際に端末を返却することで、最大12回分の分割代金を支払い不要にできます。
ドコモでは下取りプログラムも提供していますが、下取りの場合機種変更をするときにしか利用できません。
スマホおかえしプログラムは端末を返却すると分割代金が割引になるプログラムなので、機種変更をしなくても利用可能となっています。
なお25ヶ月目以降に端末を返却した場合は、その時点から36回目の分割代金までが支払い不要となります。
返却せずに使い続けても大丈夫
スマホおかえしプログラムを申し込んで使っているスマホが気に入り、端末を返却するのが惜しい…と感じてしまうケースも想定できますよね。
スマホおかえしプログラムはあくまで「端末を返却すれば最大12回分の分割代金が支払い不要になる」というオプションであり、絶対に返却しなければいけないわけではありません。
気に入ってずっと使い続けたくなった場合は、返却しなくてもOKです。
ただし端末を返却しない場合は、しっかり最後まで分割代金を支払わなければいけないことにご注意ください。
対応する端末は2018年秋~2021年夏頃までのスマホ
スマホおかえしプログラムは、実は2022年最新のモデルだと基本的に加入できません。
現在は「いつでもカエドキプログラム」という後継のオプションが登場していることもあり、スマホおかえしプログラムに加入できるのは2018年秋~2021年夏頃の古めなスマートフォンに限られます。
例えばiPhoneの場合、スマホおかえしプログラムに加入できるのはiPhone 8やXの世代から12世代までです。
またiPhone 12の無印モデルやminiモデルは対象外となっています。
全体的に対象モデルは古めなので、家電量販店やドコモショップで在庫があった場合に利用できる…といった状態であることにご注意ください。
ドコモ回線を持っていなくても申込可能
スマホおかえしプログラムは、ドコモ回線を持っていない人でも申し込めます。
ドコモショップ等で対象のスマートフォンを本体のみで購入する際に分割購入を選び、スマホおかえしプログラムに加入すればOKです。
ドコモの取り扱いショップやオンラインショップで対象機種を買う際に申し込める
スマホおかえしプログラムは、対象端末の分割購入時に36回払いを選び、スマホおかえしプログラムへの加入を申し込めば利用できます。
ドコモショップや家電量販店、ドコモオンラインショップなど、ドコモを取り扱う販路で申し込めますよ。
例えばドコモオンラインショップだと、対象端末を購入する際に「スマホおかえしプログラム」を選んで購入すればプログラムに加入できます。
スマホおかえしプログラムの返却申込みはドコモショップや取り扱い店舗、オンラインで行える
スマホおかえしプログラムを適用している端末を返却したい時は、ドコモショップや取り扱い店舗に足を運ぶか、オンラインで手続きを行えます。
ただし一部の家電量販店などでは、返却時点で分割代金が11,000円以上残っている場合返却の手続きを行えない場合もあることにご注意ください。
またドコモオンライン手続きから返却を申し込む場合は個人名義であることが必須、返却方法は郵送に限られます。
郵送で返却する場合は申込後に返却用キットが届くので、利用して翌月末日までに返却手続きをお粉いましょう。
もしも郵送期限までに端末が返却されなかったら、違約金として分割代金最大12ヶ月分を請求されてしまいます。
注意!状態が悪いと返却できなくなったり、故障時利用料がかかったりする
スマホおかえしプログラムでは、返却時に端末の状態が悪いと22,000円の故障時利用料が発生してしまうことがあります。
画面やボタンなどが壊れてしまっていたり、電源がそもそも入らなかったりする場合は要注意です。
ただしケータイ補償サービスに加入している場合は、故障時利用料は2,200円まで抑えられますよ。
また端末が初期化されていなかったり、ネットワーク利用制限がかかっていたり、基盤が断裂して完全に壊れてしまっているなどとくに厳しい状況の場合はプログラムの利用自体を受け付けてもらえません。
いつでもカエドキプログラムと、スマホおかえしプログラムの違いは?
いつでもカエドキプログラムは、ドコモで展開中の分割購入プログラムです。
スマホおかえしプログラムと同様に端末を返却すると分割代金の一部分が支払い不要になるしくみですが、細かい部分の仕様が異なっています。
いつでもカエドキプログラムなら最新のスマホも対象
スマホおかえしプログラムは2021年夏頃までの一部のスマホが対象ですが、いつでもカエドキプログラムなら最新のiPhone 14シリーズなども対象となっています。
発売から日が浅い機種を購入する場合は、基本的にいつでもカエドキプログラムを利用することになりますよ。
いつでもカエドキプログラムは24分割、23ヶ月目の返却で24回目の残債が支払い不要になる
いつでもカエドキプログラムでは端末を24回の分割払いで購入し、23ヶ月目に端末を返却すれば高額に設定されている24回目の分割代金を支払い不要にできるしくみです。
例えばiPhone 14・128GBをいつでもカエドキプログラムで購入する場合は3,030円×23ヶ月(合計69,690円)の支払い後、23ヶ月目の返却で24回目の分割代金69,240円が支払い不要となります。
23ヶ月目に返却を行わなかった場合は24回目の分割代金がさらに24分割されて請求されるので、合計4年間かけて全額を支払っていくことになりますよ。(残債をまとめて支払うことも可能)
なお24ヶ月目以降に端末を返却することもできますが、返却した時点から47回目までの分割代金が支払い不要となります。
いつでもカエドキプログラムなら、2年以内の返却で早期利用特典がある
いつでもカエドキプログラムを利用して分割購入した端末は、23ヶ月目までに返却した場合「早期利用特典」が適用されるので、翌月から23ヶ月目までの支払額をさらに抑えられますよ。
以上の通り、さらに豊富なラインナップをスマホおかえしプログラムより便利に利用できるようになったのがいつでもカエドキプログラムです。
もっと詳しく知りたい方はこちら!
スマホおかえしプログラムはどんな人におすすめ?申し込むべき?
スマホおかえしプログラムは、以下の条件に当てはまる方におすすめです。
- ドコモで、2018~2021年頃の対象スマホを購入予定
- 分割で支払いつつ、不要になったら返却して支払代金を安く抑えたい
- スマートフォンの取り扱いは丁寧に行える
スマホおかえしプログラムは最新の端末だと対象外なので、少し古い機種を買う人におすすめとなります。
また端末を分割で支払う予定で、2年後などに返却しても問題ないのでとにかく支払額を抑えたい場合に最適ですよ。
スマホおかえしプログラムでは、端末の状態が悪いと別途費用がかかったり返却自体を受け付けてもらえなくなったりします。
保護フィルムやケースなどを使って、壊れないよう大事にスマホを使えることもスマホおかえしプログラム利用にあたっての必須条件になりますよ。
スマホおかえしプログラムのよくある質問に回答!
スマホおかえしプログラムにおける、よくある質問へ回答します。
下取りプログラムと併用できる?
下取りプログラムとスマホおかえしプログラムは、問題なく併用可能です。
今使っているスマホを下取りに出しつつスマホおかえしプログラムに加入すれば、端末の支払額をより安く抑えられますよ。
ahamoユーザーの機種変更やドコモ未契約者の白ロム購入でもスマホおかえしプログラムは使えるの?
ahamoユーザーはドコモオンラインショップで機種変更が可能ですし、ドコモを契約していない方もドコモオンラインショップでは端末のみの購入(白ロム購入)が可能です。
ahamoユーザーや白ロム購入の方も、スマホおかえしプログラムやいつでもカエドキプログラムを利用できます。
利用してお得にスマホを使いたい場合は、端末購入時にプログラムへの申し込みを行ってみてください。
2年後に返却したくない!使い続けるデメリットはある?
手持ちのスマホをずっと使い続けたい場合は、そもそも無理に返却せず使い続けることが可能です。
返却しない場合は本来支払い不要になる最大12回分の分割代金を支払う必要はありますが、返却自体は義務ではありません。
本来の分割代金をそのまま払うだけなので、とくに使い続けることにした場合のデメリットはないと考えられます。
他社へ乗り換えてからもスマホおかえしプログラムを使える?
端末の分割代金は、ドコモから他社へ乗り換えても引き続き支払えます。
スマホおかえしプログラムも、ドコモ解約後でも問題なく利用可能です。
とくにドコモでの機種変更や回線契約の継続などは条件に含まれていないので、ご安心ください。
まとめ
今回は、ドコモのスマホおかえしプログラムについて解説しました。
スマホおかえしプログラムは、36回払いで購入したスマートフォンを返却することで最大12回分の分割代金を支払い不要にできるのが特徴です。
2018年~2021年頃のスマホが対象となっているので、購入したい機種が対象だった場合は申し込んでみてください。
最新のスマホは、「いつでもカエドキプログラム」を利用して分割代金を抑えられますよ。